朝3時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、会社の patio にアップする。数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
日光の山が、雲間からの朝日を受けて光っている。ネパールのポカラ村から見上げた双耳峰マチャプチャレを思い出す。
朝飯は、タマネギとワカメのカツオブシかけ、茹でたブロッコリー、納豆、タカナの漬物、カマスの干物、メシ、豆腐とワカメと長ネギの味噌汁。
こういう朝飯を作りながら、自らはフレンチトーストを食いカフェオレを飲むanne@家内の脳の構造が、どうにも理解できない。
デスクトップのフォルダを漁っていると、キャッシュカードのgifイメイジが9個も出てくる。何ヶ月か前に、クロネコ@ペイメント から拾ってきたものだったことに気づく。
どのようにして使おうかとしばし考える。ペイジを重くはしたくないため、オンラインショップのカード名 から 画像へリンクを張ることにする。
ギフトの出荷が、いよいよ忙しくなってくる。ウチでは出来たて食べごろの品物を毎日お送りする。商品の作り置きはしない。包装部門から発送部門に、何度も製品が追加して運ばれる。
昨夜、NHKの9時のニュースを見ながら家内と 「皇太子妃の出産に関する報道の有無」 について賭をした。無い方に1万円を賭けた僕が負けた。
というわけで、今夜は家内がその1万円にて、ウナギをごちそうしてくれることになる。「魚登久」 へ行く。
「清開」 の燗酒2合とイカの塩辛、生牡蠣、キモ焼き。ここの 「うざく」 は大変に美味い。
僕は 土瓶蒸しにはそれほどの興味を持たないため、中身の鶏肉をひとつだけ食べる。
メシについては、次男@5歳の 「子供うな丼」 の半分と、家内の 「上うな丼」 の 一部を分けてもらい、これにて満足をする。
帰宅し、沖縄の古酒をぐい呑みに1杯飲んで、9時30分に就寝する。
朝4時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなす。nifterm を回し、注文を会社の patio にアップする。
eメイルをダウンロードする。ウイルス "W32/Badtrans" を載せたものが、相変わらずボロボロとメイルボックスに落ちてくる。
尻に ne.jp を持つeメイルアドレスからも、ウイルスメイルが届く。ウェブペイジを特定して訪ねてみると、そのトップでウイルスへの警告や対策を諄々と述べている。こういうところまでが、ウイルスに冒されている。
朝飯は、ツナとキャベツのサラダ、ジャコと大根おろし、納豆、めんたいこ、タカナの漬物、メシ、ユキナとサトイモの味噌汁
12月1日から5日までの各日、および12月初め、12月上旬に出荷すべき期日指定のギフト伝票を、それぞれの箱に区分けして現場へ運ぶ。
「12月初め」 の指定出荷伝票が、箱からあふれている。
こういう箱は、いくら荷造りをしても伝票の数が減っていかないように見える。現場ではこれを、食っても食っても麺が丼の底から湧いてくるところに引っかけて 「サッポロラーメン大盛り」 と呼ぶ。
明日から、ギフトの納期は徐々に延びていくだろう。
ユズを絞ったカブとキュウリの浅漬けと千枚漬けにて、紅乙女のオンザロックスを飲む。
湯豆腐を食べる。湯豆腐を食べるたびに、この何の変哲もないものが、どうしてこれほど美味いのだろうかと感心をする。
9時30分に就寝する。
朝5時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。
知り合いと未知の人からそれぞれ1通ずつ、ウイルスメイルが届く。知り合いには 「君はどうも感染しているようだから気をつけるように」 と、eメイルにて知らせる。
朝飯は、めんたいこ、塩鮭、納豆、温泉玉子、ソーセージとピーマンの油炒め、タカナの漬物、メシ、湯波とダイコンの味噌汁。
成文社印刷から、新しい 「今市タウンマップ」 が届く。
これは、まちなかで食事がしたい、薬が買いたい、お酒が買いたいなどという顧客へのサーヴィスとして店頭に置く地図で、商工会議所も欲しがるスグレモノだ。
今回のこの地図の瑕僅は、最終校正の直後に、ひとつの銀行が破綻し、商店街からふたつの店舗が消えたことだろうか。
印刷物は常に、完成した瞬間から古くなる。
成文社印刷に、パンフレットの最終校正を渡す。シールやレッテルを注文している別の印刷会社に電話をし、瓶詰のレッテルを改定する件につき、打ち合わせの日時を伝える。
晩飯は、ニンニクとベイジルのスパゲティ、カマンベールチーズのオムレツ、トマトとイタリアンパセリのサラダ、骨付きブタのポトフ。
バキュバンで保存をしておいた "Bourgogne Rouge Posanges 1988" を飲む。
入浴後、アサヒスーパードライを500cc飲み、9時に就寝する。
朝3時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、会社の patio にアップする。数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
6時45分ころ、外で大きな音がする。大型トラックがヒューム管でも落としたのかと思い、シャッターを開けて外に出る。30メートルほど離れた 春日町交差点 方面を見ると、ワゴン車が横転している。
事務室へ戻り110番へ電話をする。事故の場所と様子を伝え、救急車の手配を頼む。
相手が 「けが人の状況はどうか?」 と訊く。「いまだ近くへは行っていないが、なにしろ横転事故なので、けが人は必ずいるはずだ」 と伝える。
相手は僕に 「けが人の状況を確認して、救急車はそちらで手配してくれ」 と言う。僕を信用してのことだろうが、見ず知らずの人間に、そのように重要な仕事を託してもよいものだろうか?
この交差点では、つい2週間ほど前にひき逃げ死亡事故が起きたばかりだ。犯人はいまだ見つかってはいない。遺族の備えた白い菊が置かれているその場所に、今朝はワゴン車が横になっている。
屋根のキズからして、ただの横転ではなく、完全に一回転以上はしたのだろう。
もう1台のクルマも走行不能になって、交差点の中に停まっている。
事故の最も大きな原因は、早朝に宇都宮方面から上がる朝日に幻惑されての視界不良 ではないだろうか。ここでは信号機の色さえ、ある時間には確かめることができない。
誰かが通報をしたのだろうか、救急車が到着する。幸いにも、けが人はいなかった。
朝飯は、千枚漬け、シシャモ、納豆、湯波とミズナの炊きもの、大根おろし、メシ、揚げ湯波と長ネギの味噌汁。
昨夜から今朝にかけて、参加しているメイリングリストのメンバー複数から、ウイルスらしきものを載せたメイルがいくつも送られてきている。早速、外注SEのカトーノさん に事情を伝える。
つごうの良いことに、今日はカトーノさんにとって休日の火曜日だ。カトーノさんは昼過ぎに駆けつけてくれた。
遅ればせながら "PLUG CITY" にて、たった1本だけ在庫のあった "Norton SystemWorks 2002" を買って戻る。それを カトーノさんが、僕のThinkPad s30にインストールする。
果たして Becky! には、僕が捨てずに保存して置いたウイルスメイルの数だけ "W32/Badtrans" が見つかった。
ウイルスを慎重に扱いつつ、自分あてにウイルスメイルを送ってみる。"Norton SystemWorks 2002" がウイルスを削除した上で、僕のアドレスにそのメイルを届けることを確認する。
これからは、僕が送付するすべてのメイルについても、このソフトがウイルスチェックを行うことになる。
"Norton SystemWorks 2002" の導入と平行して、カトーノさんは社員サイトウエリコさんのThinkPad1124に、モバイル通信用のカードを設定する。動作試験は、サイトウエリコさんが自ら行う。
カトーノさんは、夕刻5時45分に帰った。自分の運営する patio に、6通の返信を書く。
7時30分から、第102回 本酒会 の会場 「やぶ定」 へ行く。今日の出席者はそれほど多くないため、会の進行も早い。
9本のお酒を飲んで、僕の好みに最も合ったのが
3時前に起床する。
オンラインショップ での支払い方法に銀行振り込みを加えてから、数ヶ月が経つ。ところが昨日、「お届けまでのながれ」 にはいまだ 「代引き着払い」 と 「クレジットカード決済」 しか掲載していないことに、遅ればせながら気がついた。
3時から 「銀行振り込み」 のペイジを作り、その周辺も整備する。
"What's New" と "Last Updated" の日付を更新する。4時に作業を終える。
オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書く。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。昨日の日記を作成する。
朝飯は、千枚漬け、湯波とミブナの炊きもの、納豆、塩鮭、めんたいこ、メシ、つくねとミツバの味噌汁。
卓上にはイチゴもあるが、僕は果物をほとんと食べない。
閉店後、店舗にて 簡単なコンピュータ教室を行う。
1.顧客検索
これは、ご来店になったリピーターの手をわずらわせずに発送伝票の作成を行うためのもので、数万件のデイタから特定のお客様を1秒で検索するシステムだ。
2.住所検索
これは、市町村名や字名の一部が欠落した送り先をお持ちになったお客様に、完全な住所をお知らせするシステムだ。全国に20万ちかくある地名から、特定の1個所を1秒で検索することができる。
上記のふたつは、僕が マイツール で自作をした。
3.電話番号による住所検索
