2022.12.9(金) 花を見に行く
先月20日の、オヤジの祥月命日に供えたお墓の花は、翌21日と30日に様子を見に行った。そのあいだは曇りのことが多く、また雨の降る日もあった。それゆえのことだろう、花はいまだ鮮やかさを保っていた。よって処分はせず、水を換えたのみにて戻ってきた。
次に行ったのは、アラレと雪が相次いで降った後の今月7日。花は流石に凍てつき、頭を垂れるか枯れるかしているに違いない、そう考えて、道の駅へ商品を届けるついでに寄ってみた。大きな白菊にのみ、凍ってふたたび解けた透明感が花弁にあった。しかし他については驚くべきことに、いまだ鮮やか、いまだ元気そうだった。「もうすこし置こうか、それとも、もう決まりをつけようか」と迷って結局、そのまま帰社した。
夏の花はまめに水を換えてもすぐに傷む。それに比して今回の花の強さはどうだろう。そして供えて19日目の今朝、またまた如来寺に自転車を乗り入れる。
花の様子はおとといといくらも変わっていなかった。特に黄色いマーガレットコスモス、白い浜菊、赤いカーネーションは捨ててしまうことが惜しいほどだ。とはいえいつまで仕事の合間を縫ってお墓に来続けるのもいかがなものか。というわけですべての花を処分し、花立ては入念に洗った。
さて次の墓参りは元旦になる。現場の水道は凍結している可能性があるから、花や線香と共に水も持参することにしよう。
朝飯 焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、スパゲティとホウレンソウのソテーを添えた目玉焼き、生のトマト、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 あんかけ焼きそば
晩飯 なすのたまり漬の辛子和え、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、豚薄切り肉と厚揚げ豆腐と春菊の鍋、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)
2022.12.8(木) ハジャイ
ハジャイで5日間、バンコクで5日間ほどの旅を来年の2月に行うことを考えた。なぜマレーシアとの国境に近いハジャイかといえば、直近とはいえもう3年前のこととなってしまった、2020年3月のウドンタニーでの経験による。インドシナの最暑期は4月。その前月、また乾季にもかかわらず、ウドンタニーには雨が降り続き、裸では肌寒く、プールサイドに降りることの躊躇われる日もあったからだ。
僕の旅の楽しみは、一にプールサイドでの本読み、二にメシと酒、三に「何もしない時間」というもので、とにかく寒くては話にならない。更に2月であれば、気温は更に低いだろう。だったら南を目指せば良いではないか、という意思決定である。
もうひとつ、ハジャイから更に下ったナラティワートはメシの不味い街だった。ロンリープラネットの情報はともかくとして、街の人に教えてもらったおすすめの店さえ不味かった。対してハジャイはタイ屈指の海鮮の都である。
そうして家族とあれこれ話してみると、どうも2月は具合が悪い。3月もおなじく。4月には瀧尾神社の大祭があって、責任役員としての務めがある。次の週末には隠居の桜が満開になって、あれこれの催しが発生しそうだ。とすればハジャイ行きは4月の下旬か。しかしそうすると、日程が5月の連休に重なる恐れがある。「航空券はなるべくはやく手配された方がよろしいです」と、馴染みの旅行社の社長には言われている。悩ましい問題である。
朝飯 菠薐草のソテーの「なめこのたまり炊」のせ、おでん、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと白菜と若布の味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 冷や奴、らっきょうのたまり漬とツナとパセリのサラダ、菠薐草のナムル、「たつはん」の餃子、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.12.7(水) 閑居独酌
先週金曜日に端を発した体調の悪さは、いまだ元に戻っていない。熱は出ず、声のみがおかしくなる今回の風邪には、生まれて初めて罹った。発熱がないから病院にも行かずにいたものの、今の状態がいつまで続くのも困る。そう考えてきのうはセキネ耳鼻科クリニックで診察を受け、薬を処方してもらった。
ここ数日とおなじく今朝も、咳が止まらない。寝室は寒く、着替えには億劫さが伴う。それでも5時前に起きて一昨日の日記の文章部分、そしてきのうの日記のすべてを完成させる。ここで時刻は6時。味噌汁づくりまではいまだ30分ほどの余裕があるため、今日の日記に取りかかる。
