2023.11.20(月) シノノメ
文章は書けていても、最上部に置く画像が得られるまでは日記を更新することができない、ということを今月11日の日記に書いた。この画像については、朝から晩に至るまでまったく忘れている日もあれば、今朝のように、空の色に恵まれて即、食堂の席を立つこともある。
前回、明けつつある空にiPhoneを向けたのは今月4日のことだった。そのときは普段着にトラックジャケットを重ね、ウォッチキャップをかぶった。今朝はオフクロが遺した羽毛のコートを着て、頭にはそのフードをかぶった。今朝のしののめは今月4日のそれよりも色が濃かった。もっとも当然のことながら、目で見た色がそのまま記録をされるわけではない。
ところで「東雲」を漢字に変換せず「しののめ」としたのは、僕とおなじく読めない人がいるといけないと考えたからだ。それはさておき首都の南東端の埋め立て地に戦前「東雲」の名をつけた人の名は残されているのだろうか。戦後、それも昭和の後半に至ってから作られた地名には、いただけないものが少なくない。あるいは荷風が江戸を、三島由紀夫が明治を追慕したように、人は今より昔のあれこれを良く感じるのかも知れない。
朝飯 トマトとピーマンとウインナーソーセージのソテー、里芋の煮物、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、キュウリのぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとレタスとアボカドのサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、Old Parr(お湯割り)
2023.11.19(日) 不思議な感じ
上澤梅太郎商店が運営する朝ごはんの専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は毎週土曜日、日曜日、月曜日に営業をしている。建物は推定で150年ほど前に作られた住居で、席数は限られるから、すぐ満席になる。よって金曜日の朝には予約をうながすお知らせをfacebookに上げる。そのお知らせに添える画像は過去に保存されたものを使うこともあれば、新規に撮ることもある。
その撮影は、お客様がいらっしゃる前あるいは閉店後に行う。光の限られる今は、朝の方が色の具合は良い。そういう次第にて今日は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への納品の前に隠居へ行き、iPhoneの撮影ボタンに何度か触れる。
それはさておき今日の、上澤梅太郎商店のお客様はいっときにくらべて随分と少なく感じられた。紅葉見物のお客様は毎年、勤労感謝の日あたりまでは続く。とはいえ人々の頭は行楽から離れ、そろそろ師走へ向かいつつあるのかも知れない。
そのような感想を持ちつつ夕刻に至る。すると長男が、キャッシュレジスターのディスプレイを切り替え、それを見ながら、今日の売上げはなかなか悪くないと言う。
閉店後、その数字を自分のコンピュータに記録する。そして多い順に並べてみると、今日のそれは今月の最上部に移った。日中はヒマと感じたものの数字は最高とは、不思議なこともあるものである。
朝飯 じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、生玉子、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草の胡麻和え、長芋のたまり浅漬け、生のトマト、けんちん汁、大根おろしを添えた焼き鯖と焼き鮭、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り、パイ菓子、Old Parr(生)
2023.11.18(土) 週末
平日にくらべて土曜日は2倍、日曜日は3倍、忙しい。しかし世間の最大公約数として、週末は休日だ。だから諸々の催しは週末に予定をされることが多い。今日は19時から町内の役員会が開かれる。しかし終業の18時を過ぎても明日の準備は続くため、なかなか楽ではない。
役員会の議題は忘年会、餅つき、新年の旅行、東武日光線上今市駅周辺の再開発についての4つだった。最後の議題に関係する資料のうち、日光街道の拡幅は特に興味深かった。計画は昭和30年つまり1955年、実に68年前に公にされたものだという。このような現実は多分、日本全国津々浦々に存在しているのだろう。
帰宅してひとりでのんびり調理をし、ひとりで静かに食事をしようとしていたところに孫のリコとシンが闖入してくる。彼らの相手は幸いにも家内が引き受けてくれた。食事の後かたづけをして入浴し、寝室に入ると、孫がもぐり込んで遊んだらしく、掛け布団が大きく乱れていたから思わず「あっらー」と声が出る。
