2025.4.6(日) 早起き
2時台の起床には「こんなにはやく起きて、夜まで保つだろうか」という不安がつきまとう。4時台の起床は当たり前で、なにも感じない。5時台の起床には「朝の自由な時間がいくらも確保できない」という損した感がつきまとう。僕の理想の起床時間は3時台。しかし今朝、起きて洗面を済ませて食堂に来ると、食器棚の電波時計は10秒だけだが4時を過ぎていた。僕の基準からすると、これは3時台の起床にはならない。
所用にて、未明のうちに2度も事務室に降りる。僕は、必要がないかぎり、靴下は履きたくない。今朝はその2度とも裸足で行き来をして、随分と暖かくなってきたことに気づく。
経年劣化なのか、1月21日に膝の痛みを訴えた家内は、その後、伊豆のカイロプラクティックでの荒療治が効いて、ひと月の後には普通に歩けるところまで回復をした。しかし不凍栓の開閉が必要な先週までは「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日には毎朝、僕が隠居まで付き添っていた。今朝は4キログラムの日光味噌「梅太郎白味噌」を運ぶため、やはり家内に付き添って、5日ぶりに隠居の敷地に入る。
勝手口に味噌を置くとすぐに、裏手から庭にまわる。白梅はそろそろ花びらを地面に落としつつある。紅梅の息の長さには驚くばかりだ。そしてその紅梅の背後に高く立つ山桜は、鑑賞に堪えるところまで花を開いていた。
ひとりで整える朝食のおかずは焼き魚。味噌汁の具は葱坊主の天ぷらと若布。食後に魚焼きグリルの汚れが気になって、できる範囲内で、ではあるものの、徹底的に洗う。ここまでしても時刻は7時。早起きとはまこと尊ぶべきものと思う。
朝飯 めぬけの粕漬け、甘海老の塩辛、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、葱坊主の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティナポリタン、Chablis Billaud Simon 2018
2025.4.5(土) 祭の準備
事務机の左手に提げたカレンダーの、4月5日の余白には「10:00 会所準備 公民館」と、数週間前より忘備を記しておいた。しかしもろもろの事情により町内公民館への階段を上がったときには10時を20分を回っていた。総鎮守瀧尾神社の春の大祭に向けての祭壇の準備は、半分以上が終わっていた。僕は会計係として自治会長の振り出した出金伝票に従って、封筒に小分けした現金を持参した。それをウカジシンイチ自治会長に手渡し、すべての金額を確かめてもらう。
2024年度の会計はいまだ締めていず、しかし2025年度の出金は、春の大祭にかかる経費から、既に始まっている。僕以前の会計係がこの時期にどうやり繰りをしていたかは知らない。僕は面倒を避けるため、新年度のはじめの出金はすべて、自分が立て替えることとしている。
いちど会社に戻り、11時30分に予約をした蕎麦屋「やぶ定」へ出かけて町内役員と共に昼食を摂る。役員は13時にふたたび公民館に集合。次の週末に渡御の行列が練り歩く日光街道の西側は、地区委員長のタノベタカオさんとふたりで注連縄を張った。
お祭の提灯は各戸、今週末に出すことになっている。しかし上澤梅太郎商店では店頭の景色を賑やかにするため、今朝より提灯を出した。注連縄から垂らす幣束は雨風により千切れることがあるため、今週末より提げる予定にしている。
朝飯 ウインナーソーセージと菠薐草のソテー、甘海老の塩辛、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー蕎麦
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリのカラシ和え、ピータン、鶏モモ肉の唐揚げのスーラーあんかけ、あんかけ焼きそば、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)
2025.4.4(金) 会計係
今の時期は、4時台もその半ばを過ぎれば夜明けの気配が見えてくる。おとといは雪、きのうは雨、そして今朝はようよう晴れて、東の低い雲の上には明けの明星が留まっている。太陽の昇る位置は、冬のあいだにくらべれば随分と東に寄って、食堂の椅子に座ったままでは窺えない。
午前、春日町1丁目の会計係として、複数ある預金通帳のうち、僕の知らないあいだにお金が出たり入ったりする1冊のみを持って銀行へ行く。そしてこの1年間の出納をATMで記入する。街灯照明のための電気代は、2023年5月23日に自動引き落としされた金額にくらべて、2024年5月27日の金額は1.89倍になっていた。それに伴ってのことなのか、日光市生活安全課から振り込まれた助成金は、前年度の数字に対して1.64倍になっていた。
会計監査は今月の19日。17日と18日は伊豆へ行く。16日は店休日で、全社員と研修、勉強、話し合いがある。よって決算書は遅くも15日までには完成をさせる必要がある。地区委員長により毎月末に届けられる消防のための積立金、およびお祭のための積立金は、14日までに銀行へ預け入れることにしよう。
