2024.1.21(日) 夢うつつ
おとといは疲れのためか、目を覚ましてもすぐに起きる気が起きなかった。きのうは前夜、早く横になったにもかかわらず、6時20分まで寝てしまった。今朝は首尾良く3時48分に目覚め、着替えて3時54分に食堂に来られた。
仏壇と自分のためにお茶を淹れたら、次は日記に取りかかりたい。その気持ちを抑えて1,000円札の釣銭を作る。これを先にしておかないと、いつまでもコンピュータにかじりついて、他のことに割く時間を失うのだ。
既に書き上げてあったおとといの日記を公開し、ほぼ書けていたきのうの日記を完成させて保存する。ここで時刻は5時40分。外からはクルマの、路面の雨を切って走る音が聞こえてくる。
食堂のテレビは一部が壊れていて、衛星放送は映らない。そこでコンピュータにTVerを開いて「カーグラフィクTV」を検索する。そして数日前に放映された、40周年の記念番組を観る。
朝から普段の仕事に従い、15時30分を過ぎたところで外へ出てホンダフィットのドアを開く。栃木県味噌工業協同組合の新年会が開かれる鬼怒川温泉には、20数分後に着いた。数日前の雪は、山にも渓谷にもほとんど残っていない。
フロントで指定された部屋には早くも人が集まり始めていた。宴会まではいまだ余裕があったため、先ずは大浴場へと向かう。脱衣所の体重計の数字は昨年6月に受けた人間ドックの値より更に減って、52.4キログラムを示した。
宴会は18時30分から。二次会は20時30分から。その二次会では、ほとんど夢うつつの状態にあった。部屋に戻ったのは多分、22時すぎ。以降は多分、すぐに寝入ったものと思われる。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ハムとブロッコリーのソテー、ゼンマイの淡味炊き、納豆、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「鬼怒川温泉ホテル」の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、其の七、其の八、梅酒、ビール、日本酒(燗)
2024.1.20(土) 山越え
夏物と冬物のシャツは、それぞれ別の箱に保管をしている。きのうはこれまで着ていた冬物と、これから着るべき冬物を入れ替えた。これまで着ていたのは、あちらこちらの寄せ集めだった。これから着るべきとはユニクロのヒートテックウルトラウォームタートルネックTで、その数は4着である。あちらこちらの寄せ集めは、春までは取り置くものの、その後は処分をしてしまうかも知れない。
きのうまでの晴天はどこへ行ってしまったか、今朝の空はるで雪でも降ってきそうな暗鬱さである。気になるのは元旦に墓参りをしたときの花のこと。いまだ片づけには行けていない。暖冬とはいえ、お墓で水を使うことをためらわせるほどの寒さは感じている。
着ぶくれを嫌う気持ちが昨年より増している。屋内では2枚。それで寒ければウインドブレーカーを羽織る。しかしウインドブレーカーには裏地はあっても中綿は入っていない。来週に機会があれば、京橋のモンベルであれこれ訊いてみることにしよう。
15時を過ぎるころに雪が降ってくる。それに気づいた隠居係のタカハシリツコさんが、駐車場に融雪剤を撒いてくれた。雪は幸い、すぐに上がった。
閉店もちかいころ、駐車場に引かれた線に平行してフェラーリが律儀に駐められた。那須での夕食を予約されているというそのお客様に、鬼怒川から塩原を経由する経路につき質問を受ける。雪が舞った日の日没後に296GTBで山越えとは、いかにも非現実的だ。お客様には日光宇都宮道路の今市I.C.から東北自動車道の那須I.C.まで、すべて高速道路をお使いになるよう、お勧めをした。
スマートフォンで明日の天気予報を見る。これまであった雪だるまは雨雲に変わっていた。ひと安心、である。