朝飯 ブロッコリーのソテーとスクランブルドエッグ、「なめこのたまり炊」のなめこおろし、納豆、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 牡蠣と穴子の佃煮、SMIRNOFF VODKA、万願寺唐辛子.とトマトのソテー、オイルサーディン、パン、チーズ、Chablis Billaud Simon 2018
2023.11.17(金) 冬の入口
冬が好きという人の「なぜ好きか」は様々だろう。雪のことだけを考えても、雪の夜の静かさ、明け方にゆっくりと走るクルマの音、ガラスの粉のような細かい雪に日の差す様、強風にあおられて横なぐりに吹きつける雪、コートの腕に落ちた雪の明らかな結晶をまじまじと見ている瞬間、それを踏んで歩くときの音、降り方や粒の大きさの時間の経過に従って変わっていく様子などなど。
「冬は朝の早いときがよろしい」と清少納言は書いた。彼女の生活において、朝食は、冬の遅い夜明けからどれほど後に摂られたものだっただろう。いきなり卑近なことになるけれど、冬の朝に空が曇っていたり、あるいは雨が降ってたりすると、朝食の画像の明度や彩度が極端に落ちて、自分としてはいただけない。
きのうの真夜中から降り続いた雨は、昼を過ぎるにいたってようやく晴れた。青空さえ見えはじめたところからすれば、明日は晴れるだろう。
午後、というより夕刻に近い時刻に如来寺へ行く。おととい掃除の業者が入ったお墓の様子を確かめるためだ。お墓は墓石も境界の石も地面の土も、あっと驚くほど綺麗に仕上がっていた。この状態が長く続いてくれれば有り難いところだ。しかし冬には土に霜柱が立ち、春にはそれが融け、夏には苔や草が生え、夕立が土を崩す。それが悩ましいところではある。
らっきょうのたまり漬のうち、下処理が間に合わず蔵出しに制限を設けていた「小つぶちゃん」が、明日からは豊富にお出しできることになった。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」のための明日のらっきょうのたまり漬は、普段の倍の量を、包装係のヤマダカオリさんに頼んだ。紅葉狩りのお客様が少なくなっても、週末は相変わらず忙しくて有り難い。
朝飯 穴子の佃煮、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 春雨サラダ、ジーマミー豆腐の冷や奴、夏太郎らっきょう、「ふじや」から持ち帰った焼き餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、“Leson”のチョコレートケーキ、Old Parr(生)
2023.11.16(木) 伊豆治療紀行(21回目の2日目)
今回のホテルに泊まるのは、昨年の11月に続いて2度目になる。館内の設備や雰囲気に対して宿泊料は安い。ただしきのうはチェックインの際に、朝食はテイクアウト用のそれであることを伝えられた。意外に感じたものの、多分、ネット上で最も安いプランを僕がよく確かめずに予約をしたのだろう。ひとりであれば、どうということもない。
伊豆高原痛みの専門整体院での治療はきのうに続いて安楽なものだった。この調子ならひと月半や2ヶ月を置いても大丈夫と先生には太鼓判を押された。師走は何かと忙しいから、大いに助かる。
からだの状態が良ければ治療にも時間はかからない。城ヶ崎海岸10:29発の伊豆急行上りに乗り、東京には昼すぎに着いてしまった。新橋で昼食を済ませて安い床屋にかかる。以降はコンピュータの入ったザックをコインロッカーに預けて、夕刻まで気楽に過ごす。
別件で銀座に来ていた家内とは17時30分に6丁目で待ち合わせた。はじめ行こうとしていた5丁目の焼鳥屋は大行列。「だったら蕎麦屋だ」と、旧電通通りを渡る。そこからいくらも行かないあいだに、やはり大行列の店をふたつ目撃する。バンコクの「ピンクのカオマンガイ」とおなじく、国境を越えてインターネットでバズったのかも知れない。
6丁目の蕎麦屋は静かだった。そして冷酒を口に含みつつ、大相撲九州場所の最後のところをテレビで見物する。
朝飯 「東急ハーヴェストクラブ伊東」のテイクアウト用朝食
昼飯 「小諸蕎麦」のたぬき蕎麦
晩飯 「よし田」のほやの塩辛、揚げ出し豆腐、玉子焼き、焼き鳥、盛り蕎麦、「菊正宗」の「上撰生貯蔵酒」(冷や)
2023.11.15(水) 伊豆治療紀行(21回目の1日目)
1泊以上の外出にはかならずコンピュータを持参する四半世紀以上も続けた習慣を、一昨年2021年に止めた。生来の荷物ぎらいがより強くなったこと、もうひとつは日記の書き溜めが上手くなったことによる。しかし今回は流石に、そういうわけにはいかなくなった。頭は使わないものの根気だけは要る、そういう仕事に手を付けずにいたところ、きのう遂に、小さなほころびが顕れてしまったからだ。
その仕事はしかし、いちど取りかかってしまえばそれほどの時間も食わず、下今市10:53発の上り特急スペーシアが県南の栃木に着く、11時24分を待たずに完了した。それでも会社にいては、家にいては、このような仕事はなかなかできづらいのだ。
