2023.2.18(土) 見まわり
朝食を終えて食器を洗っていると、iPhoneがアラーム音を発した。そのことにより、今朝は7時30分に来客のあったことを思い出す。きのうの夕刻、はじめ設定した7時25分を7時20分に変えたのは「5分の余裕では心許ない」と考え直したからだ。
7時29分に事務室のシャッターを上げる。樹木の管理を頼んでいるヤマカ園のカシワギさんは、既にして外に立っていた。ふたりして隠居の柴折り戸から庭へ抜ける。そして冬のうちに手を入れるべき木を特定する。下見は10分で完了した。
道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売場に品物を納めていると、尻のポケットでiPhoneが震える。それは事務係カワタユキさんからの「電気屋さんが見えました」というものだった。約束の8時30分に対して現在時刻は8時12分。即、会社に戻る。
店舗の、お客様がお茶をお飲みになる空間の、天井付近の照明がちらついていることに気づいたのは今週の水曜日だった。タイショーホイストのオーカワラさんが脚立に上り、行灯型の覆いを外す。蛍光管は既にしてLEDに替えられていたものの、特徴的な光の輪が、ところどころで切れていた。蛍光管の長さはおよそ2メートル40センチ。おなじものが見つかれば、交換はすぐにも行われるだろう。
昼は食事をしながら日本経済新聞の文化欄を読む。そして城戸久枝という作家の文章にはじめて触れて、静かに感動する。
朝飯 牡蠣の醤油煮、酢蓮、クーブイリチー、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、大根のフリットと万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 トマトサラダ、ウォッカマーティニ、マッシュルームと牡蠣のアヒージョ、2種のパン、「セブンイレブン」の「金のビーフシチュー」、TIO PEPE、プリン、Old Parr(生)
2023.2.17(金) なにやら忙しい
朝礼に続いて道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売場の掃除と納品、店舗の床の水拭き、隠居の掛け軸の交換、ふたつの冷蔵室の、機械部分を来月に総入れ替えしようとしている会社からの度重なる電話、年明けから毎週のように仕込みが続いている「なめこのたまり炊」の味見など、朝からなにやら忙しい。
以降も来客の予定、こちらからの訪問などの予定があって、すべては覚えきれないから、ポストイットに記して卓上の電子計算機に貼ってある。そしてそれらをひとつひとつこなしつつ夕刻に至る。
16時30分より、ひとりで店番をする。国道121号線沿いの看板の照明は、人が設定するタイマーの他に、明るさを感知して自動的に電源が入ったり切れたりする。その、点灯する時刻が日々、後ろへ延びていく。暑さ寒さも彼岸まで。その彼岸までは残すところ31日。「はやく春になってくれねぇかなぁ」と思う。春が好きなのではない、夏が待ち遠しいのだ。
夜は、昼食の後に作り、冷凍庫で冷やしておいたウォッカマーティニでひと息をつく。スパゲティの上や麺に見え隠れしている牡蠣がとても美味い。2011年4月3日、サイゴンのマジェスティックホテルで食べた生牡蠣の味が薄かったのは、浄化、殺菌の方法によるものだったのだろうか。
朝飯 大根のフリット、鰤の幽庵焼き、揚げ湯波と小松菜と椎茸の炊き合わせ、納豆、クーブイリチー、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとブナシメジと万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、らっきょうのたまり漬、ウォッカマーティニ、牡蠣とベーコンとマッシュルームのスパゲティ、Chablis Billaud Simon 2018、ドーナツ、Old Parr(生)
2023.2.16(木) 航空運賃
今月8日の日記に書いた4月の航空券について、運行会社が変わったからには料金も変わるだろうと、旅行社からの返事を待っていた。そうしたところ、以下の案内が送られてきた。
……
お待たせいたしました。タイ航空と話ができました。今回は航空会社都合のフライトキャンセルでしたため、発券時と同じ運賃で差し替えられました。最終的な便はTG/WE2260=WE260(タイスマイル運航)09:05-10:35となります。
……
そういう次第にて、旅行社へは本日の午前に送金をした。金額はコロナ前、ウクライナ前のほぼ倍。それでもむかしの航空運賃を知る者としては、まだ安いと思う。東京と博多を新幹線で往復する、それとおなじ金額で東京とバンコクが往復できていた時代こそ異常だったのではないか。もっとも社会が落ち着いて航空運賃が下がれば、それはそれで歓迎である。
ところできのうから僕のLet’s noteに、これまで見たことのないエラーメッセージが出るようになった。よって秋葉原にあるパナソニックの修理センター「LUMIX & Let’s note修理工房」を検索すると、何と2020年12月30日に閉鎖をされていた。
