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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2024.5.5(日) 規則性

「こりゃ、大変だー」というナレーションと共に終わるアメリカのテレビアニメーションを、子供のころ毎週、観ていた。番組の名は覚えていない。

早朝にメーラーを回したところで「汁飯香の店 隠居うわさわ」に複数のご予約の入っていることに気づく。それらは初見の方からご常連まで、数時間後にご来店の方や、ここ数日のあいだ予約とキャンセルを繰り返していらっしゃる方などが入り交じって、まるで絡みついた糸玉のようだ。それを目にして思わず「こりゃ、大変だー」と声が出る。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約は「ぐるなび」をはじめ、電話、口頭、友人知人はそれ以外の方法も用いるから、事務室の壁に貼ったガントチャートにより一元管理をしている。即、4階の食堂から1階の事務室へ降り、その表を手にふたたび4階へ戻る。そうしてきのうの閉店後から今朝までに戴いたご予約を、その紙に記していく。

店の忙しさは、昼を過ぎるころより”continuous”の状況を呈してきた。事務室からもっとも近いところに置いている営業車のホンダフィットは、お客様のお車が最大限の台数で駐められるよう、午前のうちより国道121号線向かいの駐車場に移動しておいた。13時45分より昼食。いくら忙しくても、食事の規則性を保つことは大切である。

連休の最中は特に、お客様が途切れないため、定時に店を閉めることはできない。それでも19時前には明後日の釣銭の準備を済ませて自宅へ戻る。


朝飯 香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 納豆を添えた素麺
晩飯 モロコの佃煮、たまり漬あれこれ、若布と玉子のスープ茹で鶏の香草魚醤ソースメシ、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)、葛餅


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2024.5.4(土) 紫外線

今年の黄金週間は、前半の3日間は晴れ、谷間の平日は水曜日のみ雨、以降は晴れ続きと、空の状態は理想的なものになりつつある。おとといときのうは晴れても気温は低かった。しかし今日は「水銀柱はうなぎ登り」などと書けば「日本語の作文技術」を著した本田勝一には叱られそうだけれど、とにかく気温が上がって嬉しい。

朝のテレビの天気予報は、宇都宮の最高気温が東京より高い28℃を記録すると伝えていた。とはいえ上澤梅太郎商店は県都より北にあり、且つ社屋は鉄筋コンクリート製のためか、屋内は涼しい。よって午前から頻繁に外へ出て、高い気温を満喫する。まるで日光浴を最大の目的として南へ旅する北欧の人、である。

ところで日本ではここ数年、紫外線を避けようとする人が急に増えた気がする。ということは、日光浴はからだに悪いのか。そのあたりについて調べると、日光を避けるにしても当たるにしても、いずれも程度の問題らしい。

昨年のハジャイでは、日陰を選んでプールサイドにいたものの、ひどく日焼けをして参った。気は進まないながら、今年は遂に、紫外線を避けるための長袖シャツを着る必要があるかも知れない。


朝飯 牛肉と玉葱のすき焼き風、ブロッコリーのソテー、納豆、めかぶの酢の物、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と長葱の味噌汁
昼飯 納豆を添えた素麺
晩飯 グレープフルーツとベビーリーフのサラダトマトと浅蜊と白魚のスパゲティChablis Billaud Simon 2018シュークリーム、Old Parr(生)


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2024.5.3(金) Luca Pacioli

会計に関する仕事は年度末が忙しいということになっている。しかし町内のそれにおいてはむしろ、年度はじめの方がややこしい。

向こう三軒両隣の「組」から町費を集めるのは地区委員長。東、西、中央の3名の地区委員長から届けられる町費を記帳して保管するのは会計係の僕。その町費は組によって月払い、年払い、半年払い、ときには四半期払いと異なるから、年度はじめの記帳は厄介になる。その仕事に今日は朝の9時から取りかかり、自治会長による出金伝票の処理も含めて11時前にようやく完了する。

ひと息をついて「コンピュータが無くては、この仕事は辛いわな」と思う。「しかし」と、また別の考えも湧く。イタリアではルカ・パチョーリの出現より前、14世紀とも15世紀とも知れないころから商人たちは複式簿記による帳簿を携帯していたのだ。驚く他は無い。

11時以降はようやく普段の仕事に復帰をして、店に立ったり、あるいは道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に複数回の配達に出かけたりする。道の駅の広場ではプロレスが行われていた。今年の黄金週間では、明日の4日がもっとも忙しくなるだろうか。


