トップへ戻る

MENU

お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

   新しい日記へ >

2018.4.10(火) 山の景色

北西に面した窓から望めるのは日光連山で、そこに連なる山々の名は、男体山をはじめとして割と知られている。しかし僕が惹かれるのはむしろ南東の眺望で、そこにあるのは、もっとも手前の琴平山からいくつもの山の畝のむこうに位置する鶏鳴山のそれだ。今朝の鶏鳴山は、晴れた空を背にして春の日の光を浴び、穏やかな様子をしている。

ウチの会社では会議というものをほとんどしない。今朝は珍しく事務係の3名が集まって、DM会議を開くという。そして予期せず、そこに僕も加わることとなった。DMとはお客様にお送りする手紙のことで、今年の夏に向けて、その内容や投函の時期が決められた。それに費やした時間はごく短いもので、会議というよりは、摺り合わせとでも呼ぶべきものかも知れない。

僕に割り当てられた仕事はDMのお送り先の特定で、その結果は、今月25日に事務係に手渡すことと決まった。24日の夕方までに情報を自分のコンピュータに集め、25日の朝はやくに起きれば、作業は数十分で完了するだろう。

ひと息を入れて、朝に撮った鶏鳴山の写真を見る。庭の、左手のソメイヨシノは散り加減だ。右手奥の山桜は、ほとんど葉ばかりになった。シダレザクラは、味噌蔵の影に隠れて見えない。


朝飯 納豆、しその実のたまり漬を薬味に「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」をかけた冷や奴、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生のトマト、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 豆腐と溶き卵の吸い物、ひじきと人参と大豆の炊き合わせ、ほうれん草のおひたし、胡瓜と若布と玉葱の酢の物、鯖の味噌煮、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.9(月) 奉祝の提灯

総鎮守・瀧尾神社の春の大祭は、今週の土曜日から日曜日にかけて催行をされる。よって提灯やカキダレは、その直前までに飾れば問題はない。しかし提灯のための赤柱は、先週の金曜日から店の前に立ててある。縄は僕も係に加わって、先週の土曜日に、町内に張り渡した。「そうであれば」と、提灯はきのうから出すことにした。カキダレを垂らさないのは、雨を恐れてのことである。

今月に入って以降、列島の気温は場所によっては夏日を記録するところもあらわれた。しかしそれもつかの間、ここ数日は、4月としては寒い日が続いている。そのことによるものかどうかは不明ながら、両手の複数の指には、今朝から一斉にアカギレが切れた。バンドエイドを貼れば、また別の指にアカギレが切れと、まるでモグラ叩きである。

寒いとはいえ、それはあくまでも「4月としては」であって、3月の上旬にくらべれば暖かい。にもかかわらず、3月の上旬には消えていたアカギレが今の時期にぶり返すとは、どのような理由によるものだろう。不思議といえば、不思議である。


朝飯 カレーライスたまり漬「浅太郎らっきょう」
昼飯 ラーメン
晩飯 レタスとポンカンとグリーンアスパラガスのサラダチョリソーと人参とキャベツのスープトマトとプティベールとチーズのスパゲティ“Petit Chablis Billaud Simon 2015”


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.8(日) 山から降りる

昼食は大抵、当日の日本経済新聞朝刊の第32面を読みつつ摂る。今日の文化欄の、村田喜代子による「春の四次元空間より」で特に目を留め、二度三度と文字をなぞったのは、ドイツ文学者の池内紀について「池内さんは退職をすると悠々自適のために生活を縮小し、仕事を選んだ。」というところだった。

世の中ではほとんどの場合において、縮小ではなく拡大こそ賞賛をされる。しかし僕には拡大を良しとする意識も、また拡大に対する欲求も、ほぼ無い。

1982年にタイ、スリランカ、モルジブと飛び石のように移動をしてマドラスからインドに入った。そして鉄道でヴァラナシまで北上し、その巡礼の街にしばらくのあいだ留まった。

