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清閑 PERSONAL DIARY

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2019.10.11(金) 毎年のように「過去最大級」が来る

吉野彰先生のノーベル化学賞受賞のニュースは、ほんの2日ほど新聞やテレビを賑わせたのみだった。以降はそれまでの、千葉県に大きな被害をもたらした台風15号なみの勢力を持つという、そして明日12日の夜には関東地方への上陸が予想される台風19号のことが、報道をほぼ独占をしている。

きのうの朝礼では、子を持つ社員は、12日は遠慮なく休むよう伝え、今朝の朝礼でもそのことを繰り返した。ヤマト運輸は日本の各地において、12日の集配停止と営業所の休業を決めた。宅急便が休むとはよほどのことだが、嵐の中でもご来店になるお客様かならずいらっしゃるから、ウチは休むことはしない。

本日はまた、取引先の3名さんが東京から来て、家内や長男や販売主任のハセガワタツヤ君と仕事をしている。この3名さんが帰京できなくなれば大ごとのため、情報が確定するという13時に東武日光線の下今市駅へ出向き、本日は最終の上りまで通常通りの運行であることを確認する。

上澤梅太郎商店は新鮮な商品のみをお客様に提供することを旨とし、非常時にも造り溜めはしない。16時に包装主任のヤマダカオリさんが事務室に来て、明朝から包装する商品の種類と数量を決める。

19時30分、取引先の3名さんをホンダフィットにて下今市駅へお送りする。雨はいまだ降っていない。風もいまだ穏やかだ。帰宅してテレビのスイッチを入れると、ニュースはなお「過去最大級」の台風について、伝え続けている。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、「なめこのたまり炊」のフワトロ玉子、胡瓜のぬか漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、薩摩芋の甘煮、メシ、大根の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 トマトとモッツァレラチーズのサラダラタトゥイユ2種のパン鶏肉とマカロニのグラタンPetit Chablis Billaud Simon 2016“Chez Akabane”のケーキ、Old Parr(生)


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2019.10.10(木) 年賀状

年賀状を年内に投函していたのは学生のころまでと記憶する。以降は、撮りためた写真の中から1枚を選んで街のプリントショップに作ってもらったり、長男が絵を描けるようになってからはそれを印刷したハガキを用いて、届いた年賀状に返事を書いていた。そしてここ20年ほどは、それもしなくなった。ただし、戴いた年賀状に、旅先から返事を書いて送ることはしている。

2014年6月、バリ島の”Patra Jasa Bali Resort & Villas”でコンシェルジュに投函を頼んだハガキの大部分は、届かなかったような気がする。2016年2月、バンコクの”The Grand Sathorn Hotel”のフロント係に投函を頼んだハガキは、1枚も届かなかった。後者においては多分、僕の書いたハガキと支払った切手代を預かった使いっ走りが、ハガキは捨て、切手代は懐に入れてしまったのだろう。

以降、旅先がチェンライであれば、街の真ん中にあるエジソンデパート内の郵便局の出張所にあるいは空港内の郵便局にハガキを托すようになった。これで届かなかったことは、過去に一度も無い。

先月チェンライを訪ねると、前述のエジソンデパートは廃業をしていた。というか、郵便局の出張所は何年か前から無くなっていた。空港内の郵便局は、チェンライを去る日の9時を過ぎても開かなかった。よって前日にホテルのプールサイドで書いたハガキ15枚は、チェンライから着いたスワンナプーム空港内の郵便局から投函し、それらは日本国内の、地域により6日後から9日後には届いた。なぜそれが分かるかといえば、ハガキを受け取った人が、そのことをメールやハガキで報せてくれるからだ。

表面の宛名も、また裏面の文章もすべて印刷、という年賀状は読むことさえしない。しかし裏面にいくらかでも手書き文字のある年賀状には、できるだけ返事を書きたい。ほんの1行ほどの手書き文字に対して数百文字を記した返事を書くことは、旅先での半日を費やすことも手伝って、結構な負担ではあるけれど


