2020.9.10(木) 今の絵
今月の1日以来、しその実の買い入れが続いている。その記録は帳面、まぁ、現代の帳面とはコンピュータだが、そこに付けている。きのう納められた量はかなりの確率で、今年の最高になるだろう。そして最終日の14日を待つことなく、今年の買い入れ量は、昨年のそれを超えるような気がしている。
子供のころから今に至るまで、ウチの商品の中で僕がもっとも好んで口にするのが「なめこのたまり炊」だ。「しその実のたまり漬」は、ことによるとその次くらいに好きかも知れない。作り手の好みは、いわゆる「売れ筋」とは一致しない。この傾向はウチだけのものだろうか、あるいは他のお店、他の業種にも観られることだろうか。
きのうから「汁飯香の店 隠居うわさわ」への予約が増えてきた。地元の方もいらっしゃれば、遠方から裏を返してくださる方もいらっしゃる。更に明日は、この「隠居うわさわ」に取材が入る。それに先立ち床の間の絵を掛けかえたいと、長男が言う。秋の気配が濃くなってきた、というのがその理由らしい。替えるのは寒くなってからでも遅くないと、僕は答える。それほど今の絵は、隠居の床の間に合っているように思う。
朝飯 鮭の粕漬け、獅子唐の炒りつけ、牛蒡と人参のきんぴら、トマトとキウィのサラダ、厚焼き玉子、塩もみ胡瓜の「しその実のたまり漬」和え、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と菠薐草の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の冷やし中華(大盛り)
晩飯 あれこれのサラダ、鶏とマカロニのグラタン、Petit Chablis Billaud Simon 2016、肉だんごのトマト煮、冷蔵庫にあった赤ワイン、チーズケーキ、Old Parr(生)
2020.9.9(水) そのような嗜好
昼に冷や麦を食べ終え、新聞を読んでいるところにウェブ担当コンサルタントのカネヒラケンジさんから電話が入る。それはこの日記の、今朝サーバに上げた9月7日の分を読んで心配してのことだった。
そのカネヒラさんの助言を受けて、午後、Gmailのアドレスを使ってamazonに新しいアカウントを作る。既存のアカウントは、いわばロックされた状態なので、誰かに悪さをされる可能性は少ないだろう、というのがカネヒラさんの意見だった。それに先立ち僕は、そのアカウントのパスワードを、より複雑なものに変えておいた。とにかくログインができないため、アカウントを消し去ることもできないのだ。
ところで僕が書記を務める、日本酒に特化した飲み会「本酒会」の月例会は、四半世紀のあいだ休むことなく開かれてきた。それを中断させたのがコロナ騒ぎである。緊急事態宣言を受けて、4月の例会は中止をされた。5月の例会は「店内を密にしたくない」との理由から、その月に使うことにしていた飲食店に、予約を断られた。
「受けてくれる店を他に探しますか」と僕はイチモトケンイチ本酒会長に諮った。「いや、やっぱりやめとくべ」と会長は判断をした。以降、本酒会は8月まで、5回も例会を流した。きのうの日記に照らせば、イチモト会長は「コロナを割と怖がる派」である。
毎年9月の例会は、街の飲食店ではなくウチで開くことになっていた。これまでは多く、4階の応接間で家内の料理を肴にしてきた。しかしイチモト会長は、今回は三密を避けて隠居の庭で開こうと言ってきた。僕はそれに応じたものの、今日になって天気予報を見てみれば、夜は雨と出ている。
結局のところ、会は隠居の庭から座敷に場所を移して開くこととした。そして全員が席に着き、庭で食べるはずだった弁当が全員に行き渡ったところで「今年の本酒会、ずっと隠居じゃまずいかな」と会長は口を開いた。僕は笑った。
地元の蕎麦屋を思い浮かべてみれば、蕎麦ヲタクが勤め人を辞めて開いた店や、農家の主婦が採れたての野菜で天麩羅を揚げるような店にお客の集まる傾向がある。「ずっと隠居じゃまずいかな」も、あるいはそのような嗜好によるものかも知れない。
朝飯 ポテトサラダ、納豆、茄子の揚げ浸し、獅子唐の炒りつけ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとキャベツと若布の味噌汁