東京駅に着いたのは12時49分。乗るべき東海道新幹線こだま731号は13時57分発だから、時間の余裕は充分以上だ。買ったばかりのおむすびをプラットフォームのベンチで食べても寒さは感じない。
熱海を経由して伊豆高原には16:07着。一方、整体院の予約は17時。駅の待合室で時間を調整しようと考えたものの、ロータリーに駐まるタクシーは1台のみだったため、すぐにそちらを目指して歩いて行く。
伊豆高原痛みの専門整体院に入ると、16時30分の予約がキャンセルになったとのことで、治療はすぐに始められた。先生によれば今日の僕の状態は良好。しかし僕は、9,000ボルトを発する電子ペンをからだに押し当てられるまでは、その良好さに気づかない。具合の悪いときには拷問に等しい痛さだが、今日のペン先は「ただ触れているだけ」の感触だった。
伊豆高原駅の駅までは、街で買い物をするという先生がクルマで送ってくれた。改札口の時計は17時14分。伊東行きの上りは17:17発。今日は何かと、とんとん拍子に事が運ぶ。
伊東の温泉ホテルに宿を取りながら、夕食は東京駅で買った弁当と、伊東駅前のセブンイレブンで買ったカップの日本酒である。そのカップ酒に部屋の電気ポットで燗を付け、心ゆくまでひとりの時間を満喫する。
朝飯 じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、温泉玉子、巻湯波の淡味炊き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、根菜と水菜の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、JAWA TEA RED
晩飯 「崎陽軒」の「シウマイ御弁當」、「日本盛」の「超盛300辛口」(燗)、同「鬼ころし」(燗)
2023.11.14(火) 初冠雪
毎日、毎日、1,000札の並券と新券を交互に重ねて釣銭を作っている。その仕事に取りかかるときにはかならず「まいにち、まいにち」から始まる「およげ! たいやきくん!」の歌を思い出し、腹の中で苦笑いをする。
「およげ! たいやきくん!」は1970年の大阪万国博覧会のころに流行った歌と、これまでは漠然と考えていた。しかしいま調べてみれば1975年、つまりサイゴン陥落の年に出たものだった。その年末から翌春にかけてのスキー場のロッジでは、これがジュークボックスからのべつまくなし流れていたような気がする。
「釣銭を作るような仕事は社員に任せれば良いではないか」と言われれば、このような生産性の低い仕事を社員に頼むわけにはいかないのだ。
さて明日はお墓に業者による掃除が入る。よって日の暮れる前に如来寺へ行く。3日前に供えた白菊は元気なままだった。しかし惜しまずそれを処分し、花立てを洗い、線香立ての周りは水で流す。「なにも毎年はしなくても」と業者は言うものの、夏の嵐の痕跡は綺麗さっぱり拭っておきたいのだ。
朝飯 鮭の焼きほぐし、じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、トマトのスクランブルドエッグ、胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 柿と菠薐草の白和え、梨と胡瓜の酢の物、刻みキャベツと生のトマトを添えた3種のフライ、夏太郎らっきょう、ごぼうのたまり漬、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2023.11.13(月) 今年の冬は
18時の終業後はあれやこれやして、19時ちかくに自宅へ戻る。今夜、4階の食卓は僕ひとりだ。そういう晩には外へ出ることとしているものの、寒さにより、どうにも気が進まない。テレビを点けるとニュースに相撲が流れて、九州場所の始まったことを知る。続いて天気予報。先週6日には28.8℃と真夏日に迫った鳥取県の大山町が、1週間後の今日は数十センチの積雪と伝えている。
夏の好きな僕はかつて「クリスマスくらいまでは夏であって欲しい」と言ったことがある。それはあり得ないことを望む、叶えられることのない希望、つまり冗談だった。その冗談が、いまや現実になろうとしているのだろうか。
チャンネルを回すとこれまたニュースで、画面には北海道の薩摩芋の様子が映し出された。薩摩芋ならその名の通り、南方の特産だったのではないか。それが今年は北海道で豊作なのだという。
新物の夏太郎らっきょうは、例年なら8月末から9月中ごろまでの蔵出しになる。それが今年はつい先日までお売りできていた。日光のらっきょうは豊作だったのだ。しかし9月の日記に書いたように、しその実は不作。大根も今のところは良くない。
夏には長く続いて欲しいものの、農産物の不作は困る。今年の冬は、一体全体、どのようなことになるのだろう。
