2024.1.11(木) 在庫と注文
高校生のころ、ある歯科医の家に遊びに行った。応接間のテレビには、当時の国民的歌手の歌う様子が映されていた。それを観て「くーっ、高けぇ歯ぁ、入れてやがる」と、歯科医は賛嘆した。その歌手の当時の年齢を調べてみると、今の僕より若かった。それでいて総入れ歯である。充分な栄養を摂取できなかっただろう生い立ちでもなく、学生時代から身体は強権だったと、ウェブ上の百科事典にはある。昔の人の歯の弱かった理由は何だろう。
本来なら賞与を手渡しつつする社員との面談が、昨年末は繁忙により果たせなかった。それを今週の火曜日より順次、している。その午前の部を終えたところでようやく、かつては今市銀座と呼ばれたところにあるトリヤ茶舗へ行く。
会社に戻って小遣い帳を検索したところ、昨12月1日に煎茶200グラムと番茶100グラムを買っていた。その煎茶がおととい底を突いたところからすれば、煎茶200グラムをウチは40日で使う計算になる。新茶の季節は5月なかば。とすれば更に400グラムを買い増す必要がある。
家にいるときの朝食は和食でなければ気が済まない。仏壇のことも考えれば煎茶は必須である。一方、紅茶やコーヒーは特に必要としない。とはいえ最も好きな酒はワインというのだから、自分の中でも舌の好みは東西まちまちである。
ところで冒頭というか、きのうの日記というか、そこに戻ればリステリンも最後の1本になった。煎茶のような在庫切れは避けたい。そうしてCAINZのウェブショップに、その1リットルボトル10本を注文する。
朝飯 目玉焼き、巻湯波と人参と小松菜の炊き合わせ、ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とレタスの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 切り昆布の炒り煮、春雨サラダ、焼売あれこれ、木須肉、「紅星」の「二鍋頭酒 」(生)
2024.1.10(水) 夜が明ける前にしたことだけで
ポットで沸騰させたお湯を湯飲みに注ぎ、それを急須に移し、ふたたび湯飲みに戻すと、お湯の温度は煎茶に適したところまで下がる。その瞬間、煎茶の茶葉はきのうの朝に使い果たしたことを思い出す。お湯を沸かし直して番茶に切り替えることも考えた。しかしそれもバカバカしい。4階から2階の倉庫へ降りて、数メートルほども真っ直ぐに歩く。
そこにはティッシュペーパー、ウイスキー、ウォッカ、白酒、岩塩など、常温でも保存できる私物が備蓄してある。茶葉もそこに置くこととしているものの、やはり見あたらない。代わりにリステリンの1リットルボトルを手に4階へ戻る。
僕は歯は、夜の入浴時にしか磨かない。その代わり何かを食べるたびリステリンで口を濯ぐ。それだけで、ソーマ歯科室の先生には手入れが良いと褒められている。
「いつも今日とおなじように、15分も歯を磨くんですか」と、温泉旅館の風呂場で僕を観察していたらしい人に訊かれたことがある。自分としては、それほど熱心に歯を磨いている意識は無かった。確かに、その情熱を以て日に3度も4度も磨いたら、歯も歯茎もすり減ってしまうだろう。
食器棚を漁るうち「和風ハーブ煎茶」とシールを貼られた小さな袋が見つかった。とにかくこれを用いて今朝のお茶は淹れることができた。そのお茶の香りは仏壇にも満ちただろうか。そして安置してある仏像は、そこに含まれるカルダモンを懐かしく聞いただろうか。
というわけで今日の日記も、夜が明ける前にしたことだけで終えてしまうのだ。
朝飯 生のトマト、茹でたブロッコリーと玉子、菠薐草のおひたし、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 牛蒡と人参のきんぴら、菠薐草の胡麻和え、松前漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、巻湯波と人参の炊き合わせ、鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、「柏露酒造」の「越乃四季超特選大吟醸35」(燗)
2024.1.9(火) 水神祭
おとといの日曜日は町内役員の新年会から夕刻に上がり、店の仕事に戻った。そのときには気づかなかったものの、それからしばらくの後に雪が吹きかけたらしい。雪はシュークリームの上の粉砂糖ほどの量ではあったものの、地面の上で凍りつき、2日後の今日も、日陰にはそれが残っている。
そのような景色の中を、総鎮守瀧尾神社のタカナノリフミ宮司は9時すこし前に来てくれた。今日は今年はじめの「みずのえ」にて、9時より僕、家内、長男、また社内各部からひとりずつが蔵の水神の碑の前に集まって水神祭が催される。水神の碑は、僕が子供のころも、また1970年代の社屋の新造以降も、蔵のほぼ真ん中に置かれている。むかしからのもの、むかしからのことは、これからも大切に守っていきたい。
