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清閑 PERSONAL DIARY

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2023.1.18(水) 第41回日光MG(1日目)

MGつまりマネジメントゲームのことをここに書いてどれだけの人が理解しうるか。一握りを除いては興味もなく読み飛ばしておしまいなのではないか。そう考えること無きにしもあらずだ。たとえば先般の、藤井聡太と羽生善治による王将戦の内容は、僕などにはチンプンカンプンである。それを知っているから棋譜を読むなどはハナからしない。しかしとにかくマネジメントゲームのことを書かなければ今日と明日の日記は成立しない。だから簡単に期すこととする。次の日光MGまでには、より上手な書き方が見つけられているかも知れない。

マネジメントゲームは参加者の各自が2日間で5期分の経営を盤上に展開する。市場は6名で構成をされる。材料を仕入れ、商品に仕上げ、それを市場の中で競り合いつつ売る。販売の方法は入札による。価格が高すぎれば売れず、低すぎれば売れても利益は確保できない。

第1期はマネジメントゲームというものの説明、また決まりや方法の解説。実際の勝負は第2期からとなる。今回の参加者は、やむを得ない事情の者を除く社員全員に、社外から参加の方々を含めて40名。盛会はとても有り難い。

個人の成績としては、第2期は黒字でも第1期の損失を取り戻すまでは至らず、納税と配当はゼロ。第3期も黒字を確保しながら累積損は一掃できず、この期も納税と配当はゼロ。第4期の経営計画を立てる直前で本日の研修は終了。

夕食後は少々のワインを飲み、温泉に入って23時30分に就寝する。


朝飯 「一心舘」の朝食膳
昼飯 「一心舘」のゲーム用昼食膳
晩飯 「一心舘」のゲーム用夕食膳


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2023.1.17(火) 歯の手入れ

奥歯1本の噛み合わせ部分が平滑さを失っている、それに気づいたのは昨年末のことだ。即、大井町にあるかかりつけのソーマ歯科室に予約を入れた。「三大好きなこと」のひとつが飲み食いであれば、歯の手入れは欠かせない。また歯は健康寿命に直結しているような気がする。できるだけ長持ちをさせなくてはならない。

奥歯1本の、平滑さの失われた原因は、先生によればエナメル質の摩耗と小さな欠け、剥離によるものだという。今日のところは気になる部分を研磨し、またすべての歯を特殊な道具で磨いてもらう。次の診察は半年後とのことだった。

ところで今日は忙しい。上澤梅太郎商店の社員研修「日光MG」が明日あさってに迫っているからだ。大井町から北千住までの、所要時間のもっとも短い経路をスマートフォンで調べ、それに従って京浜東北線に乗る。しかし本を読むうち乗り換えの駅を乗り過ごし、結局は次善の案内に頼ることとなる。

15時前に会社に戻り、留守にしていた2日間の情報を得る。また包装係が整えた2日分の商品を、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ運び込む。

家内と共にホンダフィットに乗り、16時に会社を出る。そして会場となる「湯けむりまごころの宿一心舘」に先ずは荷物を置く。以降は一心舘と鬼怒川温泉駅とのあいだを往復しながら、西順一郎先生、佳恵先生、また広島県から参加のタナカタカシさんをお迎えする。

18時30分より、前泊の6名にて夕食を摂る。そして早々に就寝する。


朝飯 「カフェパウリスタ」のオレンジジュース、ハムチーズトーストコーヒー
昼飯 「ドトールコーヒー」の豆乳ラテ
晩飯 「一心舘」のあれやこれやそれや、他あれこれ、日本酒(燗)


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2023.1.16(月) 目の手入れ

関節と白内障の手術について、これらを受けて後悔した人はいない、という話を耳にしたことがある。

2016年6月、ミャンマーの、まるで乗り合いバスのように離着陸を繰り返す国内線の、隣の席の女の人は、僕とおなじ歳だった。膝の関節に故障を抱えていたその人は、あるとき意を決して手術を受けたところ、ヒマラヤのトレッキングさえこなせる体になったと教えてくれた。確かに、関節の手術をし、それを後悔している人には、僕はこれまで出会ったことがない。