咳は前述のとおりでも、声は随分と出るようになった。仕事においては、それが随分と助けになっている。終業後は残業をする事務係につき合って、19時30分まで事務室にいる。
咳を主な理由として、きのう予定した、今夜の外食は控えることとした。また諸般の事情により留守番をすることとなって、ひとりで小酌を為す。
朝飯 「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、菠薐草のソテー、納豆、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと大根と万能葱の味噌汁
昼飯 焼き鮭、塩鰹のふりかけ、梅干、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 “Girouette”の生ハムとローストビーフとサラダあれこれの盛り合わせ、スパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、Grand Vin de Leoville 1984
2022.12.6(火) 初雪ではないものの
食堂からの、家内の声に目を覚ます。しばらくするうち「よし」とか「やった」という声と共に拍手も聞こえてきた。FIFAワールドカップの決勝トーナメント初戦において、日本の誰かが点を入れたらしい。枕の下からiPhoneを取り出す。同級生の同報ラインにより、ゴールに成功したのは前田大然と知る。時刻は0時46分。ということは現在は、前半戦の終了間際と思われる。
そのまま闇の中に仰向けになっている。しばらくすると、家内の落胆の声が聞こえてきた。後半戦の開始からいくらも経たないうちに、クロアチアが同点弾を打ち込んだに違いない。
眠ったのか、覚めていたのか、あるいは「浅き夢みし」の状態だったのか。あたりは静まりかえっている。
遂に服を着て顔を洗い、食堂へ行く。時刻は2時16分。テレビの画面は延長戦のハーフタイム。ほどなくして後半戦が始まる。しかしここでも決着は付かず、勝負はPK戦に委ねられることとなった。
元日本代表監督イビチャ・オシムは試合がPK戦にもつれ込むと「ここから先はサッカーではない」とベンチを去ったという。そのオシムに倣うわけではないけれど、僕も寝室へと引き上げる。そして結局のところ、一睡もしないまま6時30分に起床する。
外を往くクルマのタイヤの、水を切って進む音が聞こえる。「雨か」とカーテンを巻き上げると、家々の屋根の上には薄く雪があった。数日前のアラレは積もらなかった。よって今朝の雪の方が初雪の実感がある。
それはさておき日本はクロアチアに対してPK戦で負けたという。「まぁ、よくやったではないか、4年後は、もうすこし上に行けるよ」と、寂しさを愛おしむ気持ちになる。
朝飯 揚げ湯波とひじきの甘辛煮、揚げ芋の味噌和え、納豆、菠薐草の胡麻和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、蕪戸胡瓜のぬか漬け、メシ、白菜と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトと刻みキャベツを添えたあれこれのフライ、らっきょうのたまり漬を刻み込んだタルタルソース、胡瓜と蕪と人参のぬか漬け、千枚漬け、メシ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.12.5(月) 持っている服のすべてを
ユニクロのヒートテックは経年劣化をするから数年おきに買い換えていると、SNSで言う人がいた。それを読んで我がヒートテックタートルネックTを顧みれば、襟は伸びきり、袖はすり切れている。「なるほど」と傷みのひどいものから捨て続けること2年。最後の1着が遂に、きのうゴミ箱に去った。その2年のあいだにヒートテックタートルネックTは、袖の仕様が9分になった。7分だの9分の袖は、僕は好きでない。
このところユニクロで2着ずつ買い進めてきた2種の代替品は普通の長袖ではあるけれど、ヒートテックよりも生地が厚いため、箪笥に収まりづらい。保温性についてはよく分からない。とにかく現在の4着がすり切れるまでは、こと初冬においては、これで凌いでいくしかないだろう。
11月の末までは、襟の高い下着の上に木綿のTシャツを重ねていた。そして12月からは、そのTシャツを仕舞い、代わりに襟の高いフリースのセーターを着ている。その、秋物と冬物との入れ替えの際に、普段着以外のセーターの増えていることに気づく。既にして充分な数のあることを忘れて買ってしまったのだ。重々、気をつけなければならない。あるいはきのうの掛け軸と同様に、持っている服のすべてをコンピュータにデータベース化すると良いかも知れない。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、生玉子、焼き鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
