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清閑 PERSONAL DIARY

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2022.11.8(火) 今年は10月4日から

5月を初夏と考えれば、夏は5、6、7月で、秋は8、9、10月となる。その、いまだ秋も深まる前の10月3日に右手薬指にアカギレが切れた。「昨冬は、アカギレを覆うバンドエイドに数万円を費やした」とこの日記に書いたのは、その翌日10月4日のことだった。アカギレはその後も僕の手指のどこかに存在し続け、今に至っている。

数日前には右手親指の、爪と肉の間に隙間が生じて赤い肉が見えていた。これもまたアカギレの一種だろう。

指先のアカギレには岡山の、今はもう商売をやめてしまった会社の軟膏「ハクシン」を、楊枝の先で埋め込む。その部分を、僕の長年の経験により絶妙に切り縮めたバンドエイド「キズパワーパッド」で覆う。それを更に、今度は通常の長さのキズパワーパッドで巻いて、剥がれ止めとする。

この秋、はじめて切れたアカギレは前述のとおり右手薬指ではあったけれど、多く切れるのは右手の親指と人差し指、そして左手の親指である。多分それは、使う頻度によるものと思う。

裏玄関の奥に小さな倉庫というか、コンクリートの隙間がある。そこに備蓄したキズパワーパッドを先日、しらべた。指先用のものは、12枚入りが18箱あった。しかしかかとのための大判は、10枚入りが3箱に減っていた。残りが1箱になったら、また注文をしようと思う。


朝飯 榎茸と菠薐草のおひたし、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、じゃがいもとシメジの素揚げ味噌和え、納豆、蕪と胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 刺身湯波、じゃがいもとシメジの素揚げ味噌和え、榎茸と菠薐草のおひたし、鶏肉と長葱の照り焼き、蕪と胡瓜のぬか漬け、薩摩芋の甘煮、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)


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2022.11.7(月) その日で良かった

「まだかな」
「もうそろそろのはずだ」
「主催者にメールで問い合わせてみようか」
と、この季節になると、気になる封書がある。それが本日、ようよう届いたから、即、開封する。「阪納誠一メモリアル走行会」の案内である。

それは毎年、大晦日が迫るころにツインリンクもてぎ改めモビリティリゾートもてぎの西コースを解放して行われる。参加できる車両は以下の通り。

・第二次世界大戦前のヴィンテージカー
・第二次世界大戦後のスポーツカー
・1950から60年代のナンバー付きのクルマ
・1950から60年代のフォーミュラーカーを除くレースカー

そして昨年からはここに、30歳くらいまでの人の所有する2000年までのクルマも加えられた。日本の多くの組織の持つ問題、つまり若い人の参入がほとんど無いことへの対策である。

A4に2葉の説明にザッと目を通してから、卓上の電話のボタンを押す。そしてEB-Engineeringのタシロジュンイチさんに今年の日程を伝え、クルマの整備を依頼する。

昨年の走行会においては、特に修理を必要とするところは見あたらなかった。それを質すと「強いて言えばタイヤですかね」とタシロさんは答えた。

西コースの距離は1,490.361メートル。僕はそれを1分少々で周回する。パドックにクルマを並べ、お茶を飲み、談笑に費やす時間がほとんど、という社交派もいるけれど、僕は生来の貧乏性により、与えられる130分間のほとんどはコース上にいる。1日の走行距離は100キロを軽く越えるだろう。それでもタイヤは、今年くらいは保ちそうである。

それにしても、開催日が12月29日で良かった。これが30日となると、当日は「日光の美味七選」の出荷日に当たり、荷作りを手伝う僕は外へ出られないのだ。


朝飯 トマトサラダ、焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 うどんのペペロンチーノ風
晩飯 3種のチーズトマトとレタスのサラダ3種のたまり漬カレーライス、Old Parr(お湯割り)、「ちもと」の「八雲もち」と「久埜」の大福、TIO PEPE


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2022.11.6(日) すこしずつ変える

今年の恵比須講は今月13日。当日は家の中で小さなお祭をする。尾頭付きの鯛一対は先日、長男に注文をしてもらった。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の床の間には、この恵比寿講に時期を合わせて、先月の13日より谷文晁の「福神恵比寿の図」を掛けてきた。しかしこれは今日までとし、次は柏木弘の”UNTITLED 08-III”を飾るべく、これと、更にその次の、高森碎巌の「巌松之図」を小脇に抱えて隠居へ行く。このときの時刻は12時40分。

今日の隠居は朝から賑わって、昼のご予約は11時からの3組様。そのお客様がいまだいらっしゃるものと考え、勝手口から静かに上がる。案に相違して、すべてのお客様は既にしてお帰りになっていた。よって即、恵比寿の軸をおろし、前述の”UNTITLED…”を掛ける。座敷には南からの日しが燦々と差しているから、陰影礼賛というわけにはいかない。