朝飯 スペイン風目玉焼き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、肉じゃが、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とキャベツの味噌汁
昼飯 きのうのアクアパッツァの残り汁をソースにしたスパゲティ
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダブロッコリーのソテーとたまり漬によるソースを添えたハンバーグステーキチーズCLOS DU MAROUIS 1986“Chez Akabane”のタルト、同パイ、Old Parr(生)


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2024.5.2(木) 関門

きのうの雨から一転して空は晴れた。空気は「パリパリ」と音の聞こえそうなほど乾いて、いかにも5月らしい。ただし気温は低く、それだけは歓迎できない。

着るものを乱れ籠に用意することを前の晩にし忘れても、暗闇の中で誤ることなくそれらを箪笥から取り出すことができる、というのが僕の密かな自慢である。それは、箪笥のひとつひとつの引き出しをシャツや靴下や下着の専用にしていること、もうひとつは同じシャツ、同じ靴下、同じ下着を揃えていることによる。これのできる人は、全人口中の何割くらいだろう。あるいは「そんなことは自画自賛であって、客観的にはどうということもない」と言われるかも知れない。

箪笥の別の引き出しには、gicipiの襟の高い長袖シャツとセントジェームスの長袖シャツという、いわば「よそ行き」が納められている。それらをできるだけ早く半袖のシャツに替えたい。しかし今日の気温では、いまだ無理だ。夏の前には梅雨寒がある。それもまた関門である。

「2024 梅雨」と検索エンジンに入れてみる。関東甲信の梅雨入りは平年並みの6月上旬と出た。その梅雨は長く続き、梅雨明けの後は猛暑の予想もあった。猛暑は嬉しくても、梅雨が長く続くのは嫌だ。

らっきょうの大生産地のひとつは九州南部で、最近は梅雨の最中にしばしば線状降水帯が発生する。「今年は豊作傾向」と伝えられても、たった一度の大雨で不作になり、価格が高騰することも少なくない。「今年はどうか無事であってくれ」と、祈るばかりである。


朝飯 牛肉と玉葱のすき焼き風、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 アクアパッツァパンChablis Billaud Simon 2018エクレア、Old Parr(生)


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2024.5.1(水) ようやく5月

本文は書けているものの、最上部に置く画像が決まらないから日記を公開できない、ということがしばしばある。この1週間ほどもその連続で、日記の更新がしばしば遅れた。「画像を撮るなど一瞬のことではないか」と問われれば、対象をカメラに納める時間は一瞬でも、それをし忘れることが頻繁なのだ。

列車に乗って100キロメートル以上も離れたところへ行くとか、飛行機に乗って数千キロメートル以上も離れたところへ行くなどのときには、その「し忘れ」は発生しない。行った先には日常に無い風景や文物があるからだろう。

しかしよくよく考えてみれば、日常にあっても、見慣れない風景や珍しい文物には出会っているはずだ。それに気がつかないということは、それを感知する受信装置が錆び付いているからに違いない。

「春が来た」と喜んで防寒のための服を3月のうちに洗濯に出すと、三寒四温の戻りがあって後悔する羽目になる。それを毎年のように繰り返してきた。今年はそれを忘れず、中綿入りのベストや上着はクローゼットに温存した。しかし今日から5月であれば、もう大丈夫だろう。そう考えて午前のうちに、それらを洗濯屋に預けに行く。

寺山修司はむかし、麻布の小さな焼肉屋でちかくのテーブルに見かけたことがある。別のテーブルには石野真子と陽子がいた。「あの空間は何だったのだろう」と、今でも不思議に思うことがある。


朝飯 豆腐の玉子とじ、炒り豆腐、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 肉じゃが、鮪の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、三つ葉の辛子和え、胡瓜のぬか漬け、湯豆腐、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(燗)


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2024.4.30(火) 毎日が日曜日

新聞で見逃した訃報にしばらくしてから接し、しかし間違いがあってはいけないから複数の人に確かめるうち遅くなってしまったお悔やみに、今日は10時よりお伺いすることができた。ご遺族との会話は楽しかった。しかし10時30分には銀行の人が来て、僕はいくつかの判を捺さなくてはならない。よって勧められたソファからは早々に立たざるを得なかった。まったくもって「毎日が日曜日」という人が羨ましくてならない。