朝飯 納豆、トマトとハムのソテーを添えたスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、牛蒡と人参のきんぴら、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、薩摩芋の甘煮、メシ、隼人瓜の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 春雨サラダ、ごぼうのたまり漬、水餃子、ABSOLUTE VODKA(ソーダ割り)、葡萄


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2019.10.9(水) 遂に

10月2日の日記に「本日14時の気温は28度」とある。10月6日の日記には「きのうは宇都宮の最高気温が30.1度」とある。それから数日を経たのみにて、今朝は食堂のエアコンディショナーを暖房にして回す。上半身に着ているものは半袖のポロシャツ1枚。暖房をかけるくらいならその上に長袖の何かを重ねれば良さそうなものだが、僕は重ね着を嫌う。可能な限り薄着でいたいのだ。

6時を過ぎて食堂に入ってきた家内は暖房の生暖かい空気に気づいてかなり驚いたらしい。そして即、そのスイッチを切るよう言う。暑さ寒さの感じ方は、人によりかなり違うようだ。

朝食を済ませてから寝室に入り、背の低い箪笥の、今はポロシャツの納められている引き出しを開ける。そこには長袖のTシャツ2枚が綺麗に畳まれてあった。明日はいよいよこれに袖を通すことになるかも知れない。

夜、小倉町の、すこし風変わりな中華料理屋へ行く。預けてある焼酎のボトルは、底から指2本くらいのところまで減っていた。その残りを干す前に、次の1本を取り寄せる。焼酎はお湯割りにした。「温め酒」は、秋10月の季語である。


朝飯 納豆、牛蒡と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこの醤油煮、厚焼き卵、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とオクラの味噌汁
昼飯 弁当
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しの白片肉皮蛋胡瓜の辛子和えもやし炒め鶏もも肉の唐揚げ海老と春雨の酸っぱ辛い炒め麦焼酎「二階堂」(お湯割り)


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2019.10.8(火) 熱湯を60℃まで冷ます方法

目を覚まして枕の下のiPhoneを取り出し見ると、時刻は4時50分だった。一般には早すぎる目覚めかも知れないけれど、僕には「グズグズしていると5時になっちまう」という、それは気分を焦らせるに充分な遅い目覚め、ということになる。

着替えて食堂に出る。仏壇にお茶を供えるに当たっては、沸かしたお湯を緑茶への適温である60℃まで冷ます必要がある。きのうの朝までは複数の器を用意し、熱湯を入れた器が湯の温度を奪って手に持てないほど熱くなったら次の器へ、その器がおなじく熱くなったら更に次の器へ、ということを繰り返していた。しかしそれでは湯が冷めるまで、他のことはほとんどなにもできない。

そう考えてきのうの夜は、湯飲みに注いだ熱湯が、どれほど放置をすれば60℃まで下がるかを調べてみた。結局のところ、つい今しがたまで沸騰していた熱湯は、16分30秒後に60℃まで下がった。

よって今朝は沸かしたお湯を仏壇用と僕用の湯飲みに注ぎ、テーブルに本を開く。そして16分30秒を経たところで料理用の温度計を差し込むと、湯温は60.1℃。即、そのお湯をあらかじめ茶葉を入れておいた急須に移しつつ、今度は90秒に設定したタイマーのスイッチを入れる。


朝飯 牛蒡の白和え、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊のフワトロ玉子、納豆、レタスのサラダ、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、ズッキーニの味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 豆腐と肉団子と白菜と椎茸と舞茸の鍋、ごぼうのたまり漬、芋焼酎「宝山」(お湯割り)


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2019.10.7(月) 第一に目指すべきは

下今市10:35発の上り特急スペーシアに乗る。車中にて若林正恭の「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」を開く。ハバナでのたった3日と数時間が宝石のように結晶した、素晴らしい紀行文。