午後はいつも通り15時30分に道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ出かけ、明日の納品数を決める。そして16時30分からは店に立つ。

明日は孫のリコの誕生日。本人の希望する夕食はピザとカレーライス。その両者を共に食べるのかいかがなものかと、ピザは今日に前倒しすることになった。そのピザとあれこれのサラダを肴に白ワインを飲む。その夕食の最後のころのことは、眠気により、よく覚えていない。


朝飯 豚キムチ丼、豆腐と若布と長葱の味噌汁、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬
昼飯 ラーメン
晩飯 「ナッツ&ドライフルーツのたまり漬・山のにぎわい」、オールドイングランド、サラダ其の一其の二フランスパンのレバーペーストのせ謎の果物の生ハム巻ピザ其の一其の二其の三其の四其の五Chablis Billaud Simon 2018、チョコレートケーキ、Old Parr(生)


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2022.11.5(土) ワカメ

若布は築地の伏高から煮干しと共に取り寄せることが多い。僕の好む煮干しは季節により品切れを起こす。若布は夏のあいだは出荷をされない。煮干しと若布を同時に送ってもらおうとすれば、1年のあいだにたびたび空白が生じる。そういう次第にて、ここしばらくは若布を欠く生活が続いていた。

海草、甲殻類や貝類、きのこ、魚や鳥獣の内臓が好きだ。これらに共通するのは食感の良さ、あるいは食感の多様性である。とにかく若布のない生活は、どこか物足りない。そういうときに、若布の注文用紙がファクシミリで送られてきた。売上げの一部が寄付になる若布で、僕はこの十数年のあいだ、これを社員の分も含めて買い続けてきた。

その若布を、今年は計算を間違えて、ひとつ多く注文してしまった。どうということはない。余分は僕が食べれば良いのだ。そして味噌汁の具は今朝も若布、である。

終業後、4階の食堂に上がる。今日は19時より町内役員会の会議がある。その前にちょっとだけ飲ませくれと、誰に対してということもないけれど思う。

ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」を陶片に盛る。猪口にドライシェリーを注ぐ。ラテンの国の男たちが夕刻にどれほどをこなすかは不明ながら、僕の今夜の量は4杯ほどだっただろうか。

町内用のノートとペンを入れた手提げを持って1階に降りる。夜の外出には、いまや帽子とウインドブレーカーが必須になっている。


朝飯 秋刀魚の梅煮、焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、納豆、煮奴、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 弁当
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、TIO PEPE、生のトマト、肉じゃがのカレー風味、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、豚キムチうどん、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)


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2022.11.4(金) ナガネギ

納豆は、薬味を伴うと美味さが倍加する。納豆の薬味としてもっとも好きなのは大根おろしかも知れない。しかし実際には玉葱を使うことが多い。長葱は、直売所では大抵、数本単位で売られている。しかしこれを使い切るのはなかなか大変だ。一方、玉葱は長く保つ。保存容器に収めて冷蔵庫へ入れておけば、何週間でも使える。週のうち3日は朝食を自炊する僕にとっては、長葱より玉葱の方が使い勝手が良いのだ。

とはいえ長葱の欲しくなることもある。そういうときにたまたまご近所から家庭菜園の長葱をいただいた。太くて立派なものである。しかも結構な量がある。これをどしどし食べる手はないかと考えながら、油で焼いてたまりに漬けることを思いついた。

そういう次第にて、昼にラーメンを煮ながら、そのかたわらにフライパンを用意する。そしてサラダオイルを熱し、適当な長さに切ってふたつ割りにした長葱を弱火で焼く。熱が通ったらそれを保存容器に移し、上から「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」をかけ回す。これで朝のおかず兼夜の肴の準備は完了である。

夜、その長葱のたまり浅漬けを早速、皿に載せる。今ある分を食べ終えたら、すぐに次の分を作ろうと思う。


朝飯 小松菜のおひたし、秋刀魚の梅煮、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、温泉玉子、柴漬け、大根のたまり漬、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 めかぶの酢の物、秋刀魚の梅煮、焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、らっきょうのたまり漬、春雨サラダ焼き餃子、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)


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2022.11.3(木) 柿の収穫

庭の渋柿を収穫すると隠居係のタカハシリツコさんに朝礼で聞いたため、午前の早い時間に隠居へ行く。これまでは鳥に食べられるままにしていた柿である。柿はすべて収穫され、食用アルコールをまぶされて、ひとつずつプラスティック袋に収められていた。

事務室に戻ると机の上に、僕への連絡用紙が置かれてあった。そこにある名前は、新型コロナウイルスが出現するまでは毎年、年にいちどは来てくださっていた運転手さんのものだった。添えられた番号に電話をすると、懐かしい静岡訛りが聞こえてきた。