ガンジス川の、雨季にも乾季にも、つまり水位が低くても高くても沐浴ができるよう階段状に作られた川岸を歩いて死んだ人を焼く風景を間近に見たとき、僕の頭に浮かんだのは「人間、所詮、起きて半畳、寝て一畳」ということだった。もっともその経験が、閑居や独行を好む僕の性癖に影響を及ぼしたかどうかは知らない。

「人と違った時間に違った使い方をするのは気分がいい。」と村田喜代子は書く。時間だけではない、他のあれこれについても、人と違ったことをすると、からだも気分も楽である。

「禅とは、山を降りること」と、20年ほども前にある禅僧から聞いた。その禅僧はアメリカン・モーターズのチェロキーを所有していたから、自身は山から降りてはいなかったと思う。しかし村田喜代子や池内紀は明らかに、山から降りつつある。楽だと思う。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、しその実のたまり漬を薬味にし朝露をかけた冷や奴、ごぼうのたまり漬、生のトマト、赤飯、油揚と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 生のトマト空心菜のナムプラー炒めタイ産にんにく風味焼き餃子スペアリブと大根のスープ「紅星」の「二鍋頭酒」(生)バナナのプディング


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.7(土) 大祭の準備

総鎮守瀧尾神社の春季大祭が1週間後に迫っている。我が春日町1丁目は今年度の、この神社のお祭一切を仕切る当番町である。これまでの話し合いにより決められた準備日は本日。集合時間は8時だ。よって事務係と販売係には言い置き、書き置きを残して神社へと向かう。

自治会長の挨拶の後は、二手、三手に別れて、それぞれの仕事に就く。それらの各組は、あらかじめ決められていた、あるいは自然に発生したリーダーの差配により黙々と、あるいは和気藹々と仕事を進めていく。

オノグチショーイチ祭典委員長の指導による大幟のための柱立て
子ども相撲のための土俵作り
倉庫から台車と御輿を運び出しての山車作り
倉庫から飾り物を出しての拝殿外の飾りつけ
余興のための用具を保管するためのテント設置

渡御の行列に参加する白張りの衣裳の確認
休憩
元植木屋まーちゃんの指導による一の鳥居への笹竹の設置
二の鳥居への笹竹の設置
本殿の注連縄張り

社務所の注連縄張り
手水舎および参道の清掃
山車の御輿部分の椿油による磨き
山車の屋根の鳳凰を段ボールで保護した上での雨よけシートのまき付け

ここまでこなして時刻は12時45分。シバザキトシカズ大膳委員長が弁当を用意した春日町1丁目公民館へと移動をする。14時まで休んで倉庫から荒縄を出し、町内の東、中央、西に別れて各地区にその縄を張り巡らせる。一方、ウカジシンイチ自治会長とクロスカオル神社総代は公民館に残り、屏風と祭壇を飾る。

各地区に分かれていた人員がふたたび公民館に集まり、その一部は提灯台の組み立て、一部は先ほど町内に張り巡らした縄から垂らすカキダレを、各組の戸数に合わせて数える。それが済んだところでツカハラノリコ婦人会長の淹れてくれたお茶を飲む。

会社には予想より1時間おくれて16時に戻る。そして着替えて日常の業務に復帰する。雨が降らなかったのは幸いだった。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、温泉卵、ひじきと梅干と白胡麻のふりかけ、生のトマト、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とブロッコリーの味噌汁
昼飯 町内支給の弁当
晩飯 シジミと三つ葉の吸い物、胡瓜と玉葱と若布の酢の物、タラの芽とグリーンアスパラガスの天ぷら、鰤の煮魚、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)、いちご


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.6(金) 根を詰めて

「いつも」というわけではない。今朝に限っては目を覚まして即、枕の下からiPhoneを取り出し時刻を確かめる。2時05分。それを見て「グズグズするうち、1時間半くらいはたちまち経つんだよな」と、普段の経験から分かっていることが頭をよぎる。