これは、電話番号から住所を特定するもので、お送り先の多いお客様の発送伝票作成には、とても便利なアプリケイションだ。これのみが既製のソフトとなる。
コンピュータ教室は簡単に終わった。6時15分に会社を出て、焼肉の大昌園へ行く。
オバサンに 「大変でしょ?」 と訊くと、「遊んでるようなもんだよー」 と、大いにぼやく。
「田苑」 のオンザロックスを飲みながら、レヴァ刺し、モヤシナムル、オイキムチ、カルビ、コブクロ、ミノ、ホルモン を食べる。締めはテグタンラーメン。
8時30分に就寝する。
0時30分に一度目を覚ます。その後、ふたたび眠るが、気分の悪い夢を見る。
ゆるい坂道を下っている。道はやがて斜度を増して階段になる。階段は下りるうちに幅を極端に狭くし、段差は逆に大きくなっていく。僕は崖にへばりついているような格好で、身動きが取れなくなった。
「墜ちたら死ぬ!」 というところで、夢を終わらせるために自ら目を覚ます。
眠るとまた、夢を見る。朝、仕込み蔵を歩いていて、今日が高島屋のイヴェントに出発する日だったことに気づく。しかし準備は何もしていない。この窮地をどう乗り切ろうかと、忙しく頭を動かしている。
10年前までは11月から12月の繁忙期に、このような悪夢を毎晩、見続けたものだ。最近の悪夢は珍しい。
5時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。昨日の日記を書き、サーヴァーに転送する。
朝飯は、塩鮭、タカナの漬物、昆布と野菜の佃煮、ジャコ、めんたいこのお茶漬け。
これからの5週間は、到着日指定、到着時間指定の地方発送が急増する。納期の間違いは許されない。出荷日ごとに発送伝票を仕分けし、現場へ運ぶ。
日中は、事務室、店舗、駐車場、製造現場、包装現場を行ったり来たりする。自分が運営する patio に10通の返信を書く。
晩飯は、千枚漬け、タコとキュウリとトマトのマリネ と ちゃんこ鍋。肉団子は、豚と鶏の挽肉に、ニンニクのたまり漬とショウガのたまり漬、ニンジン、すりごまが混ぜ込んである。
豆腐と肉団子を島トウガラシにて食べ、泡盛を飲む。
むかし、東京の大衆酒場には、泡盛を置く店が多かったという。そういえば大宮駅東口の 「いづみや」 という強烈に僕好みの飲み屋では、今でもメニュに泡盛を載せている。
焼酎以外に泡盛をラインナップするとは、どのような理由によるものだろうか。
9時に就寝する。
朝4時30分に起床する。
オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。昨日の日記を書く。
空は晴れた。週末の天気が晴れになると、それだけでホッとする。
朝飯は、金長のカツ丼、お麩とコマツナの味噌汁。
カツ丼は昨夜、金長で 「カツ丼かカキフライか」 と訊かれてカツ丼に手を挙げながら、自身では何を頼んだか忘れてしまい、かつ、酒を飲むのに一生懸命で、締めの食べ物にまで意識のまわらなかったポンツクの置きみやげだ。
日中、佐川急便によって、2枚のCD が届けられた。
午前0時30分に目が覚める。1時30分まで新聞を読む。僕はいつも腹這いで新聞を眺めるため、どうしても紙面の下にある書籍の宣伝に多く目が行く。1時間ほども新聞を読むというのは、僕にとっては本当に珍しいことだ。
オンラインショップ からの受注をこなし、昨日の日記を作成する。自分が運営する patio に14通の返信を書く。
朝飯は、ジャガイモとレタスのサラダ、納豆、タラコの甘辛煮、湯波とミブナのおひたし、タカナの漬物、シシャモ、メシ、揚げ湯波とミブナの味噌汁。
それにしても、揚げ湯波を入れた味噌汁が美味い。油とはなんと美味いものだろうかと、感心をする。
自社のウェブペイジ にも、ほとんど見ることのないペイジ というものはある。日中その種を次々に開いて行ったら、明らかに更新を必要としている場所 が見つかった。
あれやこれやと考えながら、1時間ほどもかかって数ペイジを更新する。
終業後、近所の洋食屋 「金長」 にて、繁忙期を前にした食事会を持つ。
メニュは 鯵のマリネ、しめ鯖、海草のサラダ、鮭の包み焼き、飯蛸のグラタン。
この後に大盛りの茹でソーセージが幾皿も出てくる。「そんなに食えるわけねぇだろう」 と思ったが、若い社員たちはそれをペロリと平らげてしまった。
昨年暮の売り上げとギフトの納期を日別にグラフ化したもの、また来年の社員研修予定を配り、少々の説明と質疑応答をする。
金長から、締めはカツ丼かカキフライだと言われる。
あらゆる丼ものの中ではカツ丼を最も好み、かつカキフライも好きな僕は、大いに迷う。結局、血中の脂肪分をあまり増やしたくないという理由から、カキフライを選ぶ。
長々とした宴会は、僕の趣味ではない。8時に席を立ち、社員たちには8時30分までに退店をするよう伝え、外へ出る。
帰宅すると、廊下にはクリスマスの飾り付けがあった。
9時に就寝する。
朝4時30分に起床する。オンラインショップ の受注をこなし、昨日の日記を作成する。自分が運営する patio に3通の返信を書き、Becky! と nifterm を回す。
昨年、anne@家内が日本橋丸善で購入した すばらしく使いやすい箸 がある。短い催し期間にのみ売られたものらしく、その後、どうしたら買うことができるかと丸善の店員に訊いてみるが、さっぱり要領を得ない。
ところが数日前に、ひょんなきっかけから、松本市の 「トウヘンボク」 という店にてこの箸が扱われていることを耳にした。ゴッソリとまとめ買いをする僕の悪癖が出ないよう、注意をしようと考える。
朝飯は、めんたいこ、丸赤の極辛塩鮭、焼き厚揚げ豆腐、納豆、温泉玉子、メシ、タマネギと豚肉とミブナの味噌汁。
日中も、オンラインショップ からのギフト申し込みが続く。
友人が 心斎橋みや竹 に注文を出したら、15分後には 「手で打ち込んだ」 受注確認書が届いたという。僕も顧客へのご注文御礼は、可能なかぎり素早く行うべく努めている。
電話や店頭受けのギフトの受注作業は、気が狂うほど忙しくはないものの、金額合計は昨年の実績を超えている。少しの工夫と決断で、需要はまだ喚起できるということだ。
晩飯前から "Bourgogne Blanc Posanges 1989" を飲む。ハチミツのような金色が、ブルゴーニュ中心部の生まれを示している。スペックは高くないが、美味いワインだ。
トマトとモツァレラチーズのサラダ、鳥もも肉のトマトソース焼き、ニンニクとパセリのスパゲティ。
8時に就寝する。
朝5時30分に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
気がつくと6時30分になっている。5時30分の起床では、朝飯前に充分な仕事時間を確保できない。
ウェブペイジ開設三周年感謝プレゼント の当選者10名には昨日、住所と電話番号、賞品の到着希望時刻を訊ねるeメイルを送付した。
午前中までに、そのうちの8名から返事が戻る。
懸賞に当選をしながら当方からの連絡に応えられず、せっかくの幸運を逃してしまう人がいる。以下が、その代表だろうか。
1.無料のメイルアドレスをとっかえひっかえ使うために、連絡不能になる人。
2.自分がメイルを送付するとき以外、メイラーを回さない人。
3.大量に購読している懸賞メルマガに混在した自分宛の当選メイルを見逃す人。
朝飯は、ジャガイモとレタスのサラダ、厚揚げ豆腐とコマツナの煮浸し、納豆、タカナの漬物、福太郎の福選めんたいこ、メシ、ダイコンとダイコン葉の味噌汁。
今月の9日、"icom" に 「icom の製品は、栃木県ではどこで買えるか?」 というメイルを送り、4日間も返事がないため、13日に 「至急、返事が欲しい」 旨のメイルを送った。
その後も反応が無いため、メイルの返事は諦め、"icom" の本社へ電話をして、必要な情報を得た経緯がある。
最初のメイルを送ってから12日後の今日になって、"icom" からメイルが届いた。
1.最初のメイルは、担当部署へ転送したものの、届かなかった。
2.次のメイルについては、事務所の移転により、しばらく確認ができなかった。
これが、通信機器を扱う一部上場企業の言い訳だ。「事務所が移転中」 なら 「顧客からの質問や要望が遮断されてもやむを得ない」 と考える神経が、理解できない。
ひとり外国のホテルで、晩飯も食べずに通信を確保するビジネスマンが少なくないことを、大企業の人間はよく知るべきだ。
晩、ナメコ、クリタケ、ムキタケ、モダシ、エノキ、豆腐、クズ揚げ湯波の鍋 に、豚肉とミブナを投入して食べる 。
紅乙女のオンザロックス を飲み進むが、腹が満ちたため、鍋の中から クリタケとムキタケのみを拾い出して食べる。
クリタケは牧野富太郎が自ら著した図鑑の中で、「味はマツタケに優る」 と、称揚しているキノコだ。
入浴後、とちぎテレビにて、"ICE BUCKS" 対 「王子製紙」 の実況中継を見る。"ICE BUCKS" は、業務の悪化した古河電工から切り離され、今はクラブティームとして存続している。
その "ICE BUCKS" が、今日は王子製紙に 5対2で快勝した。素晴らしいことだ。
10時に就寝する。
朝1時30分に起床する。これだけ早く目を覚ませば、いろいろなことができる。
オンラインショップからの受注をこなす。自分が運営する nifty の patio に、9通のレスポンスを書く。nifterm と Becky! を回す。
毎年秋に行っている 「ウェブペイジ開設○周年感謝プレゼント」 の当選者を抽選し、ショップのトップペイジ に、そのお名前を載せる。当選者の発表は本日の正午としているため、いまだサーヴァーへの転送は行わない。
朝飯は、タラコの甘辛煮、千枚漬、納豆、タカナの漬物、メシ、ブタ挽肉とワカメと長ネギの味噌汁。
味噌汁が美味い。おかずの中に動物性のタンパク質がひとつでも含まれると、それだけで少し得をした気分になる。