朝飯 生のトマトと茹でたブロッコリーを添えたオムレツ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、ゼンマイの淡味炊き、白菜漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、揚げ湯波と若布とトマトの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 穴子の佃煮、白菜漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、鶏豆腐、「渡邊佐平商店」の「自然醸清開純米」(燗)
2024.1.19(金) 塗装と溶接
風邪による発熱、ワクチンの副反応による発熱、また直近では10年前のことになるけれど、食欲ならぬ酒欲を数十日間も失う不思議な体調、そのようなものに見舞われない限り、飲酒は欠かさない。そして今週は月曜日からきのうの木曜日まで、とにかく飲み過ぎた。その疲れのせいか、今朝は目覚めてもすぐに起きる気がしなかった。
それとは別に、11日の日記に書いたリステリンの大瓶10本が届いたため、それを2階の倉庫へ運びつつ「あわやギックリ腰」という感覚に見舞われた。ちょうど1年前の1月17日にも、僕は腰の調子をおかしくしている。くわばらくわばら、である。
10時に顧問税理士を訪ねる。確かめたかった3つのことがらについては、すぐに回答が得られた。そこからの帰りにスーパーマーケット「かましん」に寄って、腰に貼るためのカイロ30枚を買う。日曜日には業界の新年総会で、ふたたび鬼怒川温泉のホテルに泊まる。面倒でも、自前の枕を持参した方が良さそうだ。
それはさておき今朝は、日曜日に漬けた白菜を初めて食べた。昨年は塩気を強目に感じたため、そのときの4パーセントから今年は3パーセントに塩分濃度を下げた。すると今度はすこし薄い。もっとも家内と次男はちょうど良いと言う。だったらここは僕が我慢をしてみようか。
社員研修で留守にしている2日間で、外の重油タンクは塗り直されて、見違えるようになっていた。腐食により水の漏れていたボイラーは、その穴を溶接で塞がれて、ふたたび元の場所に置かれた。来週は火災報知器の電線の引き直しがある。店は静かでも、中や奥は結構、忙しい。
朝飯 ゼンマイの淡味炊き、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、牛肉と舞茸のすき焼き風、白菜漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトとレタスと揚げ湯波の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ハムと野菜のスープ、レタスとベビーリーフのサラダ、じゃがいものグラタン、パン、茹でたブロッコリーを添えた鶏のトマト煮、チーズ、CLOS DU MAROUIS 1986
2024.1.18(木) 第43回日光MG(2日目)
第4期の経営計画では、上げるべき経常利益を50円としていた。しかし実際には32円に留まった。計画を下まわったのは、材料を仕入れ、工場で作り、それを売る、その材料倉庫、工場、営業所の3個所でしばしば欠品を起こしたからだ。「ゲームに弱い者は、せめて在庫にだけは注意を払え」という教えがある。しかし僕のように下手な人間は、それすらできないのだ。
勉強のできない人は、勉強のできる人が、なぜできるかが不思議でならない。運動神経に恵まれない人は、運動の得意な人が、なぜ得意なのかが不思議でならない。不器用な人は、たとえ定規を使っても直線を引くことができない。マネジメントゲームもまた、おなじことである。
とにかく第4期に僕は32円の経常利益を上げた。しかし得意先倒産の特別損失を引いていたため、税引き前の当期利益は僅々2円に留まった。第5期にもそれなりの利益を上げることはできた。しかし第1期から第3期までの累積損を取り戻すまでには至らなかった。この日記を書き始めたのは2002年9月。その23日と24日に藤沢で行われた湘南MGと、22年後の今回も、おなじ経過を辿ることとなった。