この工房は、予約の上、午前にコンピュータを持ち込むと、夕刻には修理を終えたそれを受け取ることができた。しかし現在は、指定業者が現物を引取り、製造元の神戸工場で修理の上、返送される仕組みになっているという。その1週間、10日間が、僕は待てないのだ。
現在のLet’s noteに修理の必要が生じた場合には、ThinkPadを使っていたころと同じく、新機を購入することになるだろう。
朝飯 酢蓮、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと椎茸と万能葱の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、生のトマト、鰹のたたき、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(燗)
2023.2.15(水) どこから来てどこへ行くのか
上澤梅太郎商店は長く、月曜日を店舗の、日曜日を製造と事務の定休日としてきた。それを2000年5月22日より「全社ほぼ年中無休」とした。「ほぼ」とは、元旦や社員研修のある、年に5日間ほどの休みはいただいたからだ。
年中無休はお客様にとっても会社にとっても便利な制度と、僕は考えてきた。一方、社員全員が一堂に会することや、店舗を閉めて徹底的に掃除をするとか、石の床にワックスを塗るなどのことはできなくなった。
昨年の秋ごろだったか、2023年の、とりあえず1月から6月までの第3水曜日は店舗を休みにしたいと長男が言ってきた。前述のような年中無休の弊害については僕も気づいていたから、その考えを受け入れた。
先月の第3水曜日は、翌日も含めて2日間のお休みをいただき、日光MGを開催した。そして今日は社員全員が隠居へ集まり、上澤梅太郎商店がどこから来てどこへ行こうとしているのかの説明その他を行った。
夜は家内と長男と共に産院を訪問する。そして嫁のモモ君を見舞い、きのう産まれたばかりの、モモ君にとっては3人目の赤ん坊をしげしげと見る。「すごいなー」と感嘆するのみである。
朝飯 小松菜のおひたし、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、マカロニサラダ、納豆、蕪と胡瓜のぬか漬け、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、豆腐と菠薐草の味噌汁
昼飯 トースト、ミルクコーヒー
晩飯 「食堂ニジコ」の胡瓜の辛子和え、皮蛋、豆腐と海老の塩煮、炒飯、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)
2023.2.14(火) 伊豆治療紀行(13回目)
我が人生最高の治し屋「伊豆高原痛みの専門整体院」には通常、1泊2日の日程で、家内と出かける。1度の伊豆行きで初日、2日目と、2回の治療を受けるのだ。しかし家内のみ都合がつかず、僕ひとりで出かけることもある。また先月は11日と12日に治療を受けながら、突然の腰の不調により、21日は僕ひとりで日帰りをした。そして今回は、月曜日と水曜日に外せない用事があるため、1泊をしながら治療は1回という、変則的なものになった。
先月の腰の不調は、この整体院での治療により、半分は良くなった。しかしもう半分を自然に任せて治癒させるまでには3週間を要した。今日はその腰の点検、数日前より具合の悪い首、そして昨年1年間は拷問まがいの施術に苦しんだ膝の治療をしてもらった。
膝は1年間の治療の甲斐あって、先月のそれは辛くなかった。今日は先月よりも、9000ボルトの電子ペンによる痛みが強まった。「首がずれると膝も硬くなるね」とワタナベ先生は言う。しかし昨年までの、声も出せない痛さにくらべれば、どうということもない。
施術後は今朝、伊豆高原駅前で借りたレンタカーで山を越え、修善寺に至る。そして勉強仲間のタケシトーセーさんに、およそ2年ぶりに会う。今回のカーナビゲーションシステムは、旧道に我々を導いた。そのことにより、伊豆の東海岸から修善寺までは、景色の良さを求めないかぎり、伊豆スカイラインは必要ないことに気づけた。
修善寺から伊豆高原まで戻り、上りの列車を待ちながら家族のラインを見る。そこで嫁のモモ君が、3人目の子供を無事に産んだことを知る。子供を産んだ母親、そして産まれた赤ん坊を見るたび僕が感じるのは「すごいなー」という賛嘆のみである。
赤ん坊が産まれたからには東京で酒など飲んでいる場合ではない。何ができるというわけではないけれど、できるだけ早く帰ろう。そういう気持ちに突き動かされて、北千住18:13発の下りリバティに乗る。そして20時前に帰宅をする。
朝飯 「伊藤園ホテル」の朝食ブッフェ
昼飯 「武士」の「あじ寿司」
晩飯 「あじ寿司」のオリーブオイルとバルサミコかけ、2種のサラダ、3種のパン、ロールキャベツ、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2018、チーズケーキ、Old Parr(生)
2023.2.13(月) とりあえず伊東まで
