2022.7.11(月) どうということもない。
6月も前半には、寝室に床暖房をかけていた。早朝の食堂では、足元に温風暖房機を引き寄せる日もあった。そのいずれも今は昔の物語だ。梅雨明け以降、テレビは電力の逼迫を伝えている。それと同時に、クーラーのスイッチは躊躇なく入れるべし、とも伝えている。部屋にいながら熱中症で死ぬ人がいるのだ。
オフクロは暖房を嫌った。最後の1年は、暖は電気毛布のみで取っていた。冷房も嫌った。仕方なく扇風機を買ってきたら、扇風機も嫌いだと言って、南に向いた部屋で平然としていた。その扇風機は現在、店で使っている。
先日、定期的に来社する東京電力の人と言葉をやり取りした。「クーラーのスイッチは躊躇なく入れろなんて言われても、僕のオフクロは『冷房は嫌いだ』でしたからね」と世間話の中で言うと「うちの母も同じです」と、制服姿のその人は苦笑した。
「クーラーは、冷房ではなく除湿で使っても部屋は冷える。そして電気代は安い」と何年も前に、先輩のクスヤマモッちゃんがSNSに書いていた。それからはウチも、天井に埋め込んだ空気調整器は除湿で動かすことが多くなった。
もっとも、一番きもちが良いのは早朝に窓を開け放つことだ。現在、鳥は4時ころから啼く。「蒼天翔ける日輪の」のはるか前の時間、である。そういえば先日、読売巨人軍が不調と聞いた。調べてみると、セントラルリーグでの順位は2位だった。「なんだ、2位なら騒ぐほどのことでもねぇじゃねぇか」と考えつつ更に目を凝らすと、首位のヤクルトスワローズとの差は13.0。「なるほど」と思う。とはいえ野球のチームに贔屓はないから、どうということもない。
朝飯 焼き鮭、納豆、揚げ玉、塩もみ胡瓜の「みょうがのたまり漬」和え、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」のお茶漬け
昼飯 日光味噌のフリーズドライ味噌汁”with LOVE”を汁にしたざる素麺(汁のオリーブオイルは後から追加)
晩飯 玉蜀黍のすり流し、胡瓜とレタスを添えた豚の冷しゃぶ、茄子の揚げびたし、ミズの炒り煮、オールドイングランド(オンザロックス)
2022.7.10(日) 盛りだくさん
朝礼の後は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と納品。次は第26回参議院議員通常選挙の投票のため今市小学校へ。戻ってほとんど間を置かず、八坂祭により、瀧尾神社の宮司と当番町朝日町の方々が渡御で立ち寄ってくださる町内の公民館に顔出し。
「隠居」は昨日に引き続いて満席。10時30分に、ご予約のお客様をご案内しながら、10リットルの如雨露で4回、打ち水をする。昼は会計係として、町内の役員と蕎麦屋で食事。
町内の子供みこしは2019年の夏以来、3年ぶりの復活。祝儀を用意し、午後、笛の音のいよいよ近づいてきたところで外へ出る。担いでくれているのは、ベトナムから日光の工場へ働きに来ている方々。町内には、おみこしを担げるだけの子供がいないのだ。地域は国の縮図。2018年6月にハノイのイオンへ行ったときには、子供の数の多さに文字通り仰天した。「がんばれ!ニッポン!」などと声高に叫んでも、子供を欠いてはどうにもならない。
閉店の17時30分を前に雨が降ってくる。3台のキャッシュレジスターの精算を手早く済ませる。店内では同時に掃除が行われていて、シャッターは降ろしていない。よって閉店時間をすぎてもお客様は入っていらっしゃる。当然、僕は喜んで商売をさせていただく。
「自転車なら5分だ」と考えていたものの、雨のため傘を差して外へ出る。ツツミタイヨーさんとの約束は、ツツミさんが滞在中の旅館「熱海館」に18時30分に迎えに行く、というものだった。しかし数分、遅刻をしてしまった。ツツミさんは外で待っていてくれた。
九州に会社を持つツツミさんは勉強仲間である。そしてタイが好き、という共通点がある。もっとも、タイに滞在している日が重なっていても、ツツミさんは首都の少し南、僕は最北部か東北部の国境付近にいることが多く、大抵は顔を合わせない。広島のタナカタカシさんが講師を務めるバンコクMGでは、ツツミさんは前夜祭に出ず、僕は1日目夜の交流会に出ず、だから夕食を共にするのは2日目夕方の打ち上げくらいのものだ。そのツツミさんが今回は日光に来てくださって、ようよう二人飲みを果たす。
