2022.2.28(月) 別の切手
「社長を、とおっしゃるお客様がいらっしゃってます」と、販売係が事務室まで僕を呼びに来ることが月に幾度かある。先日も、そのようなお客様と、しばし店頭で話をさせていただいた。そのお客様からは数日後に丁寧な葉書をいただいた。葉書は引き出しに仕舞うことはせず、事務机の上に目立つよう置いた。
年賀状にはなかなか反応できない僕ではあるけれど、こちらについてはそれほど遅くならないうちに返信をお送りしようと考えた。
今日は複数の銀行を回る用事がある。郵便局まで行かなくても、ポストは銀行のそばにある。常に切らさないようにしている日光の絵はがきから1枚を選び、ペンのキャップを外す。
お客様からの葉書は少なくない文字で埋められている。そうであれば、僕も同じくらいの文字数を連ねる必要がある。そうして先日のお礼から始め、あらかじめご連絡をいただければ、よりゆっくりご対応できる旨を記して文章を締めた。
きのうの強い風を境として、季節は春に向かいつつあるらしい。葉書には雪の結晶と雪ぞりの図案の切手を貼った。そろそろ別の切手を買う必要があるだろう。
朝飯 揚げ湯波の泡味炊き、牛肉と牛蒡と「しいたけのたまり炊」のすき焼き風、すぐきを薬味にした納豆、菜の花漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、牡蠣の醤油煮、メシ、蕗のとうの天ぷらの味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 ポテトフライ、トマトとレタスと胡瓜のサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬、チーズ、Old Parr(水割りのお燗)
2022.2.27(日) 春一番
今月16日は表参道まで足を延ばし、食器6客を買った。内訳は磁器1客に陶器5客だった。それらは軽く洗ってすぐに使い始めた。しかしこれは、あまり良い手ではない。陶器は使う前に、米のとぎ汁で煮ることが必定である。それを知りながら10日を経てしまった。今朝はようよう、米のとぎ汁ではないものの、糠を溶かした水に5客の陶器を沈めて煮た。このような未明の行いは、僕に小さな楽しさ、小さな喜びをもたらしてくれる。器は、明日からは心おきなく使っていこう。
午後、南から強く風が吹く。地面の舗装されていないところには砂埃が舞う。直しても直しても片側に寄るノレンを遂に、屋内に仕舞う。
その風の収まった14時40分に「汁飯香の店 隠居うわさわ」へ行く。家内はようやく食器を洗い終えたところだった。換気のために開けられた硝子戸の隙間をすこし狭めて事務室に戻る。
夕刻、午後に感じた懸念を隠居係のタカハシリツコさんに伝える。畳は既にして完璧に拭き上げたと、タカハシさんは報告をしてくれた。今日の風こそは「春一番」だったのだろう、多分。
朝飯 牡蠣フライ、ウインナーソーセージのフライ、菜の花漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐とブロッコリーの芽の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 めかぶと松前漬けの混ぜ合わせ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、生のトマト、鱈と豚三枚肉のキムチ鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「久埜」の桜餅、Old Parr(生)
2022.2.26(土) 検分と入力
倉庫の棚には掛け軸が無造作に積まれていた。2020年3月、「汁飯香の店 隠居うわさわ」を開店するに当たってそこからめぼしいものを見つけようとした。しかし最初に引き出した箱の中味をなかば開いたところで「こりゃ、ダメだ」と、思わず声が出た。横にいた長男は同意をするように笑った。
それでも箱で70数合、双幅、三幅を含めて80余の掛け軸を、そのまま放っておくわけにもいかない。それからほぼ1年を経た2021年の春にようやく骨董商を呼び、鑑定をしてもらった。
80余軸のうち贋作は1軸と双幅一対の3軸のみだった。残りはすべて真作。そのうち「まぁまぁ」と骨董商が選り分けたものは30余軸。そこに無名の人によるものでも「これは悪くない」と僕が感じたものを加えると、双幅三幅もあわせて38軸になった。
80余は無理としても、せめてこの38軸に限ってはコンピュータにデータ化したい。そう考えて、今日は午前よりその作業に取りかかった。
いちいち床の間に掛けているヒマは無いから鴨居に釣り具を取り付け、そこに軸を1本ずつ長男が掛けていく。入力するのは通し番号、作者、題、季節、備考、評価の6項目。評価は僕と長男の話し合いによりABCに分けた。話し合いとはいえ時間は1軸あたり数秒から数十秒である。それでも開いた軸を綺麗に巻き戻すには時間がかかる。本日、検分できたのは17軸のみだった。