荷物が嫌いなくせにコンピュータは持ち歩いていた。その期間は1992年からほんの数年前まで、ついまり30年ちかくに及んでいる。それを絶った最大の理由は体力を温存したくなったから。もうひとつはウェブ上に日記を書く技術、露骨に言えば日記をでっち上げる技術が高くなり、1日、2日の空白ならすぐに取り返せる自信のついたことによる。
コンピュータは持たなくなったものの、今日の荷物は枕が増えた。先月23日の日記に書いた、旅行用の枕である。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の仕事を終えた家内と、下今市15:05発の上り特急リバティに乗る。北千住、東京、熱海を経由して、伊豆の伊東には18時55分に着いた。駅前のビストロには19時05分の予約を入れておいた。先月の11日に見つけた店だが、その晩は横目で見たのみで通り過ぎ、別の店に回った経緯があった。
雨は強風を伴っている。ビストロに横付けしてもらったタクシーの運転手によれば、伊東温泉のタクシーは一晩中、動いているという。おなじく先月の11日に見つけ、予約しておいた宿にはすぐに着いた。治療のための前泊であれば、安宿で充分だ。
部屋に入って即、風呂へ行き、部屋へ戻ると即、寝た。ワインによる酔いにより、いやいや持参した枕のことは、すっかり忘れての就寝である。
朝飯 クーブイリチー、ハムと菠薐草のソテー、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこと三つ葉の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 「ビストロツミキ」のあれや、これや、それや、他あれこれ、Vrignaud Chablis 1er cru Fourchaume Les Vaupulans 2018
2023.2.12(日) 最良の、もっとも聡明な人々
昭和12年生まれの叔父サブローは子供のころから心臓が弱かった。喫緊の必要に迫られてはいなかったものの、健康になりたい一心により、青山学院大学に在学中の昭和34年に手術を受けて亡くなった。執刀した医師は「手術は成功だった。しかし経過が良くなかった」と語ったという。
新聞は店と事務室のあいだにある郵便受けに届く。6時前には届いているものと思われるが、その時間は大抵、コンピュータに向かっている。新聞は、昼食を摂りながら読むことが多い。
本日の日本経済新聞で僕の目を引き寄せたのは第3面。黒田東彦の跡を継いで日本銀行の総裁に就く植田和男の語録。曰く
「金融政策の効果が出なかったのはなぜか。様々な構造問題により日本の成長力が下がり、中立金利が低下したためだ」(22年5月、インタビュー「複眼」)
これを読んで僕は前述の「手術は成功だった。しかし経過が良くなかった」を思い出さないわけにはいかなかった。「最良の、もっとも聡明な人々」でさえ失敗の泥沼に嵌まる。それをデイヴィッド・ハルバースタムは「ベスト&ブライテスト」で丹念に語っていく。
上田和男には不退転の覚悟があるはずだ。それと共に、日銀総裁の力だけではどうにもならないことも知っている。それでも上田さんには「頼むぜ、ホント」と、声を大にして言いたい。
朝飯 きのうのカレー南蛮鍋の残りのぶっかけ飯、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 グリーンアスパラガスとマッシュルームとベーコンのスパゲティ、Petit Chablis Billaud Simon 2018、チョコレートケーキ、Old Parr(生)
2023.2.11(土) 雪かき
きのうの夕刻、通用口から外へ出るところの斜面を、すり減った竹箒で掃いた。先月25日の乾雪とは異なって、今回のそれは湿って重かった。夜は早く寝たために知らずにいたけれど、22時ころより強めの雨が降ったという。しかしその雨は雪を融かすには至らず、今朝に至っても地面は白いままだ。それが凍りついていれば、融雪剤を撒き、後は晴天を幸いとして太陽に融かしてもらうしかない。
6時30分、今日は特別に、家内を隠居まで送る。途中で転んで動けなくなれば隠居の営業ができなくなるどころか命に関わる。それを案じてのことだ。
駐車場に残った雪は、果たして凍りついてはいなかった。よって8時からの朝礼の後は、本日の販売分を袋詰めするヤマダカオリさんを除くすべての社員と長男が雪かきに当たる。9時が近づくころには、駐車場はあらかた綺麗になった。それを見届けてから隠居へ向かう。
こちらは飛び石の雪を払い終えたタカハシリツコさんが、脚立に乗り、門の屋根の雪を落としているところだった。その屋根の下には僕がノレンを下げ、満席の札を出した。
本日の隠居のお客様は、雪による交通の乱れを懸念され、早くにお出になって、早くにお着きになる方が多かった。11時30分の予約に対して11時にいらっしゃった3名様は、僕が店から隠居までご案内をした。すると玄関の庇の雪が太陽の熱により融けて、盛んに水滴を落としている。その雪は、お客様が座敷に上がられて後、先端部分のみを熊手で落とした。残った雪の水は、雨樋が受けるだろう。