昼飯 獅子唐の炒りつけで食べる冷や麦
晩飯 「汁飯香の店 隠居うわさわ」の特製弁当、鰹のたたき、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁、葛まんじゅう、6種の日本酒(冷や)
2020.9.8(火) 硬いものは避けてください
下今市から07:45発の上り特急に乗る。大井町には10時02分に着いた。右下奥から2番目の大臼歯の神経は、大森のウィステリアデンタルクリニックに2度かかって完璧に取り去った。今日からはその大臼歯に冠をかぶせるための治療が、かかりつけの歯科医院で始まる。
大井町の駅ビルで本などを物色して時間を調整する。11時02分にソーマ歯科室に入る。3日かかる治療の1日目である今日は、レジンによる仮歯を入れるまでして12時57分に外へ出る。
京浜東北線の快速は、なぜ新橋を飛ばして浜松町から東京まで直行してしまうのだろう。それでいて神田のような小さな駅には停まるのだ。
所用により小川町を経由して室町三丁目に至る。「こんな時期に、わざわざ申し訳ありません」と、取引先が頭を下げる。「コロナって、怖がる人と、そうでもない人の差が極端ですよね。僕は、そうでもない派です」と、特に相手を気遣うつもりでもなく応じる。「私も同じです」と、先方はマスクの上にあるふたつの目で僕を直視した。
午後のおそい時間には銀座にいた。「仮歯ですので、チューインガムのようなくっつきやすいもの、それからバゲットのような硬いものは避けてください」とソーマ先生は僕に注意を促した。それを思い出しつつ4丁目から7丁目まで歩き、おでんを肴に小酌を為す。
朝飯 獅子唐の炒りつけ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、納豆、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐となめことレタスの味噌汁
昼飯 「アラカンパーニュ」の無花果のタルト、コーヒー
晩飯 「やす幸」のあれや、これや、それや、他あれこれ。「黒松白鹿」の「山田錦」(冷や)
2020.9.7(月) ベゾスでもかまわない
あるとき團伊玖磨は、息子の部屋から流れ聞こえてきた荒井由実のアルバム「ひこうき雲」に好感を覚え、これを褒めた。日本の流行歌を嫌った團伊玖磨の書いたことだから、その随筆「パイプのけむり」の数百文字は僕の目を引いた。その「ひこうき雲」の中の一曲を、山形の民謡歌手が歌う動画にyoutubeで偶然、行き当たった。そして一聴して「これは、ただ者ではない」と感じた。
その朝倉さやの2枚組のアルバムを、今朝は6時までに2度、繰り返し聴いた。その結果、他のものも聴いてみたくなった。「こうなったら大人買いをしてしまえ」だ。
ところが数日前より具合の悪かったamazonは、今朝になって更に頑固になっていた。ログインをしようとして、先ずは所定の場所にメールアドレスを入れる。次にパスワードを要求されるからそれを入れると
「サインインを完了するには、次の宛先に送信された通知を「承認」します:Eメールアドレスt******@tamarizuke.co.jp」
と画面に出る。だからメーラーを開くと、当該のメールには
「サインイン試行が検出されました アカウントサービスに異常なサインインが試みられたことを検出しました。」
とあって「承認」どろこではない。いくら試しても結果はおなじ。つまりは無限ループである。
この現象を検索エンジンに入れてみると、どうも、おなじ目に遭っている人は少なくないようだ。現在、amazonは電話による対応は受けつけていない。所定の方法で助けてもらおうにも、それには先ずログインが必要になる。当方は、そのログインができずに困っているのだ。
「こうなったら現在のアカウントを捨てて、新しいアカウントを作るまでだ」と操作に入ると、アカウントを捨てるには、先ずはログインが必要と出た。だったら新しいアカウントを作ろうと、指定されるままメールアドレスを入力すると「そのメールアドレスは既に使われています」とエラーが出る。それなら死蔵しているメールアドレスを使おうか。しかし使いづらいそれを日常用とはしたくない。