それら17軸を評価別にまとめてみれば、Aが3作、Bが5作、Cが11作となった。とにかく当方の琴線に触れるものは非常に少ない。残る21軸は来月4日に入力の予定である。
朝飯 グリーンアスパラガスの焼きびたし、牡蠣の醤油煮、牛肉と牛蒡と巻湯波の炊き合わせ、納豆、菜の花漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 チーズ、TIO PEPE、トマトと胡瓜と玉葱のサラダ、マッシュドポテトと自家製ステーキソースを添えたビーフステーキ、VOSNE ROMANEE Jean Gros 1985、「久埜」の草餅、Old Parr(生)
2022.2.25(金) 春季小祭
春季小祭は秋の五穀豊穣を祈念するお祭で、毎年2月の下旬に瀧尾神社で催される。しかし昨年の日記には、それについては何も書かれていない。新型コロナウイルスに関連して国や県から出された通達を調べてみる。昨年は1月8日に発出された緊急事態宣言が、2度の延長により3月21日まで続いていた。その最中にあったお祭は多分、宮司と当番町に関係する方々のみで行われたのだろう。
今年の春季小祭および初会議の報せは今月の頭に届いた。「二月二十日までに返信願います」と記された往復ハガキには、参加することを記してすぐに投函した。
小祭は10時からの催行。一の鳥居は9時45分にくぐった。責任役員は5名のうち僕を含む3名の参加だった。挨拶は歳年長のワタナベマモルさんがしてくださった。
平町のキタムラヒロシさんが「当番町を考える会」の議長として骨を折ってくださったことにより、瀧尾神社のお祭りは大きく簡素化をされた。それは時代の要請だった。2019年、我が春日町1丁目は、その簡素化されたお祭を仕切る最初の当番町になった。本日の直会は、猪口に1杯の日本酒を干して完了した。これはこれで悪くない。
引き続いて社務所に移動をし、前年度当番町の川原町の決算、そして今年度当番町の朝日町による予算案が、各町内の自治会長を前に報告される。
現在、栃木県に出されているまん延防止等重点措置は、2月13日までの予定が3月6日まで延長された。朝日町は現在のところ、4月9日に予定されている春季大祭の中止を決めていない。直前まで開催の可能性を探りたいとの意向を、朝日町自治会長のオーモリカズオさんは述べた。
当番町が巡ってくるのは十数年に1度。よってこれを中止すれば空白は20数年に及び、祭典に必要な記憶、知識、技術を町内に遺せない可能性が高くなる。朝日町の判断は、地域の伝統を守るためのものだ。尊いこと、有り難いことと思う。
朝飯 なすのたまり漬のカラシ和え、大根のたまり漬、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、茗荷の酢漬け、塩鰹のふりかけによるお茶漬け
昼飯 ラーメン
晩飯 刻みキャベツを添えた牡蠣フライ、Chablis Billaud Simon 2015、苺の羊羹、Old Parr(生)
2022.2.24(木) ご隠居さん
起床は2時台。おとといときのうの、ほぼ書けていた日記を完成させて時刻は3時40分。材料を調えてあったにもかかわらず、きのうの朝は予定していたステーキソース作りをし忘れた。よって4時前よりその調理に取りかかる。レシピは2019年7月13日のものとほぼおなじ。ただし今朝は玉葱が小ぶりだったため、その分は大根おろしで補った。できた量は、ネスカフェの大瓶ほどの容器に1本とすこし。道具を洗い終えると時刻は4時24分になっていた。
さて今日はウェブサイトの新しいページのための写真撮り、また秋に改版するパンフレットのための商品撮影がある。ディレクター、デザイナー、フードコーディネーター、カメラマンの4人組は、きのうの午後に来て下見をした。
4人組は、今朝は8時に現れた。撮影は3階の食堂で始められた。午後からの移動に備えて、僕は花瓶や皿を隠居に運んだ。夕刻には、保育園から戻った孫ふたりのお守りをした。僕のした仕事はそれくらいのものだ。立ち会いは家内、長男、嫁に任せた。
僕も段々と、ご隠居さんのようになってきた。喜ばしいことである。
朝飯 冷や奴、菠薐草のおひたし、納豆、オムレツのトマトソースがけ、酢蓮、菜の花漬け、ごぼうのたまり漬、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、揚げ湯波と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 社員が試作した弁当、他あれこれ、大根の味噌汁、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2022.2.23(水) 正念場
1泊以上の外出にはかならずコンピュータを持参した。その、パソコン通信以前から四半世紀以上も続けた習慣を、昨年、止めた。体力はできるだけ温存すべしと考えたこと、もうひとつは、日記の書き溜めが上手になったことによる。ついでにカメラも持たなくなった。