昼飯 似たような2種のパン、ホットミルク
晩飯 ぼたん鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.12.4(日) ひとつの頂点
年末の、贈答需要による繁忙は、11月下旬からクリスマスのころまで続く。12月最初の日曜日は、その頂点のひとつだ。今日の特に昼どきなどは、3人の販売係すべてが地方発送の受付に忙殺され、お持ち帰りのお客様は商品を手に所在なくされている、という状況が発生した。
よって即、僕は事務室から店に応援に入った。その僕が、またまた地方発送をご希望のお客様に声をかけられる。それではますますお持ち帰りのお客様に手が回らない。事務室へ戻り、書類仕事をしていた長男に声をかけて、店の人員を更に増やす。
そんな最中、蔵見学の予約を13時に入れてくださっていたお客様が早めにいらっしゃり、長男はお客様と共に店を離れた。「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、きのうに引き続き満席。いずれにしても、忙しいことは有り難い。
混雑の落ち着いた15時すぎに隠居へ行く。そして高森碎巌の「巌松之図」を床の間から外す。はじめて見たときには中々のものと見えた軸だが、時を経るごとにつまらなく感じられてきた。ひとことで言えば力が無いのだ。
家にある軸のうち、まぁまぁと思われたものはコンピュータにデータベース化している。それらは季節ごとに分けられ、ABCと順位が振られている。そこにある高森碎巌の「巌松之図」を、AからCに格下げする。すると冬に飾るべき軸にAは皆無になった。そういう次第にて、床の間には柏木弘の”UNTITLED 08-III”をふたたび掛けた。ことしは年末まで、これで行こうと思う。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、おでん鍋の玉子と鶏肉、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 ピザ風フォカッチャ、ホットミルク
晩飯 ポテトサラダ、トマトとパプリカのピクルス、らっきょうのたまり漬、カレーライス、Old Parr(お湯割り)、「赤福」の「雪餅」、Old Parr(生)
2022.12.3(土) ホイクレーンルアック
きのうは午前から背中に寒さを覚えはじめた。それが、気温が低いゆえのものでないことには、薄々と感じていた。
今朝は喉が少し痛かった。億劫さを振り払うようにして起きた。服を着るなりイソジンでうがいをした。声がおかしい。発熱はないものの、声が枯れている。このような風邪をひくのは生まれてはじめてのことだ。
寝ているところから起きるときもそうだったように、座っているところから立ち上がることにも気分の重さが伴う。しかし仕事を休むほどのことでもない。「とにかく蛋白質だ」と、朝食を整える。普段は旅行中にしか摂らないビタミンCを、食後にひと粒、口に入れる。
アール・ミンデルの「ビタミンバイブル」が丸元淑生により翻訳されるまで、体調の悪化をビタミンで快復させようとする考えは、一般には無かったように思う。それ以前から「具合が悪いときにはビタミン」と言っていたのは僕の知る限り、コロンボの路上で、次はバンコクの楽宮旅社で顔を合わせたタムラショードー君のみだ。旅社の廊下で痴話げんかを繰り返す、イタリア語を話す男女に「静かにしろ」と怒鳴りつけるような、タムラ君は武闘派だった。もっともそのタムラ君も、赤貝に似た貝を半茹でにした、血の滴るホイクレーンルアックをふた皿食べた翌朝は、全身に紫色の斑文を浮かべた。
まぁ、それはどうでもよい。焦眉の急は、体調を復旧させるところにある。とにかく蛋白質とビタミン、である。
朝飯 牛キムチ丼、焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」のサンドイッチ、ホットミルク
晩飯 山芋と牛蒡の「朝露」漬け、鶏と厚揚げ豆腐と水菜の鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、苺のショートケーキ、Old Parr(生)
2022.12.2(金) ほぼ十割の確率で
「そういえば」と気づいて枕の下からiPhoneを取り出す。同級生のグループラインには、スポーツカメラマンのアカギシンジ君による「メインスタンドから見て左のゴール裏に自分はいます」との書き込みがあった。時刻は3時48分。即、家内の体を揺らして声をかける。
FIFAワールドカップの予選、日本とスペインの試合は日本時間で4時の開始。
手洗いに立っているあいだにスペインが先取点を入れる。しばらくしたところで小さな用事を思い出し、事務室へ降りるべく席を立つ。