ジェフ・ベゾスでも誰でも構わない、このウェブロブを読む中に、amazonに勤める人はいないか。いれば解決の方法を教えて欲しい。このままでは僕は永遠に、amazonで買い物ができないのだ。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、獅子唐の炒りつけ、生玉子、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツの味噌汁
昼飯 揚げ玉と獅子唐の炒りつけで食べる冷や麦
晩飯 牡蠣の燻製、イタリア風の酒肴盛り合わせ、舞茸のピッツァ、Petit Chablis Billaud Simon 2016
2020.9.6(日) 200ミリと40米
中学生のとき、百葉箱の管理を任されていた同級生がいた。あるとき前日の降水量を訊かれて「200ミリです」と答えたその同級生は「そんなに降ったら街が流されちまう」と、理科のカネダマコト先生から大目玉を食らった。以降、僕の脳には「200ミリの雨は街を流す」と、深く刻まれた。
いま天気予報を見ていると、200ミリの雨などは、列島のそこここで普通に降る。今朝の新聞には500ミリとか800ミリという数字さえある。200ミリで街が流されるなら、800ミリの雨とは一体全体、どれほどのものだろう。
「風速40米」は、昭和33年製作の、石原裕次郎主演の映画だ。これについて日活のウェブページは「大暴風雨の中でのアクション・シーンは圧巻」と書いている。風速40メートルが大暴風なら、台風10号の瞬間風速60m/sとは、どれほどのものだろう。
NHKの大河ドラマは、今年は「麒麟がくる」という戦国時代の劇だという。そして今夜のそれは、台風10号に関するニュースに徹するため休止をされると、午後のウェブニュースが伝えている。
ひとつの家も流されることなく、ひとりの人も死ぬことなく、一反の畑もつぶれることなく、何とかこの台風よ去ってくれないか。とてもではないけれど、人ごととは思われない。
朝飯 焼き鮭、納豆、「なめこのたまり炊」をのせた冷や奴、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、柴漬け、胡瓜のぬか漬け、メシ、若布と韮の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 豆腐と大根の味噌汁、人参とキャベツの塩もみ、胡瓜のぬか漬け、すぐき、筑前煮、厚焼き玉子、鯖の塩焼き、「渡邊佐平商店」の「日光誉純米吟醸夢ささら」(冷や)、梨
2020.9.5(土) 朝食調製法
上澤梅太郎商店が運営する朝ごはん専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」は、週のうち土日月に開かれる。この3日間においては、家内はひとりそそくさと朝食を済ませ、早い時間に予約を戴いていれば5時すぎに、そうでなくても6時前には隠居に入る。
僕は、社員の出社する時間から逆算をして、自分の朝食の準備にかかる。味噌汁のだしは、きのうのうちに準備ができていることもあれば、その朝に一から始めることもある。そのあたりについては、8月30日の日記に書いた。
汁飯香の器を除けば、用意する器は4客。冷蔵庫には何かしらが入っている。その何かしらで器を満たせば、それで朝食の完成である。汁が熱く、飯が温かければ、それ以外のすべてが冷えていても、どうということはない。
10時に外注SEのシバタサトシさんが来る。シバタさんには、おととい新しくしたiPhoneの、諸々の設定をしてもらう。前世紀から自前のウェブページを持つ僕を、さぞかしデジタルに詳しいものと、誤解をする人がいる。僕はハイパーテキストの読み書きが少しばかりできるくらいで、コンピュータについてのほとんどすべては本職任せである。
夜、嫁のモモ君の揚げた茄子の天麩羅を食べながら「夏は茄子とピーマンばかりを食べて過ごしたいな」と、思わず言葉が漏れる。「今のうちに食べておかなければ」である。
朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、茄子とピーマンの味噌煮、生玉子、納豆、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、なめこの味噌汁
昼飯 茄子とピーマンの熱い汁で食べる冷や麦
晩飯 カジキマグロの煮付け、牛蒡と人参のきんぴら、胡瓜とキャベツのヌーベル漬物、茄子と舞茸の天ぷら、「渡邊佐平商店」の「日光誉純米吟醸夢ささら」(冷や)、ドーナツ、Old Parr(生)
2020.9.4(金) 静かに聞く
「早起きは三文の得」ということばは海外にもあるのだろうか。僕は、この格言は片手落ちと思う。得をしようとすれば夜なべと早起きの両立が必要ではないか。いわゆる「寝る間を惜しむ」というやつだ。僕は早起きでも、寝るのも早い。とんだナマケ者である。
いわゆる夜型なのだろう、ひとりの「友達」がある夏の朝に「今は5時台から明るいんですね」とfacebookに上げた。僕はすかさず「3時台から明るいですよ」と返した。「夏は夜」と清少納言は書いた。「夏は朝でしょう」と、こんなところに引用してはマックス・ローチには申し訳ないけれど、僕は強く”insist”したい。
立秋以降、だから1ヶ月ちかくも前から、その夏の朝が徐々に失われていくことが寂しくてならない。今朝は3時すこし前に起床した。3時50分、この日記を書きながら、窓の外に目を遣る。東の空に明るみは皆無だ。上半身をすこし傾けて、空の高いところに視線を移す。僕を見おろすようにして、金星が黄色い光を発している。「だったら今日は晴れか」と、すこし安心をする。
社員が各々の現場を片づけ、掃除をし、仕事から上がろうとする夕刻に冷蔵庫に入る。そこには本日、農家から届けられるなり流水で洗い、水を切って塩と混ぜ合わせたしその実が、大きな桶に収まっている。その、生のときにくらべれば隨分と落ちついた香りを静かに聞く。しその実の買い入れは、14日まで続く。
朝飯 生のトマト、豆腐の玉子とじ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 浅蜊の味噌汁、春雨サラダ、塩漬けらっきょう「夏太郎」、獅子唐の炒りつけ、水餃子、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)
2020.9.3(木) 泣く泣く買うiPhone
iPhoneの容量の不足が引き起こす諸々の不具合については、外注SEのシバタサトシさんに、先月の31日に応急処置をしてもらった。しかしそれはあくまでも応急のものであり、翌日からはまた、アプリケーションが開かないとかバックアップ不能などの障害が再発した。よって容量充分のiPhoneを新たに買うべく、きのう街のドコモショップに予約を入れた。
すると数時間後に同ショップのサイトーさんから電話が入った。希望する機種を訊かれて64GBの黒いSEを指定すると、在庫は128GBに限られるという。クルマの排気量と同じく、僕は「必要以上のサイズ」を好まない。64GBのものが入荷するまで待つこととして、予約は一旦、帳消しにした。
ところがしばらくするとまたサイトーさんから電話があって、64GBの黒いSEが明日の午前に入荷することが分かった、だから予約は復活させると告げられた。僕はその幸運に喜んだ。
予約した時間は今日の15時30分だった。担当のオーシマさんは、知識の広さと根気の良さを以て、反応の極端に鈍くなった6s Plusと格闘した。そして見事、先月18日にバックアップされた内容を、そのまま新機に移すことに成功した。要した時間は2時間20分。
こうして僕は、真新しいSEを手に入れた。しかし4年のあいだ使った旧機も、いまだ新品同様である。よってこちらはシムをフリー化して、海外専用にしようと思う。
朝飯 焼き鮭、納豆、大根おろしを添えた茄子のソテー、刻みオクラの鰹節かけ、生のトマト、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップはかけないでね特注
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、冷や奴、ポテトサラダ、うずら豆、豆腐となめこの味噌汁、ケチャップスパゲティとグリーンアスパラガスの網焼きを添えた豚ロース肉の「日光味噌赤だし」漬け焼き、TIO PEPE、樹上完熟により市場には出まわらない「秋沢農園」の梨