「こちらは随分と寒いですね」と、昼ちかくに県南から新年の挨拶に来た人に言われる。「こちらはこちらで、それでも今年は暖かいと感じているんですよ」と僕は笑って応じた。それでも「水ぬるむ」ころができるだけ早く来ることを、僕は強く望んでいる
朝飯 菠薐草のおひたし、鮭の焼きほぐし、納豆、豆腐の玉子とじ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ルッコラとベビーリーフのサラダ、パン其の一、パン其の二、鶏とマカロニのグラタン、Chablis Billaud Simon 2018
2024.1.8(月) 水兵離別
目を覚ましてひと休みをしてから…と書けば「目を覚ましたときには充分に休んだ状態だろう」と誰かに反論をされそうだ。しかし僕は、目を覚ましたときが1日の中で最も疲れているような気がする。とにかくひと休みをしてから枕頭のiPhoneに手を延ばし、時刻を確かめる。表示は4:55。即、起き上がって床のサンダルを足で探る。シンデレラの0時ではないけれど、5時台の起床は僕にいじちるしく「損した感」をもたらすのだ。
開店前の銭皿には、きのうの閉店後に整理した古い紙幣による16万円があり「5000札1束、1000円札6束」のメモが添えられている。釣り銭用の金庫を開き、覗き込めば、年末に両替した1000円札は1束が残るのみだった。「千円枯渇」と腹の中で呟くと同時に「水兵離別」という、元素記号の配列を覚えるための語呂合わせを思い出す。この「水平離別」も「貸そうか、まぁ、あてにするな」のイオン化傾向も、受験勉強の経験を持たなかった人には無縁のものだろう。
連休の最終日の今日は、早くも店は随分と静かになってしまった。これからお彼岸にかけては、更に静かになることが予想される。そのような時期にはまた、別にすることがあるものだ。
18時30分、都合のつかない少数を除いたほとんどの社員が街の焼肉屋に集合する。そして賑やかに新年会を催す。
朝飯 茹でたブロッコリー、トマトのスクランブルドエッグ、おでん、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「板門店」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「眞露」(お湯割り)
2024.1.7(日) 夜が明ける前から
翌早朝にこなすべく自宅に仕事を持ち帰っても、目覚めて食堂に出れば先ずは日記に取りかかってしまう。それは仕事より日記を書く方が断然、面白いからだ。今朝はきのうの日記を書き終えても時刻は5時20分だったため、余裕を以て仕事に取りかかる。
その仕事とは明後日のための釣銭つくり、および今日の午後までに町内の自治会長と地区委員長に手渡す必要のあるお金の準備だ。特に町内のそれは、紙幣を入れる封筒が数十枚に及ぶ。夜が明ける前から金の勘定などは気の進まないことだが、まぁ、仕方が無い。
1月の連休は、今日と明日が最初で最後だ。つまりは頑張りどころである。その本日の15時から、よりによって町内役員の新年会が開かれる。僕は会計係にて、前述の封筒を持参し、更には積立金の説明もしなければならない。
積立金とは、役員が親睦旅行のために毎月、積み立てているものだ。日程が合わず旅行に参加できなかった人がいれば、その年の積立金は本人に返す。ところがきのう2019年まで遡って調べてみたところ、参加を見合わせたにもかかわらず、年度末に返金をしていない人があった。返金はしたものの、即、同額を入金した人もいる。更には新型コロナウイルスの蔓延により2020年以降は旅行を行っていず、その分のお金も積み上がっている。
今年の親睦旅行は来週の、伊勢神宮への初詣だ。役員は11名。しかしそのうち僕を含む3名は都合がつかず、参加は見合わせる。つまり、積立をしてきた11名のうち誰に幾らを返すのかの計算が、今回は非常に面倒なのだ。
「その計算は旅行の後で良かんべ」と新年会の席上、自治会長のウカジシンイチさんは言ってくれたから、すこしは楽になった。皆が伊勢神宮から戻るまでにもう一度、誰に幾らを返すべきかを検証してみよう。
新年会は幸いにも17時前に完了した。よって即、店に戻って仕事を再開する。
朝飯 菠薐草のおひたし、ウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、おでん、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、七草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 町内役員の新年会で支給された「魚べい」の鮨、公民館の押入れにあった日本酒(燗)
2024.1.6(土) 晴れた日
この日記に用いる画像のファイル名は、たとえば今日なら朝食のそれは20240106a、昼食のそれは20240106bと、日付けの末尾にアルファベットを降順で入れていく。画像が多くなるのは旅行中の日記で、数年前まではxの先まで続いてx1、x2、x3などとしていた。しかしどうにも気持ちが悪い。現在は1日あたり最大でもアルファベットとおなじ数の26枚に抑えている。