さてマネジメントゲームでは、第6期への備えを水準以上に保ちつつ第5期末の自己資本の高い順に表彰をされる。今回の最優秀経営者賞は東京のオノリョータさんで、自己資本404円。優秀経営者賞は地元のハラダトモミさんで、自己資本は402円。もうひとりの優秀経営者賞は山形のタカダショーヘーさんで、自己資本は390円だった。
さて今回の参加者は社内から17名、社外から16名の、計33名に上った。そのうち東北新幹線や東海道新幹線でお帰りになる4名様は、僕がJR今市駅までお送りすることになった。目指すは17時26分発の宇都宮行き。しかし駅から2キロメートルほど手前の大谷橋に差しかかったときの時刻はいまだ16時。ということは、道の駅で買い物をしていただいても1本前の16時26分発に間に合う。お土産を手にされた4名様は、プラットフォームまでお送りした。
会社に戻ると、日光MGに参加をしながら明日の準備も担ってくれた製造係イトーカズナリ君、タカハシアキヒコ君、タカクコータロー君の3名が家路に着くところだった。僕はちょうど会場から引き上げてきた長男と共に、地元の人の待つ打ち上げ会場へと向かう。
朝飯 「湯けむり真ごころの宿・一心舘」の朝のお膳、鴨鍋、鮭のバター焼き
昼飯 「湯けむり真ごころの宿・一心舘」のカレーライス、らっきょうのたまり漬
晩飯 ”COCO’S”のピッツァトリプルフォルマッジ、カラフの赤ワイン、「山泉楼」の皮蛋、五目あんかけ焼きそば、豚バラ肉のやわらか角煮、他あれこれ、 「浙江大越紹興酒有限公司」の「紹興貴酒」(生)
2024.1.17(水) 第43回日光MG(1日目)
マネジメントゲームとは、参加者の一人一人が自分の会社を持ち、2日間をかけて、盤上に5期分の経営を展開するものだ。西研究所のニチジュンイチロー先生がソニーにお勤めの時代に開発をされた、教育方法である。僕はそれに、1991年6月に初めて触れた。
これを会社に広め、いずれは全社的に行いたいと、僕は考えた。それが曲がりなりにも実現した日を知るには、コンピュータの「MG」というファイルを開く必要がある。第1回目は2001年1月17日からの2日間だったことを、今回はあらためて知った。そのときの参加者は27名。社員は23名で、社外からは4名の方が加わって下さっていた。
ニシジュンイチロー先生による講義は10時に始まった。ゲームは第1期、昼を挟んで第2期、第3期と進む。
33年間もマネジメントゲームを続けながら、僕はゲームは大変に下手である。下手の理由は、こうと決めた方針を堅持しない、潮目が変わっても手法を変えない、周囲を観察する力に優れない、危機感に欠けるなど、枚挙にいとまが無い。それが分かっているなら、その逆を行けば良さそうなものだが、分かってはいるものの、できないことはできないのだ。
第1期初に与えられた自己資本300円は、第3期末には188円まで減っていた。僕に救いがあるとすれば、マネジメントゲームの2日のあいだに幾度も語られるデータベースソフト「マイツール」については、1992年の6月から使い始め、以来30数年のあいだ、これにより現実の会社では利益を出し続けている、ということだろうか。
夜に至って第4期の経営計画を立てる。そして夕食と交流会を経て0時すぎに就寝する。
朝飯 「湯けむり真ごころの宿・一心舘」の朝のお膳
昼飯 「湯けむり真ごころの宿・一心舘」の昼のお膳
晩飯 「湯けむり真ごころの宿・一心舘」の夜のお膳、交流会のレッドアイ、白ワイン
2024.1.16(火) 北へ15キロメートルの
きのう東武鉄道で関東平野を南下しながら、13日の雪は県南の方がむしろ積もったことを知った。今朝はおなじ鉄路を北へ戻りつつ、昨夜来の雪が徐々に濃くなる景色を眺めた。いずれにしても、大した降りではなくて助かった。
9時すぎに帰社してしばらくすると、ふたたび雪が降ってきた。しかしそれは昼までに止み、以降は日さえ差してきた。今日の雪が、この冬の雪の最後になってくれれば有り難い。
明日と明後日は社内の設備に修理が入り、また社員研修が開かれる。会社は休みとなるため、それをお知らせするメールマガジンを13時30分に配信する。