「引退したらボケる」と主張する人がいる。「ボケるわけがない」という意見もある。僕は後者に与する者である。実のところ、早々に引退をして南の国で過ごしたい。海外であれば、意思の疎通には英語またはその国の言葉が必要になる。ひとりの時間には本を読む。そいいう環境の下で一体全体、人はボケるだろうか。

シンガポールでの展示会に自社の商品を出品する。その仕事の合間にバンコクへ行く。面白いところがあったら教えて欲しいと先日、ある人に声をかけられた。僕は南の国では大抵、プールサイドで本を読んでいる。だから面白いところ、というものは特に知らない。その旨を言うと、だったら自分も本を読むことにするとその人は答えつつ、自身のライブラリをiPadに見せてくれた。そこには魯山人もあればイヴォン・シュイナードもあった。「いいじゃないですかー」である。

パタゴニアの新しいバギーショーツは、いつ買いに行けるだろう。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、トマトのスクランブルドエッグ、納豆、三つ葉のおひたし、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ジーマミー豆腐、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、芋けんぴ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、グリーンアスパラガスの豚肉巻ソテー、メシ、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)


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2024.4.29(月) 悩みどころ

衆議院の3つの補欠選挙において、自由民主党が不戦敗も含めて全敗したことを新聞各紙が伝えている。

「私は自民党員ではありますが、今回ばかりは自民党にお灸を据えたい」と、麻生内閣の末期に語った人がいる。自由民主党に代わって民主党の鳩山内閣が成立し、しばらくすると「はー、もう民主党には愛想が尽きた」と、長年に亘って組合活動を続けてきた人は溜息をついた。肩入れが過ぎれば落胆も大きくなる、ということだ。

それはさておき気温はきのうより上がり、宇都宮は東京より暑くなると、スマートフォンの予報は伝えている。きのう半袖ポロシャツに重ねた木綿の長袖Tシャツは、今日は椅子の背もたれに掛けられたままになった。

初夏は歓迎すべき季節だ。しかしここ数年はからだの変化が激しい。昨春来の皮膚の変調は、インターネットで見つけた神田の皮膚科により現在は小康を得ている。そこで処方された抗アレルギー薬は鼻炎にも効くはずではあるが、今年は花粉症の症状が強い。いわゆるポケットティッシュはクリネックスの大判が使いやすいけれど、その在庫も尽きてしまった。amazonで送料を無料にするには60パックを買う必要がある。悩みどころである。


朝飯 トマトサラダ、ピーマンとウイナーソーセージのソテー、納豆、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、香港橄欖菜、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 納豆を添えた素麺
晩飯 「大昌園」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「田苑シルバー」(オンザロックス)


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2024.4.28(日) 春を通り越して

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の桜が終わり、新緑に変わりつつある様子は、4階の食堂からも望める。それを現場で確かめるため、朝礼の後に隠居の庭へ行く。いつの間にかあちらこちらにツツジの紅が目立っている。藤も花房を大きく垂らしている。季節の移る速さには、ただただ驚くばかりだ。

先月の29日までは、ユニクロの超極暖のシャツにパタゴニアのR1エアクルーを重ねていた。それからひと月を経ないうちに、季節は春を通り越して初夏になってしまった。関東地方の各所に夏日が予報された数日前より、店ではお客様がお買い上げくださった商品に保冷剤を添えることを始めた。その保冷剤の在庫を心配する声が販売係からもたらされた。即、頼みつけの会社に発注をする。

ところで梅雨明けを切望している旨を4日前の日記に書いた。梅雨が明けると何があるか。青い空と巨大な入道雲、そして高い気温がある。その気温が今日は実現してしまった。熱いにゅうめんなど食べている場合ではない。冷蔵庫には幸い、家内の作り置いたつゆがあった。昼はそれで素麺を食べた。しかしそのつゆの量はせいぜい2回分で、しかも僕には甘すぎる。

夕刻、自分のだしの材料を保管している冷蔵庫を見に行く。そこには煮干しがひと袋、あごだしがひと袋、使いかけの干し椎茸、使いかけの厚削り節があるばかりだった。昨年までの記録を調べ、ひと夏分の材料をできるだけはやく手に入れなければならない。


朝飯 菠薐草のソテーを添えた豚の生姜焼き、梅の実ひじき、炒り豆腐、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ソテーしたブロッコリーと若布の味噌汁
昼飯 菠薐草のソテーで食べる素麺
晩飯 素焼きのエリンギとブロッコリーのソテーを添えたタンドリーチキン焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、「黒龍酒造」の「九頭龍垂れ口」(冷や)


