2023.8.1(火) 秋のことも考える
雷が鳴っている。雨も降っている。食堂は角部屋にて、その南東と南西に面した窓を開ける。風は通らない。湿気のみが入ってくる。そこで窓を閉め、空気調整器を除湿で回し始める。
寒さを感じて空気調整器を止める。窓をふたたび開ける。鳥が啼き始める。鳥は複数種が啼いている。蝉は、ヒグラシのみが聞こえる。それらの声により、雨の上がったことを知る。
手元にスマートフォンをたぐり寄せ、天気予報を見てみる。今日の日光地方は曇りときどき雨ながら、気温は30℃まで上がるという。明日あさっての東京の天気も見てみる。最高気温は両日ともに35℃。晴れをあらわす太陽のアイコンは、34℃までのオレンジ色に対して真っ赤、しかもその形は、まるで陽炎を連想させるような波形である。
こどものころ、オフクロの木更津の実家は大きな通りからすこし入ったところにあった。60年前の細い道は舗装されていず、目と鼻の先には染物屋が反物を干す広場があった。地面は浅蜊の割れた貝殻で埋め尽くされていた。台所で出る貝殻は外に捨てる習慣があったのだろう。夏はその貝殻が日の光を受けて白く光った。気温が30℃を超えることは珍しく、テレビのニュースがそれを伝えると、みな驚いたものだ。
今日の雨で、草木はひと息をついているだろうか。今年の米の具合はどうだろう。近隣の農家からのしその実の買い入れは、その時期をすこし早めるべきかも知れない。
朝飯 細切り人参の酢漬け、茄子の揚げびたし、納豆、菠薐草と海苔のおひたし、胡瓜と蕪のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とキャベツと揚げ湯波の味噌汁
昼飯 オクラを添えたざるうどん
晩飯 茄子の揚げびたし、ピーマンの炒りつけ、胡瓜と蕪のぬか漬け、細切り人参の酢漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、ムースーロー、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)、アイスクリーム、クッキー、Old Parr(生)