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清閑 PERSONAL DIARY

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2022.12.21(水) なぜそれを積まないか

樹木の、1年の頂点は葉が紅く染まるとき、と言った人がいる。芽吹きでも新緑でもなく紅葉と聞いて、一瞬、虚を突かれた気持ちになった。

太陽を周回する地球の、1年の頂点は夏至に違いないと、僕は考えている。とすれば、その対極にある冬至は何だろう。冬至は冬至で、これまたひとつの頂点には違いない。

夏至と冬至をくらべれば、気温が高いだけ、そして晴れている限り、夏至の日の方が心地は良い。しかし両者のうちどちらが嬉しいかといえば、それは明らかに後者だ。

この日記を「クリスマスはなぜめでたいか」で検索すると、ある日の日記が出てくる。キリスト教が発生する以前から、この季節に人々は有り難さ、めでたさを感じていただろう、という話である。

その冬至の前日の朝の空を、窓を全開にして撮る。一眼レフの大きなレンズより、iPhoneの小さなレンズの方が、綺麗に撮れるのはなぜだろう。画像処理エンジンが優れているというなら、デジタルカメラはなぜ、そのようなエンジンを積まないのだろう。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、蓮根の梅肉和え、納豆、菠薐草の玉子とじ、里芋の柚味噌和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、メシ、舞茸とブロッコリーの天ぷらの味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 蓮根の梅肉和え、なすのたまり漬の辛子和え、らっきょうのたまり漬、ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」とルッコラのサラダあれこれのフリット、胡麻焼酎「紅乙女)お湯割り


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2022.12.20(火) 円高の基準

師走も3分の2が過ぎて、手指に巻くバンドエイドの数が増えてきた。むかしのバンドエイドより今のキズパワーパッドの方が諸々において優れるものの、やはり不便は不便である。先ずはiPadなど、タッチ式のパネルの反応が鈍くなる。スマートフォンへの、文字のフリック入力も正確性を欠くようになる。だから特に冬は、旧式のキーボードやボタン式のスイッチが有り難くなる。

テスラの運転席には、巨大なタッチ式の操作盤がある。あの盤も、バンドエイドを巻いた指では、さぞかし扱いにくいことだろう。

オートバイを運転しながら水たまりに差しかかったため、ステップから足を上げたところ、警察官に停止を命じられ、安全運転義務違反で反則切符を切られた同級生がいる。運転をしながらタッチ式の操作盤を操るなどは、オートバイのステップから足を上げるより1,000倍もの危うさではないか。法は、それを執行する側や時代により変わるのだ。

本日の日本銀行の金融政策決定会合で、10年のあいだ続いた金融緩和策の修正が示唆された。10月21日に151円をつけたドル円の、今日の値は一時、132円台。識者は9月の下旬から「いずれ円高になります」とTikTokで言っていた。その円高とは、どれくらいの値を指すのだろう。


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、蓮根の梅肉和え、納豆、菠薐草の胡麻和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、芋がらと長葱の味噌汁
昼飯 牛蒡と人参のきんぴら、ブロッコリーと舞茸の天ぷら、塩鰹のふりかけ、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
晩飯 ナッツとドライフルーツのたまり漬「山のにぎわい」、TIO PEPE、スパゲティナポリタンChablis Billaud Simon 2018「メルシー」のフィナンシェ、Old Parr(生)


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2022.12.19(月) 何でもやっちゃえ

年内お届けの地方発送はいつまで承れるか。それを数日前に事務室で口にした。すると、お得意様へ向けて10月下旬に投函したダイレクトメールには「12月24日受注分まで」と明記している旨を事務係に知らされた。ダイレクトメールは、すべてのお客様には送られていない。そういう次第にて、今日は午前のうちに、それをお知らせするメールマガジンを配信することにした。

専用のフォルダを調べてみると、昨年も同様のメールマガジンをお送りしていた。よって文章のほとんどは、昨年のものを流用した。それを事務係に見せ、意見を聞き、2ヶ所ほどを修正して、10時30分の配信を予約する。

「24日はクリスマスイブか」と考えているところに、自由学園からクリスマスカードが届く。「何もしていないのになぁ」と恐縮しつつ封を切る。そして「へー、いいじゃん」と、今年の意匠に見入る。それは、生徒の作品によるものだった。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」は土日月の営業。今年の最終は24、25、26日の3日間。25日の午前中は、既にして満席にちかい。24日と25日には、香炉の代わりにこのクリスマスカードを床脇へ飾ろうか。隠居の室礼は、花を除いては僕の趣味による。「何でもやっちゃえ」である。