トートバッグは、からだの片側に負担のかかるところから、これを好まない。泊まりの荷物はすべて、バックパックに納めてきた。しかしコンピュータとカメラを持たなくなった今、バックパックの必要はほとんど無くなった。とすれば、これからはどうすべきか。
僕は道具においては「大は小を兼ねる」を嫌う。「帯に短したすきに長し」も勿論、気分が悪い。そしてちょうど良い大きさのものを求めるうち、バッグの数は「売るほどある」状態になってしまった。しかしその「売るほどある」バックパックとショルダーバッグの中に「1泊分の荷物からコンピュータとカメラを除いたものを運ぶにちょうど良いもの」は無い。果たして僕のバッグは、またその数を増やしてしまうのだろうか。「正念場」という気がしている。
朝飯 納豆、生のトマトを添えたオムレツ、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、酢蓮、蕪のぬか漬け、菜の花漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー南蛮蕎麦
晩飯 トマトとレタスとモッツァレラチーズのサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、Old Parr(水割りのお燗)
2022.2.22(火) 出会い
……
ある晩、旅の女に一夜の宿を請われる。男は気の毒に思い、女の願いを聞き入れる。翌朝、女は一宿の礼として、この世のものとは思えないほど美味い汁を作ってくれた。女はその後も居着き、男は毎朝、上出来の汁にありついた。
ある夜、男がふと覗くと女は大きなお椀の中で湯浴みをしていた。汁の出汁は、その湯浴みの湯だった。女は男の視線に気づくと突然、鮭に姿を変えて、消えた。
……
その風貌や物腰からして、とてもではないけれど、特上の美味を創出するようには見えない人がいる。しかしその人の作ったものは確かに美味い、ということがある。ことによると体のどこかから美味の素のような粘液や漿液が滲み出ていて、店主はそれを匙で掬っては品物に混ぜているのではないか、と想像することがある。
店主の姿は知らず、先ずはその美味にのみ触れる人もいる。そしてこれほどの美味を生み出す人を見てみたいと、万里の波頭を越えてその店に行く。その結果「いや、何だ、どうした、これは」と驚いて店を去る。とにかくその人の作るものを買って家に持ち帰り、食べると、やはり美味い。
10年か20年に一度、そのような出会いがある。「新しい天体」というよりも「異形の天体」との遭遇である。出会いは大切にしたい。
朝飯 酢蓮、納豆、春菊のおひたし、揚げ湯波と蕪の葉の炒り煮、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、トマトと大根と若布の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 ポテトサラダ、ブロッコリーと3種の茸のソテーを添えたハンバーグステーキ、TIO PEPE、VOSNE ROMANEE Jean Gros 1985
2022.2.21(月) 好きな時間
日付の変わるころから深夜にかけての時間が大好き、という人がいる。夜半を過ぎて目が冴えてくるところからすると、夕食の後にすこし眠るのかも知れない。あるいはそれほど眠らなくても平気、という人もいる。僕は夜は、できるだけはやく寝たい。未明の数時間をなにより好むからだ。
今朝は首尾良く3時台に目が覚めた。しかしうかうかすれば4時に達して、せっかくの幸運に水を差す。よってiPhoneでウェブニュースをハシゴするようなことはせず、すぐに起床する。
未明に何をするかといえば、日記を書くことと製造現場に降りる他は、ほぼ何もしない。今朝は、きのう菓子を載せた朝鮮の皿を手に取って眺めた。裏を返すと、釉のかかってないところは濃い茶色を呈している。検索エンジンを回し、東京の、土地勘のあるところに良さそうな器屋を見つける。もう1、2客、小鉢が欲しいのだ。
それとは別に、来月はじめに浅草へ行くことを決める。目的は、遊びである。遊びには飲食が伴う。飲み食いに興味の無い人もいるけれど、僕には飲み食いのために生きているようなところがある。アカギレに絆創膏の巻かれている冬は、鮨は食べづらい。だったら蕎麦だろうか。僕は、行き当たりばったりを好まない。ゆっくり考えようと思う。
朝飯 トマトとキャベツのソテーを添えた目玉焼き、納豆、根菜類のトマト煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、菜の花漬け、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の海老春雨丼