正午に遅れること1時間、既に書き換えておいた 「ウェブペイジ開設三周年感謝プレゼント・当選者発表」 を、サーヴァーに転送する。
「締め切り間近の懸賞」 を知らせる懸賞サイトがあることは知っているが、締め切って5日目にもかかわらず、この24時間はすごい勢いでカウンターが上がっている。多分、500アクセスは下らないだろう。
午後、カトーノさんがウチの事務室にある4台の ThinkPad や社員の個人持ちのコンピュータに、種々の設定を施しに来る。
僕がこの秋まで使っていた ThinkPad240X に置き去りにされたままの諸々を、いま使っている ThinkPad s30 に移し替える。
設定作業は、ことのほか長引いた。
10時に就寝する。
朝2時に起床する。Becky! と nifterm を回す。
anne@家内が2時30分に館内電話を鳴らす。「獅子座流星群が綺麗だから見るように」 と言う。
外へ出ると同時に、東の空に1個、白い星が流れる。数十秒後に、今度はオレンジ色の星が長い軌跡を残して消える。1分ほど後に、南東の空の流星が視野の端をかすめる。
3個の流れ星を見て義務を果たした気分になり、事務室に戻ってコンピュータのディスプレイの前に座る。
こういうときにしか熱心に星を見ないということは、世界戦のときにしかボクシングの試合を見ないということと同じだ。
オンラインショップ の受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
朝飯は、キュウリのキムチ、ジャコ、ベイコンと4種の野菜炒め、納豆、和歌山の天ぷら(さつまあげ)、メシ、お麩とワカメと長ネギの味噌汁。
昨日、ナガシマトウコさんと隠居へ行ったとき、やけに紅いモミジ があったことを思い出す。日が射してくるのを待って、もう一度、それを見に行く。
あらためて庭を見回すと、ここにはモミジが多いことに気づく。色の具合は様々で、紅いもの、オレンジ色のもの、いまだ緑のものなどが混在している。
「果たしてこれらはモミジなのだろうか、あるいはカエデなのだろうか」 と考える。
自由学園のアカギヒデヤ先生は 「最も悲しい人間とは、教養のない人間だ」 と、おっしゃった。僕は生物や植物に関しては、ひとかけらの教養も、持ちあわせてはいない。
「だったら他のことについては、教養があるのか?」 と訊ねられると、それも困る。
隠居の庭には、紅い色彩があふれていた。
夕刻、anne@家内が日本橋の高島屋から電話をよこす。「なにか食べたいものはあるか?」 と訊く。「伊勢廣の焼き鳥」 と答える。
「東京レストランガイド」 の 「料理タイプ別人気レストラン」 で 「焼き鳥・鳥料理」 を選ぶと、トップには 「伊勢廣銀座店」 が位置している。「東京レストランガイド」 にはトンチンカンな自称グルメも多いが、この店が第1位というのは、極めてまっとうな評価だ。
7時前に家内が帰宅する。村上重の千枚漬けと丸赤の昆布巻き にて、紅乙女のオンザロックスを飲む。
伊勢廣の京橋本店から自転車で高島屋地下1階へ届けられる 焼き鳥 を食べる。
9時に就寝する。
朝6時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。
朝飯は、和歌山の天ぷら(さつまあげ)、なめこのたまり漬炒り卵、納豆、ハクサイの漬物、ジャコ、メシ、肉団子とミツバの味噌汁。
店舗、駐車場、国道121号線を挟んだ向かい側の駐車場、事務室、製造現場を行ったり来たりする。
店舗は繁忙で活気に満ちているが、いかにも客単価が低い。「客数が多いだけでも良しとするべきか?」 と考えるのは、言い訳のようなものだ。
来店客の購買単価にくらべて、11月のギフト受注は、今のところ順調だ。
午後、市会議員のナガシマトウコさんが事務室に来る。ナガシマトウコさんの政策は 「我が町をホタルで満たしましょう」 という簡潔なものだ。ナガシマトウコさんはこの政策一本で、長い浪人時代を乗り切った。
ナガシマトウコさんがウチの隠居の流れについて 「あそこにはホタルがいるに違いない。ホタルがいるとすれば、餌を放す必要がある」 と言う。
僕が「ホタルの餌って、なんですか?」 と訊くと 「カワニナ」 と答える。「放す」 というからには、「カワニナ」 とは生き物なのだろう。僕はこういうことに、からっきし弱い。
ふたりで事務室を出て、蔵の裏にある隠居へ移動する。
ナガシマトウコさんは水流の縁にしゃがみこみ、黒い水底に目を凝らす。僕は横で 「ホントにいるのか、ホタルなんて?」 と思いながら、水面に映った空ばかりを見ている。
「いた」 ナガシマトウコさんが、ドロの中から黒く平たく楕円形の、長さ2Cmほどのものをつまみ上げた。指で押すと、先端ちかくの小さな穴から、芋虫のようなものが顔を出す。
「これがホタルですか?」 「そうです」
ナガシマトウコさんは、後日の 「カワニナ放流」 を約して帰っていった。
「大昌園」 のテグタンラーメンが食べたくて仕方がない。夕刻、anne@家内に大昌園行きを提案するが、却下をされる。
"Casa Lingo" へ行く。
500ccのデキャンタ が1200円で飲める 「ワインフェア」 は、いつまで続くのだろうか。
カキのサラダ、ナスのチーズ焼き、アサリとホウレンソウのスパゲティ。
自分で頼んでいて名前を忘れたピッツァ、豚スペアリブとキノコのトマト煮。
最後に リンゴのケーキ。
9時に就寝する。
7時、昨夜セットしたアラームの音で目を覚ます。
オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。
申し込みボタンを6回押したにもかかわらず、有効な発注が2件しかなされていない顧客あてに 「お申し込みは2件のみでよろしいでしょうか?」 と質問を送付する。
8時45分に甘木庵を出る。丸の内線にて、本郷三丁目から池袋へ移動する。
ホテルメトロポリタンに背を向けて、西池袋の住宅街へ踏み込む。一般家屋の隙間から、自由学園明日館の一部が姿を見せる。ここへ来るのは1972年、僕が自由学園高等科1年生のとき以来のことになる。
F.L.ライトの設計により1922年に完成した明日館は、自由学園最初期の建物だ。1997年に、国の重要文化財に指定されている。
今日はここで創立80周年の小音楽会が催される。入場券が希少と考え出席を遠慮していたが、席に余裕があることを知らされ、来ることにした。
F.L.ライトの弟子遠藤新 の設計により 1927年に完成した講堂からは、早くも弦楽器のピッチを調整し、管楽器のピストンやスライドの動きを確認する音が聞こえてくる。
ことし大規模な修復が成った 明日館の敷地に足を踏み入れる。
旧帝国ホテルと同じく 多用されている大谷石は、まだ使えるものと新しく交換されたものが、モザイク状に組み合わされている。
天井の明かり取り を見上げながら、ホールの内部に導かれる。
生徒や卒業生が創立10周年を記念して描いた 「出エジプト記」 のフレスコ画は、最高学部の生徒たちによって、塗り込められた壁の中から掘り起こされ、見事によみがえった。
幸運なことに今日まで、創立80周年の小美術工芸展も、明日館の各教室にて催されていた。いくつもの展示室を歩く。
階段を上がり、中央棟2階の食堂へ至る。六角形の背もたれを持つ ライト特有の椅子は、すべてきっちりと新調されていた。
小音楽会の始まる10時30分が近づいたため、講堂に入る。
金管アンサンブル 金管五重奏のためのシンフォニー エドワルド作曲
吹奏楽 交響曲第7番 ロ短調 D759 シューベルト作曲
anne@家内には、しっかりとヴィデオを撮ってくるよう頼まれた。荷物嫌いの僕が、昨日から秋葉原、日本橋、神保町、湯島、池袋と、ずっと手に三脚を持ち歩いている。
ところがいざウインドオーケストラが壇上に並ぶと、ヴィデオをセットした位置からは、シンバルのタナカケイ君の譜面台に隠れて、遊亀@長男の顔が半分しか見えない。
途中で席を替わることもままならず、そのまま最後までヴィデオを回す。
合唱・アンサンブル 戴冠ミサ ハ長調 KV317 モーツァルト作曲
11時45分に、小音楽会午前の部は、無事に終了した。
池袋から上野を経て、12時30分に浅草へ移動する。いまだ日光への行楽客が多いのだろうか、特急スペーシアの座席に空きは無かった。浅草駅13:20発の快速に乗り、3時30分に帰宅する。
朝3時に起床する。
オンラインショップ からの受注をこなし、顧客に 「ご注文御礼」 を送付する。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。昨日の日記を作成し、サーヴァーに転送する。
トップペイジ から 「ウェブペイジ開設三周年感謝プレゼント」 へのリンクに、「懸賞企画締め切り」 の表示を出す。
毎年秋に行っているこのイヴェントへは、今回、5000名を超える応募者があった。当選発表は11月20日の正午だ。
朝飯は、なめこおろし、ハクサイの漬物、生のトマト、納豆、鯵の開き、メシ、豚肉とモヤシとホウレンソウの味噌汁。
午前中、宇都宮信用金庫から出て大日光信用組合の前まで歩いていくと、同級生のオオハシタダオ君と遭遇する。
オオハシタダオ君が口を開く。「やんなっちったなぁ」
「まぁねぇ」 僕が答える。
宇都宮信用金庫は10月19日の新聞で、破綻が伝えられた。大日光信用組合は今朝の朝刊で、自主再建を断念する旨の報道がなされた。
昼前、"Plat Online" から電話で、先日注文した無線LANカード SL-1100 の在庫払底を伝えてくる。即、"icom"の東京事業所に電話をし、後継機種の品番が SL-11 であることと、秋葉原での販売店について確認をする。
