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清閑 PERSONAL DIARY

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2018.1.11(木) 水神祭

ウチの蔵には、いつ建立されたとも知れない石碑により、水神が祀ってある。

1970年代の後半に日光宇都宮道路が開通し、その今市インターチェンジへは、街の中心からバイパスが延ばされた。そのバイパスの工事により、ウチの敷地は2ブロックに亘って南北に長く削られた。それに伴ってウチの、隠居を除くすべての建物は一新された。

水神の碑は、新しい蔵に、場所をすこし移してふたたび置かれた。毎年末、それは水で丁寧に洗われる。正月には鏡餅が飾られ、雑煮が饌えられる。また、1年を通じては水と榊が絶やさず饌えられて現在に至っている。

「みずのと」の今日は総鎮守・瀧尾神社からタナカノリフミ宮司を迎え、水神祭を催す。すべての食べ物は、先ずもって、清らかな水を必要とする。上澤梅太郎商店は今後も温故知新を旨とし、より一層の、優れた商品を作り続けていきたい。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、スクランブルドエッグ、生のトマト、白菜漬け、すぐき、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 サンドイッチ、コーヒー
晩飯 ニース風サラダ2種のパン鶏とマッシュルームのクリーム煮“Petit Chablis Billaud Simon 2015”いちご


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2018.1.10(水) 検索と小計

昨年1月から12月までの小遣い帳に「ラーメン」という語句で検索をかけ、それを店名で小計して、店ごとの訪問回数を出してみた。

ざる担々麺の美味い「ユタの店」に1度しか行っていないのは不思議だ。ここに現れない分については、家内におごってもらったのかも知れない。「フジヤ」は仲間うちでの食事でも、2度ほど使った記憶がある。しかしその分は多分、ここには記帳されていない。「とりや」のラーメン3杯で1,200円とは、どこかに記帳ミスがあったのだろう。

意外だったのは、東京でのラーメンが1杯のみ、というところだ。狐につままれた気持ちもするけれど、この日記を昨年の1月まで遡って検証する気力は無い。ラーメンは大抵、昼に食べる。出先では食後にゆっくり休む場所が確保できないため、腹の膨れるラーメンは避ける傾向があるのかも知れない。夜の飲酒の後のラーメンは、体のことを考えれば、さすがに食べる気はしない。

さて、ここに家で食べたそれも加えれば、僕は年間にかなりのラーメンを食べている。太らない体質に感謝をするばかりだ。


朝飯 ほうれん草のソテー、納豆、トマトのソテーを添えた目玉焼き、すぐき、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐と長葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のチャーハン
晩飯 カレー南蛮鍋、すぐき、お多福豆、「軸屋酒造」の芋焼酎”Rin precious”(お湯割り)


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2018.1.9(火) 冬時間

社員の労働時間を減じるため、2016年より、成人の日の翌日から春分の日の直前の金曜日までは、18時の閉店を17時に繰り上げることとした。

国道121号線を挟んで向かい側の駐車場には、暗くなると明かりの点く看板がある。その電源ボックスには、毎日、関東地方の日没から18時までのあいだに照明が点灯するよう、特殊なタイマーが仕組まれている。日没の時間は毎日、変わる。それをタイマーが、どのように制御しているかは知らない。とにかく今日からの営業時間の短縮に伴って、その照明の電源を元から切る。

国道121号線の手前、つまり店側の看板にも照明がほどこされている。こちらのタイマーは旧式の単純なもので、設定された時間内で、且つ周囲が暗くなると点灯する。こちらについては、きのうまでの16:15から18:00までの設定を、16:15から17:00までに変える。

18時の閉店が17時に繰り上げられただけで、とても大きな余裕が心に生じることを、2016年のこの時期に知った。そしてウチでは本日より、夕食の時間が30分だけ早められた。これにともなって入浴や就寝の時間も、僕に限っては早くする。


朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、白菜漬け、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 2種のパン生ハムのムース、マッシュドポテト、ほうれん草のピュレ、トマトのソテーを添えた鯛のバター焼き“Petit Chablis Billaud Simon 2015”イチゴと煮リンゴを添えたバームクーヘン、”Chabot XO”(生)


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2018.1.8(月) 成人の日

むかし、成人の日は1月15日だった。今年は8日の今日がその日にあたる。いつから、どのような理由によりそうなったのかと、先ずはgoogleに「成人の日」と打ち込み、それにより現れたページを流し読みしたのち、次は同じくgoogleに「ハッピーマンデー制度」と打ち込んで、あらかたのところを理解する。

「むかし」と書けばいささか正確さを欠くものの、とにかくむかしは1月15日の成人の日までは街に正月の風情が残っていた。今はせいぜい年明けから1週間、あるいは1月の第2月曜日と改められた成人の日を過ぎると、世間は早くも日常に戻る。そして以降は延々、春分の日まで冬の日々が続くのだ。

その節目となる本日は終業後に社員と街の焼き肉屋に集まって、会社の新年会を開く。途中、酔った頭でホルモンを大量に注文してしまい、一時はどうなることかと心配になったものの、そのすべては参加者の胃袋に収まって、胸をなで下ろす。


朝飯 温泉玉子、納豆、汲み上げ湯波、トマトのサラダ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ごぼうのたまり漬、白菜漬け、メシ、揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 焼き餅(溶かしバター、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」)
晩飯 「板門店」のあれやこれやそれや、他あれこれ、焼酎「眞露」(オンザロックス)


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2018.1.7(日) 町内の新年会

正月の賑わいが感じられるのは、この週末が最後になるだろう。よって普段は身につけない半纏を着て店に立つ。半纏は、大正期のそれを元に町内の岩本染張店で十数年前に復刻をしたもので、木綿とはいえ分厚い生地を奢っているため、普段の服に重ねると、隨分と暖かい。

閉店40分前の17時20分に日光街道を徒歩でさかのぼり、春日町1丁目の公民館へ行く。そして集まった役員たちと長机を並べ、座布団を敷き、新年会の場を調える。

この新年会には、地区委員長から回覧板を受け取り、それを向こう三軒両隣に回したり、あるいは地区委員長や自治会長と連絡を交わす組長の、1年の労をねぎらう意味が強い。しかしここ数年は、その組長の出席率が極端に落ちた。

「夜の開催では寒いだろうから、昼に開いてみよう」とか「気分が日常に戻る前の、年明けからいくらも経たない日に開いてみよう」などと考え、試行を重ねてきたものの、出席率は元に戻らない。本日、17名の組長うち、出席をしたのは4名のみだった。

事ここに至れば、町内の予算を節約するためにも、この新年会は止めてしまうのも一案かも知れない。


朝飯 納豆、スクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、トマトのサラダ、肉味噌、ごぼうのたまり漬、白菜漬け、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 スーパーマーケット「かましん」の刺身同オードブル、同鮨、お祭に上がった日本酒(燗)


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2018.1.6(土) 天国

本日、朝一番で店に入ってきたのは、若い白人の男性だった。地方発送を申し込むためのカウンターでパンフレットを眺めているため「どちらかにお送りですか」と訊くと「はい」と答える。店から事務室の裏を経て蔵へ延びる通路に折良く長男の姿が見えたため、呼んで後を任せる。

しばらくして事務室からガラス越しに店を見ると、その男性の姿は消えていた。長男によれば、男性はウチを食堂と勘違いしていたとのことだった。

そのまま店にいると、先ほどの男性が、今度はコカコーラの、飲みさしのボトルを握ってふたたび入ってきた。そこでまた声をかける。

「朝食の場所を探していたんですってね」
「えぇ」
「大きな街ではないので、ファミリーレストランくらいしか開いてないかなぁ」
「それは、どのあたりですか」
「近くないですよ」