役員が自費を積み立てて催す親睦旅行は「コロナ」のあいだは中断をされていた。昨年の伊勢神宮への旅は、僕は日程が合わずに参加をしなかった。この親睦旅行においては、僕はバスの中では本を読み続け、行った先では宴会をして寝るだけだから、行き先はどこであろうと構わない。無事に行って帰ってこられれば、それで満足である。
朝飯 玉子焼き、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、焼きおむすび、若布と菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダ、2種のパン、マッシュドポテトを添えた馬の頬肉のシチュー、農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023、ブラッターチーズといちごの蜜煮のメイプルシロップがけ、Old Parr(生)
2025.4.3(木) 面白いと感じるかどうかは
3時台に起きることができれば、朝にすべきことの大抵は、早くに終わってしまう。そうしたら未明の街へ出てウォーキング、などということはしない。僕は日がな寝ている猫とおなじく、なまけ者なのだ。そうして食堂の椅子に着いたまま、ウェブ上を徘徊する。
そうするうちブラウザにドバイのダイソーが現れる。店内には巨大なディスプレーがあって、そこには日本の名所の画像と共に”YOU NAME IT WE HAVE IT”の文字があった。さてそれはどういう意味だろうと、Google翻訳に頼ってみる。改行、また前半部分や後半部分を単独で試すことにより変わるものの、概ね「お申し付けください、ご用意できます」と出た。「なるほどー」である。
1991年の春にバンコクのチャルンクルン通りを歩いていたときのこと。美術品屋のガラスの扉に”YOU SHOP WE SHIP”とあって「上手めぇこと言うな」と感心をしたことがある。”YOU”と”WE”を組み合わせた商売上の慣用句が、英語の世界にはさまざまあるのだろう。
そうして現実の世界に戻ってみれば、上澤梅太郎商店のショーケースの前でお迷いになっていらっしゃるお客様がいらっしゃれば「何かお探しのものがあれば、どうぞおっしゃってください」とお声がけをする。そう、僕も”YOU NAME IT WE HAVE IT”は日常的に口にしていたのだ。面白い話と思うけれど、僕以外の人もそれを面白いと感じるかどうかは不明である。
朝飯 グリーンアスパラガスのソテーを添えたトマトのスクランブルドエッグ、鮭の昆布空き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 細切り人参と細切りじゃがいもとブロッコリーのソテーを添えたハンバーグステーキ、農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023、エクレア、Old Parr(生)
2025.4.2(水) 客舎青青柳色新
勸君金屈巵
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離
子供のころからいろいろな習いごとをさせられてきた。その結果なのか、それとも生まれつきなのか、いわゆる習いごとは大の苦手である。習いごとの第一歩は、人を型にはめるところにある。それが、人を育てる上でとても大切なことは分かっているものの、型とはいわば手枷足枷のたぐいで、これをはめられては息が詰まる。僕は、Tシャツと緩いズボンとゴム草履でブラブラしているのが好きなのだ。
そういう僕も、漢詩の勉強会があればぜひその場に連なってみたい、という気持ちは、ここ20年ほど持ち続けている。「だったらさっさと探して行ったらいいじゃねぇか」と言われれば、まぁ、おっしゃる通りである。
そして、それを探す前から「勉強仲間と行く中国漢詩紀行」なんてツアーがあったら、ぜひ参加をして、王維が詠んだ「客舎青青柳色新」のような場所で、風景と名文と紹興酒に酔いたいものだと、つい脇道に逸れるようなことを考えたりもする。
朝飯 酢リーンアスパラガスのソテーを添えたベーコンエッグ、納豆、生のトマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鮨其の一、其の二、其の三、2種の焼き鳥、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)
2025.4.1(火) 梅に雪
先週の暖かさから一転して、いまは寒さの最中にある。今日は雪の予報が出ていたため、起きてすぐに外の様子をうかがった。アスファルトは濡れているものの、それはごく弱い雨によるものだった。
仏壇のことなど早朝の用事を済ませてから食堂のテーブルできのうの日記に取りかかる。そのうち朝食の準備を始める6時30分が近づいてくる。ふと目を上げると、未明の微雨は、いつのまにか雪に変わっていた。