一方、白内障のそれについては「後悔してます」と僕に訴えた人が数ヶ月前にいた。たまたま入った店で一食、不味いメシに当たるくらいならどうということもないけれど、問題のありどころが眼球ともなれば、不運では済まされない。

2018年10月、僕は両目に白内障の手術を受けた。後悔どころか大満足。特に右目は、手術を受けていなければ早晩、見えなくなっていただろう。手術後の目薬の使用法は複雑を極める。頭に霞の差しはじめてからでは、とてもではないけれど、右目と左目の双方に、日々、種類の異なりゆく目薬を別々に注し続けるなどは不可能だ。白内障の手術を医師に勧められた人は、できるだけ早く、決心をすべきと思う。

さて今日は、その手術を4年前に受けたオーミヤナナサト眼科にて、半年に1度の検診を受ける。「三大好きなこと」のひとつが本読みであれば、目の手入れは欠かせないのだ。


朝飯 鰯の丸干しの網焼きオリーブオイルかけ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと小松菜の味噌汁
昼飯 パン、ホットミルク
晩飯 「加賀田北千住店」のあれやこれや、他あれこれ、チューハイ


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2023.1.15(日) 蔵見学

正午を30分すぎるころに隠居の家内から電話が入る。「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様ふた組4名様が蔵見学をご希望になっているという。これから食後の甘味をお出しするところとのことにて、僕は13時に隠居へうかがうことを決めた。

上澤梅太郎商店の蔵見学は、現場での製造作業を考慮して、日曜日のみ承っている。その順路は、いきなり蔵へお入りいただくわけではない。先ずは隠居へご案内し、僕のおじいちゃんやおばあちゃんについてのことからお話しを始める。今日のお客様は店舗からの出発ではない、だからすこし特殊な例になる。

13時に「汁飯香の店 隠居うわさわ」の帳場から座敷へ回ると、当該の4名様のほか、3名の、これから食事をはじめようとされているお客様がいらっしゃった。その3名様にはすこしお騒がせすることをお詫びの上、寒い外ではなく座敷の中で、先ずはさわりのご説明を始めた。

4名様のうち2名様はアメリカの方でいらした。そのうちおひとりは日本語が堪能らしく、もう一人の方に僕の日本語を逐次、翻訳してくださったから、とても楽だった。そして僕もまた、意図して言葉を選び、いつもよりゆっくりとご説明をした。

蔵の中に入っていただければ、それまでの僕の解説を裏付ける諸々を、お客様はご自分の目で確かめることがおできになる。お客様のお気持ちとしては「なるほど、そうだったのか」の連続になること間違いなしである。

蔵見学は40分と少々で完了した。4名様のお顔は皆、晴れ晴れとしていた。蔵見学のご予約は電話0288-21-0002(08:30~17:30)のほか、ウェブページでも承っています。あらかじめご連絡の上、お出かけいただければ幸いに存じます


朝飯 焼き鮭、牛肉と牛蒡のすき焼き風、切り昆布の炒り煮、焼売、炒り豆腐、らっきょうのたまり漬、なめこのたまり炊、メシ、トマトと長葱の味噌汁
昼飯 2種のパン、マンゴージャム、ホットミルク
晩飯 バンブー、めんたいこ、レタスとケールのサラダロマネスコの酢油漬けパン鰯の丸干しの網焼きオリーブオイルかけトリッパのトマト煮、TIO PEPE


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2023.1.14(土) 水神祭

上澤梅太郎商店の蔵には、いつごろ置かれたものかまったく分からない水神の碑がある。そしてまた、いつごろから続いているのかまったく分からない水神祭が、毎年1月に催行をされてきた。今年は、今日がその日である。

総鎮守瀧尾神社の先代タナカキヨシ宮司の時代には、日程は任意に決められていた。あるいは当時の成人の日、つまり15日に行われることも多かったように記憶する。現在のタナカノリフミ宮司の時代になってからは、十干の「みずのえ」または「みずのと」の日を当てることとなって今に至っている。

お祭は9時から。参列するのは僕、家内、長男に加えて各部の長。長が休みの場合にはその部におけるその日の最年長者が集団に加わる。お祭は修祓、祝詞の奏上、玉串奉奠を以て今年も無事に完了した。