朝飯 焼き鮭、ピーマンの網焼きオリーブオイルかけ、納豆、めかぶの酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦(大盛り)
晩飯 「和光」のあれや、これや、それや、他あれこれ。麦焼酎「吉四六」(ソーダ割り)
2022.7.9(土) 予約と制約
東の空には、その低いところに長く雲が伸びている。南の空も同じく。西の空に雲はなく、北の空には高いところに綿のような雲がある。しかしそれらの雲の量は、天球の面積にくらべれば、ほんの2、3パーセントに過ぎない。だからあたりには朝の日の光がふんだんにあって、万物の輪郭を浮き立たせている。
芭蕉が「あらたうと青葉若葉の日の光」と詠んだとき、日光の天気は実は雨だったと、曽良の日記にはあるという。僕の、今朝の空についてのことに嘘は無い。
本日、最初のお客様は、ご自身がお勤めのお店でお使いになる日光味噌と上一醤油をお求めの若い女性だった。お買い上げ品を両手にお持ちでは、クルマのドアは開けづらい。よってふたつの紙袋は、僕がお車までお持ちする。
次のお客様は、若い、それも体格の良い男性ばかり5名様。らっきょうのたまり漬の試食をお勧めすると「いや、あの、食事」とおっしゃるので「あぁ、ご予約の…」とお応えをすると「えっ、予約、要るんですか」と、まさに、きのう日記に書いたばかりの応答となった。これまたきのうの日記に書いたように、今日の隠居は開店の8時30分からオーダーストップの13時まで満席である。5名様のうち幹事役らしい方には隠居の名刺をお渡しし、次の機会にはかならずご予約くださるよう、お願いをする。
もっとも、いくら予約をお勧めしても、予約は絶対にしない、という性分の方が、世の中には一定の割合で存在している。予約は、自分の行動に制約を与えることになるからだ。あるいは特に、日本のむかしの男に多かったような気がするけれど「メシ屋の予約などするな」という、ある種の美学の持ち主もいる。そして「オレの場合は、どうだろう」と考える。
僕は、ひとりで軽く昼食を摂る店には予約は入れない。しかし昼でも人を伴う場合には、店の種類によっては予約を入れる。夜はほとんど予約を入れる。あるいはその店が営業しているかどうか確認の電話を入れる。「難民」は、避けたいではないか。
そして夕食の後、行きつけの店に明日の夜の予約を入れる。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、生玉子、納豆、紅白なます、塩もみ胡瓜の「みょうがのたまり漬」和え、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、若布とレタスの味噌汁
昼飯 しょうがのたまり漬の牛しぐれ煮のおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」
晩飯 らっきょうのたまり漬と鶏と胡瓜とレタスとトマトのサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、GILBEY’S VODKA(ソーダ割り)、エクレア、Old Parr(生)
2022.7.8(金) 空の明るいことが
本日は旧暦の6月10日。よって店の犬走りの柱にくくりつけた七夕飾りは、いましばらくそのままにしておこうと思う。
週末が控えている。週末を前にしては、釣り銭の在庫に気を遣わなければならない。しかし現金以外による支払いが増えたせいか、昨年の中ごろより、必要とする釣り銭は極端に減った。現在、釣り銭つくりは、月に1度ほどしかしていないような気がする。
午前、釣り銭とは関係のない用事にて、ふたつの銀行へ行く。会社へ戻ってからは「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様が食後にお書きくださった内容を、コンピュータに入力する。この仕事を2ヶ月分ほども溜めた今年の春には、すべてを整頓するために大苦労をした。以降は毎週、几帳面に行うこととして、今に至っている。
「これだけ暑いと、お客様も、お出かけを控えるのだろうか」などと、あちらこちらの人と言い交わしたのは先週のことだ。しかし明日の「隠居」の席は、今日の午前までにご予約で満ちた。