朝飯 かやくごはん、巻湯波の淡味炊き、生玉子、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、舞茸とブロッコリーの天ぷらの味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 刺身湯波「なめこのたまり炊」の大根おろし和え豆乳鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)


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2022.12.18(日) 目的のほとんどは

きのう数ヶ月後の、以下の航空券を馴染みの旅行社にメールで注文した。

羽田→スワンナプーム
スワンナプーム→ハジャイ
ハジャイ→スワンナプーム
スワンナプーム→羽田

それに対する返信は、今早朝に読んだ。発券期限は明日19日。料金はコロナ前、あるいはウクライナ戦争前の倍。それでも1980年に銀座の旅行社で買った、成田とコルカタを往復するエアインディアの航空券よりは安い。むかしの飛行機代は高かったのだ。

今、何かを調べるにはGoogleの他、TikTokに検索をかけても面白い。ハジャイの情報は多く、マレー語による。その動画の中に、幾人もが上げているホテルが複数あった。「なるほど洒落ているな」と感じるものの、それらは大抵、街から離れている。時と場合によるけれど、僕はどちらかといえば賑やかなところに滞在したい。ハジャイの宿は、もう決めているのだ。

一方、バンコクのそれは、いまだ決めていない。スイミングプールは必須として、第2は公共交通機関の駅にちかいこと。第3は周囲の雰囲気や利便性が自分の好みに合っていること。東京のビジネスホテルより高いところには泊まらない。

旅の目的のほとんどは、プールサイドでの本読みだ。持参する本はニール・シーハンの「輝ける嘘」。これを読み終えてしまったときのために、なにか文庫本もスーツケースに入れようか。3年ぶりの、タイ行き、である。


朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、「なめこのたまり炊」の大根おろし和え、ソーセージと菠薐草とトマトの油蒸し、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、海老マカロニグラタン、ドライマーティニ、TIO PEPE、家に帰ってからの「メルシー」のフィナンシェ、Old Parr(生)


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2022.12.17(土) 大晦日ちかくに

朝、事務机に着きながら何気なく外に目を遣ると、お得意様の姿が見えた。即、外へ出てご挨拶をする。お客様は「汁飯香の店 隠居うわさわ」で食事をなさりたいとのことだった。突然のご来店ではあったものの、今日は幸い、席に余裕がある。厨房へ電話を入れるよう事務室の長男に言い、僕はおふたりを隠居までご案内する。

午前のうちに瀧尾神社へ出向く。そして年末に一新する幣束、および初詣の申込みをする。幣束は間もなく、僕が不在にしているあいだに届けられた。神事といえば、水神祭の日取りも決めておく必要がある。新年最初の「みず」の日は5日の「みずのとい」。この日が早すぎるということであれば、14日の「みずのえさる」または15日の「みずのととり」になるだろう。

気温は随分と下がってきた。外から帰ってくると「あぁ、寒かった」と、思わず腹の中でつぶやいてしまう。それもむべなるかなで、面倒さが先に立って、外へ出るときにも服を重ねることをしないからだ。また普段着も、いまだ「極暖」というようなものには袖を通していない。

今年最後の衣替えは、大晦日ちかくになると思う。


朝飯 揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、焼き鮭、納豆、生玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八、Bourgogne Aligote Jean Fournier 2018、コーヒー


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2022.12.16(金) 門松

きのうの夜、駅から店の前まで戻ってくると、犬走りの軒下に門松が見えた。「そうか、届けは15日に頼んであったか」と思い出した。この門松をいつまで置くかは、いまだ決めていない。

今朝は、日の差し込む明るい大衆食堂で、料理を頼むも、いつまでも出てこない、という夢を繰り返し見た。目的の品はいつまでも出てこない一方で、お通しの小皿や小鉢は際限なく運ばれ続ける。その不思議な店の席にいて「これはこれで悪くないな」と、僕は感じている。

午前、普段づかいの煮干しと共に、お雑煮のためのどんこ椎茸と焼きあご、厚削り節を馴染みの店に発注する。僕の、製造現場での仕事は元旦から始まる。初売りは2日。となれば、重箱のおせち料理はもはや必要ないのではないか。季節を感じるためだけの「おせち風」がすこしばかりあれば、それで充分のような気がする。