「正月はなぜめでたいか」について、もう20年ちかく前になるだろうか、高橋義孝が元旦の新聞に堂々の論を披露した。「なぜお祭をするのか」についても、よく考える必要がある。そして水は特に、諸々の根源である。来年もつつがなく、この日を迎えたい。


朝飯 炒り豆腐、油揚げと小松菜の炊き合わせ、めかぶの酢の物、切り昆布の炒り煮、めんたいこ、広島菜、昆布の佃煮、らっきょうのたまり漬、しその実のたまり漬、メシ、小松菜と揚げ玉の味噌汁
昼飯 揚げ玉、梅の実ひじき、昆布の佃煮、なめこのたまり炊のお茶漬け
晩飯 湯豆腐その鍋で食べる鳥鍋更にその鍋で食べるにゅうめん「宇都宮酒造」の「四季桜にごり生酒」(冷や)


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2023.1.13(金) より単純に

2月1日(水)から7日(火)までの7日のあいだ、日本橋高島屋S.C.で開かれる「老舗名店味紀行」に、上澤梅太郎商店は出店をさせていただく。それをお得意様にお知らせするハガキの宛先は1月10日に特定すべきと、事務係のカワタユキさんには先月から言われていた。しかし諸般の事情により、その作業は今日に延びた。

この、何十年も続けてきた仕事が僕は相変わらず好きだ。そしてこの仕事に相対するたび進化をさせてきた。しかしいかんせん、手順が複雑すぎる。複雑さは誤りを発生させやすい。何とか単純化を図ろうとするものの、簡単ではない。

事務室の喧噪を避け、10時30分に4階の食堂へ上がる。そして90分をかけて結果を得る。午後はその結果を3人の事務係に配布し、これから数日をかけて、彼女たちの目により最終確認をしてもらう。投函は23日からの週になるだろう。

先月はじめからの、熱を伴わない、声や呼吸器の異常はようやく去りつつある。今月6日に処方された薬が効いたのだ。ただし完全に復調したわけではないことを、からだが訴えている。どのような訴えかといえば、夜は洋食を好む僕が、日本食を欲しているのだ。

ところが午後おそくに知らされた夕食は、ビーフステーキとのことだった。そうなったらそうなったで結構、嬉しい。そうしてそれを肴に赤ワインを飲み、21時前に就寝する。


朝飯 韓国風玉子焼き、炒り豆腐、大根おろしを薬味にした納豆、油揚げと小松菜の炊き合わせ、広島菜、らっきょうのたまり漬、しその実のたまり漬、メシ、トマトと長葱の味噌汁
昼飯 白身魚のフライのハンバーガー、ホットミルク
晩飯 トマトとモッツァレラチーズのサラダ、TIO PEPE、ブロッコリーとエリンギのソテー、マッシュドポテトを添えたビーフステーキGrand Vin de Leoville 1985いちご


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2023.1.12(木) 伊豆治療紀行(11回目の2日目)

「宿の枕が低いと1日目の施術が無駄になる」と「伊豆高原痛みの専門整体院」のワタナベ先生には昨年の11月、12月と続けて注意を受けた。「お金をドブに捨てることになるからね」と先生は言う。それよりも僕は、患部の悪化による治療の痛みの方が怖い。そういう次第にて、昨夜は脱いだセーターを折りたたんで枕の下に入れた。その甲斐あってか、今日の施術も楽だった。

きのうとおなじく長い坂を下って城ヶ崎海岸の駅に至る。空も海も、おだやかに晴れている。きのう待合室の棚にあった司馬遼太郎の「殉死」は、今日は見あたらなかった。

熱海から乗った東海道新幹線を品川で降りる。新橋の大衆床屋で28日ぶりに散髪をする。「どうでも良い」と僕が考えている随一は髪型で、毎回、3ミリの丸刈りである。ところが隣の席の人は僕の上を行く、1ミリの丸刈りだった。

さて今日の銀座には特に用がある。行きつけの鮨屋がコロナ下を生き延び、更には8丁目から4丁目へと、地理的にも堂々の中央進出を果たしたのだ。

教えられた住所にはビルの名があった。ビルと聞けば大きな建物とばかり考えて、しばしレンガ通りを京橋方面へ往く。ところがそれらしい看板は見あたらない。松屋通りに右折をして、レンガ通りとガス灯通りのあいだに目を遣る。その、いかにも銀座らしい路地には白木と土壁による粋な建物があって、何年か前までは話題を呼んだラーメン屋が入っていた。「あそこだとすればカッコ良いな」と好奇心を覚えつつ近づく。2階は親子丼屋、1階は和菓子屋、そして地下へ伸びる階段を覗き込むと、白い蘭の鉢と共に、いまだ外へ出される前の行灯が見えた。