「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」は、于武陵の五言絶句「勧酒」の、井伏鱒二による和訳の後半と、検索エンジンには出てくる。その花とは中国のことだから桜ではなく梅、という気もする。「今日は梅に嵐ではなく、梅に雪だわな」と考えつつ、8時からの朝礼の後は、土日月と営業をした「汁飯香の店 隠居うわさわ」のゴミ出しのために隠居へ行く。
庭の木々や芝に積もった雪は、ごく薄いものだった。しかし雪はその後、大きな牡丹雪となって、一時はかなりの勢いで落ちてきた。「融雪剤、撒いてもらおうか」と家内が訊く。何かと高を括る癖のある僕は「16時には雨に変わるって」と、スマートフォンの天気予報を見ながら暗に、融雪剤の必要は無いことを伝える。
結局のところ、道路にも店の駐車場に雪は積もらなかった。気温は今週の金曜日より劇的に上がると、予報は伝えている。ぜひ、そうなってほしい。
朝飯 菜花のおひたし、スペイン風目玉焼き、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 春雨サラダ、薩摩芋の蜜煮、焼き餃子、紹興酒「曲渓」(常温)、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)
2025.3.31(月) あらためて目を開く
今月の10日に受けた健康診断の結果が届いた。もっとも気になるγ-GTの値は50以下が合格のところ、29だった。
僕は風邪で発熱をしたなどの日を除き、酒は毎日、飲む。小遣い帳を検索してみれば、直近では昨年の6月17日に耳鼻科のセキネクリニックで解熱剤を処方されていた。念のため、日記も遡ってみる。すると体調を崩していたらしい6月15日から18日までは飲酒をしていなかった。その翌日、つまり昨年の6月19日から今般の健康診断の前日までは、タイ行きの深夜便に乗るため羽田空港へ行った9月25日を除いて酒の切れる日は皆無だったと思われる。それでいてγ-GTが29とは、よほど肝臓が強いのだろうか。
EBエンジニアリングのタシロジュンイチさんには、未明にメッセンジャーで連絡をしておいた。そのタシロさんが昼前に来たため、車庫の鍵とホンダフィットの鍵を預ける。そして昨年の12月29日に「モビリティリゾートもてぎ」でブガッティを走らせた際の、ブガッティに残ったガソリンをホンダフィットに移してもらう。
昼食の食器を洗い終えて、応接間から盲腸のように伸びた、廊下というか通路というか、そういう場所にある本棚に近づく。そして今月のはじめにタイで読み残したドナルド・キーン編「続百代の過客」の下巻を引き抜き、しおりの位置を確かめる。それは「蘆花日記」の、248ページと249ページのあいだにあった。索引を除く最終の323ページまでは、次の伊豆行きで読めるだろう。
僕は活字中毒でも、紙に印刷をされた活字は、家ではなぜか新聞しか読まない。新聞以外の活字は日常から離れたところで読みたい、という欲求があるのだろうか。ちなみに「しおり」は過去の日本経済新聞の切り抜きで、早月くらの短歌が4首ばかり並んでいる。そのうちの1首「感情はどこまで薄くなるだろう帰路ひと房のミモザを抱いて」を読んで、これが褒め言葉になるかどうかは不明ながら「まるで寺山修司じゃんか」と、改めて目を開く。
朝飯 焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、トマトとキャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「大昌園」のあれや、これや、それや、他あれこれ、麦焼酎「田園シルバー」(オンザロックス)
2025.3.30(日) 梅と桜
朝食に用いた食器を洗いつつ「水ぬるむ」ということばが頭をよぎる。さてそれは、何月の季語だっただろう。
事務室に降りて、先般タイにも持参した稲畑汀子編「ホトトギス季寄せ」を開いてみれば、それは果たして「三月」のところにあった。そのままページを繰っていくと「初雷」というものがあり、とすれば今月24日の雷を僕はいかにも季節外れと感じたけれど、それは自分の浅学によるものと知れた。考えてみれば「春雷」なら珍しい語句でもなく、つまり雷は夏だけのものではなかったのだ。
はじめて目にした季語は「捨頭巾」。頭巾は今様に言えばバラクラバだから「捨頭巾」は、春にこれを脱ぐことを指すのだろう。バラクラバはむかし石井スポーツ製のものを持っていたことがある。この防寒具は、いちど経験をすると、その暖かさから手放せなくなる。しかしそれを普段にかぶれば不審者以外の何ものでもないから、冬山で遊ぶことをしなくなった今は、手元に置いていない。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、きのうも今日も満席。9時にご予約のお客様がいらっしゃる前に、その庭へ出かけてみる。客席の目の前の白梅は、随分と開いた。紅梅は今が盛り。その後ろの高いところにある山桜は、つぼみを大分、紅くしてきた。これに加えて染井吉野と枝垂れ桜のそろい踏みが見られるのは、来月のなかばになるだろう。