いきなり隠居へいらっしゃり、満席を伝えられて「ここは予約制の店ですか」とお訊きになるお客様がたびたびいらっしゃる。「隠居」は予約制の店ではない。しかし勿論、予約はお受けしている。そのことにより、日によっては席が埋まってしまうのだ。
夕刻の暑さは耐えがたく、否、窓を開け放てば暑さはそれほどのものでもない、多分、仕事を終えても空の明るいことが嬉しかったのだろう、ウォッカのソーダ割りを作り、夕食までの30分ほどを、本を読んで過ごす。
朝飯 茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、納豆、茹でたブロッコリー、紅白なます、塩もみ胡瓜の「みょうがのたまり漬」和え、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、メシ、胡瓜と若布の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 GILBEY’S VODKA(ソーダ割り)、ズッキーニの酢醤油漬け、グリーンアスパラガスとトマトのソテーとポテトグラタンを添えたポークソテーバターレモンソース、TIO PEPE
2022.7.7(木) タナバタ
きのうの日記を書きながら、誤りを避けるため「新橋 TSUTAYA」と検索エンジンに入れてみた。そうしたところ、この店は今年の1月31日に閉店をしていた。赤坂店も、おなじ日に閉店。「TSUTAYAに用があるなら、銀座線に乗ってギンザシックスの6階へ行ってくれ」ということだろうか。
それにしてもTSUTAYAの、ギンザシックスの広大な店は、賃貸料だけで月に数百万円はかかっていそうな気がする。それで利益を出すには、開店時から閉店時まで、帳場に長蛇の列ができるくらい本が売れなければ採算が合わないように思われる。一体全体、どのようにやり繰りをしているのだろう。
10時より、社会保険労務士のオカザワセキヤさんと話し合いを持つ。13時30分より、販売係の全員と話し合いを持つ。16時より、税理士のスズキトール先生と話し合いを持つ。
ふたりの孫は、夕食を済ませると食堂から応接間に移動をして遊び始める。朝に供えた花と水とお茶を片付けた後の仏壇の扉を開け、カンカンとリンを打ち鳴らし、二礼二拍手一礼のまねごとをしたりする。人が死んでホトケになるかどうかは知らないけれど、この孫の行いに腹を立てるご先祖様は皆無だろう。皆ニコニコと笑っているに違いない。そしてそう想像するのは、生きている者の自由というか勝手というか特権である。
朝飯 焼き鮭、ズッキーニの酢醤油漬け、納豆、ピーマンの網焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと玉葱と若布の味噌汁
昼飯 らっきょうのたまり漬を使ったサンドイッチ、ミルク番茶
晩飯 レタスを添えた4種のパテとラタトゥイユ、パン、Chablis Billaud Simon 2015
2022.7.6(水) 伊豆治療紀行(6回目の2日目)
伊豆に1泊しての2回の治療では、初日より2日目の方が、電子ペンによる痛みは少ない。それは、1日目の治療により患部が快復をするためと考えていた。しかし今回は、きのうより今日の方が辛さが増しているような気がした。とはいえ今日の治療も昨月までのそれとは異なって、随分と早く終わった。24時間の契約できのう13時に借りだしたレンタカーも、12時30分に返した。
伊豆高原13時20分発の熱海行きに乗り、新橋には15時29分に着いた。家内とは17時30分に伊東屋で待ち合わせることとして、いつもの床屋にかかる。散髪は数十分で完了した。
時間を調整するには、本屋へ行くことが最上である。「桜田小学校の跡地の向こうにTSUTAYAがあったな」と思いつく。「しかしTSUTAYAなら、ギンザシックスにもあったわ」と考え直す。
ギンザシックスのTSUTAYAでは、主に文庫本の、細長く置かれているところが好きだ。今日はそこに、ドナルド・キーンの著作が並べられていた。先般、石垣島では彼と徳岡孝夫による「三島由紀夫を巡る旅」を読んだ。きのう読み始めた中村安希の「食べる。」は既にして読み終えている。時間を調整するには、本を読むことが最上である。