「オレがいなくなると、また点が入るよ」
「どっちに」
「それは分からない」
事務室から戻ったところでハーフタイム。後半の3分に堂安律が、ペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを打ち込んで同点。6分に三苫薫の際どいアシストを田中碧が押し込んで逆点。日本はその1点差を守りきって勝ち。ドイツ、スペイン、コスタリカとの「死の組」を、日本は信じがたいことに1位で通過した。
この大会が終わるまで、未明に日本の試合が中継される日には、僕は静かな時間が持てないに違いない。そう考えつつ決勝トーナメントの日程を調べると、日本の初戦は対クロアチアで、開始は日本時間の6日0時。家内はほぼ十割の確率で、この中継を観るだろう。僕はほぼ十割の確率で、睡眠中のはずである。
朝飯 揚げ湯波とひじきの甘辛煮、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 めかぶの酢の物、千枚漬け、「なすのたまり漬」の辛子和え、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、おでん、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.12.1(木) 66分
さて今日からいよいよ師走に突入である。勤労感謝の日までは、主に紅葉狩りのお客様で忙しかった。これからは年末年始の需要にお応えするための忙しさが始まる。今朝の起床は3時すぎ。しかしこれは、繁忙によるものではない、ただの習慣である。そして先月28日の日記にも書いたメールマガジンを配信装置に実装する。
9時すこし前に、すこし緊張しながら事務机に着く。「日光の美味七選」の予約受付のメールマガジンが僕に届いたのは9時01分。一方、その販売ページには、9時ちょうどより機能するよう設定が施してあった。
「ご注文が入り始めました」と事務係のツブクユキさんが振り向いて告げる。僕はただ座っているだけだ。日光の美味しいものをお詰め合わせして大晦日にお届けする限定40組は、10時06分に売り切れた。ご注文くださったお客様には、厚く御礼を申し上げます。
終業後は週に一度のミーティング。本日出社し、定時まで残った社員たちと、12月1日という象徴的な日が無事に完了しようとしていることを伝える。しかし今年最後の繁忙期は、いまだ始まったばかりだ。大晦日の18時までは、気を引き締めていかなければならない。
朝飯 焼き葱の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 「幸楽苑」の味噌タンメン
晩飯 「なめこのたまり炊」のなめこおろし、キムチ鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.11.30(水) ゆきぐに
枕の下を探るも、そこにiPhoneは無い。食堂のコンセントに繋いで充電をしたまま、寝室に持ち込むことを忘れたのだ。iPhoneが無ければ時刻を知ることができない。部屋の中が白んでいる。ということは、外は既にして明るみを帯び始めたのだろうか。美川憲一の歌ではないけれど、僕は夜と朝のあいだに起床したい。ほとんど音の無い環境で数時間を過ごしたいのだ。
起きて着替えて洗面所の扉を開く。明かりを点けると、低い戸棚の上のデジタル時計は3時44分を示していた。「良かった」と、顔を洗う。
起きる前の、部屋の薄明るさは何だったのだろう。と同時に「夜の底が白くなった」という有名な一節を思い出す。
青い空に入道雲を見上げると南の国へ行きたくなる。一方、雲の低く垂れ込めた暗鬱な空の下では、雪の厚く積もる場所へ行きたくなる。「雪国か」と考える。おとといの日記は書けている。きのうの日記も同じく。だから時間の余裕はとてもある。そこで検索エンジンに「雪国」と入れてみる。
川端康成が「雪国」を書いた旅館は「高半」。最寄り駅は越後湯沢。新幹線や有料特急を使ってはつまらないから、それらを外して「乗り換え案内」のボタンをクリックする。所要時間は5時間17分。「悪くないな」と感じる。かばんに入れる本は「そりゃぁ『雪国』で決まりでしょう」と思う。
朝飯 白菜の玉子とじ、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」のエビ春雨丼(ごはん半分)
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、揚げ湯波とひじきの甘辛煮、千枚漬け、トマトと刻みキャベツとブロッコリーを添えたコロッケ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)