しばらくして起きて服を着る。寝室からドアひとつを隔てた洗面所へ行き、棚の時計に何気なく目を遣ると、時刻は3時35分だった。今日も、またおなじ経験を重ねてしまった。時間を無駄にした感覚はほとんど無いにもかかわらず、である。

食堂のテーブルに着き、根を詰めて文字を書く。これをするために、きのうは早寝をしたのだ。こういうことは、誰も訪ねて来ない、誰も電話をかけてこないときにしか、僕にはできない。そしてその仕事を終えて筆記用具を片付けると、6時は目と鼻の先に迫っていた。「1時間30分の無駄がなければ、好き勝手をできる時間がそれだけ延びていたのに」と惜しんでも、後悔先に立たず、である。


朝飯 茄子とピーマンの「日光味噌梅太郎赤味噌」炒り、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、油揚の網焼き、切り昆布の炒り煮、温泉卵、納豆、揚げ湯波と筍とほうれん草の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 トマトとレタスのサラダパン鶏とマカロニのグラタン“Petit Chablis Billaud Simon 2015”イチゴとホイップクリームを添えたケーキ


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.5(木) 訳ありシート

6月の最初の週末に、鳥取県智頭町の同級生ヨネイテツロー君の家で同窓会がある。この幹事を僕がするよう、先般、クラス委員のアカギシンジ君に頼まれたので「切符の購入や宿の手配まではできないが、それ以前のところまでなら」と、その仕事を引き受けた。

以降は同級生のメイリングリストで意見や希望を募り、A君は往きは飛行機で帰りは電車、B君は往復とも電車、C君とD君はひとりで来て復路はE君のクルマに同乗、またF君は東京と智頭のあいだを自家用車で往復しつつ往路はG君とK君を乗せ、2日目はL君およびM君と共にゴルフをしてから帰京など、その交通手段のみを明らかにした。

ところで自分はどうするか。パッと行ってパッと帰りではつまらない。僕は昔から、どこかへ行く場合、目的地でのあれこれとおなじくらい、そこまで達する道中が楽しみだった。そしてその性向は、いまだに残っている。

「乗り換え案内」は、僕の好むところの不合理な経路は教えてくれない。ところが今日は、青春18切符に特化した経路検索のサイトを発見した。そしてこれで今市駅から智頭駅までの行き方を調べてみると、その所要時間は30時間を超えた。

僕が最も長いあいだ鉄道に乗り続けたのは多分、インドのマドラスからヴァラナシまでで、所要時間は36時間ほどだっただろうか。しかしそのときにはマドラス駅のポーターに座席の頭上にある荷物棚を確保させ、そこに寝ていったから、窓外の景色は望めないものの、体力的な苦労は無かった。しかし座りっぱなしの30時間超、しかも現在の年齢でのそれはいささかきつい。

ふと思いついて、夜行のバスを調べてみた。すると東京駅を21:30に出て、翌朝07:30に姫路駅に着く、3列独立シートでトイレ付きの便が見つかった。そこで早速これを予約すべく、ブラウザに向かう。価格は通常が10,300円のところ「訳ありシート」は10,100円というので、その「訳あり」を選んだ。

そうしてしばらく進んで目を凝らすと、その「訳ありシート」とは最前列の真ん中で、衝突安全装置により足元が狭いとの説明があった。この席には過去に一度、東京から京都まで乗って辟易した覚えがある。よって尻尾を巻くようにして元に戻り、通常の席を10,300円で確保する。

ここで、姫路駅から智頭駅までの、青春18切符による経路検索をしてみる。すると素直に「スーパーはくと」を使えば1時間03分で行ける距離に5時間以上もかかって料金は却って高い。安い経路を見てみれば、こちらは8時間もかかる。ここは素直に「スーパーはくと」に乗る手だろう。当日の集合時間は「午後の中ごろ」だから、時間の余裕は充分である。