下今市発13:36発の上り特急スペーシアに乗る。自分が運営する patio に数通のレスポンスを書く。北千住で日比谷線に乗り換え、秋葉原で降りる。
「LAOX Computer館」 の2階で商品を求めると、「"icom" の製品は扱いがない」 と言われる。「"icom" で、ここへ来れば買えると教わった」 と答えると 「それでは5階のネットワークフロアに行ってくれ」 と案内をされる。
果たして5階では、スムーズに商品を入手することができた。
45歳にして、この11月15日に第一子を授かったtadさんの修業先 「赤津加」 の脇をかすめ、中央通りから末広町に至る。
4時過ぎに、日本橋にて地下鉄を降りる。高島屋東京店での商談は、4時30分に設定しておいた。少し早めだったが、地下1階の 「味百選売場」 を訪れ、食料品部の事務室に導かれる。
来年2月のイヴェントにつき、係りの方と少し詳しい打ち合わせをする。
外へ出ると、初冬の日は既にして落ちていた。
以前はバラの花を売っていた 高島屋南東の角が、靴屋になっている。ショウウインドウは、早くもクリスマスの雰囲気をたたえている。
日本橋から三越前を経由して、5時に神保町へ至る。矢野ビル4階に荷物を置く。近くの定食屋 「大戸屋」 で酒を飲む という選択肢もあったが、駿河台下 から錦華通りを北上し、「松翁」 へ入る。
菊姫を冷やにて頼む。この店の蕎麦味噌の美味さは、他に類型を見ない。4個の生ガキを、5分もかからずに飲み込む。なめこおろし、水菜煮浸し。
2杯目の黒帯は、常温にて供される。締めは、けんちん汁つきの夫婦盛り。
蕎麦と蕎麦味噌、蕎麦つゆと薬味のワサビがとても美味かった。5000円札を出して、128円のお釣りを受け取る。
6時35分に靖国通り沿いの矢野ビル4階へ戻り、自由学園卒業生のメイリングリスト "PDN"(Primary Dougakunotomo Network)のオフに出席をする。オフとは呼ぶが、これは運営会議だ。
オフは9時15分に終了した。
神保町から駿河台の斜面を上がって明治大学の裏手に出る。お茶の水橋を渡り、順天堂大学病院の脇を抜けて、本郷の領域に入る。10時すこし前に甘木庵へ帰着する。
どうしても強い酒が飲みたくなる。こんなことなら聖橋の近くにある小川軒のバーで飲んで帰れば良かったと思う。切り通し坂を下り、湯島へ出る。
"pen" にて オールドパーベイスのロブロイを2杯 と、ズブロッカのオンザロックスを1杯飲む。ヘミングウェイの 「敗れざる者」 を読み終える。
再び切り通し坂を上がり、0時ちかくに甘木庵へ戻る。0時30分に就寝する。
朝6時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、不備のあるご注文にはeメイルにて質問を送る。eメイルをダウンロードし、昨日の画像を ThinkPad s30 に取り込む。
6時などという遅い起床では、朝飯前の仕事はほとんどできない。
朝飯は、湯波の炊きもの、ゴボウのキンピラ、ハクサイの漬物、納豆、温泉玉子、ホウレンソウの油炒め、メシ、ダイコンとホウレンソウの味噌汁。
ギフトの繁忙期には、ひとつの仕事が終わらないうちに次の仕事が入り、いくつものことを中途半端にしたまま夕刻を迎えるということが、ままある。残業は極力しない方針のため、処理しきれなかった仕事は翌日まわしになる。
8時15分の始業時から9時までは、割合と電話の本数も少ない。この45分間に、前日に残った仕事をこなす。
お金を使わないコツのひとつに、「情報を遮断する」 というものがある。情報が入らなければ、欲求が喚起されることもない。
まずいことに、秋頃、1冊の雑誌を買ってしまった。ここに "StoneIsland" という会社の、ヴェンタイルのコートが掲載されていた。
数ヶ月も写真を見続けて飽きないため、輸入をしている貿易会社に電話をする。銀座では、松屋の5階と有楽町阪急の6階で扱っていると、即座に答えが返る。
僕は食べ物やお酒など、消えて無くなるものにお金を使うことには慣れているが、いわゆる 「物」 の購入には、異常にケチなところがある。
このヴェンタイルのコートも、買うかどうかは分からない。
晩飯は、トマトサラダ と フィレステーキ。
バキュバンで栓をして保存しておいた "Castillo de Molina Cabernet Sauvignon Reserva SAN-PEDRO 1999" を空け、よそから戴いた ろまんちっく村 の 地ビール を飲む。
9時30分に就寝する。
朝6時に起床する。Becky! と nifterm を回す。昨日の画像をThinkPad s30 に取り込み、日記用に加工する。
朝飯は、ハクサイの漬物、鯵の開き、なめこのたまり漬、納豆、ほうれん草の油炒め、メシ、厚揚げ豆腐と長ネギの味噌汁。
事務のシミズサチエさんが全紙に 「新物らっきょう蔵出し」のお知らせを書く。
1枚を、店舗内にてお客様がお休みになる、囲炉裏端から見やすい場所に貼る。もう1枚を、地方発送受付テイブルの上に貼る。
昼前、事務室に僕ひとりしかいない時間に、数十軒のギフト送り先を持つ大口の顧客から電話が入る。名簿の並び順を入れ替えて欲しいと、ご依頼を受ける。
宅急便送付に用いる名簿のソート法としては、優先順位1番が商品別、2番が電話番号の若い順とするのが合理的だ。送料の計算が楽になる。
しかしこのお客様はどうも、50音順とか電話番号順という客観的な並べ方ではなく、ご自身による重要度順に、名簿を並べ替えることをご希望になっているようだ。
「どうせ一気に出ちゃうんですから、並び順なんて、どうでもいいじゃないですか」 とは、お客様には言えない。
数十軒の送付先名簿を 「どのくらいの時間でプリントアウトできるか?」 との問いに 「5分でいたします」 と、お答えをする。
お答えをして電話を切ったとたん、別の電話が鳴る。話をしているうちに、どんどん時間は過ぎていく。良い格好をして 「5分でいたします」 などとは言うべきではなかったと、チラリと思う。
事務室内のすべての受話器を外し、名簿を印刷する。印刷を終えて受話器を元に戻したところに、「印刷はできましたか?」 と、先ほどの顧客から電話が入る。
すべての仕事を終わらないまま、就業時間になる。
晩飯は、ホウレンソウのゴマ和え、大根おろし、ゴボウのキンピラ、鰤カマのつけ焼き、湯波の炊きもの。
紅乙女をオンザロックスにて3杯飲み、入浴をし、アサヒスーパードライを350cc飲んで、10時に就寝する。
朝5時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
朝飯は、ジャコとダイコンおろし、ふうき豆、ハクサイの漬物、納豆、鰤大根、焼いた厚揚げ豆腐、メシ、シジミと長ネギの味噌汁。
こういう朝飯を作りながら、自らはパンとミルクティーによる朝食をとるanne@家内の嗜好には、信じがたいものがある。
紅葉の帯が、山から里へ降りてきている。
隠居の門の塗り直し作業が始まる。久しぶりに庭へ入ると、シダや雑草や紅い葉のモザイクが、朝の光を反射している。
先週の金曜日に、"icom" のワイヤレスアクセスポイント "AP-110B" を買おうとコジマへ行ったところ、取り扱いがないという。
プラグシティに電話をすると、こちらも "icom" の製品は取れないと返事がある。
同日の午前中、"icom" のトップペイジにある 「PCショッピング関係のお問い合わせ」 という部署に、メイルで 「icom の製品は、栃木県ではどこで買えるか?」 というメイルを送ったが、4日後の今日に至るまで返事は無い。
トップペイジに連絡先の電話番号が記載されていない法人ペイジは、いかにも不便だ。"icom" もまた、例外ではない。他のペイジをあさり電話番号を特定して、「返事はどうした?」 と、大阪の本社に直接、連絡を入れる。
こういうときにあたふたとして頭を下げる "icom" の女子社員を、僕は気の毒に思う。
事務のタカハシアツコさんが 「通信機の会社で、どうしてそんなにメイルの返事が遅れるんですかね?」 と、不思議がる。
「業種は関係ねぇだろう、東芝や日立にも、コンピュータを使えねぇ部長はゴマンといるよ」 と、答える。
1時間ほどして "icom" から、製品はヤマダデンキにて販売している旨の電話が入る。
しかしながら当方は気が短い。ワイヤレスアクセスポイント "AP-110B" については、1日に何度もこまかく連絡をくれる 「パソQ」 から、無線LANカード "SL-1100" は "Plat Online" から購入すべく、既に手続きを始めたところだ。
「購入ボタン」 をクリックしてから15分後には確認書を送ってくる零細のオンラインショップもあるというのに、一部上場企業の販売担当が、4日も返事をよこさないとは、どういうことだろうか。
晩飯は、ポテトサラダ、鰤大根、カキフライ。紅乙女をオンザロックスにて3杯、飲む。
10時に就寝する。
朝3時に目が覚める。素早く行動をしないと時間が無駄になる。今朝は少しダラダラとしてしまう。服を着終えたら4時ちかくになっていた。
オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。
面倒に感じ、一日延ばしにしていた本酒会報を作成する。
これをメイルマガジンの形で送付したり、また ウェブペイジにすることは、割合に楽な作業だ。しかしながら紙の会報を作成するのは、なんとも気が進まない。
会報をプリントする。それをコピーする。コピー機から次々に排出されるそれを折る。
ホッチキスで綴じる。更に折る。
封筒に詰める。タックシールを作る。それを封筒に貼付する。
最後に封筒を束ね、料金別納郵便差出表に必要事項を記入する。
意味もなくブラウジングに過ごす1時間よりも、紙の会報を作成する1時間の方が、はるかにもったいなく感じられるのは、なぜだろう?