全6席のその店は、機能性としては潜水艦の幹部用食堂。しかし雰囲気は、深海に沈めた水槽のようだった。英語で言えば”the hidden jem”か。繁盛を祈って止まない。


朝飯 「杉国商店」の室鯵定食
昼飯 玉子焼きと明太子のサンドおむすび、お茶
晩飯 「鮨良希」のあれやこれやそれや、他あれこれ。「吉田酒造店」の「手取川冬純米」(冷や)、「荻野酒造」の「萩の鶴純米吟醸」(冷や)、「梅津酒造」の「冨玲生酛仕込純米」(常温)


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2023.1.11(水) 伊豆治療紀行(11回目の1日目)

「ほぼ年中無休」で働こうとすれば、からだの手入れは欠かせない。「宇都宮痛みの専門整体院」のワタナベマサヤス先生が「寒いところはイヤだよ」と本拠を静岡県へ移し「伊豆高原痛みの専門整体院」を開いて以降、2021年は4月の1回、しかし昨年は9回、通った。そのほとんどは家内と共にだが、昨年11月は、都合により僕ひとりでの行動となった。そして今回も、突発的な出来ごとにより単独での伊豆行きが決まった。

ホテルのキャンセル料は6,300円。バカバカしい出費である。そしてあらためて、ひとり用の安宿を予約した。場所は、いつもの伊豆高原ではなく、その手前の伊東である。詳細は省くが、その方が安く済むのだ。

それはさておき一昨年4月から膝に受けている荒療治は、昨月までにくらべて劇的に楽になった。9,000ボルトの電子ペンを患部に突き立てる施術は、症状が重いほど痛い。それが今日は、ほとんど痛みを感じない個所もあれば、感じたとしても拷問まがいのそれではない。突き立てられる場所も昨月までの両膝あわせて約40個所から大きく減って、今日はせいぜい14個所くらいのものだった。

「ウワサワさんは自分のからだと会話のできない人」と、先生は言う。おっしゃる通り、膝が悪いという自覚は僕には皆無だ。しかしこれを放っておくと、そのうち極端なことが起きる。それを僕に初めて知らしめたのは、2018年の晩秋に突発した右の背筋痛である。ワタナベ先生とは、それ以来のつきあいになる。

治療後は、海へ向かって1,100メートルの坂を下る。城ヶ崎海岸の無人駅には棚に本があるから、30分に1本の列車を待つあいだに退屈はしない。伊東では首尾良く刺身の美味い店を見つけた。そして20時に就寝をする。


朝飯 切り昆布の炒り煮、油揚げと小松菜の炊き合わせ、マカロニサラダ、納豆、広島菜、らっきょうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、お茶
晩飯 「かっぽれ」の刺身盛り合わせ若布の酢の物海の幸のグラタン「仁井田本家」の「田村純米吟醸」(燗)


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2023.1.10(火) 喜者開扉

朝、販売係のサイトーミホコさんが事務室に僕を呼びに来る。外国のお客様なので助けて欲しいという。

欧米系の男性1名、女性3名のうち、もっとも積極的な女性は僕に、二つ折りにした紙を開いてみせた。そこには「奈良漬」の漢字があった。旅の途上で入った鮨屋の漬物に感動し、板前に頼んで書いてもらったのだという。

上澤梅太郎商店はたまり漬の店で、奈良漬けは扱っていない。東京の百貨店で求めるのが最上の方法とお答えをすると、自分たちはこれから千葉へまっすぐ帰るのだと、困惑の表情である。

彼らにはらっきょうのたまり漬の試食をお渡しし、お茶を飲んでお待ちいただくようお願いをする。そして事務室へ戻って家内にことの次第を話す。すると、奈良漬けなら数十年前に酒蔵の渡邉佐平商店で求め、これを好物とする母親に送ったという。即、電話をすると上手い具合に社長が出てくれた。果たして奈良漬けは、今も扱っているとのことだ。