晩飯 生のトマトと胡瓜のぬか漬け、ちらし鮨其の一、ちらし鮨其の二、ちらし鮨其の三、ちらし鮨のたね、浅蜊と万能葱の味噌汁、「宇都宮酒造」の「四季桜貴酒特別本醸造生酒」(燗)
2022.2.20(日) 無骨で野蛮
インターネットを介した買い物のすべては、メーラーの「通販」というフォルダに自動的に記録をされる。しかしベルスタッフのツアーマスタートロフィージャケットの情報は、どこにも見あたらない。よって購入の時期、店、価格は、今となっては不明である。
オートバイによる転倒を想定したこの上着については、2004年6月に”MY FAVORITE”に文章を書いた。ワックスを染みこませることにより木綿に防水性を持たせる、という原始的な処理は、英国人の得意とするところだ。その無骨さは、裏庭の納屋に保管されてこそ似合いそうに感じられる。
上着は、手に入れて間もないころ、当時、桜木町にあったサイトークリーニングで手洗いをしてもらった。2006年以降は、僕の知る限り15回、着用に及んだ。15回とはいえ、それはエンジンオイルの霧がスカットルから操縦席に流れ込むような条件の下で、だった。目立ちはしないものの、隨分と汚れているに違いない。
そういう次第にて先月、これを洗濯に出した。仕事は木和田島のクリーニングブランドに頼んだ。裏庭の納屋に保管をするわけではないから、ドライクリーニングで洗うよう注文した。それでは風合いの変わる可能性があると、店主のヤナギハラさんは心配をした。それでも構わないと、僕は答えた。
英国製の野蛮な上着は3週間を経て戻ってきた。風合いの変化は感じられなかった。生地の表面にはいまだ油分が残り、手触りはしっとりとしていた。満足のいく仕上がりである。これまで階段室の階段の手すりにぶら下げていたそれは、寝室の箪笥に移された。
洗濯に出す前まで、この上着の重さは2Kgあった。それが戻ってきたときには1.7Kgになっていた。300グラムがワックスの分だったとすれば、驚く他はない。
僕が死んだときにはこれを着せてもらいたい気持ちもあるが、生地が硬いため、多分、手こずるだろう。燃やしてしまうのも勿体ない。オートバイあるいは屋根を持たないクルマの乗り手が譲り受けて、着てくれれば有り難い。
朝飯 カレーライス、生玉子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、長葱の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 春菊のおひたし、揚げ湯波と大根と大根の葉の味噌汁、2種の茸のソテーを添えた鮭の味噌酒粕漬け焼き、たまり漬「ふわふわ大根」、らっきょうのたまり漬、自家製ふりかけ、「宇都宮酒造」の「四季桜貴酒特別本醸造生酒」(冷や)、「久埜」の菓子、Old Parr(生)
2022.2.19(土) 季節を変える
「喜捨開扉」の書は隠居の床の間に、いかにもしっくりと収まっている。「しばらくこのままでいいじゃねぇか」というのが僕の意見だった。しかしこの軸をどこかから手に入れてきた長男は「正月に限るものを、2月のなかばまで置きすぎてしまった」と、できるだけはやく下げたい意向である。そういう次第にて、きのうは新たな軸を探した。
旅に出ると、人や街の様子をやたらとカメラに納めたくなるところがある。一方、記録のため以外には一切、撮る気の起きないところもある。場所を四季に置き換えれば、秋こそ日本人の琴線にもっとも触れやすい季節なのかも知れない。倉庫の軸をあらためて検分してみたところ、秋のものが圧倒的に多い。その中に「梅花」と書かれた箱をようやく見つけた。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」の開店は8時30分。それに先だって、長男と隠居の柴折り戸をくぐる。そして河井寛次郎の「喜捨開扉」を小杉放菴の「梅花」に替える。軸を替えるという行いに「季節は自分で変えちまえ」という気分を感じるのは僕だけだろうか。
隠居の梅や桜は東京にひと月おくれて咲く。すなわち梅は3月の中ごろに、山桜と染井吉野は3月の末から4月の上旬にかけて咲く。枝垂れ桜は4月の上旬からなかば過ぎまで楽しめる。隅田川に面して2階に「持出し手摺」を持つ料理屋のように、隠居にも、そろそろ4月の予約が入り始めている。電車でいらっしゃって街の旅館に1泊の後、隠居で朝から花見酒が最上と、個人としては思う。呆けて花を、眺めるのだ。
朝飯 納豆、白菜とウインナーソーセージのソテー、めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、菜の花漬け、メシ、キャベツと揚げ玉の味噌汁
昼飯 フリーズドライお茶漬けの素とごぼうのたまり漬のお茶漬け
晩飯 オクラと大根と厚揚げ豆腐のサラダ、玉子スープ、トマトとレタスとたまり漬「ふわふわ大根」を添えた鶏と豚の唐揚げ、バナナの春巻き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)