昨日の日記を書き、サーヴァーに転送する。
11時30分ごろ、数日前に予約された商品を、鬼怒川のほとり にある 「鬼怒川ゴルフ倶楽部」 まで配達する。
大手の旅行代理店によるゴルフツアーらしく、添乗員からは 「必ず12時までに届けて欲しい」 旨の連絡が、午前中にも入ったばかりだ。
商品を納め、ゴルフ場の職員に添乗員の所在を訊くが、その行方は分からない。代金は品物と引き替えということになっている。
会社へ電話をし、旅行代理店から添乗員の携帯電話番号を教えてもらうよう頼む。
しばらく待っても返事がないため、とりあえず会社へ戻ることにする。帰途、会社に電話を入れると、旅行代理店の返事は 「添乗員本人から、そちらへ連絡をさせます」 というものだったという。
会社へ帰ると同時に
「添乗員さんから連絡が入りました。いまならクラブハウスにいらっしゃるそうです。12時ちょうどに配達されるものと思って、どこか散歩をされていたそうです」
と、事務のシミズサチエさんに言われる。
ふたたび7Km離れたゴルフ場へ引き返す。お金がいただけることを考えれば、どうということもない行程だ。
午後は成文社にて、3種の印刷物について校正を行う。この時期に新社屋を完成させた成文社の経営能力には、やはり高いものがあるのだろう。
終業後、つい先日に自前のコンピュータを入手した、ケンモクマリさんとサイトウエリコさんに、eメイル教室を施す。教科書は、僕が作成をしたA4×3枚のものだ。
eメイル教室は5時45分に始まり、7時45分に感想文を書いて終了した。
彼女たちは、anne@家内が買ってきたマクドナルドのなにがしかを夕食としたが、僕は事務室をロックして 「市之蔵」 へ出かける。
僕の紅乙女を出してもらう。頼まなくても出てきた三点は、鮭のマリネ、大根葉の炒め煮カツオブシ和え、ホタテ貝の甘辛焼きだった。
鶏肉に軟骨も叩き込んだ 「鳥叩き鍋」 を注文する。
「頼まなくても出てくるもの」 は、更に続く。甘鯛一夜干しの焼きほぐし、鯵のフライ。
「お勘定をお願いします」 と言うと、店主のナガモリユミコさんは 「2000円です」 と答える。僕が 「2000円ってこたぁねぇだろう」 と驚くと、「あら、じゃぁいくらでもいいわよ」 と言うので、3000円を置く。
清潔な店で上出来のフランス料理を供する "Fin Bec Naoto" の、まだ20歳代の主人兼料理長が、店に入ってくる。
「お店、もう閉まったんですか?」 「はい、閉まりました」
時計を見ると、9時30分になっている。
帰宅して入浴をする。冷蔵庫から缶ビールを出すが、プルトップを開ける前に籐椅子の上で眠くなる。10時30分に就寝する。
朝5時に起床する。日曜日の朝は、オンラインショップ からの注文が少ない。ネットショッピングはかなりの確率で、夜間になされる。土曜日の夜は買い物よりも、別のことをして過ごす人が多いのだろう。
家の北西に広がる日光の山が晴れる。晴れて有り難い。客足が増える週末の雨は、大いに困りものだ。
朝飯は、温泉玉子、なめこおろし、ジャコ、ホウレンソウの油炒め、ハクサイの漬物、納豆、メシ、お麩とホウレンソウと長ネギの味噌汁。
なめこおろしの良い画像が撮れたため、これは温存して、「たまり漬を使ったメニュ」 に使うことを決める。
店舗は、繁忙は繁忙なのだが、お客様おひとりおひとりのお買い上げ金額は高くない。もともとここ数年の客単価は漸減の傾向にあるが、紅葉見物も最終の時期に入り、お金を温存したい気持ちもあるのだろう。
6時から春日町1丁目公民館にて、町内の役員会が開かれる。僕は仕事が長引いたため、すこし遅れて出席をした。決めたことは 「忘年会の日取り」 と 「新年会の日取り」 および 「役員旅行の行き先と日取り」 の3点だ。
こういうノーテンキな会議へなら、毎日出席しても疲れることはないだろう。
公民館から 「市之蔵」 へ電話をし、忘年会の予約をとりつける。
「あ、いつもながら儲からない、春日町1丁目の忘年会です。うん、お酒はお祭りに上がったやつ持ち込みね。すいませんねぇ、電話するのも恥ずかしいよ」
それでも店主のナガモリユミコさんは 「いいのよ、助かります」 と、如才がない。
会議が終了した後は、仲町の洋食屋 「金長」 へ移動をする。
ぬか漬け、タコキムチ、カキフライ を肴に、燗酒を飲む。
役員のひとりイケダツトムさんが、先日コジマにて、"kakaku.com" のあるペイジを見せたところ、目的の商品が、それと同じ価格まで下がったという話をしてくれる。
「いまや価格は、客がつける時代になったんだなぁ」 というのが結論だった。
それを引き取って、アンザイ畳屋のオヤジさんが
「こっちはギリギリで値づけしてんのによ、そこからまた負けろなんて言われるんだよ。で、金もらう段になると、その値段で頭さげて貰って来ちゃうんだよなぁ、これが」
と、苦笑いをする。
「とりあえず値切ってみる」 というのが、最近の風潮だろう。で、売る方も自信喪失気味に、それで納得をしてしまうのもまた、最近の風潮だ。
締めは ロースカツ とライスとコンソメスープ。付け合わせのスパゲティが特に美味い。
8時30分に帰宅し、9時に就寝する。
朝5時30分に起床する。今日の睡眠時間は畳の上で眠っていた分も含めると、8時間30分にもなる。僕は早起きだが、睡眠のリズムは極めて不規則だ。
オンラインショップ からの受注をこなし、eメイルをダウンロードする。nifterm を回し、受注を会社の patio にアップする。
朝方、日光の山に降雪が認められた。1時間後、日光の山は雲の中に姿を隠した。
朝飯は、レタスとジャガイモのサラダ、ホウレンソウの油炒め、納豆、ジャコ、メシ、アサリの味噌汁。
タックシール百数十枚を印刷する必要が生じる。コンピュータを ThinkPad s30 に替えてからというもの、出力端子の形状から、プリンタを使うことが出来ない。プリンタサーヴァもいまだ組み上げてはいない。
1995年に買った ThinkPad530を引っぱり出し、作業をこなす。
むかしの ThinkPad には、自分のネイムプレイトを貼付することができた。僕は自分の名前は入れず、代わりに 「鷲は舞い降りた」 と入れた。この小説は無事に読み終えたけれど、続編の 「鷲は舞い上がった」 は、初めの数ペイジで頓挫したままだ。
昼飯は茶蕎麦だった。ハクサイの漬物、大根おろし、ゴマ、なめこのたまり漬、刻みネギ を準備する。
一皿目を、なめこおろし蕎麦にして食べる。
「おぐ羅」 で莫久来を頼むと、馬上杯に少し入って、900円の価格がつけられる。なめこのたまり漬 を同じく馬上杯に載せてワサビを添えても、極上の酒肴になるだろう。
なめこおろし蕎麦のひと口目は、驚くほど甘かった。どうして砂糖など入れたのかといぶかしく感じたが、ダイコンの甘さと知って驚いた。
晩飯は、お得意さんの 「板門店」 が、今秋からの狂牛病でさぞ困っているだろうと、お見舞いに行く。
店主の女の人に 「大変でしょ、大丈夫ですか?」 と訊くと 「ありがとうございます、大変です」 と、それでも笑い返してくれる。
タン塩、コブクロ、カルビ、冷やしトマト、オイキムチ。レヴァ刺しを頼んだら、お運びのオネエサンは 「準備がない」 と言う。O157の騒ぎ以来のことだ。
肉は弱火でていねいに焼き、真露を、オンザロックスにて飲む。
締めは野菜スープ。
"TSUTAYA" にて
朝5時に起床する。今日の睡眠時間は、僕としてはとても短い4時間30分のみだ。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
10月29日に行われた 本酒会 の第101回会報を、ようやく作成する。eメイルアドレスを持つ会員にテキスト版を送付し、ウェブペイジ版を更新する。
この後に、もっとも面倒な 「手紙版」 を作成しなくてはならない。いつになったら「作ってもよい気分」になるだろうか。
朝飯は、鶏肉とキュウリのサラダ、シシャモ、ブロッコリーの油炒め、納豆、温泉玉子、メシ、豆腐とワカメと長ネギの味噌汁。
一般のDMとは別に、特殊な 「送り先名簿」 を同封したり、あるいは専用の文章を必要とされる顧客がいらっしゃる。そのための手紙を逐一、プリントアウトする。
この仕事も、どうも僕のやる気を喚起するものではない。いつも繁忙期に入ってから、追い立てられるように着手する。小半日をかけて、ようやく数十枚の印刷作業を終える。
終業後は、昨日の教室に出席できなかった2名を対象に、スケデュール管理の共有化教室 を行う。
自分のコンピュータにある自分のスケデュールを会社の電子会議室へ送る、そこから全員のスケデュールをコピーする。それを自分の マイツール に取り込む。
ブラウザからコピーされたフォーマットはマイツールにペイストされて、シーモンキーの卵が水を得ていきなり孵化するように、再び活発に動き出す。