10時30分から11時のあいだに道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に立ち寄る、そこで上澤梅太郎商店の「おうちたまてばこ」12個を買う、それだけの量を買っても売りきれないだけの在庫を置いておくべし、というのが、その運転手さんの要望だった。

頃合いを見計らって新規の「おうちたまてばこ」を道の駅へ運ぶ。そして戻ってくると、それらしきバスは果たして道の駅ではなく上澤梅太郎商店の駐車場に駐まっていた。観光バスに予定の変更はつきものである。事務室には既に、運転手さんから僕への土産のお茶が届けられていた。

「いただきっぱなしはいけない」と「なめこのたまり炊」1本を買ってバスに近づく。運転席の懐かしい顔にそれをお渡しすると、またまたお茶をいただいてしまった。運転手さんは、お茶の農家でもあるのだ。

そんなこんなで文化の日の繁忙が過ぎていく。先月31日の日記の繰り返しになるけれど、元気で仕事のできることが、つくづく有り難い。


朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、納豆、冷や奴、トマトとレタスとツナのサラダ、めんたいこ、柴漬け、大根のたまり漬、らっきょうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 弁当
晩飯 酒肴あれこれ肉じゃが、メシ、豆腐となめこの味噌汁、胡麻焼酎「紅乙女」(生)


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2022.11.2(水) おなじ本

目を覚ましてしばらくは、闇の中で静かにしている。きのうは手にメンソレータムを塗り、手袋をして寝た。その手袋はいつの間にか脱げて、布団の中で行方不明になっている、枕頭のiPhoneに手を触れると時刻は3時04分。即、起きて着替えて顔を洗う。

目覚めが2時台であれば「流石に早すぎるだろ」と、何とか二度寝に持ち込もうとする。4時台の目覚めは当たり前。5時台になると、残された朝の時間の少なさに落胆する。僕にとっては3時台の起床がもっとも「得した感」が強い。洗面所から食堂にて、南東と南西に面した窓のカーテンを上げる。

外を行くクルマの音、冷蔵庫の製氷機がかすかに立てる音、それ以外はなにも聞こえない。僕は、ほぼ年中無休で仕事をしている。仕事中は対人、対人、また対人である。一方、個人としては、ひとりでいたい気持ちが強い。精神の均衡を保つには、無音の時間が必要なのだ。

きのうのうちに書けているおとといの日記を公開する。きのうの日記も書けてしまった。それでも空は、いまだ夜の色を保っている。食器棚の抽出からLEDの卓上スタンドを取り出す。そしてその灯りに助けられながら、先月18日から読み始めた本を読む。

朝の空は、晴れているときのそれがもっとも美しい。朝に早く起きる理由の第一は、ひとりの時間を持つため。第二は朝の空を愛でるため、のような気がする。

日中、朝に読んでいたものとおなじ本を親戚のひとりへ送るべく、amazonに発注する。


朝飯 ウインナーソーセージと菠薐草のソテーを添えた目玉焼き、炒り豆腐、茄子の味噌炒り、納豆、柴漬け、大根のたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「醍醐」の巻き鮨
晩飯 トマトとベビーリーフとツナのサラダパン其の一パン其の二と三親戚からもらったレバーペースト鶏ときのこの玉子とじTIO PEPEマスカルポーネの林檎の煮汁掛け、Old Parr(生)


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2022.11.1(火) 来年のカレンダー

ここ10年ほどのことと思うが、11日1日には、決まっておなじ文面のメールマガジンを配信してきた。表題は「来年のカレンダー同梱希望のお客様へ」。内容は以下の通り。

……
業務日報をコンピュータで付けるようになった1992年から手帳を離れ、現在は「手帳つかわない歴※年」の上澤卓哉です。しかしカレンダーは、やはり必要です。鬼が笑うかも知れませんが、自分の机の左手に、来年のカレンダーを提げてみました。(画像へのリンク)
上澤梅太郎商店のカレンダーは、B4サイズで、昔ながらの、ありきたりのデザインのものです。ただそれだけに…

・予定を書き込むには最適です。
・「大安」「先勝」などの六曜や旧暦、日本の伝統行事を知ることができます。
・筒のように丸めて、またはコピーして持ち運べば、直近の日程管理に便利です。

ご入り用のお客様は、ご注文の際【通信欄】に「カレンダー希望」とお書きください。在庫の続く限り、商品に同梱いたします。

ご注文は以下から、お願いいたします。(商品一覧へのリンク)
……

このメールマガジンを今年も配信すべく、予定に入れていた。ところが今秋は10月末に別のメールマガジンも予定されていて、五月雨式のお届けもいかがなものか、ということになった。そういう次第にて、上記のご案内は文章を変えて、10月28日に配信の「晩秋の日光をたのしむセットのお知らせ」に納められた。