朝飯 茹でたブロッコリー、切り昆布の炒り煮、スクランブルドエッグ、茄子とピーマンの「日光味噌梅太郎赤味噌」炒り、納豆、みょうがのたまり漬、生のトマト、揚げ湯波と茄子と万能葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 ひじきと梅干と白胡麻のふりかけ、茄子とピーマンのカリカリソテー、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ほうれん草の胡麻和え、お多福豆、鶏肉の松かさ焼き、たけのこごはん、豆腐と三つ葉の吸い物、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)、夏みかん


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.4(水) 3本の桜

朝、食堂の窓から見える庭の桜が、いよいよ開いてきた。「いますぐその真下に行かなければ最盛期の姿は撮れないのではないか」と考え、仕事場に降りる際には、カメラの保管庫からニコンD610を取り出すことを忘れなかった。

そして先ずは、味噌蔵を背にして、国道121号線の歩道に張り出すようにして咲くソメイヨシノを見上げる。これは七分咲きなのか八分咲きなのか、いまだ数日は、花吹雪を散らすことなく咲き続けるように思われる

「桜伐る馬鹿」と言われるものの、先のソメイヨシノは歩道に張り出した太い枝を数年前に落とした。2005年に亡くなったオヤジは、それが折れて歩行者を傷付けることを恐れていた。その後、10年ちかくもそのままにしていたのは「まだ大丈夫」という植木屋の言葉を信じたからだ。

「これ以上、大きくなって枯れたときには、塀を壊して重機を入れるしかない」と、おなじ植木屋に脅かされたことにより、仕方なく剪定を任せたのは山桜だ。本居宣長が「朝日に匂ふ」と詠んだその匂いはもちろん、鼻で感じるものではないだろう。あるいは鼻で感じようとしても、山桜の花は高いところにあって、手折るなどは到底、できない。

味噌蔵のある庭でもっとも遅くまで花を残すのは枝垂れ桜で、これはいまだ五分咲きといったところだった。しかしまぁ、この庭に建つ古い家で朝食を供する今月22日までは、残念ながら保たないような気がする

ところで今日は、1歳5ヶ月になる孫のリコの、保育園の初登園日だった。いまだ慣らし運転で1時間の在園だが、泣かずに戻ってきたので「おりこー」と褒める。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、切り昆布の炒り煮、トマトのソテーを添えた目玉焼き、カキ菜のたまり浅漬け、ひじきと梅干と白胡麻のふりかけ、メシ、揚げ湯波とカキ菜の味噌汁
昼飯 ラーメン
晩飯 グリーンアスパラガスの胡麻和え、うずら豆、みょうがのたまり漬を薬味に「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」をかけた冷や奴、カキ菜のおひたし、肉じゃが、銀鱈の西京焼き、「須藤本家」の「郷乃譽純米吟醸」(冷や)、スポンジケーキ、”Old Parr”(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.3(火) コロモガヘ

仕事着に限れば、僕は年間で、以下8回の衣替えをしている。

春:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター
晩春:長袖ヒートテックシャツ+長袖Tシャツ
初夏:半袖ポロシャツ+長袖Tシャツ
盛夏:半袖ポロシャツ
初秋:半袖ポロシャツ+長袖Tシャツ
秋:長袖ヒートテックシャツ+長袖Tシャツ
初冬:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター
真冬:長袖ヒートテックシャツ+長袖フリースセーター+ダウンベスト

昨年はゴールデンウィークまで、上記の「春」の組み合わせを着ていた。ところが今年は本日より「晩春」の組み合わせにした。一方、現在はまた、花粉が盛んに舞っているときでもある。外出の際に用いていた裏地付きのジャンパーは、今朝、クリーニングに出してしまった。しかし何かを羽織らなければ、木綿のTシャツが花粉にまみれるかも知れない。

そういう次第にて、夜はほとんど非常用の、薄くて小さなPatagoniaのウィンドブレーカーを着て、日光街道を自転車で下る。


朝飯 3種のおむすび
昼飯 ラーメン
晩飯 「食堂ニジコ」のお通しのスパゲティサラダ皮蛋豆腐あんかけ焼きそば、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.2(月) おなじ行動