貧乏性により、本はほとんど古書でしか買わない。しかし目の前の「思い出の作家たち」を取り上げ裏表紙を見ると、価格は430円だった。この値段なら、新品も古書も大して変わらないだろう。そう考えてこれを帳場へ運ぶ。次はそれを手に、おなじ階のフードコート”EATALY”で、同級生ウエキコータ君の会社「ルチアーノ」の製造とおぼしき塩レモンのアイスクリームを注文する。そしてこれを食べながら、手に入れたばかりの本を開く。
家内とは首尾良く17時29分に落ち合って、ちかくの中華料理屋で夕食を摂る。そして浅草19:59発の下り特急に乗り、22時前に帰宅をする。
朝飯 「ガスト伊豆高原店」の「よりどりバランス朝定食」、別添えの納豆
昼飯 「手鞠」のざる蕎麦(大盛り)
晩飯 「天龍」の冷菜の盛り合わせ、焼き餃子、広東焼きそば、焼酎「鏡月」(オンザロックス)
2022.7.5(火) 伊豆治療紀行(6回目の1日目)
右の人差し指のアカギレは、爪楊枝の先で軟膏を詰め込み、バンドエイドを巻けば数日で治る。しかしバンドエイドを外せば、また切れる。先週の月曜日に石垣島へ向かうときも「また切れる」の直前だった。面倒さから放っておいたその指先は、驚くべきことに、南の島では切れずに治癒してしまった。
木曜日に日光へ戻ると、右の人差し指の先はふたたび怪しくなって、4日後のきのう、遂にまた切れた。今早朝はそこに軟膏を詰め込み、またまたバンドエイドを巻く。
07:45 下今市より上り特急けごん14号が発車。
09:19 北千住着。
09:38 北千住より常磐線の車両が発車。
09:56 東京着。
10:27 東京より東海道新幹線こだま717号が発車。
11:12 熱海着
11:32 JR伊東線の車両が熱海を発車。
12:17 伊豆高原着。
北千住から上野東京ラインで品川、品川から踊り子7号で伊豆高原12:03着、という手もあるものの、品川での乗り換え時間は僅々3分。名古屋で新幹線から紀勢本線に2分で乗り換えた経験があるとはいえ、それは18歳のときのことだ。安全策を採れば、踊り子号は使いづらい。
伊豆高原の駅は、伊豆急行の駅としてはかなり大きい。昼食は、その待合室で済ませた。13時ちょうどに駅前でレンタカーを借り、「伊豆高原痛みの専門整体院」には13時12分に入る。
家内の治療は僕より早く済む。続いて僕が治療室に入る。仰向けになった僕の両膝の皿を先生は両の親指で動かし「良いね-」と言う。次はうつぶせになって、今度は先生は、僕の両膝の両側を両手で掴むようにして、また「良いねー」と言う。続いて先生は僕の左側に回り、背骨を調整しながら「良いねー、この前とはだいぶ違う」と断言した。
9,000ボルトを発する電子ペンは、患部の状態が悪ければそこに激痛を発生させ、悪くなければただ触れているほどの感触しか発生させない。拷問まがいの痛さは、今日は6個所くらいにしか感じなかった。電子ペンを当てる場所も今日は激減し、治療は家内とあわせても90分で終了した。
赤沢温泉のいつものホテルは、15時前にもかかわらずチェックインをさせてくれた。風呂に入り、夜はボトルを入れてある焼鳥屋にて、すっかり寛ぐ。
朝飯 焼きおむすび、茄子の揚げびたし、蕪と胡瓜のぬか漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、モロッコインゲンの胡麻和え、トマトと若布と玉葱の味噌汁
昼飯 東京駅の「紀伊國屋」で購入した「笹八」のおむすび、JAWA TEA WHITE
晩飯 「和居」のあれや、これや、それや、他あれこれ、麦焼酎「いいちこシルエット」(ソーダ割り)
2022.7.4(月) あれば便利
モノにはすべからく簡素さを求める。Tシャツやポロシャツは、ポケットの無いものを選ぶ。不便は承知の上である。先月7日の伊豆行きでは、特に東京駅で伊豆高原までの切符を求める際に、ショルダーバッグの貴重品入れからクレジットカードを取り出すことに難渋した。そして「少なくとも移動をするときには、ポケットのある上着が必要だわな」と考えた。上着は季節に応じて複数を持っている。しかし薄着を好み、重ね着を嫌う僕がそれらに袖を通すことは、冬を除いては皆無に等しい。
ポケットの付いたシャツは好まない。ポケットの付いた上着は着ない。しかしてクレジットカードを納めた財布は素早く取り出したい。だったら財布専用の小さなポーチを別途、首から提げるか。しかし容れものをふたつ持つとは簡素さに欠ける。なかなか難しい問題である。