今回の社員研修には、それぞれ京都と滋賀から参加をされるおふたりがいらっしゃる。強風と降雪によりダイヤが乱れ、到着の遅れたおふたり、また秋田から来て下さったおひとりの蔵見学は、長男が担当をしてくれた。その3名様を鬼怒川温泉の会場へお送りするため、長男は15時30分に会社を出た。すこし遅れて家内もそれに続く。
17時30分に閉店。そして掃除。その最中に長男が戻って来る。後を托して今度は僕が、北へ15キロメートルの鬼怒川温泉へと向かう。
朝飯 「ドトール」のカルツォーネ、コーヒー
昼飯 にゅうめん
晩飯 「湯けむり真ごころの宿・一心舘」のあれや、これや、他あれこれ、日本酒(燗)、赤ワイン、焼酎(お湯割り)
2024.1.15(月) ハシゴ
早朝に廊下の灯りを点け、それだけでは足りないからiPhoneのライトも借りて、白菜の桶を覗き込む。果たして水は上がっていた。朝食を済ませて後に、その桶および二番漬けのための、より小さな桶を食堂兼台所に運ぶ。
重石の下の白菜をひと目みた家内は「そんなに小さくなっちゃったの」と声を上げた。重石が重すぎた、ということはないと思う。しかしその体積の減りようは確かに、家内を驚かせるに足るものだった。
きのう八つ割にした、今は水に沈んでいる白菜をひと割りずつ取り出し、水を絞り、二番漬け用の桶に移していく。そのひと割りごとに昆布を載せ、唐辛子を載せ、柚の皮も載せていく。そしてそれらの上に次のひと割りを載せて、サンドイッチ状に積み上げていく。最後にゆずの絞り汁を加えて、ふたたび重石を載せる。白菜漬けは明朝から食べたいところだ。しかし諸般の事情により、口にできるのは19日の朝になるだろう。
10時より昇給についての話し合いを、社会保険労務士のオカザワさんと持つ。完了したのは正午過ぎ。下今市からは13:04発の上り特急に乗れた。そして浅草から神田、神田から新橋とハシゴをして皮膚科と床屋にかかる。
朝飯 玉子焼き、ぜんまいの淡味炊き、小松菜のおひたし、納豆、蕪の葉の塩漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と長葱の味噌汁
昼飯 「セブンイレブン」の2種のおむすび
晩飯 「シンスケ」のあれや、これや、それや、「両関酒造」の樽酒(燗)
2024.1.14(日) ふたつの仕事
「店が忙しい日曜日にそれをするのはいかがなものか」という考えを「午前の早い時間なら問題ないだろう」というもうひとつの考えが打ち消して、コンピュータを手に事務室から自宅へ上がる。冬休み中の「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、3月より営業を再開する。そのご案内のお送り先を、お客様名簿から抽出するのだ。
先日はそれを、2020年3月の開業に遡って選んでみた。そしてその数を長男に伝えたところ、経費に照らして多すぎると、難色を示された。確かにその数は、僕の想像をも超えていた。そういう次第にて、次はこの1年間にご来店くださったお客様に限ってみた。すると長男も納得をするところに落ち着いた。今日はその抽出を「ザッと」ではなく、精密に行うのだ。
お客様名簿から特定の方のみを選び出す作業にも、いろいろな種類がある。もっとも複雑なのは、百貨店での催事のご案内。それにくらべれば、今朝の仕事はよほど単純である。作業は20分ほどで終わってしまった。
「10時までには戻ります」と、事務係のツブクユキさんには伝えてあった。その10時までは、いまだ40分もある。よって今朝の7時すぎにふたたび外へ出した白菜を台所に運ぶ。そして30分ほどで漬け込みを完了する。
白菜は外側の葉を捨て、根元を切り落としても、3.5キログラムもあった。昨年は塩分濃度4パーセントで仕込み、その塩気をすこし強く感じた。よって今年は3パーセントにしてみた。重石は5.5キログラムで、今回の白菜にはすこし足りない。よって本棚から分厚いもの2冊を選び、それをプラスティック袋に入れて足しにした。水が上がり、二度漬けに進めるのは明日になるだろうか。