このメールマガジンを購読されていない方へも、カレンダーのお届けは可能である。表題を「来年のカレンダー同梱希望のお客様へ」としているのは、商品を注文されないまま「カレンダー希望」などとメールを送ってくる方がいらっしゃるからだ。ご注文は以下より、重ねてお願い申し上げます。
https://www.tamarizuke.co.jp/c/item


朝飯 舞茸の天ぷら、納豆、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、炒り豆腐、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬
晩飯 「和光」のお通しの菠薐草の胡麻和えつぶ貝の刺身、イカ納豆、鳥皮焼き牛筋煮、麦焼酎「吉四六」(お湯割り)


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2022.10.31(月) 命みじかし

睡眠という、なかば死んだ状態から明確な境目を意識しないまま、気づくと目を覚ましていた。方向としては逆になるけれど、死ぬときも、こんな風に逝けたらなぁと、漠然と考えつつ服を着る。

おじいちゃんの享年は72歳。今の僕からすれば6年後の年齢である。「明治 申年」と検索すると、おじいちゃんの生年は明治41年すなわち1908年と知れた。中学校から高等学校に上がる春休みに、おじいちゃんと太宰府に旅行をした。その1972年から1908年を引けば64歳。そのときのおじいちゃんはもちろん元気だった。しかしそれから亡くなるまでの8年間で、坂道を転がるようにして衰えた。糖尿の持病があった。医者の言うことは聞かなかった。節制のできる性格ではなかった。そうであれば、72歳での死も不思議ではない。

オヤジの享年は75歳。これも平均寿命からすればいささか早い。オヤジの最後の1年は元気がなかった。多分、体力の漸減に伴って気力も弱っていったのだろう。好きだった旅行は、最後の1年間はまったく無し。一時は毎日のように出かけた夜遊びも、ほとんどしなくなっていたのではなかったか。オヤジの寿命を縮めた一番の理由は明らかに、タバコ、である。

「この中でいちばん長生きをするのはウワサワだ」と、ある年の同窓会でサカイマサキ君は言った。その根拠として、規則正しい生活とまともな食生活を、彼は上げた。そのサカイ君も、今はもう亡い。

元気に仕事ができることは有り難い。死ぬまで仕事をしたがる人もいる。しかし残念ながら、僕はそちらの派ではない。そろそろ遊んで暮らしてぇな、と思う。


朝飯 秋刀魚の梅煮、納豆、冷や奴、炒り豆腐、胡瓜と蕪のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、若布と油揚の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 刺身湯波、茄子の味噌炒り、鮭の「日光味噌」漬け焼き、柿と菠薐草の白和え、めんたいこ、蕪と胡瓜のぬか漬け、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2022.10.30(日) 柴折り戸を押す

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は本日、開店の8時30分から10名のお客様。そのうちの3名様は、1959年に早世した叔父三郎の同級生と、そのご友人ご家族。4名様は、自由学園男子部の先輩とご友人の各ご家族。そういう次第にて、時間を見計らって隠居の柴折り戸を押す。

叔父三郎の同級生を名乗るお客様は、予約時からその旨を承っていたため、むかしの写真帳をご用意しておいた。いまだお食事中により、その写真帳は、ご挨拶をしつつテーブルの端に置かせていただいた。

先輩のご一行に甘味をお出ししたとの電話連絡を受け、ふたたび隠居へ戻る。食後の蔵見学を希望されていたためだ。その道すがら、先ほど写真帳を置かせていただいたお客様と、路上で遭遇する。お客様は何と、今市高等学校の記念写真において、叔父の隣に写っていたという。67年前の写真である。気の効かない僕が、今日に限っては気を効かせることができて良かった。

ちょうど他のお客様の途切れた時間帯にて、先輩方4名様には、席に着いていただいたまま、上澤梅太郎商店の漬物作りにつきご説明をする。蔵見学のための写真帳には、おばあちゃんの三姉妹も写っている。それをご覧に入れながら、オヤジが自由学園に入学した経緯などについてもお話しをすることができて良かった。

蔵見学において、メガネをおかけの方は、つい先日までは、低温熟成庫をお出になると同時にメガネが曇った。しかし秋も半ばに達した現在においては、その現象は、もう起きない。

予想のとおり、今日の売上げは今月の最高を記録した。次の週末は、より忙しくなると思う。


朝飯 秋刀魚の梅煮、炒り豆腐、納豆、めかぶの酢の物、柴漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、油揚げと若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとベビーリーフとクレソンのサラダエリンギと菠薐草のソテーを添えたビーフステーキGrand Vin de Leoville 1984アイスクリームの林檎ソースがけ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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