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清閑 PERSONAL DIARY

  

2025.1.3(金) 駅伝

正月といえば、テレビは箱根駅伝で賑わう。当方は仕事にて、それを実況中継で観られるのは朝に限られる。箱根駅伝が巡ってくるたび「この競技をオリンピックで採用してくれないか」と考える。どの国の開催であってもスタートはオリンピック発祥の地オリュンピア。そこからアテネまでの264キロメートルを何人で繋ぐかはIOCが決めれば良い。アテネ国際空港から開催国へと空輸された各国の「たすき」は各国の選手の上半身に斜めに掛けられて、ふたたびレースが始まる。オリュンピアからゴールまでの総距離は500キロメートル。世界中の熱狂を呼ぶこと間違いなしと思うけれど、どうだろう。まぁ、夢想することは自由である。

年末に発表された渋滞予測では、上りのピークは3日および4日と出ていた。ということは、年末年始の帰省客や行楽客が日光に留まるのはあさって日曜日の午前中までとみて良さそうだ。次の週末には成人の日のからむ連休があるものの、近年の記録に照らせば店は既にして閑散期に入っているはずだ。よって今週末までは、せいぜい店を助けようと思う。そして今日の売上げはきのうを上まわった。これは不思議な現象で、珍しく長い九連休が関係しているのかも知れない。

夕刻より雪がちらついてくる。雪は、予報によれば、夜半前には止むという。それを知って胸をなでおろす。雪が積もって嬉しかったのは社会人になるまで。以降は旅先のそれを除いては、大迷惑、である。


朝飯 お雑煮
昼飯 会社支給の「カルフールキッチン」の焼き鯖弁当
晩飯 “Finbec Naoto”のお正月のカレーライスのコース其の一其の二其の三らっきょうのたまり漬、きゅうりのたまり漬、酒肴其の一其の二其の三其の四、アルザスの高くない白ワイン


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2025.1.2(木) 初売り

目を覚まして枕頭のiPhoneに触れると時刻は2時ちょうどだった。寝の足りない感覚は無かったため、起きることにする。着替えて洗面を済ませて食堂に来る。時刻は2時18分になっていた。これだけ早くに起きればいろいろなことができる。きのうおとといの日記の他には「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのウェブ予約にご返事をしたり、あるいは水神祭の日取りを決めるため今月の六十干支を調べたりする。

ここまでしても時間はいまだ、じゃぶじゃぶと使い放題だ。忙しいときには溜めがちになる有料のメールマガジンを、ゆっくりと読む。大晦日に事務室から引き上げ、以降は4階に置いたままのコンピュータが、5時を過ぎるころディスプレイの明るさを落とす。バッテリーが節約モードになったのだ。それを機にコンピュータは閉じ、読書灯を手元に引き寄せる。そして読みさしだった吉田健一の「汽車旅の酒」を開く。

「汽車旅の酒」は不思議な短編「東北本線」と「道端」を読み終え、しおりは観世栄夫による巻末エッセー「金沢でのこと」の1ページ目に挟まれていた。この文章が、良い。本文では語られない部分、ことに東京駅での待ち合わせのところにワクワクする。「移動の経過を欠いた紀行文は好まない」と昨年9月27日の日記に書いた僕にとっては、正にご馳走である。

吉田健一は何冊か読んだものの、何十年か前に買った「金沢・酒宴」はいまだ開いていない。これを階段室の古い本棚、応接間に続く廊下の新しい本棚と探して歩くも見つからない。そうするうち朝食の6時30分が迫って探索は中止とする。

なお本日は初売りにて、いつもの7時40分に事務室のシャッターを上げる。


朝飯 お雑煮
昼飯 会社支給の「コスモス」の「ハンバーグデミグラスソース弁当」(たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」は家で追加)
晩飯 すき焼きSUNRISE CABERNET SAUVIGNON VALLE CENTRAL CHILE「與兵衛桃林堂」の「桃李もなか」、Old Parr(生)


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2025.1.1(水) お雑煮

「ベロ藍」の濃さは薄れているものの、6時10分の空はいまだ美しさを保っている。

元旦には家内との墓参りを欠かさない。数年前は水場が凍りつき、コンビニエンスストアでミネラルウォーター2リットルを買ってお墓に引き返したことがあった。その記憶が強烈なため、翌年からはかならず家から水を持参することにしている。しかし水場が凍てついたのは一度きりで、今日もまた、お寺の水道栓からは問題なく水が出た。

とはいえ元旦のお墓の寒いことに変わりはない。素手で水を扱うとアカギレが切れて業務に支障を来すためゴム手袋を使ったものの、それでも指先は凍えた。来年は毛糸の手袋も忘れずに持とうと思う。

帰宅の途中、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の通用口をクルマから確かめたところ、早くも施設長の働く姿があった。よって会社に戻るなり冷蔵庫に入り、今日のために準備した福袋を台車に載せる。そしてそれをホンダフィットに移し替えて、道の駅に納める。時刻は7時35分だった。その配達にて一般の商品にも補充の必要を感じ、本日2度目の配達を直後に行う。

8時を前にして、4階の食堂には既にして長男、嫁のモモ君、3人の孫が揃っていた。その5人を伴ってお雑煮を載せた盆を持ち、仏壇、神棚、稲荷社、水神、地神と、それぞれ供えていく。人間がお雑煮にありつくのは、その後だ。箸袋に家族の名を筆ペンで書く仕事は、今年は孫のリコが担ってくれた。

食後は10時30分まで寝室で横になって休む。総鎮守瀧尾神社には、長男の家族と共に7人で出かけ、昇殿の上、11時からの祈祷を受ける。そこから今度は追分地蔵尊へまわり、こちらでも初詣をする。帰宅の途中に道の駅へ寄ると、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」が売り切れていた。よって即、バックヤードの冷蔵庫から補充すると共に、会社から新たなそれを道の駅の冷蔵庫に運び入れる。

昼食の後は15時までふたたび寝室で休む。正月には普段はできないこと、すなわち昼寝がしたいのだ。

15時を過ぎてから、本日4回目の配達を道の駅に行う。これにて閉店までの在庫は充分と思われたものの、バックヤードの冷蔵庫から一部の商品を売り場に出すと、当然のことながら、冷蔵庫には隙ができた。念のため会社に戻り、その隙に収められるだけの品をカゴに入れて、本日の配達を完了する。これにて今日の道の駅への配達は、昨年の元日とおなじく5回になった。

夕刻は早めに入浴をし、早めに夕食を摂り、早めに寝室に入る。


朝飯 お雑煮田作り「久埜」の栗きんとん黒豆おせちあれこれ
昼飯 お雑煮いちご
晩飯 おせちあれやこれや、「柏露酒造」の「越の四季超特選大吟醸」(燗)、「明治の館」のチーズケーキ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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