朝飯 ウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、切り昆布の炒り煮、納豆、蕪の塩漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと小松菜の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 刻みキャベツと茹でたブロッコリーとケチャップスパゲティを添えたハンバーグステーキ、チーズ、CLOS DU MAROUIS 1986、チョコレート、Old Parr(生)
2024.1.13(土) 夢中で擂るうち
いまだ寝床に横になっているうちより、両のかかとのそれぞれ外側にアカギレが切れたことに気づく。放置をすればまともに歩くことはできないだろう痛みも感じている。
起きて仏壇と自分のためにお茶を淹れる。そのお茶と水と花と線香を仏壇に供えたところで食堂に戻り、軟膏ハクシンとキズパワーパッドによりアカギレに処置を加える。かかとの外側とはいえ、身をよじれば手の届くところで助かった。
次は日記に取りかかるべくWordPressを開く。おとといの日記が完成していることは覚えていた。しかしきのうの日記もほとんど書けていたから、何やら得をした気分になる。
そのきのうはまた、大変に立派な白菜をいただいた。午前にこれを八つ割りにし、3枚のお盆に載せてベランダに干す。別途、ザラメより大きな岩塩の粒を陶製の臼で細かくする。夢中で擂るうち、その量は240グラムに達した。
朝から快晴だった空が、昼から曇り始める。昨夜の予報は東京に初雪の可能性を示唆していた。関東北部の山沿いでは40センチの積雪とも、気象予報士は伝えていた。13時40分より、雪が風に舞い始める。その様子は派手でも、積もる雪でないことはすぐに分かった。
夕刻、犬走りの万両を店の中に運び入れる。鉢の受け皿の水が凍り始めている。それに気づいて終業後は4階へ上がり、外に干した白菜を屋内に取り込む。
朝飯 ブロッコリーのソテーを添えたベーコンエッグ、切り昆布の炒り煮、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、豚肉と茸と豆腐と水菜の鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、チョコレート、Old Parr(生)
2024.1.12(金) 春隣
上澤梅太郎商店と「汁飯香の店隠居うわさわ」に置かれた門松、また蔵の大扉の前の三階松は、きのう下げられた。社内の鏡餅や正月飾りも、きのう下げられた。唯一、店舗入口右側に掲げた墨書「賀正」のみ、手を付けられなかった。これを今朝は隠居係のタカハシリツコさんと降ろし、空白になったそこには「春隣」の文字を取り付けた。年が明けて2週間も経ないうちに「春隣」は、いささか早すぎる。しかし「まぁ、いいじゃねぇか」と思う。
「季節が冬だけなら有り難い」という、僕からすれば信じがたい人も世には存在する。そして僕は、半袖一枚で過ごせる季節を待ち望んでいる。
きのうはまた、いまだ穿けるジーンズ2本を捨てた。捨てた後で「あれは惜しかった」と感じる服もある。しかしきのうの2本は、そんな気持ちは起こさせないだろう。更には、いまだ新品同様のズボン1本も捨てようとしている。ユニクロの、僅々3,000円で買えるスリムフィットチノが格好良すぎるのだ。
「ぜんぶ雪のせいだ。」という優れた惹句が10年前にあった。それを引用すれば「ぜんぶユニクロのせいだ。」となるだろうか。
朝飯 小松菜のおひたし、切り昆布の炒り煮、ブロッコリーとウインナーソーセージのソテー、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 けんちん汁、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、串揚げ其の一、串揚げ其の二、つけ合わせのサラダと生野菜、「柏露酒造」の「越乃四季超特選大吟醸35」(冷や)、チョコレート、Old Parr(生)