ところでその頭の4桁だが、2024年が明けたにもかかわらず、いまだ2023としてしまい、直後に気づいて直すことを繰り返している。自然に2024とできるまでには、これから何日が必要になるだろう。
と、よしなしごとを書き連ねて「そろそろ朝食の準備を始める6時30分がちかいだろうか」と目を上げ、食器棚の時計を見ると時刻は5時30分だった。早起きの醍醐味は、このあたりにあると思う。
午前のはやい時間、店の混み合う前に事務室で下野新聞を開く。その第23面におととい亡くなった篠山紀信の評伝が載せられていて、すぐに読み始める。
篠山紀信は時代の寵児だった。芸術写真ではなく毎週100万人に見てもらえる写真を撮りたいと公言した篠山紀信は「売れる才能」に途方もなく恵まれた写真家だった。彼によるある年の週刊朝日の表紙は新年号が当時の妻のジューン・アダムス、最終号はサンタクロースに扮した彼自身だった。明るい昼間に彼の写真集を、久しぶりに繰ってみようと思う。
朝飯 生のトマト、竹輪の天ぷら、焼き鯖、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 黒豆、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、胡瓜とかに蒲鉾のサラダ、鮪のたたきの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、おでん、「柏露酒造」の「越乃四季超特選大吟醸35」(冷や)
2024.1.5(金) これしきのことは
昨年末に真空包装機の具合が悪くなった。仕事納めを過ぎた日のことだったため、長男はとりあえず担当者にその旨をメールで連絡した。担当者からは今日になってようやく電話が入った。不具合の具体的な状況を更に詳しく知りたいたいという。よって製造現場へ行き、質問された3つの点を確かめ、折り返しの電話でそれを伝えた。
担当者からは僕の留守中にふたたび電話があり、ポンプのシリアル番号が知りたいとのメモが残されていた。事務室から数十メートルを歩いて当該の機械を一周、二周するも、その番号は見つからない。電話による二度のやり取りの後、番号はようやく、機械前方下部のカバーを外した内側に見つかった。
昨年末から異音を発していたボイラーについては、午前中に担当者が来てくれ、修理のための見積書が後日送られてくることを、製造部長のマキシマトモカズ君より伝えられた。今月の後半からは「なめこのたまり炊」の仕込みが続く。2基あるボイラーのうち1基のみでその仕事ができるか否かをマキシマ君に訊ねると、特に問題はないとのことだった。
きのう閉店後の掃除を終えてシャッターを降ろし、何気なく外へ出た。そうしたところ、国道121号線に沿った看板の照明が、いまだ点きっぱなしになっていた。即、直下へ急いで操作盤を開けてみるも、iPhoneに内蔵の懐中電灯では、細かいところまで見ることはできなかった。
今日は日の陰る前に、その操作盤をふたたび調べてみた。タイマーが1時間だけ遅れていた。原因は不明。雨に濡れないようプラスティックの袋に収めたマニュアルを読み、タイマーを1時間だけ進める。
包装の機械、ボイラー、看板の照明と不具合が相次いだものの、これしきのことは、どうということもない。元日の大地震に見舞われた能登半島には、目を覆いたくなる現実があるばかりだ。
朝飯 ウインナーソーセージとピーマンのソテーを添えた目玉焼き、水菜のおひたし、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 黒豆、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、手巻き鮨、「柏露酒造」の「越乃四季超特選大吟醸35」(冷や)、孫のリコが冬休みの自由研究で作った葛餅
2024.1.4(木) 抽出
今月の31日より2月6日まで、日本橋髙島屋S.C.の「老舗の人気店特集」に出店をさせていただく。そのような機会には必ず、お知らせのハガキをお客様にお送りする。お送り先の特定は、いまだに僕の仕事である。
この仕事は複雑で、精密さが求められる。よって電話や来客の絶えない事務室ではできない。9時を過ぎるころ必要な道具を手に4階の食堂へ上がる。
百貨店での催事は年に何度かある。お知らせのお送り先の特定には手順があり、作業はそれに従って行う。その最中には毎回、より良い方法を発見する。手順はそのたび更新をされて今に至っている。今日もこれまで以上に良い手を見つけ、それはコンピュータに記録をした。
11時に事務室へ降りると、ガラス越しに見える店舗は混み合っていた。しかし販売係に長男を加えた人員は不足とも思えない。よって今度は大晦日にできなかった、社内に存在する法人の現金すべてを金種別に特定する、という仕事に取りかかる。