閉店後に3台のキャッシュレジスターを締めると、その数字は今月の平日の最高となった。それはとりもなおさず、地方発送のお申し込みが多かったことによる。

夜は、役を引き受けている集まりの忘年会により、しばし歓談の時を持つ。


朝飯 冷や奴、菠薐草のソテー、納豆、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜と若布の味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 「やまだ宴楽」のあれやこれやそれや、他あれこれ。「清開」の2種の日本酒(燗)


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2022.12.15(木) 伊豆治療紀行(10回目の2日目)

家内は4時前に起きて、FIFAワールドカップの準決勝、フランス対モロッコ戦を、隣の部屋で観はじめた。先に目を覚ましていた僕は、ベッドで本を読み続けた。サッカーの結果は2対0でフランスの勝ち。

電子ペンによる治療の痛みは通常、1日目より2日目の方が軽い。それは初日の治療により幾分か快方へ向かうためだ。しかし今日に限っては、きのうより辛い。「宿の枕が悪かったんじゃないの、勿体ないよ、2日がかりで来てるのに」と先生は言う。枕が膝に影響を及ぼすなど、あるのだろうか。あっても当方は大谷翔平でもなければ、枕まではなかなか持ち運びはできない。

電子ペンを膝に打たれるとき、もっとも痛い部位は膝の皿の真ん中である。今日はそれよりも、膝の両脇、特に左膝の内側が泣きどころだった。痛いだけでなく、神経に障ってひどく気持ちが悪いのだ。当方は尻のポケットから手拭いを出し、それで額の脂汗を拭う。吐き気にも襲われるから、口を押さえたりもする。

1時間の拷問からようよう解放されて帰路に着く。空は晴れ。きのうの、大寒波の襲来による強風は、いつの間にか去ったらしい。

新幹線は、品川駅での安全確認により、その手前で9分間の停車。新橋の大衆床屋で今年最後の散髪。数ヶ月前に動かなくなったセイコーの時計を尾張町の和光に持ち込む時間は捻出できなかった。

夕食は17時から。白木のカウンターで日本酒を飲むと、心がほどけるのはなぜだろう。そして浅草19:59発の下り特急に乗り、22時前に帰宅する。


朝飯 「ガスト伊豆高原店」の目玉焼き&ベーコンセット、ライス(大盛り)、ドリンクバーのスープ、エスプレッソ
晩飯 「鮨竹」のあれやこれやそれや、他あれこれ、「石鎚」のなにか(冷や)


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2022.12.14(水) 伊豆治療紀行(10回目の1日目)

「明日は4時からサッカーを観る」と家内は言っていた。僕の愛する無音の時間は4時で終了、ということだ。

今日から1泊で出かけることを考えれば、きのうの日記は今朝のうちに書いておく必要がある。家内は案に相違して、5時20分にようやく食堂に現れた。そのときには、きのうの日記は既に仕上がっていた。FIFAワールドカップのアルゼンチン対クロアチア戦は、3対0でアルゼンチンが決勝に進んだ。

12月に入って気温はいよいよ冬らしくなってきた。大型の寒波襲来を、今朝の天気予報は伝えている。しかし東京の今日の最高気温は14℃とも、テレビの画面には見える。僕は汗をかくことばかりを心配している。そして今日の服装を念入りに考える。

下今市07:45発の上り特急スペーシアに、家内と共に乗る。日光から埼玉県東部、千葉県北部までを覆っている濃霧により、北千住着は10分ちかく遅れた。それでもいつもの、東京10:27発の下り新幹線には充分に間に合った。襟の高い下着に、今はもう無くなってしまったブランド”MESCALITO”の薄い中綿パーカの組み合わせは、プラットフォームではすこし寒いくらいで、つまりちょうど良い。

「伊豆高原痛みの専門整体院」での膝の治療は、先月よりは随分と傷みが弱くて助かった。電子ペンを押し当てられているときの痛みは、患部の状態が悪いほど強くなるのだ。

夜はいつもの焼鳥屋にて、2時間ほども飲酒活動をする。宿はコテージだが風呂の湯は温泉である。それに浸かった即、就寝する。


朝飯 目玉焼き、菠薐草のソテー、納豆、揚げ湯波と蕪の葉の甘辛煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、長葱の味噌汁
昼飯 「笹八」の爆弾おむすび、ジャワティー
晩飯 「和居」のあれやこれやそれや、他あれこれ、麦焼酎「和居」(お湯割り)