7時から自宅にて、紅乙女のオンザロックスを飲む。キュウリとワカメとタコの酢の物 を食べるのは、今週、豊田屋に続いて2度目のことだ。
今市市沢又地区のサイトウトシコさんからもらった 里芋の煮たの を食べる。砂肝のフリット は和辛子にて食べ、鶏の空揚げ には、ゴマのソースをかけまわす。
気がつくと、食卓の近くで眠っている。時計は午前0時を示している。入浴し、今度はまともな形にて就寝する。
朝5時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書く。
朝飯は、温泉玉子、シシャモ、牛肉とエノキダケの煮物、大根おろし、納豆、メシ、ダイコンと万能ネギの味噌汁。
数日前に、らっきょうの新物が蔵出しをされた。「らっきょうの新物ができたら送るように」 と、ご予約を戴いていた顧客に、本日の出荷を電話にてお知らせする。
相変わらずギフトの注文が多い。10月末のDMによって、自家使いの需要も格段に増えてくる。
オンラインショップ からは日中も、間断なく注文が入る。複数宛の注文を処理し、発送伝票を現場に運んだところで 「先ほど注文をした○○です。追加と変更をお願いします」 などというeメイルが舞い込む。
繁忙期には複数の作業が平行して増えてくる。発送現場では 「味噌も詰めなくてはいけないし」 という声が聞こえる。必死で受注をし、顧客へはムキになって 「本日出荷、明日必着にて、手配いたします」 などと返信をする。
3時30分に午後の受注分を現場へ持ち込むと 「果たして夕方までに、すべて荷造りできるだろうか?」 と心配をされる。他の仕事に就いていた者も、荷造り現場へ呼ばれて作業を始める。僕も加わって、なんとか仕事を完了させる。
終業後、昨年入社した3名が、各自のコンピュータを事務室に持ち寄る。マイツール によるスケデュール管理フォーマットを nifterm にて送付できる形に整え、それを会社の patio へアップする方法を教える。
patio に送られてくる各自のスケデュールは僕がまとめて日付順にソートし、再び patio へ載せる。しかしてこのデイタは、大勢の社員が共有をすることになる。
晩飯は、タコとマグロの刺身。紅乙女は分厚いグラスにて生で飲む。
湯豆腐のつもりが、豚肉、長ネギ、エノキダケ、マイタケ、シイタケ、ナゾの葉っぱを入れることにより、水炊きのような風情に変わる。
普段は早々に寝るのに、今日はなぜか眠気を覚えない。「どっちの料理ショー」 を見る。
今日の対決は 「オデンと茶飯 対 豚汁と味噌オニギリ」 だった。僕の好みは断然 「豚汁と味噌オニギリ」 だが、番組では4対3で、「おでんと茶飯」 が勝った。
11時30分に就寝する。
朝5時30分に起床する。
オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書く。スマートメディア用の PC Card Adapter を家に置き忘れてきたため、とりあえずテキストだけの日記を作成する。
神田松永町のサンワパッケージに、9時までに行くことになっている。8時に甘木庵を出ればかなりの余裕で間に合うと、逆算をする。しかし外へ出たのは、8時30分だった。
御徒町駅に8時45分に着けば約束の時間に間に合うと考えながら、湯島の切り通し坂を降りる。果たして山手線のホームで時計を見たら、きっちり8時45分になっていた。
秋葉原駅から数分を歩き、サンワパッケージへ到着する。
今年から来年にかけて、すべての包装袋を一新する。それらにロット番号を振り、漏れがないか確認をする。
この会社には、ウチのビン入り商品の表記につき、容器リサイクル法と原産地表示法の両者について、調査を依頼していた。しかしながら、ウチはここからビン詰めに関係する商品を買っているわけではない。
商品は買わずに、情報だけをタダでもらっている。申し訳のないことだし、有り難いことでもある。
秋の日も11月に入ると、午後の早い時間から陰り始める。昭和通りを渡り、秋葉原の電気街へ移動する。看板にプロジェクタの文字を持つ電気店は、大手にも少ない。
秋葉原駅の電気街口に最も近いサトー無線の4階へ行く。ThinkPad s30 を出し、出力端子が店員お勧めのプロジェクタに合致するかどうか、確認をしてもらう。
T-ZONE まで歩き、ThinkPad 関係のケイブルについて、店員に質問をする。ThinkPad も s30 からは、プリンタも何もかも、LAN経由で繋ぐ方向でデザインをされている感がある。
地下鉄銀座線にて日本橋へ移動し、高島屋の味百選売場に顔を出す。地下1階を歩き、顔見知りに挨拶をする。
再び銀座線に乗って浅草まで来ると、時刻は6時少し前になっていた。浅草下今市間の回数券と、19:00発の特急券を買う。それだけを済ませると、駅を出て南南西に歩く。
「がってん」 にて何を飲むか、歩きながら考える。考えながら、店に入る。結局、僕としてはとても珍しく、生ビールを注文する。今日、東京は寒い一日だったらしいが、僕の体は火照っている。生ビールはとても美味かった。
レヴァの塩焼きと、冷やしトマトを注文する。付き出しは、ホウレンソウのおひたしだった。シロをタレにて追加する。生ビールの後に、焼酎のオンザロックスを3杯飲む。
「豊田屋」 「がってん」 と、昨日から同じようなものばかりを食べている。
この店の子供なのか、小学生らしい男の子がふたり、カウンターで晩飯を食べようとしている。メニュは 「鳥わさ」 「マグロ丼」 「ニラと玉子のお吸い物」 だった。夫婦がふたりで仕事をしていれば、こういう食事の形態もやむをえないのだろう。
母親は子供の利き腕に合わせて、箸を右向きと左向きとに置いた。兄が右利きで、弟が左利きだった。その家の子供が店にいることを公私混同と嫌う向きもあるが、僕はかえってほほえましく感じる。
兄は弟の4倍ほどのメシを食べた。
東武日光線下りスペーシアの中で目を覚ますと、8時になっていた。コンピュータも本も、開いてはいなかった。ただ酔っぱらって眠っていた。
9時少し前に帰宅する。もう酒を飲む気はしなかった。冷たいお茶と牛乳を飲み、10時に就寝する。
朝5時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
自由学園で同級生だったセキグチヒロシ君から、イトウイクオ君のお母さんの死去を伝えるeメイルが入っている。お通夜へ行こうか行くまいか考えたが、イトウイクオ君には結婚式の司会をしてもらった。他に借りもある。お通夜へ行くことを決める。
空は明け方の小雨から急速に晴れ上がりつつあり、日光の山が徐々にあらわになる。
朝飯は、ジャコと大根おろし、甘塩鮭、温泉玉子、納豆、ナスの油炒め、メシ、シジミの味噌汁。
開店後、ビンのキャップ、商品を入れるための樽、特殊な箱などにつき、在庫調べをする。いよいよギフトの発送が繁忙になってからこれらが在庫切れを起こすと、大きな機会損失になるから要注意だ。
9時から、ギフト受注の電話やファクシミリが賑やかになってくる。電話注文を受けて専用のメモ帳に書き留めるが、あとからあとから電話が鳴るため、メモを発送伝票に起こすことができない。メモばかりが溜まっていく。
エディバウアーのザックに、あした取引先にて必要な書類を入れる。溜まった注文のメモを事務のシミズサチエさんに渡し、処理を依頼する。
「午後1時すぎ」 という時間指定で、宇都宮の東武ホテルまで、大口の配達がある。配達はフクダナオちゃんの仕事だが、彼は今日の午前中、定期便のため既に宇都宮往復を果たし、午後は別の仕事に就くことになっている。
三菱デリカに荷物を積み、台車を載せて、11時30分に会社を出る。
12時20分に宇都宮の街へ入る。いまだ早すぎるため 「たまき」 へ寄る。いま開かれている 「坂本明子ペーパークラフト展」 に興味があった。手のかかったポチ袋 を複数枚、購入する。
他にも、正月に店舗へ飾るものとして、小さな羽子板 や 色紙、張り子の馬 を求める。
ここへ来ると、どうしても いろいろなものが目につく。それらを片端から買いたくなるが、そういうわけにもいかない。
昼食を済ませ、1時10分に東武ホテルへ到着する。
三菱デリカが地下2階の駐車場へ停ると同時に、どこから現れたか、ひとりのベルボーイがピタリと台車を横付けにした。持参したウチの台車は不要となった。ベルボーイはテキパキと、いくつもの大きな箱をフロントまで運んでくれた。
待ち受けた顧客から代金をいただく。フロントやベルボーイに挨拶をし、1時25分にホテルを離れる。2時に日光宇都宮道路の今市インターを降り、2時5分に帰社する。
シャワーを浴びる。anneが 「出しといてくれって言った黒いジャケット、無いわよ」 と言う。ことによると、甘木庵に置いたままなのかも知れない。