隠居は明日も満席。店のお客様も、明日は今日より多くなると思う。
朝飯 菠薐草とハムのソテー、納豆、生玉子、昆布の佃煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこと三つ葉の味噌汁
昼飯 塩鰹のふりかけ、揚げ玉、梅干、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
晩飯 クーブイリチー、トマトと玉葱とハムのサラダ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、カレー南蛮鍋、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(燗)
2023.2.10(金) 里雪
きのうに引き続き、今朝の天気予報も大雪を伝え続けてる。「不要不急外出は避けてください」とまで気象予報士は注意を促している。身構える気持ちはあるものの、一方「なにを大げさな」という楽観もまた、自分の中には存在している。
一体全体、大雪とはどれほどの量をいうのか、と気象予報士の顔を見ながら考えた。そして調べたところ、東京23区は12時間で10cmの積雪が予測されれば大雪警報。しかし新潟県津南町ではおなじ時間に60cmを超えてはじめて警報、ということが分かった。ちなみに宇都宮市のそれは30cmと記されてあった。
開店前より隠居係のタカハシリツコさんが、隠居よりも先に店の駐車場に融雪剤を撒き始めてくれた。その撒き方を見て、融雪剤は予備のあることと、もうすこし多く撒いた方が良さそうなことを伝えた。
その融雪剤が良く効いて、駐車場は16時までアスファルトが見えていた。スマートフォンのウェザーニュースによれば、雪は16時からミゾレに変わるとのことで、安心をしていた。ところがその時間を過ぎても牡丹雪は止まず、17時になると、駐車場はすっかり白くなってしまった。
社員が用いる通用口から外へ出るところに短い斜面がある。「そこだけでも」と竹箒で雪を除こうとすると、先月25日の乾いたそれとは異なって、大変な重さである。
雪はしかしそのころから徐々に小降りになって、18時に定規で測った積雪は4cmだった。今回の雪は結局のところ、首都圏のみを騒がせる里雪だったのではなかったか。明日の朝は、隠居の様子を見に行こうと思う。
朝飯 スクランブルドエッグ、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、納豆、しらすおろし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と椎茸の味噌汁
昼飯 トースト、ホットミルク
晩飯 めかぶの酢の物、鰤大根、人参のぬか漬け、っきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、カツ煮、「原酒造」の「穂耀純米大吟醸」(冷や)
2023.2.9(木) 雪見酒
「汁飯香の店 隠居うわさわ」のご予約は、同店への電話、上澤梅太郎商店への電話、また「ぐるなび」でも承っている。もっとも多いのは「ぐるなび」経由で、その操作、差配、応答はほとんど僕が行っている。ご予約は夜にいただくいことが多い。よってその日はじめての承りは早朝に行う。
今朝もその仕事に向かっていると、複数のご予約の中にあさって土曜日のご来店を希望されるものがあった。しかし今週の土曜日と日曜日は既にして満席をいただいている。「なぜ割り込めたのだろう」と不思議に感じ、詳細を調べてみる。
「ぐるなび」に「即予約」と「リクエスト予約」の2種類の予約方法のあることは知っていた。今回わかったことは、以下の2点。
1.「即予約」は満席の場合はできない。
2.「リクエスト予約」は満席でも「キャンセル待ち」の形で仮予約ができる。
しかしあさって土曜日の席は、いかにも調整が不可能だ。よってお客様にはお詫びのメッセージをお送りし、その「リクエスト予約」は「お断り」した。
ところが昼ごろになって、既に入っていたご予約のひとつにキャンセルが出た。それは、金曜日に雪が降るとの天気予報による。即、今朝お断りしたばかりのお客様に連絡をお入れする。お客様のご来店は、1時間後に無事、決まった。
そのお客様は朝食と共に、お酒も希望されている。「上澤の朝食」を肴に美味しい雪見酒をお楽しみいただければ、とても嬉しい。2月の味噌汁の具は「日光HIMITSU豚」のベーコンと白菜、である。
朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、納豆、小松菜のおひたし、しらすおろし、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と小松菜の味噌汁
昼飯 カレートースト、ホットミルク
晩飯 ハムとレタスのサラダ、めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、焼売、鮭のホイル焼き、「渡邊佐平商店」の「尊徳生酛純米」(燗)、「和久傳」の「笹じゃばら」