浅草から銀座までは銀座線で移動をする。4丁目で地上に出て南西を目指す。「菊水」の前を歩きながら「ハバナの葉巻を買う」という欲求を、どうにか押さえつける。6丁目と7丁目のあいだの交差点で反対側の歩道に渡る。

リモワの店に近づくと、スーツケースを提げた僕を認めた店員はガラスの扉を開けて僕を迎え入れた。彼女は僕から受け取った機内持込サイズの”SALSA AIR”を手に2階への階段を上がる。受付の女の人の差し出す書類に必要なことを書き込む。9月19日の未明、スワンナプーム空港の不届き者に鍵の部分を壊されたスーツケースは、奥の工房に運ばれ、5分もしないうちに修理を完了した。料金は税込で4,180円。素晴らしいサービスだ。秋葉原の工房に持ち込めば、その日のうちに治してもらえるパナソニックのコンピュータと同じく、僕は結局のところ、そういう会社の品物ばかりを使うことになる。

先月チェンライにいるとき、僕が日にひとつずつfacebookに上げた画像とコメントを見ながら、バンコクMGの講師タナカタカシさんは、11月にチェンライを訪ねることを決めた。そのタナカさんに現地の情報を伝えるべく、新橋で待ち合わす。これは僕だけの趣味かも知れないけれど、チェンライで一番の名所は、大型の観光バスがひっきりなしに発着するワットロンクンなどではない。第一に目指すべきは、ナイトバザールの奥の、黄色いペコペコ椅子のフードコートだ。タナカさんのチェンライでの数日は、間違いなく楽しいものになるだろう

17時を過ぎるころは湯島にいる。そして天神下のシンスケにて両関の樽酒を3合ほども飲む


朝飯 厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、焼きトマトを添えた目玉焼き、おろ抜き大根の葉のおひたし、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、蜆の味噌汁
昼飯 「まぐろ人雷門出張所」の鮨あれこれ、浅蜊の味噌汁
晩飯 「シンスケ」のあれこれ、両関(樽冷や)、タナカタカシさんにいただいたわらび餅


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2019.10.6(日) 秋について(その4)

高等学校に通っていたころ、10月の、あれは体育の日の前後だっただろうか、半袖のTシャツを着て外にいたら「そんな恰好では風邪をひく」と、オヤジに注意をされたことがある。一方、おなじころ、10月も体育の日が近づくと、東京でも吐く息の白くなった覚えがある。それを長男に話したところ「10月のはじめは毎年、暑い。しかし10日もすれば決まって急に寒くなる」と言った。それは本当だろうか。確かに木曜日と金曜日に飲んだ焼酎はソーダ割りではなくお湯割りだった。しかしきのうは宇都宮の最高気温が30.1度という暑さにて、冷えた白ワインで一拍を置いた。さて今夜の酒はどうなるだろう。と、酒のことばかりを気にしていてはいけない。

本日、午前10時から蔵見学にご案内したご一行7名様は、ご家族連れだった。小さなお子さまがいらっしゃるにも関わらず、皆さま熱心に、僕の話を聴いてくださった。蔵見学が終わって店までご案内して、なお、ご一行に付き添い商品の説明をすることは、なにやら押し売りのような気がして僕はあまり好まない。

見学者用のサンダルなどを片付けるため蔵に戻り、ふたたび店に来てみると、ご一行は45年前からのお得意様で、今回もたくさんの商品をお買い上げくださった旨を販売係のオバタタキコさんは教えてくれた。恐懼とはこのことだ。有り難いことこの上無い。

夜は孫のリコに好物のマカロニグラタンを食べさせるため、家族と街の洋食屋におもむく。


朝飯 刺身湯波、納豆、厚揚げ豆腐と小松菜の炊き合わせ、茄子のソテー、ごぼうのたまり漬、胡瓜のぬか漬け、メシ、おろ抜き大根の葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダカツレツドライマーティニ“TIO PEPE”、グラスの白ワイン、孫の作った人参のケーキ、”Old Parr”(生)