リーヴァイスの黒い501と木綿の黒いセーターを身につける。黒いマフラーを首に巻く。オールデンの靴を履く。45歳の男が11月に、お通夜へ出る服装ではない。
Becky! を回し、nifterm を巡回させる。その ThinkPad s30 をザックへ入れる。下今市駅14:58発の、上り特急スペーシアに乗る。
席に着いて Becky! を見ると、オンラインショップ からふたつの注文が入っている。ひとつはこともあろうに、明日の商品到着を求める指定がなされている。タカハシアツコさんに電話を入れ、口頭にて注文内容を伝える。
5時ごろ池袋へ達する。セキグチヒロシ君とは、6時15分に下赤塚の駅で待ち合わせをしている。借りのある同級生の母親のお通夜を控えながら、果たして酒を飲んで良いものかどうかと考える。考えながら西口西一番街の 「豊田屋」 へ行く。
麦焼酎のオンザロックスとワカメ酢を注文する。シロ2本とナンコツ2本を頼む。それらを食べてなお時間に余裕があるため、ニラタマを追加する。45分間で3杯の焼酎を飲む。
支払いのとき、オネーサンが僕の黒いマフラーを見て 「それ、メンズですか?」 と訊く。「オフクロにもらったんで、わかんねぇんだよ」 と、答える。
首から外して少し開いて見せると 「あ、真四角でしょ、ショールですね」 と、オネーサンは言う。「あ、そうなの?」 と返すと、オネーサンは 「おしゃれじゃないですかー」 と、褒めてくれた。
準急の東武東上線に乗る。車内の路線図にて、準急は下赤塚の先の成増まで停まらないことを知る。どうということはない。成増から一駅を戻り、6時12分に下赤塚へ至る。完璧な時間管理だ。
6時16分に、セキグチヒロシ君が改札口から出てくる。タクシーにて松月院というお寺へ行く。受付を済ませる。セキグチヒロシ君のカバンには、入れたはずの香典袋が見あたらないという。「後から送ればいいじゃねぇか」 と、なぐさめる。
イトウイクオ君に挨拶をし、焼香をする。そのままお寺の裏手に回ると、既にテントの中には何人もの同級生がいた。僕はビールを1杯だけ飲んだ。
池袋で飲み直すことにし、僕はスパゲティのチェーン店で成功しているアケミツシ君のセドリックに乗る。ダッシュボードにテレビが埋め込まれたクルマ に乗るのは、生まれて初めてのことだ。
クルマ組も電車組も、30分ほどで 池袋東口の 「土風炉」 へ集結することができた。焼酎をボトルで取り、各自が1品ずつ注文をする。僕は 「京風鴨ハリハリ鍋」 を頼む。これで850円は安い。糸屋蕎麦屋のカレー南蛮うどんよりも安い。
イリヤノブオ君のカバンから、受付で出し忘れた香典袋が出てくる。イリヤノブオ君はウチのお得意さんでもあるため、「それをここの支払いに充てろ」 とは、言わなかった。
生ワサビを自分でおろすスタイルの盛り蕎麦にて締める。頭数で割った料金は、2500円だった。こういうチェーンの居酒屋は本当に安いと、感心をする。
アケミツシ君とセキグチヒロシ君との3人で、近くの "VELOCE" へ行く。よその "VELOCE" とは異なり、ここのカップは紙製だった。熱いコーフィーの紙コップは、すべて2枚重ねになっている。ケチな僕は、こういうことをとても、もったいないと感じる。
丸の内線にて本郷三丁目へ移動し、11時30分に甘木庵へ入る。
Becky! を回し、スペーシアの中で書いた2通の 「ご注文御礼」 を流す。nifterm を巡回させ、スペーシアの中で処理したふたつの受注を会社の patio へ転送する。
シャワーを浴び、0時30分に就寝する。
朝5時に起床する。外へ出ると、南東の空に薄ボンヤリとした朝焼けが見える。北西の日光連山は雲に覆われて、すそ野のみが遠望できる。
オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書く。
10月30日に投函したDMの効果がいよいよ現れ始める。注文の電話を切ると、また電話が鳴る。ファクシミリから吐き出される注文書が、どんどん溜まっていく。
地方発送やギフトの受注は、このまま11月一杯は今日のような高原状態を続けるだろう。そして12月の頭から半ばにかけては、これが更に跳ね上がる。
昨年は日光が世界遺産に選ばれたことと、NHKの大河ドラマで徳川家光を取り上げたことによる効果か、この地域への観光客は突出して多かった。今年はその反動と不況のために、すっかり静かなようだ。
お客様から注文がいただける有り難さをしっかり認識して、これから始まる狂騒の2ヶ月を、無事に乗り越えたい。
終業後、今年の春に入社した、ケンモクマリさんとサイトウエリコさんを対象に、マイツール教室を行う。教科書には、西研究所 の 「マイツール入門コース」 のそれを参考にして、僕が自作したものを使う。
今の高等学校ではコンピュータがほぼ必修の科目になっているため、指導はしごく楽だ。
先ずは自分のコンピュータにフォーマットを作り、自分ひとりの名簿を作る。次に席を交代して、人のコンピュータに自分の住所、氏名、生年月日などを入れる。最後に僕が、各々のコンピュータに、僕の情報を入れる。
ここまで済ませたら、あとはふたりにウチの社員名簿を渡し、これをすべて入力してもらう。僕はその間に、昨日の日記を作成する。
生年月日から一瞬にして年齢が割り出されると、ハッと息をのむ様子が伺われる。年齢順のソート、合計行、平均行の意味を説明し、グラフを作る。また、特定の条件に基づいて、検索をしてみる。
新人ふたりへのマイツール教室は極めて能率良く、9時前に終了した。彼女たちはThinkPad1124の箱を抱え、雨の中を小走りに駐車場の自分たちの車へ向かった。
今日の晩飯は、マイツール教室の中ごろに弁当で済ませた。自室へ戻り、どのような酒を飲もうかと考える。
10月28日、自由学園那須農場からの帰りに、塩谷郡船生町の手塚酒店にて買った
朝3時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
紅葉見物のにぎわいも、今日を以て収束するだろうか。早朝に多かった低い雲は急速に上空へ運ばれ、そのうち見えなくなった。夕方まで晴天が続いてくれるよう願う。
事務室、店舗、駐車場、製造現場、包装現場を行ったり来たりする。
ウチでは常に新鮮な商品をお客様に提供すべく、作り置きはしない。明日の販売数量を予想する。
僕が 「今日が過ぎれば、もうヒマだろう」 と言うと、袋詰め部門のサイトウヨシコさんは 「去年は案外、月曜日に出てるんだよー」 と答える。妥当と思われる数字を割り出し、明日の準備にかかる。
終業後、紅乙女の一升瓶を持って 「市之蔵」 へ行く。持ち込み料を払えば自分の好きなボトルを預かってくれるとは、何ヶ月も前から確認をしていたことだ。
「飲み屋に一升瓶をキープするなんて」 と、馬鹿にする向きもあるが、街へ出てあちらこちらを見てみれば、それほど希なことでもない。
チゲ味噌キュウリ から始める。秘密の調合からなるこの店のチゲ味噌は、本来、チゲ味噌鍋の材料として、冬にのみ準備される。
カウンターの上に、いまだ開いていない花がある。
「これ、サザンカだよね?」 と訊く。「そうよ」 と、店主のナガモリユミコさんは答える。
「オレ、おととい、ひとつ利口になったよ。でもツバキを見ても、馬鹿の一つ覚えみてぇに、サザンカだよね? なんて言ってたりして」 「ハハハ、やぁねぇ」
ギンダラ西京焼き を食べている途中に、熟したカキが出る。
僕は果物は、ほとんど食べない。ホテルの部屋に予期せずフルーツが用意されているときには、ボーイさんやメイドさんに頼んで食べてもらう。それでいて翌日は、部屋にドリアンを持ち込んで食べたりもする。
二切れのカキは、ほぼふた口で食べ終わった。
オムレツが食べたい気分だが、メニュには納豆オムレツしかない。納豆オムレツは、ちと食べる気にならない。ナガモリユミコさんが 「プレーンでも作るわよ」 と言う。僕は 「トマトオムレツにして」 と、答える。
トマトオムレツ にて締める。
7時30分に帰宅し、8時30分に就寝する。10時前に、モモイシンタロウさんからの電話で目が覚める。そのまま本を読み、0時ころ二度寝に入る。
今日は 「杉並木まつり」 の日だ。このお祭りも、今年で17回目になるという。曇り空を見上げながら、なんとかお祭りのあいだだけは雨が降らなければ良いと思う。
別段、お祭りが好きなわけではないが、雨が降っては関係者が気の毒だ。経済効果もはなはだ落ちる。
9時から日光街道の数百メートルを通行止めにして、行列が練り歩く。おみこし、馬上の神官、お姫様。こういう行列では、きちんと参加している人ほど格好良い。「嫌々ながら」 「照れながら」 という人ほど、悪い意味でよく目立ってしまう。
お姫様が美人で腰元が並とは、どういうことだろう? お姫様には美人を選ぶのか、あるいはお姫様の化粧や衣装が、人を美人に仕立て上げるのか?