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2022.12.13(火) いもがら

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ行くたび、買おうか買うまいか迷っていたものがある。芋がらである。子供のころは芋がらの味噌汁がよく朝食に出された。僕は食感の面白いものを好むから、芋がらの味噌汁も当然、好きだった。芋がらの味噌汁は、普段よりも汁が黒みを帯びていた。いま考えればそれはアクによるものだったのだろう。

きのうは遂に、その芋がらを買った。価格は200円。調理の仕方は不明にて、インターネットで調べた。

今朝は4時に、その芋がらを鋏で切り、ボウルのぬるま湯に浸けた。そのまま6時20分まで置いて水を切り、今度はそのボウルに熱湯を注いだ。

子供のころの芋がらの味噌汁には、具は芋がらのみが入れられていた。きのう見たレシピには、長葱と若布が加えられていた。今朝はそれを真似してみることにする。

ぶつ切りの長葱を半生の状態で食べることを、僕は好まない。よって長葱はだしの中で長めに煮た。そこに味噌を溶き、芋がらを入れる。若布も加える。

汁の色は、僕が子供のころのそれとは異なって、まったく黒ずまなかった。アク抜きが完璧だったのだろう。食感は、懐かしい、覚えのあるものだった。

200円の芋がらは、延ばせば何メートルになるだろう。これから週に1度くらいは、これを汁の具にしようと思う。


朝飯 「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、揚げ湯波と蕪の葉の甘辛煮、納豆、菠薐草の胡麻和え、らっきょうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、3種のぬか漬け、メシ、若布と長葱と芋がらの味噌汁
昼飯 2種のパン、ホットミルク
晩飯 春雨サラダ、3種のぬか漬け、「551HORAI」の肉まん、焼売、餃子、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、バナナケーキ、Old Parr(生)


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2022.12.12(月) 復興と醸成

朝食の動画をTikTokに載せている。頻度は週に、食べるだけの短いものは3本、作る場面を含む長いものは1本と決めている。この在庫がきのう切れた。よって今朝は、長いものをひとつ撮ろうとして棚に本を探す。

「汁飯香や一汁一菜、一汁三菜については分かった。そろそろ目先を変えたものが観たい」という意見をひと月ほど前にいただいた。それに従って、2週間前からは、朝食を整えつつ本を紹介する、ということを始めた。棚から引き出したのは池波正太郎の「食卓の情景」である。

昭和47年1月から48年5月まで、池波は週刊朝日に食べものについてのことを連載する。「食卓の情景」は、これをまとめて昭和48年6月に初版第一刷が出された。昭和48年は1973年。僕は高等学校の2年生だった。以来、僕はこれを多分、3回、読んだ。記憶に残る諸々の中から、今日の動画では朝食に関する部分を選んだ。

池波には片岡(仮名)という、半年前に結婚したばかりの若い友人がいる。池波はこの片岡君を伴って、京都鷹ヶ峰の「雲月」で4時間におよぶ昼食を摂る。帰りぎわ「どうだ、うまかったかい?」と池波は水を向ける。「ええ。ですけど…ですけど、ぼく、納豆と味噌汁が食べたかった。でも、いいんです。明日の朝は、宿で食べられるから…」と片岡君は、はにかんだようにうつ向く。片岡君の奥さんは和食による朝食を「そんなものは下等だ」と、作ってくれないのだ。

当時の男の結婚年齢を28歳とする。昭和48年の28歳は昭和20年生まれ。日本はアメリカに負けて社会は大混乱。日本人の価値観も大混乱。日本のすべてはバツ。戦勝国アメリカのそれはすべてマル。そのような世に子を成した親、そのような世に育った子供の中には、片岡君の奥さんのような人もたくさん存在したはずだ。

さて2022年の現在はどうだろう。昭和48年つまり1973年から数十年をかけて、日本の文化は復興を繰り返し、また醸成を続けてきたのではないか。そんなことを考えながら味噌汁を吸い、めかぶの酢の物をすすり込み、青葱を薬味にした納豆をかき混ぜる。


朝飯 めかぶの酢の物、焼き鮭、納豆、里芋の柚味噌和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、舞茸の天ぷらと長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとレタスと胡瓜のサラダ2種のグラタンを添えた猪の赤ワイン煮Grand Vin de Leoville 19852種のケーキ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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