2020.9.2(水) しその実
きのう帰宅して通用口から中に入ると、あたりには紫蘇の香りが漂っていた。その香りに触れて「もう来たんだ」と驚いた。
一般の人は、しその実といえば、刺身につまとして添えらてるものくらいしか目にする機会はないかも知れない。その小さな実を穂から指で梳き落としたものを、ウチはたまり漬の原材料として、地元の農家から買わせていただいている。
あの小さな実を10キロ20キロと溜める、地味で根気の要る仕事を日本人はいつまで続けられるだろう。そういう危惧もあって、このところはできるだけ長く買い付けるようにしている。そして今年はその期間を9月1日から14日までの2週間と定めた。しかしまさか初日から、蔵の中をその香りで満たすほどの量が届くとは思わなかった。それゆえの「驚いた」である。
午前、しその実を持ち来る人たちに、今年の出来について訊いてみる。中に「先月の25日あたりだったらちょうど良かったね」という人がいた。5月の低気温に長梅雨が追い打ちをかけ、その後は日照りが続いたことにより、今夏の農業はなかなか難しかったという。そしてその日照りを待ちかねたようにして、しその実は一気に穂を延ばしたという。来年は、きのう今日に来た方々から作柄を教えてもらいつつ、買い入れの時期を決める必要があるだろうか。
一方、実験のため家庭菜園に紫蘇を育てている製造顧問のフクダナオブミさんによれば、自身の畑のそれは、いまだ収穫の適時には至っていないという。おなじ市内とはいえ、作物の状況は様々だ。
台風9号に続いて大型の10号の接近を、テレビの天気予報が伝えている。これ以上の打撃を日本の農業に与えないでくれと腹の中で唱えながら、そのテレビの画面を凝視する。
朝飯 小松菜のおひたし、納豆、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、胡瓜とオクラの酢の物、人参のきんぴら、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツの味噌汁
昼飯 「大貫屋」の冷やし中華
晩飯 厚揚げ豆腐の網焼きオクラかけ、薩摩芋の蜜煮、モロヘイヤのおひたし、人参のきんぴら、鰆の西京焼き、しょうがの昆布漬け、塩らっきょうを薬味にした納豆、「渡邊佐平商店」の「日光誉純米吟醸夢ささら」(冷や)、梨と葡萄
2020.9.1(火) 東京観光
大森駅のプラットフォームから、興味をそそる景色が垣間見えた。よって西口を出てそちらの方向、つまり右へ歩いてみた。池上通りから線路際に階段を降りたところに、いかにも昭和を彷彿させる飲み屋街があった。調べたところ、地元の人はここを「地獄谷」と呼んでいるらしい。
先週の土曜日に続いて、ウィステリアデンタルクリニックで奥歯の神経を抜く、今日は2日目である。この治療は1日で終わらせることもできるが2日をかければ完璧と聞き、僕は迷わず後者を選んだ。予約は11時30分。下今市09:05発の上り特急では、この時間に10分ほど遅刻をする。よってその1本前の07:45発に乗り、大森には10時すぎに着いた。
「地獄谷」の散策、駅ビル内の本屋での本の物色、喫茶店での本読みを経て、11時25分に歯科医院の扉を押す。そして大井町のソーマ先生が「天才」と絶賛する治療を完了させて、12時13分に外へ出る。
午後の遅い時間に浜松町の北口に至る。そこから西へ歩くと、東京タワーと六本木ヒルズが同時に見渡せた。都心にあっても、このあたりの空はいまだ広い。そしてすぐ左手にあるもつ焼き屋に入り、しばしカウンター活動にいそしむ。
朝飯 舞茸と獅子唐の天麩羅、胡瓜とオクラの酢の物、「なめこのたまり炊」によるなめこおろし、人参のきんぴら、グリーンアスパラガスの焼きびたし、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と小松菜の味噌汁
晩飯 「秋田屋」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「高清水」(冷や)