朝、この4月から有料となったゴミを、日光市が指定した袋で外に出す。ゴミをきちんと分別し、その処理を有料で行政に依託する、その風景は、人が美しく老いていく姿を僕には連想させる。思いがけず、ことし初めてのツバメを見る。

下今市15:33発の上り特急スペーシアに乗る。僕としては珍しく常磐線のプラットフォームに降りる。しばらくして来たのは品川行きの快速だった。よってこれに乗って17時43分に品川に至る。

勉強仲間との交流会は、18時30分からの予定だ。会場の名をiPhoneのgoogleで検索し、その地図に示された方へと歩いて行く。途中、港南口から中央改札に向かう、仕事を終えたばかりと思われる人の量に圧倒をされる

品川の、港南口の近辺に来るのは、およそ35年ぶりのことになる。今や大きく綺麗なビルが林立し、僕はまるで浦島太郎である。

ニシジュンイチロー先生を囲む会には、およそ30名が集まった。席は、同じ顔ぶれが最後まで固まらないよう、ときどき移動をした。最後の小一時間ほどは、両脇をひとまわりかふたまわりほど若い人に挟まれて、非常に有意義な話を聞く。その話は家に帰ったら家族に伝えるべく、しっかりと頭に納める。

僕は夜に弱い。夜の集まりからは素早く抜け出し、早く眠りたい。周囲に別れを告げればどうしても目立つ。デザートを食べ終え、参加者が腰を上げ始めるか否かのあたりでショルダーバッグを手に持ち、黙って共用の廊下に出る。しばらく歩いて下りのエスカレータに乗ろうとして、不意に声をかけられる。僕とおなじ行動をとる人が、ひとりだけいたのだ。

そのサトーマサヒデさんとは品川駅の北改札まで共に歩き、そこで西と東とに別れる。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ほうれん草のソテーを添えた目玉焼き、切り昆布の炒り煮、焼きトマト、しその実のたまり漬、メシ、玉葱と三つ葉の味噌汁
昼飯 蕎麦
晩飯 「はなたれ品川店」のあれやこれやそれや。たくさんの種類の日本酒(冷や)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

2018.4.1(日) 桜

早朝に製造現場に降りる。彼岸前にはダウンベストの上に白衣を羽織っていた。そのダウンベストを今朝は着ていない。意識してそうしたわけではない、なにも考えることなく薄着になったのだ。

朝食を済ませ、4階の応接間から味噌蔵のある庭を何気なく眺めると、左手東側のソメイヨシノと右手西側の山桜がピンクに色づいていた。そのことに今朝まで気づかなかったのは、多分、きのうまでは幹の黒や葉の緑の方が目立っていたからだ。

道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売り場の掃除と検品のため、自転車で日光街道を下る。彼岸前まではダウンベストの上に裏地つきのジャンパーを重ね、手袋を嵌めていた。今朝はダウンベストもジャンパーも、また手袋も、その必要はなかった。一気に春が来たらしい。

「あしたの晩ごはんはカスレだよ」と、きのうの夕食時に長男から聞いて喜んだ。肉や臓物を煮込んだものは大抵、好物である。しかしその直後に、日曜日の夜は、総鎮守瀧尾神社の春の大祭へ向けての町内の話し合いがあったことに気づく。

その話し合いは、春日町1丁目公民館にて19時から23時すぎまで続いた。そして帰宅してようやく、カスレとパンと白ワインにありつく。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、温泉卵、ひじきと梅干と白胡麻のふりかけ、切り昆布の炒り煮、しその実のたまり漬、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 「美彩たむら」の日替わり弁当「日光のひみつ豚」のフリーズドライ豚汁
晩飯 パン、カスレ、”Petit Chablis Billaud Simon 2015″、「マンダリンオリエンタルホテルの」バトラーが部屋に置いてくれたチョコレート、”Old Parr”(生)


美味しい朝食のウェブログ集は、こちら。

   新しい日記へ >

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009

2008

2007

2006

2005

2004

2003

2002

2001

2000

蔵見学