ウチから日光方面へ400メートルも歩くと、旧日光街道の杉並木へ入る。
杉並木の中では、姉妹都市の小田原市から参加した ちょうちん踊り が披露され、また、なぜか年輩の女性ばかりが手作りの鎧を着た 甲冑隊 も行進をする。
小倉町のナガオカさんが、鯉のぼり行列 に参加をしていた。紙製の裃とちょんまげ、それにアンパンマンを描き込んだ鯉のぼりとの関係については、本人が忙しそうなため、質問はできなかった。
小田原市の物産はここ数年、我が春日町の真ん中にある 市縁ひろば にて販売をされている。観光協会責任者の、まじめな仕事ぶりが光っていた。
30分ほどで会社へ戻る。残り少なくなったパンフレット につき、商品説明の文章を練る。説明文も、たまには更新した方が良いだろう。
昼ごろに杉並木まつりが終わると、小田原市から参加された方々が、大勢でご来店くださる。ちょうちん踊りの女性も、紺色のブレザーに菊の花をつけた役員も、そろってお見えになる。とてもありがたく、そして嬉しい。
午後、anne@家内の同級生モモイシンタロウさんが、1985年物の "Jaguar Vanden Plas" に乗って、僕が昨年から貸していた
朝2時に起床する。オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書き、昨日の日記を作成する。
朝飯は、カブのぬか漬け、ジャコ、甘塩鮭、炒めたソーセージ、ブロッコリー、カリフラワー、納豆、炒めた豆モヤシ、メシ、ダイコンとミツバの味噌汁。
ウチは日光まで5Km、鬼怒川温泉まで15Kmの交差点に位置しているため 、ドライブ客のご来店が多い。昼どきには食事場所を、それ以外のときには名産品を売るお店や歴史資料館などの位置について、ご質問を受けることが多い。
数年前から 「今市タウンマップ」 を作成し、そのようなお客様にお渡しをしている。第2版の残りが少なくなったため、9月から第3版の作成に入った。
先ず、9月の本酒会でメンバーに第2版を配り、バグつぶしをした。すでに無いお店、新しくできたお店を特定し、他の変更すべき部分について意見を聴いた。10月には旧市街を僕が歩き、更に細かく調査をした。
更新個所を赤ペンでびっしり指定した第2版を、10月18日に成文社印刷へ持ち込んだ。10月31日に、その最終校正が届けられた。
事務のシミズサチエさんが、そこから更に、問題のあるところを探し出す。
「宇都宮信用金庫、来年から鹿沼相互信用金庫に、名前が変わるんですよね?」
「あぁ、じゃぁ今から変えておきましょう」
別の人が口をはさむ。
「だけど鹿沼信金が面倒みきれねぇって放り出したら、また名前かわっちゃうよ」
「銀行は堅てぇ商売だったのになぁ、とんでもねぇ世の中になったなぁ」
「そのうち、日本なんてどうなるか分からねぇんだから、公務員なんかになるな、なんて、なっちゃったりして?」
まるで、歴史の教科書でしか知らない、1927年の恐慌を目のあたりにする思いだ。
終業後、街へ出る。倒産した長崎屋の跡に出店した 「かましん」 の前に、雛壇と椅子が設置してある。明日の 「杉並木まつり」 の準備だろう。
「市之蔵」 へ行く。
カウンターの花を見て 「もうツバキが出てるのか」 と言うと、店主のナガモリユミコさんが 「それ、サザンカ」 と答える。
「隣に女のいるときに言わなくて良かったよ。あなた、なにも知らないのね、なんてな」
するとナガモリさんと助手のエリコさんに 「あら、私たちだって女よ」 と、返される。ヘマにヘマを重ねるのが、僕の間の悪いところだ。
ヒラメの刺身と、吉四六のオンザロックス。
本日の 「頼まなくても出てくるもの」 は、カニサラダとアサリの酒蒸し。
サンマの塩焼き を注文し、冬メニュの チゲ味噌鍋 にて締める。
夜の道を帰る。時刻はいまだ7時だ。
チェーン店 「牛骨ラーメン」 の看板が 「雪湯ラーメン」 と書き換えられたのは、狂牛病が騒がれはじめてから数週間ほども後のことだったろうか。チェーン全体が 「雪湯ラーメン」 と、改名をしたのだろうか。いずれにしても、健闘を祈りたい。
僕としては珍しく、11時という遅い時間に就寝する。
暗闇の中で目が覚める。直ぐに起きあがる気力が湧かない。しばらくしてから布団を抜け出て時計を見ると、3時30分だった。
オンラインショップ からの受注をこなし、数通のeメイルを書く。昨日の日記を作成し、サーヴァーに転送する。
朝飯は、3種のオニギリ。
昨日の午前中に郵便局へ渡したお歳暮DMの効果が、早くも現れる。ご来店、電話、インターネットによる地方発送のご注文が多い。ありがたいことだ。
10年ほど前までは毎年、11月を迎えようとすると、1970年代に流行ったサーフィン映画に出てくる大波を、目前に見る思いがした。12月の1ヶ月間、毎晩、ギフトの発送で手違いの起きる夢を見た。朝4時には現場へ行って、作業の進捗状況を調べた。
1992年の4月に 西研究所 の 「マイツール教室」 へ行き、即、当時60万円した マイツール の専用機を買った。60万円は、その夏のギフト受注を前年度よりも多く受注することで回収した。
その年の暮れから、津波のようにギフトの注文が殺到する年末を前にしても、僕は恐れを為さなくなった。
コンピュータとはまさに、金儲けと同時に人助けの道具でもある。
夕刻、家族5人で 「菜もん」 へ出かける。チリのシャルドネイを飲む。
冬場に豚かつ屋へ行き、メニュにカキフライがあれば、僕は豚カツは食べない。カキフライばかりを食べる。釜飯屋へ行ってカキ釜飯があれば、僕は他のモノには見向きもせず、常にカキ釜飯を食べる。
冬の洋食屋においてオードブルに生ガキがあれば、僕はそればかりを注文する。この店でも僕は、生ガキを食べる。
コチのカルパッツィオ。
コチは魚偏に伏せると書く。オーストラリアの東海岸へまで釣りに行く 「うまいち」 のオヤジによれば、コチは海底の砂地に、ひっそりと腹這いになっているらしい。
タコとジャガイモの香草バター焼き。
フォアグラと大根 は、フォアグラよりも、コンソメで丁寧に煮られたふろふき大根を食べる料理のように思われる。ソースから羊の香りがしたのは、どういうことだろう。
メシを注文し、香草バターとフォアグラのソースをぶっかけて食う。
シャルドネイが少し余った。僕のオヤジはそれを、カウンターで食事をしている顔見知りに渡す。僕が逆の立場なら、とても嬉しく思うだろう。
8時に帰宅し、入浴して8時30分に就寝する。