と、ここまで会話を続けると、またまた長男が近くを通りかかったので、またまた長男に後を任せる。

男性は道の駅「日光街道ニコニコ本陣」ちかくの玉藻小路にある「いまいちやど」の宿泊客だった。そうであれば、ウチまで来るあいだに当然、セブンイレブンは目についただろう。「モスバーガーなら営業しているかも知れない」と長男が教えると、コンビニエンスストアでもなく、またハンバーガーショップでもなく、どうやら普通の食堂で日本風の食事がしたいらしい。とすれば、朝の8時台から営業をしている店は、このあたりには皆無だ。

ウチはキッチハイクを通じてひと月に1度、朝食の会を催している。しかしそれは完全予約制で、今月は28日の開催である

白人男性は、これからどちらへ向かおうとしているのだろう。たまたま駅前食堂のある街に降り立ったなら、そこが彼にとっての天国になるかも知れない。


朝飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、納豆、ベーコンエッグ、白菜漬け、ごぼうのたまり漬、メシ、三つ葉の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 汲み上げ湯波、キスとサヨリの酢締め、黒豆、ちらし鮨、「梅乃宿酒造」の「奈良流五段仕込露葉風純米吟醸」(冷や)


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2018.1.5(金) 案に相違して

今日から朝食は普段のそれに戻った。餅や雑煮は好きではあるけれど、味噌汁の香りには、やはり心を落ち着かせるものがある。

年末から年始にかけての5日間の銀行休業日に備えて、釣り銭は12月29日に多めに用意した。その備蓄が少なくなってきたため、もうひとつは、12月1日から31日までの買掛金を今月10日に支払うため、午前中に複数の銀行を回る。支払日は10日でも、8日の月曜日が祝日であれば、また小切手が絡むことであれば、早めの行動が必要になるのだ。

その銀行まわりの留守中に春日町1丁目の自治会長ウカジシンイチさんが訪ねてきたらしく、年初に必要な現金のための出金伝票がたくさん届いていた。よって町内の現金袋からそれぞれの伝票に応じた現金を、これまたウカジさんが用意してくれた封筒に逐一、納めていく。次は、それらの金額を1行ずつコンピュータに打ち込んでいく。最後にマクロを走らせると、当然のことながら、帳尻は一瞬にして合った。

町内の、いわゆる向こう三軒両隣の代表「組長」を招待する新年会は、あさっての日曜日に開かれる。それ以降の日々も、蛍光ペンによる、用事や予定を示す印でカレンダーは埋まっている。師走が去っても、1月は案に相違して、結構、忙しいのだ。


朝飯 切り昆布の炒り煮、トマトのスクランブルドエッグ、巻湯波の淡味炊き、ほうれん草のソテー、納豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、揚げ湯波と万能葱の味噌汁
昼飯 うどん
晩飯 巻湯波の淡味炊き、ほうれん草の胡麻和え、鰤の照り焼き、黒豆、「北雪酒造」の「越淡麗純米吟醸」(冷や)


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2018.1.4(木) 数量の予想

「正月も4日ともなれば、お客様の数も、さすがに減るだろう」と過去の数字から予想して、本日蔵出しの、特に新鮮さの求められる「らっきょうのたまり漬」については、生産量を落とした。そうしたところ案に相違して、今日も少なくないお客様に恵まれた。

「らっきょうが売り切れそうで…」と、午後も中ごろに達したあたりで、販売係のタカハシカナエさんが報告に来る。訊けば、地方発送のための「らっきょうのたまり漬」も既にして、蔵の冷蔵庫から店の冷蔵ショーケースに回したという。今さら何ができるというものでもない。そのまま販売に当たるよう、タカハシさんには伝える。

新鮮さは追求すべきではあるものの、売り切れによりお客様にご迷惑をおかけすることも避けたい。明日は、これまた過去の数字から予想される販売数量より、すこし上を狙って生産することを、包装係のヤマダカオリさんと16時に確認する。