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2019.10.5(土) 日光金谷ホテルの「百年ライスカレー」

午前、東京からいらっしゃった取材の方を、蔵の中や隠居にご案内する。昼は日光金谷ホテルにお連れして「百年ライスカレー」を一緒に食べていただく。この「百年ライスカレー」は、2003年に日光金谷ホテルの蔵から発見された、大正時代のレシピに依っているところからこの名が付けられた、いわくつきのものだ。そしてその付け合わせは上澤梅太郎商店の「らっきょうのたまり漬」と「ホロホロふりかけ」、というところが更に佳、である。

「ビーフ、チキン、鴨のうち、どちらになさいますか」と問うと、目の前の若い女の人は「…チキンでお願いします」と遠慮がちに答えた。僕は我が意を得たりとばかりに「ですよねー」と思わず発してしまったが、何が「ですよねー」なのか、相手は理解できなかっただろう。インドに旅した者からすれば、カレーは断然、チキンだ。しかし金谷ホテルのカレーは洋食由来のものだ。とすれは、実際に順当なのはビーフかも知れない。

チキンの「百年ライスカレー」のルーをこんもりと盛られらごはんにかけ、スプーンでひとすくいして口に運ぶ。その甘さ、そしてココナツミルクを思わせる香りとコクは、まるでゲーンキヨワーンのようで、日本人は元より、このところ増えつつある東南アジアからの旅行客には特に、圧倒的に好まれること間違いない。

互いに紅茶とコーヒーを飲み終えてラウンジを去るころ、入口の椅子にはたくさんの待ち客がいた。正午前の到着は正解だった。1週間後の連休から先は、どれほど混み合うことか。というか、渋滞の中を、この歴史と格式を誇るホテルまで辿り着くのも困難かも知れない。

取材の方は下今市13:35発の上り特急でお帰りになった。きっと良い番組になるだろう。


朝飯 焼きトマトを添えた目玉焼き、大根おろしを薬味にした納豆、「なめこのたまり炊」によるなめこおろし、刺身湯波、胡瓜のぬか漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、大根とシメジの味噌汁
昼飯 「金谷ホテル」の「百年ライスカレー(チキン)」付け合わせの「らっきょうのたまり漬(栃木県産小つぶちゃん)」と「ホロホロふりかけ」、コーヒー
晩飯 ジャガイモとツナとレタスのサラダトマトと浅蜊とグリーンアスパラガスのスパゲティPetit Chablis Billaud Simon 2016


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2019.10.4(金) 軽く済んで幸い

タイから戻った翌日か翌々日、つまり日曜日か月曜日に、腰に10円玉大の、そして右太ももの外側には1円玉大の、湿疹のようなものが発生した。手持ちの薬を塗り続けたにもかかわらず、症状は数日を経てまったく変わらない。

おとといの水曜日に市内の皮膚科を訪ねて、先ずは腰のそれを診てもらった。「あぁ、これは帯状疱疹ですね」と、先生は一瞬で断じた。帯状疱疹とは穏やかでない。「他にもできていませんか」と促されて、ズボンを膝まで降ろす。「あぁ、これは広がらないタイプですね」と、先生はなにやら自信がありそうである。「広がるか広がらないか、すぐに分かるものですか」と、いささか失礼な問いを発した僕に「えぇ、なんとなく」と、今度は先生は、すこし遠慮がちに答えた。

「ピリピリ痛みますか」と訊かれて「まったく痛みません」と返事をすると「それでは塗り薬だけお出ししておきましょう」と、先生はカルテにペンを走らせた。帯状疱疹とは意外だったが、それが広範囲に及ばず、しかも痛みも伴わないもので良かった。

日本人の3人に1人は発症するといわれる、そしていちど罹れば2度目はほとんどないらしい帯状疱疹が、僕の場合には軽く済んで幸いだった。このまま薬を塗り続ければ、1週間から10日で完治をするらしい。