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2024.4.27(土) 読まれるか読まれないか

それが誰だったかは思い出せない、とにかくある哲学者と「日光みそのたまり漬」を綾のように関係させつつ進む文章を書こうとして、それが書けずに焦燥している、という夢を見ながら目を覚ます。

僕は自社の紹介、商品の解説、各種の説明を書くことを好む。そしてそれをお客様にお渡し、お届けすることを好む。しかし他社のそれは読まない。お菓子の箱、蒲鉾の箱、茶葉の詰め合わせ、線香の箱、そういうものにはA7ほどの大きさの紙1枚や見開きの説明の入っていることが多い。僕は大抵、箱の蓋を開けるなり中味を取り出し、その他はすぐに捨てる。興味は本体そのものにあって解説には無い、ということだ。

あるとき催事のお知らせを、工夫を凝らしつつ書いていた。そこにオヤジが近づき「誰も読まねぇ」とひとこと言って去った。前述の僕の行動を振り返れば「誰も読まねぇ」は正解の可能性が高い。それでも僕は種々の説明や挨拶を書く。たまには読んでくださる方もいらっしゃるだろう。

その証拠に僕も、たまには店の紹介や商品の説明を読む。昨年は木更津から届いた佃煮の、箱に収められていたB8ほどの紙の文章を読んだ。木更津にはオフクロの実家があり、子供のころの夏休みといえば、そこに長く逗留することを楽しみにしていた。その懐かしさが、それを読ませたのかも知れない。

何年か前には、ある画家から買った絵に添えられていた、その絵の制作過程を記した文章を読んだ。その絵は僕がウェブ上に発見し、画家の個展を訪ね、今は作風の変わっている画家に当該の絵がいまだ画家の手元にあることを確かめ、交渉の上、手に入れた。そういういきさつがあったから、その絵についてのことは熱心に読んだ。

ここ1週間ほどは、ご案内、ご挨拶、御礼のお送り先をお客様名簿から抽出し、宛先を印刷することを3回した。その3種の郵便物のうち、もっとも読まれないだろうものも、もっとも読んでいただけるだろうものも、僕には分かっている。いずれにしても「前へ進もう」である。


朝飯 菠薐草のソテー、茹で玉子、なめこのたまり炊、香港橄欖菜、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、バンブーブロッコリーのソテー葡萄パンのトーストチーズChablis Billaud Simon 2018いちご


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2024.4.26(金) 連休と紙幣

釣銭のための金庫は、日によって中味を確かめたり確かめなかったりする。きのうの夕刻には必要があって、この金庫を開けた。5,000円札20枚を輪ゴムで留めた束を取り出すと、それで5,000札は尽きた。危ないところだった。今日は金曜日。銀行は明日から三連休になる。そういう次第にて金庫の中から古いお札を取り出し、その金額を確かめ、銀行の両替票に必要なことを記す。

銀行に両替を頼むときにはいつも、ほとんど開店と同時に行く。相手に手間を取らせる仕事であれば、両替された紙幣は直ぐにではなく、閉店の直前にふたたび窓口を訪ねて受け取る。この仕事が僕は嫌いではない。自分のお金ではなくても、紙幣に触れることが好きなのだと思う。

今年の黄金週間は、はじめに三連休があって次に平日が3日あり、その後に四連休となる。連休と連休のあいだが開きすぎていて使い勝手が悪いと言う人もいるらしい。

昭和の時代の黄金週間は4月29日の天皇誕生日、5月3日の憲法記念日、5月5日のこどもの日と、祝日は3日しかなかった。当時の学校は、土曜日は休まなかった。よって5月3日が土曜日、日曜日を挟んで5月5日が月曜日と並んで三連休が実現した1969年は奇跡の年で、前年から子供たちはその三連休を話題にした。僕もそのうちの一人ではあったけれど、実のところは飛び石連休の方が好きだった。楽しみが長く続くからだ。

現在の黄金週間は「より多くの商品を買っていただける」という点で嬉しい。今日の釣銭は、来月の6日まで保ってくれるだろうか。


朝飯 生のトマト、グリーンアスパラガスのソテー、ゆで玉子、納豆、香港橄欖菜、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、天ぷらの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 チーズ、オリーブ、TIO PEPEトマトとベーコンとマッシュルームのスパゲティChablis Billaud Simon 2018ドーナツ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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