朝飯 赤魚の粕漬け、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティナポリタン、Chablis Billaud Simon 2018、農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023
2025.3.29(土) 猫も時には起きる
スマートフォンの天気予報が冬の戻りを報せている。よってベッドの下の引き出しに仕舞ったばかりの、ユニクロの超極暖ヒートテックタートルTをふたたび取り出し、着る。来週の前半は更に気温が下がり、火曜日には雪さえ降ると、週間の予報には出ている。それを見て、過去、この時期に冬物をクリーニングに出して後悔したことを思い出す。スタッドレスタイヤも、いまだそのままにしておいた方が良さそうだ。
8時からの朝礼を終えて、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に本日最初の納品をする。定時の8時30分より前に店を開け、販売係の出社する9時すこし前まではひとりで店番をする。9時を回ったところでコンピュータと10キー、自作の作業手順書と紙とペンを手に4階の食堂へ上がる。
顧客名簿から一定の条件を元に特定のお客様を抽出する仕事は、僕のもっとも好むところのものだ。先ずは4月23日からの、柏高島屋での出張販売のご案内のお送り先を特定する。日本橋高島屋や新宿高島屋のご案内とは異なって、柏の場合は対象となる地域が狭いため、作業に必要な労力も、それほどは大きくはない。ちなみに手順書の内容は最新の現状を受けて、常に更新をされる。
次は5月に投函をする、夏の贈答のご案内のお送り先を、早くも抽出する。好きな仕事に臨んでいる最中には「メシなど、どうでもよい」という気分になる。しかしそれでは食事のリズムが狂うから、実際には途中で昼食を摂る。
顧客名簿から特定のお客様を選び出す仕事は、年に5、6回はするだろうか。おとといの日記に書いた「日がな寝そべっている猫」も、そのときだけは起き上がる、というわけである。
朝飯 鈍刀煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬によるお茶漬け
昼飯 カキフライ丼、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 けんちん汁、菠薐草のおひたし、茗荷と白髪葱としその葉とにんにくのたまり漬を薬味にした馬刺し、薩摩芋の葱油風味、信玄餅、「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)
2025.3.28(金) 春の花
年末から店の犬走りに置いた鉢植えの萬両は、赤い実を鳥にほとんど食べ尽くされ、みじめな姿をさらしていた。それに代わるマーガレットシンプリーコーラルが今朝はようやく届いて、ようよう春らしくなった。萬両とは異なって、マーガレットは多くの水を求める。しばらくは気をつけて接することにしよう。
町内の会計係としては、3月の末から4月の会計監査までは、中々に忙しい。個々のお宅の町会費は毎月、地区委員長が集めて届けてくれる。しかし町内に点在する法人へは、僕が出向いて集金をする。また町内が借りている施設については、その使用料を僕が振り込む。その作業を今日は午前と午後に行った。法人の中には人の常駐していないところもあり、そこからの入金が遅れれば、未収のまま決算書を作るまでだ。
閉店が近くなるころ、ミャンマーの中部で大きな地震のあったことを知る。被害は限定的と考えていたところ、震源地から1,000キロメートルも離れたバンコクにも大きな揺れが及んでいた。
即、バンコク在中の同級生コモトリケー君にLINEで状況を問い合わせると、チャオプラヤ河畔に建つ、新建材によらない古典的なコンドミニアムの、ひび割れて床に散った漆喰を掃除する画像が送られてきた。地震に慣れている日本人とは異なって、タイ人は異常に怯えているという。
気の毒なのは、バンコクに建設中の高層ビルが崩れて、そのがれきに埋まってしまった人。そのタイは兎に角として、ミャンマーの未来は長く続く政治の混乱もあって、明るいことはひとつもないのではないだろうか。
朝飯 生のトマト、菠薐草のおひたし、ウイナーソーセージのソテーを添えた目玉焼き、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、甘海老の塩辛、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、豚肉と厚揚げ豆腐と椎茸と菠薐草の鍋、「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)