朝飯 納豆、ほうれん草のおひたし、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の網焼き、ごぼうのたまり漬、キュウリのぬか漬け、ほぐし塩鮭、メシ、若布と玉葱とトマトの味噌汁
昼飯 「やぶ定」のラーメン
晩飯 椎茸と豆腐の卵とじスープ、豚肉と椎茸と赤パプリカと青梗菜の中華風炒め、刺身湯波の餡かけ、胡瓜のナムル風、芋焼酎「宝山」(お湯割り)、桃とマスカットの杏仁豆腐


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2019.10.3(木) 秋について(その3)

ここ数日の日記が秋づいているところから、今朝は「晩秋」という言葉を検索エンジンに入れてみた。すると「秋の終わり」や「陰暦9月の異称」などと共に「米国の作家ロバート・B・パーカーのハードボイルド小説(1991)。原題《Pastime》。『スペンサー』シリーズ『初秋』の続編」という説明があった。

この「スペンサー」シリーズは過去に隨分と読んだ。しかしその最高傑作と思われる「初秋」に続編のあることは知らなかった。それは「晩秋」が日本で出版をされる前に、僕が小説から離れたためだ。活字中毒は相変わらずでも、いまや小説は読まない。そしてその理由は分からない。

ふと思い立って、本棚の前に行ってみる。ロバート・B・パーカーの本は、果たして1冊も見あたらなかった。多分、2013年の秋から晩秋にかけて自宅をリフォームした際に、他の小説と共にすべて処分をしてしまったのだろう。

本棚から離れる前に、写真についての本ばかりを集めた一角からラリー・バロウズの写真集”VIETNAM”を引き抜き食堂へと運ぶ。そして朝食の準備が始まるまで、そのページを繰る。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、粉ふきいもと蓮根のサラダ、秋刀魚の南蛮漬け、五目白和え、胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、メシ、大根と三つ葉の味噌汁
昼飯 「丸亀製麺」のわかめうどん(天かすと長葱は自分でトッピング)
晩飯 舞茸と鶏そぼろの餡かけ豆腐、ほうれん草と焼き椎茸のおひたし、鯖の「日光味噌梅太郎赤味噌」煮、胡瓜のぬか漬け、お多福豆、芋焼酎「宝山」(お湯割り)、蓮根餅


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2019.10.2(水) 秋について(その2)

味噌、醤油、漬物の製造を継続するための、保健所による6年に1度の査察、また就職を希望する高校生のための入社試験は、僕がタイへ行っているあいだに、長男や嫁や社員により済んでいた。

一方、僕がタイへ行く前に事務室に用意しておいた「秋惜」の書は、一旦、2階の倉庫に片付けられていた。そのとき店舗の入口に掛けられていたのは「鬼灯」で、今やいかにも無理がある。よってタイから帰った先週の土曜日に、それを「秋惜」にかけ替えた。しかしその「秋惜」がこの時期に本当にふさわしいか否かを、僕はつまびらかにしていない。

今朝になって稲畑汀子の「ホトトギス季寄せ」を取り出し見ると、「鬼灯」は秋9月の、そして「秋惜」は秋10月の季語とされていたから、交換は彼岸前より先週末の方が、よほど時宜に叶っていた、ということになる。

ところで明治5年に、それまでの太陰太陽暦が太陽暦に切り替わったときには、俳句を詠む人たちは季語の扱いに大いに困ったことだろう。そして今は気候の変動により、季語と現実とのあいだに乖離が生じている。

本日14時の気温は28度。とてもではないけれど「秋惜しむ」という感じはしない。


朝飯 なめこのたまり炊のフワトロ玉子、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、揚げ茄子、ほぐし塩鮭、胡瓜のぬか漬け、揚げ茄子と茗荷の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のチャーハン
晩飯 ごぼうとレタスと玉葱のサラダ、刻みキャベツとトマトと大学芋を添えたコロッケとメンチカツ、豆腐と豆苗の味噌汁、芋焼酎「宝山」(ソーダ割り)、果物のゼリー寄せ


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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