ところで「パジャマのポケットはなぜ存在するか」と怪しんだ人がいる。それは「あれば便利」だから存在するのだ。そして「あれば便利」なものは、ほとんど使わないということも、また真理である。
朝飯 焼き鮭、茄子とピーマンとパプリカの味噌炒り、納豆、若布と玉葱の酢の物、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと小松菜の味噌汁
昼飯 「鳥よし」の焼鳥丼
晩飯 刻みキャベツと長芋の「日光みそのたまり浅漬けの素・朝露」漬けを添えた豚の生姜焼き、炒め茄子の味噌汁、泡盛「請福」(ソーダ割り)
2022.7.3(日) 4回目
先月の25日に、東京で同窓会が催された。その席で「お前、ワクチン、4回目、どうする、自分はちょっと考え中」と誰かに声をかけられ「オレはもちろん打つよ。だって遊びてぇじゃん」と答えた。遊びとは、日本語の通じないところへの旅を指す。
「新型コロナワクチン追加接種(4回目接種)のご案内」と印刷された封筒が届いて1週間以上が経つ。早く打ちたいのはやまやまである。早く打てば、5回目のワクチン接種があったとして、それも早く打つことができるからだ。しかしカレンダーに目を遣れば、今月は用事が立て込んでいる。
副反応は、今回も起きるに違いない。その副反応は、3回目のモデルナのときがもっとも強かった。そこでこの日記に「モデルナ」で検索をかけてみる。接種日は今年の2月10日。副反応は同日の夜から現れ始め、翌日の最高体温は38.2度。翌々日の最高体温は37度。3日目に完全復活。
ふたたびカレンダーを見る。そして4回目の接種は今月28日に受けることを決めて、予約を完了する。
朝飯 トマトサラダ、ズッキーニの酢醤油漬け、シシトウの油蒸しを添えた目玉焼き、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、胡瓜と若布の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 めかぶの酢の物、ズッキーニの酢醤油漬け、冷や奴、冷やしトマト、カレーライス、「請福酒造」の泡盛「請福」(生)
2022.7.2(土) 祭の準備
仏壇の花の水には氷3個を入れる。ぬるい水よりいくらかは花の保ちそうな気がするからだ。仏壇に供える水の湯飲みには、氷1個を入れる。ホトケサマも、ぬるい水よりは冷たいそれの方が美味かろうと思うからだ。
朝礼の後、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」には大量の商品を納める。売場の冷蔵ショーケースには、らっきょうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬を、それこそ立錐の余地もなく並べる。裏手の冷蔵庫にも、予備の品を充満させる。7月はじめの週末であれば、これくらいのことをしておかなければ不安である。
八坂祭に備えて公民館に祭壇を作ること、また子供みこしを組み立てること、このふたつの仕事のために、10時すぎに公民館へ行く。集合時間より早くから来てくれた人がいたらしく、祭壇は既にしてできあがっていた。
我が春日町1丁目は、日光街道を隔てて東と西に、それぞれ1基ずつの子供みこしを持っている。僕が子供のころは、みこしのまわりに子供が数十名ほども群れて、町内を練り歩いた。東に住むユザワツネオさんによれば、その状況は東でもおなじだったという。現在は、西の子供みこしのみを組み立て、それを東と西の子供が共に担ぐ。それでも、大人が手伝わなければ担げないほどの、子供の少なさである。
東で組み立てた西の子供御輿を西の倉庫に収めた後は、みな一旦、帰宅をする。正午に今度はちかくの蕎麦屋へ集まり、昼食とする。12時30分より店に立とうとしている僕は、皆より先に注文し、食べ、即、帰社した。
今年の梅雨は異常に短かった。その分、夏は長くなりそうだ。子供たちは、さぞ楽しい休日を送ることだろう。
朝飯 焼き鮭、ズッキーニの酢醤油漬け、冷や奴、納豆、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と小松菜の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦
晩飯 2種のパン、ソーセージと肉団子のトマト煮、Chablis Billaud Simon 2015