閉店の18時、店に残った「らっきょうのたまり漬」は僅々35袋だった。今年は、8日の成人の日までは、多め、多めに生産していく必要があるだろう、多分。


朝飯 お雑煮
昼飯 うどん
晩飯 「ばん」のおせち料理あれこれ、牛肉の鉄板焼き、「田苑酒造」の麦焼酎「ワイン酵母使用OTOYOI」(お湯割り)、イチゴあんこ玉、”Old Parr”(生)


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2018.1.3(水) 買い溜めは大抵、損をする。

きのうは腰に、まるで樽のたがが外れそうな感触があった。そのような症状を未然に防ぐには、特に冬においては腰を温めることが肝要と、おととしの秋に聞いていた。

未然に防ぐことはできなかったものの「今からでも行動すべし」と、本棚の下の、薬用と定めている引き出しから、おととしの秋に買い溜めた使い捨てカイロを取り出す。残りは5つに減っていた。そのひとつを下着の腰の部分に貼りつけ、仕事場に降りる。

そのカイロは、しかし、いつまで経っても温まらない。安物だったこと、買ってから2年以上を経ていることが原因かも知れない。そのうち熱くなることを期待して夕刻までそのままにしたものの、温度は遂に、変わらなかった。

よって今朝は、昨夜にすこしだけ積もった雪に自転車のタイヤの跡を付けながら小倉町のセブンイレブンへおもむき、ロッテ製の「ホカロン貼るタイプ」の10枚入りを買う。値段は予想したよりもずっと安い358円だった。

夕食の後は、12時間を経過しても一向に温度の下がらない「ホカロン」を惜しみつつゴミ箱に捨て、入浴して即、就寝する。


朝飯 お雑煮
昼飯 「ミラノピザ」のマルゲリータ
晩飯 “Finbec Naoto”の正月企画の猪のテリーヌトマトとジャガイモと白菜のサラダ薩摩芋のポタージュカレーライス、らっきょうと胡瓜の漬物、グラスの赤ワイン、アイスクリームを添えた林檎のパイ、コーヒー


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2018.1.2(火) 初売り

目を覚ますと、時刻は0時34分だった。しばらくは布団の中で静かにしていたものの、眠気はいつまでも訪れない。よって服を着て起きてしまう。目を覚ましたときから50分あまりが過ぎている。

仏壇に花と水とお茶と線香を供えても、時刻はいまだ2時37分。そこで先ずは、大晦日と元日の日記を書く。そして大晦日のそれについてのみ「公開」ボタンをクリックする。手近の本を拾い読みしても、冬の夜はなかなか明けない。5時30分に寝室に戻って横になり、6時15分に本日2度目の起床をする。

7時50分、朝の光が、店舗の大屋根、切り妻の破風、白壁、看板、犬走りのひさし、そしてノレンと、上から徐々に降りてくる。ふと思いついて、事務室からカメラを持ち出す。そしてその景色を撮って事務室へ戻り、画像と共に、新年の挨拶を会社のfacebookページに上げる。

初売りの今日は、特に午前の終わりころには、たまたま孫をおぶって降りてきた嫁の手も借りなくてはならないほど、多くのお客様に恵まれた。僕も、ほとんど夕方まで店に立って、販売に従った。

閉店は、定時の18時をすこし過ぎた。出社した社員すべてを送り出し、売り上げ金を記帳するため事務室の椅子に座ると、あくびが立て続けにふたつも出る。18時間も起き続けていれば、それも当然だろう。

夜は砂糖と「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」のみで味を調えたすき焼きを肴に、僕としては珍しく、3日続けての日本酒を飲む。


朝飯 お雑煮
昼飯 「コスモス」のハンバーグステーキデミグラソース、ライス
晩飯 「ばん」のおせち料理あれこれすきやき、柴漬け、白菜漬け、黒豆、栗きんとん、「松瀬酒造」の「松の司2016BY生酛純米」(冷や)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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