朝飯 鮭の焼きほぐし、甘唐辛子の天ぷら、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、里芋の煮物、蕪戸胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、蛸と里芋の炊き合わせ、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、胡瓜のぬか漬け、夏太郎らっきょう、けんちん汁、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2023.11.12(日) 彼の地の紅葉
左手の親指と中指、右手の親指と人差し指にキズパワーパッドを貼る必要を、きのうから感じている。その枚数からして、貼り終えるまでには30分ちかくは要しそうだ。グズグズすれば、その時間の確保が難しくなる。それが分かっていながら、先ずは日記を書くことに取りかかってしまう。それはとりもなおさず、アカギレの手当より日記を書く方が面白いからに他ならない。
開店直後に足立ナンバーの白いワゴン車が、出したばかりのノレンの前にピタリと駐まる。最初に降りていらっしゃったのは運転席の男性だった。「もう開いてます」とご案内をしたろころ、いただいたご返事は日本語ではなかった。僕の後を着いて店に入っていらっしゃったその4名様は、果たして随分と前にご予約をくださっていた、朝食のお客様だった。
味噌醤油漬物を売る上澤梅太郎商店から「汁飯香の店 隠居うわさわ」へは、蔵伝いに百数十メートルを歩いていただく必要がある。4名様はシンガポールからの旅客で、きのうは霧降高原にお泊まりとのことだった。
店の混み具合は、文化の日の絡む三連休からは、ずっと軽くなった。それでも勿論、僕は販売の補助に入る。やがてシンガポールからの4名さまも、隠居から店へともどっていらっしゃった。そして今しがたお召し上がりになった朝食を絶賛してくださり、その食膳に使われていた漬物や新米を追い上げの上、次の目的地へと向かわれた。
午後、今夜は湯西川温泉にお泊まりになるという3名様とお話しをさせていただく。今日の寒さを盛んに気にされるので、これから行かれようとしているところは更に寒いことをお伝えする。いくら寒くても、温泉があれば御の字ではないか。しかし彼の地の紅葉は、既にして終わっているかも知れない。
朝飯 鮭の焼きほぐし、甘唐辛子の天ぷら、じゃがいもと茸の素揚げ味噌和え、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん}、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 牡蠣と若布と菠薐草の酢の物、白菜と豆腐と肉団子の鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2023.11.11(土) コロモガヘ
おとといの日記は書けているものの、その最上部に置く画像が無いから公開ボタンをクリックできない。更に、きのうの日記も書けているものの、これまた右に同じ、である。路傍の石でも撮っておけばどうにかなる。しかしそれをついし忘れてしまうのだ。それでも今朝は3時台に起きられたから、時間は使い放題で気分は良い。
それにしても、この風の強さはどうしたことだろう。その様子を確かめるため食堂を離れ、寝室のクローゼットからトラックジャケットを取り出し、これを着る。別の押入からは帽子を取り出し、これをかぶる。
屋上から望む東南東の空の、それほど高くないところには旧暦9月28日の月が小さく見える。その更に上には金星がいまだ光っている。風は徐々に収まりつつあるらしく、寒さはそれほど感じない。
先月のことだっただろうか、冬の仕事着のことを考えて、寝台の下の引き出しを調べてみた。そうしたところ、予期せず具合の良さそうな新品のシャツが3着あることに気づいた。いつ買ったものかの記憶は無い。しかし3着では、洗濯を毎日するとしても、ちと心許ない。
そういう次第にて、先ずは11時前にセキネクリニックを訪ねる。9時前だったきのうとは異なって、待合室には溢れそうなほどの患者がいる。それを目にして則、きびすを返す。そしてその足でユニクロへと向かう。
紙袋に入れた当該のシャツをシャッターを上げたばかりのオニーサンに見せる。オニーサンは「ソフトタッチタートルTですね、ちょうど安くなっているところです」と、その場所まで案内をしてくれた。これまた則、迷わず素早く3枚を買い物カゴに入れる。これで厳冬期までの仕事着には不安が無くなった。そして厳冬期の備えは既にしてある。
きのう処方された薬が効いて、喉の痛みはほとんど感じなくなった。しかし今度は気管支に違和感を覚え始めた。月曜日にはまた、セキネクリニックへ行く必要があるだろう。
朝飯 スクランブルドエッグ、ウインナーソーセージとブロッコリーのソテー、納豆、鮭の焼きほぐし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「山泉楼」の三品盆、あんあけ焼きそば、肉団子、浙江大越紹興酒有限公司」の「紹興貴酒」、家に帰ってからのエクレア、Old Parr(生)