午前に抽出したハガキのお送り先は、明日の午前にも事務係のコンピュータに転送しよう。バグつぶしは、彼女たちの得意とする仕事のひとつである。
朝飯 お雑煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
昼飯 にゅうめん
晩飯 「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、黒豆、田作り、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、もつ鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、いちご
2024.1.3(水) 楽しみな仕事
目を覚ましてすこし休んだのち「1分以内に起きよう」と決める。そう決めたものの、なかなか起きる気がしない。部屋が寒いわけではない。にもかかわらず起きづらいとは、どのような理由によるものだろう。それでも起きて食堂に出る。時刻は辛うじて4時台のなかにあった。
昨年末にいただいていた幾通かのメールにようよう返信を送る。「日記は書けて、なぜメールは書けないか」と問われれば「起きようと決めてもなかなか起きられない」とおなじ何かが、仕事以外のメールには働くらしいのだ。
成人の日は1999年までは1月15日と定められていた。それが翌年2000年からは1月の第2月曜日に変更をされた。いつごろまでのことだったか、むかしは1月15日までは、店は忙しかったように思う。その「いつごろまで」を検証しようとしてコンピュータを開く。僕が遡れたのは1993年までで、その1月8日のところには「店早くも閑になる」の記述があった。
今年も店が賑わうのは1月7日8日の連休までだろう。以降の店は眠ったようになり、しかし製造現場は逆に、諸々の仕込みで忙しくなる。昨春に仕込んだ味噌は年末に天地返しをする予定にしていたものの、繁忙によりできなかった。その楽しみな仕事は是非、今月中にしたいと思う。
朝飯 お雑煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃんj」
昼飯 会社支給の「カルフールキッチン」の弁当
晩飯 “Finbec Naoto”のポテトサラダ、オニオングラタンスープ、牛頬肉のハヤシライス、らっきょうのたまり漬、きゅうりのたまり漬、アイスクリームを添えたリンゴのパイ、白のグラスワイン、赤のグラスワイン、おまかせによるコニャック、コーヒー
2024.1.2(火) 初売り
いつも一番に出勤をする包装主任のヤマダカオリさんは、今日も一番乗りだった。ヤマダさんはシャッターをくぐって事務室へ入るなり、外の新聞受けに届けられていた年賀状を手渡してくれた。僕は「そういえば」と、その輪ゴムでまとめられた束を受け取る。年賀状が楽しみでならなかったのは、高等学校に通っていたころまでのことだろうか。半世紀も前の物語である。それでもその束のいちばん上には同級生ヤマモトタカアキ君からのものが見えたから有り難く感じ、更に、東京から大阪に転じた彼の住所はしっかり記録しようと考える。
上澤梅太郎商店は、その年の最初のお客様には片山酒造の酒粕焼酎「粕華」を進呈している。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と納品から戻ると、それらしい袋を提げたお客様がご自分のクルマにお戻りになるところだった。連休をはじめお盆や正月など世間が休みの日には、開店の8時30分より前にいらっしゃるお客様が少なくない。今朝のお客様も、その例に漏れなかった。
午前中こそ静かだったものの、昼の2時間ほどはお客様が多くなって、一時はキャッシュレジスター前の列が長くなった。そのようなとき僕は、お客様をお待たせしてはいけないと、大いに焦る。しかし長男と販売係のサイトーミホコさんは一切、慌てない。ひとりひとりのお客様に長く時間をかける。見習わなくてはならないと思うものの、僕や家内には、それがなかなかできないのだ。
本日最後のお客様は、海外からの方だった。そのお客様により金谷ホテルベーカリーの「百年ライスカレー(ビーフ)」と福音館書店の「おいしいおと」は売り切れた。正月限定の福袋も、間もなく売り切れるだろう。感謝、感謝である。
朝飯 お雑煮
昼飯 会社支給の「コスモス」のハンバーグ和風ジンジャーソース弁当
晩飯 梅花はんぺん、薩摩揚げ、蛸と香り野菜のマリネ、黒豆、津軽漬、いくらの「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け、田作り、牛しゃぶ、Chablis Billaud Simon 2018、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米酒」(冷や)、「後藤酒造店」の「辨天純金酒純米吟醸」(冷や)