給茶器のある客だまりへ速歩で戻り「この街でも奈良漬けは買えます」と、女性にお伝えをする。そして市中心部の地図の当該部分を赤いマジックインキで囲み、その脇に”WATANABE SAKE-BREWERY”と大きく書いてお渡しをした。一行はらっきょうのたまり漬、たまり「朝露」、そしてフリーズドライ味噌汁などをお求めになって後、成田ナンバーのレンタカーで日光街道を下っていかれた。

今度は10時に販売係のササキユータ君が呼びに来る。店の前の門松を片付ける、その手伝いを僕がするのだ。

「正月 飾り いつまで」と検索エンジンに入れると、それを下げる日についての解説がいくつも出てくる。僕は、それらの情報を参考にはしても、従うわけではない。地方によってまちまちなら、家によってまちまちでも構わないではないか。そして今年は今日をその日と定めた経緯があった。

店の次は隠居へ移動し、店のそれとは異なる小さな門松を庭へ引き入れる。後は隠居係のタカハシリツコさんがどうにかしてくれるだろう。店の裏手に戻ったササキ君は、そこで大きな方の門松の解体を始めた。

僕が不在にしているあいだにワタナベさんが下さった電話によれば、一行は奈良漬けと日本酒を手に入れ、お帰りになったという。マカオから来たという彼らは、今夜はらっきょうのたまり漬と奈良漬けで新酒を楽しむに違いない。まさに喜者開扉。記憶に残るのは、そういう旅だけ、である。


朝飯 筑前煮、菠薐草と榎茸のおひたし、納豆、紅白なます、しその実のたまり漬、らっきょうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、トマトとズッキーニと長葱の味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 刺身湯波、筑前煮、マカロニサラダ、切り昆布の炒り煮、らっきょうのたまり漬、キャベツの千切りを添えた豚の「しょうがのたまり漬」焼き、冷蔵庫にあった謎の日本酒(冷や)


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2023.1.9(月) 老人だけの家

「去年の11月に大けがをした話、しましたっけ」と先日、年始の挨拶に来た電気工事会社の社長がその顛末について語ってくれた。

11月に日光市の農村部で仕事をしていた際に、脚立から落ちた。脚立は人の背より低かったものの、落ちる途中で最上部の蝶つがいに顔をぶつけ、頬に深い切り傷を負った。落ちた場所には様々な構築物があって、肋骨3本と肩の骨を折った。幸いだったのは周囲に仲間がいたこと。胸の傷が肺に達していることを懸念した仲間は医療用のヘリコプターを呼んだ。それにより運ばれた大病院での手術の結果、今は何の後遺症も残っていないとのことだった。

風呂桶の真上にある換気扇の、フィルターの掃除をする時期が来たことを報せる赤ランプがきのう点灯した。この作業をするときにはいつも、僕は丸みを帯びた風呂桶の縁に立って、天井へ手を延ばしていた。そしてそのたび「いつかは足を踏み外すに違いない」と考えていた。しかし今日は先日の社長の話を思い出して、床に脚立をしっかり立て、その2段目に乗って作業をした。これからはこの方式を採ろうと思う。

呼吸器の不調により処方された薬は現在、5種類。それらは「朝晩2回」とか「毎食前の1日3回」とか「毎食後の1日3回」とか「朝夕食後の1日2回」など、それぞれ服用の時間、回数、個数が異なっている。それらをこなすことは、今の僕にはさして難しくない。しかし頭に霞のただよう齢になれば、これは中々に難儀だ。

先に書いた換気扇のフィルター交換についても同じく「老人だけの家は大変だろうなぁ」と、人ごとながら心配をする。僕も凡人であれば、心配をするだけで、何かを始めるわけでもないけれど。


朝飯 油揚げと菠薐草のおひたし、牛肉と牛蒡のすき焼き風、納豆、ひじきと梅干のふりかけ、広島菜、らっきょうのたまり漬、しその実のたまり漬、メシ、トマトと大根の味噌汁
昼飯 揚げ玉、海苔と鰹のふりかけ、鮭のハラス焼き、しその実のたまり漬のお茶漬け
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、TIO PEPE、スパゲティミートソース、Chablis Billaud Simon 2018、レーズンウィッチ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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