2025.4.2(水) 客舎青青柳色新
勸君金屈巵
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離
子供のころからいろいろな習いごとをさせられてきた。その結果なのか、それとも生まれつきなのか、いわゆる習いごとは大の苦手である。習いごとの第一歩は、人を型にはめるところにある。それが、人を育てる上でとても大切なことは分かっているものの、型とはいわば手枷足枷のたぐいで、これをはめられては息が詰まる。僕は、Tシャツと緩いズボンとゴム草履でブラブラしているのが好きなのだ。
そういう僕も、漢詩の勉強会があればぜひその場に連なってみたい、という気持ちは、ここ20年ほど持ち続けている。「だったらさっさと探して行ったらいいじゃねぇか」と言われれば、まぁ、おっしゃる通りである。
そして、それを探す前から「勉強仲間と行く中国漢詩紀行」なんてツアーがあったら、ぜひ参加をして、王維が詠んだ「客舎青青柳色新」のような場所で、風景と名文と紹興酒に酔いたいものだと、つい脇道に逸れるようなことを考えたりもする。
朝飯 酢リーンアスパラガスのソテーを添えたベーコンエッグ、納豆、生のトマト、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 鮨其の一、其の二、其の三、2種の焼き鳥、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)
2025.4.1(火) 梅に雪
先週の暖かさから一転して、いまは寒さの最中にある。今日は雪の予報が出ていたため、起きてすぐに外の様子をうかがった。アスファルトは濡れているものの、それはごく弱い雨によるものだった。
仏壇のことなど早朝の用事を済ませてから食堂のテーブルできのうの日記に取りかかる。そのうち朝食の準備を始める6時30分が近づいてくる。ふと目を上げると、未明の微雨は、いつのまにか雪に変わっていた。
「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」は、于武陵の五言絶句「勧酒」の、井伏鱒二による和訳の後半と、検索エンジンには出てくる。その花とは中国のことだから桜ではなく梅、という気もする。「今日は梅に嵐ではなく、梅に雪だわな」と考えつつ、8時からの朝礼の後は、土日月と営業をした「汁飯香の店 隠居うわさわ」のゴミ出しのために隠居へ行く。
庭の木々や芝に積もった雪は、ごく薄いものだった。しかし雪はその後、大きな牡丹雪となって、一時はかなりの勢いで落ちてきた。「融雪剤、撒いてもらおうか」と家内が訊く。何かと高を括る癖のある僕は「16時には雨に変わるって」と、スマートフォンの天気予報を見ながら暗に、融雪剤の必要は無いことを伝える。
結局のところ、道路にも店の駐車場に雪は積もらなかった。気温は今週の金曜日より劇的に上がると、予報は伝えている。ぜひ、そうなってほしい。
朝飯 菜花のおひたし、スペイン風目玉焼き、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 春雨サラダ、薩摩芋の蜜煮、焼き餃子、紹興酒「曲渓」(常温)、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)