2017.4.30(日) たまり浅漬け、はじまる。
夜は21時台に就寝し、朝は3時台に起床する。それが僕の、睡眠における最良の時間配分である。何に対して最良かといえば「得をした感」である。たまに5時台まで目が覚めなかったりすると、早朝の安楽な時間を逸した無念さが募るのだ。
毎日ではないものの、必要があれば早朝に製造現場に降りる。自宅に戻って朝食を摂り、社員の来る7時20分に事務室のシャッターを上げる。7時30分を過ぎれば「道の駅日光街道ニコニコ本陣」の裏側のシャッターが開くから、ウチの売り場を拭き清め、今日の納品数を決める。
「たまり浅漬けは、いつから始まりますか」と、しばらく前から来店のお客様に訊かれていた。その「たまり浅漬け」は胡瓜を素材として、ゴールデンウィーク入りのきのうから始まった。農協の直売所には、ここが開く8時に着ければ最高だ。
朝に仕入れた地野菜をその朝のうちに調製するたまり浅漬けは、大体、10時には店頭に並ぶ。きのうはこれが11時30分に売り切れてしまった。よって今日は、きのうの倍の胡瓜を手当てした。それも12時30分には売り切れてしまった。明日あさっての平日はさておき、3日の憲法記念日にはどれくらいの胡瓜を買うべきか。
その3日からはまた、牛肉のたまり漬け焼きを店の外で販売する。銀行は5日間の連休になる。釣り銭はどれほど用意すべきだろう。あれこれ考えることは、中々に、楽しい。
朝飯 蕗のおひたし、胡瓜のたまり浅漬け、納豆、飛竜頭と芥子菜の淡味炊き、独活と人参のきんぴら、きゅうりのたまり漬、らっきょうのたまり漬、メシ、シジミとトマトと三つ葉の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のオムライス(ケチャップはかけないでね特注)
晩飯 胡瓜のたまり浅漬け、チャプチェ、鰯の丸干し、鯖の燻製、独活と人参のきんぴら、芋焼酎「茜霧島」(お湯割り)、葡萄パンのトースト、”Hennessy XO”(生)
2017.4.29(土) 一天にわかに
きのう帰宅して通用口から中に入り、エレベータに乗ると、翌早朝の仕事についての、家内からの伝言が紙に書いて貼ってあった。言葉で聞いても右から左に抜けてしまう僕のような者には、張り紙は、非常に有効な意思の伝達方法である。そして今朝はその伝言に従って製造現場に降り、出社する社員のための段取りをする。
ゴールデンウィーク中の天気はおしなべて良いものの、今日は雷雨の帯が本州の北から降りてくる、そう朝の天気予報は伝えていた。それを大して気に留めもせず、はす向かいのオーハシ油店にてホンダフィットを洗ってもらう。
午後、一天がにわかにかき曇る。あたりは夕刻より暗い。間もなく雨が降ってくる。事務室の前に提げたのれんが風に強く煽られる。濡れたり傷んだりすることを避けようとして、そののれんを屋内に取り込む。
そんな天候の折、僕が味噌汁の具にしている湯波が欲しいとおっしゃるお客様がいらっしゃった。よって開いた2本の傘を両手に持って、その片方にはお客様をお入れする。そして日光街道の際まで歩いて「松葉屋」の緑色の看板をお教えする。
にわかにかき曇った空は、そのときとおなじほどの速さで回復をした。空には、ただ、美しい夕刻があるばかりだ。
朝飯 カキ菜のたまり浅漬け、きゅうりのたまり漬、納豆、独活と人参のきんぴら、生のトマト、蕗のおひたし、らっきょうのたまり漬、メシ、揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 「ふじや」のタンメン(バター載せてね特注)
晩飯 豆腐と若布の吸い物、2種のサラダ、蒸し焼売、グリーンピースの葱油炒め、生のトマト、鶏の唐揚げ、羊とミントのクミン風味ソテー、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)
2017.4.28(金) 買えなければ買えないで結構、嬉しい。
09:04発の上り特急に乗るべく東武日光線の下今市駅へ行く。車両はこの春から投入された「リバティ」である。先ずは「リバティきぬ」の3両が、鬼怒川方面から大谷川の鉄橋を渡ってくる。ややあって今度は日光から「リバティけごん」の3両が、ゆるい坂を降りてくる。「きぬ」に「けごん」が連結をされる。
先頭から6号車、5号車ときて最後尾が1号車になる編成の3号車に乗り込み、特急券に指定された7Aの席に着く。車内はとても明るい。ひと世代前の「スペーシア」のひじ掛けから引き出す机は、コンピュータを使うにはまことに具合が良かった。「リバティ」のそれは、コンピュータを載せるにはいささか小さいけれど、使えないこともないかも知れない。
所用にて本郷三丁目に至る。そこから表参道に移動をする。より性能の良い器に換えたり、あるいは風味とお客様の利便性の双方を向上させるべく、包装形態を変えた商品が、この春は目白押しである。それらの撮影を、南青山のスタジオで完了する。
先日「ブーツ 履き心地」でインターネット上に検索をかけたところ、ある靴屋が浮上した。店は都合の良いことに北青山にある。よってスタジオから数分を歩いてそこへ行く。
小規模生産のため1センチ刻みで用意されたブーツのうち、先ずは26cmを試す。普通の靴下では、すこしゆるい。しかし持参した、ブーツのための分厚い靴下を履くと、とてもではないけれど、足が入らない。その分厚い靴下で27センチを試すと、いかにも大きすぎる。一気に2サイズを落として25センチを試みると、こちらは普通の靴下でも爪先が当たる。つまり、すべてのサイズにおいて、この靴屋の靴は僕の足には合わない。
ウェブページ上の画像を見てすこし心を動かされたブーツは結局のところ、買わなかった。
そうしてほとんど中身の減っていないサイフをトートバッグに入れて、北千住21:13発の下り最終に乗る。
朝飯 スクランブルドエッグ、カキ菜のたまり浅漬け、独活と人参のきんぴら、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、納豆、切り昆布の炒り煮、らっきょうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツと椎茸とトマトの味噌汁
昼飯 「街のハンバーグ屋さん」のデミたまハンバーグ(160g)定食
晩飯 「加賀屋北千住店」のあれや、これや、それや。チューハイ
2017.4.27(木) 新入社員歓迎会
ウチの今年の休みは、365日中に5日間。元旦以外の4日間は社員研修である。社員研修も業務であれば、完全な休みは元旦のみになる。土曜日は平日の2倍、日曜日は3倍いそがしい。よって床屋には平日の朝に行く。
カトー床屋で髪を刈ってもらっているところに町内のシバザキトシカズさんが米を配達に来る。僕に気づいたシバザキさんが「次は直会だね」と言う。「決算書、もうできてますから」と、首の周りに布を巻かれた姿で答える。直会とは、先日おこなわれた町内役員による親睦旅行のそれである。欠席はしたくないから、ウカジシンイチ自治会長には、できるだけ早く日程を報せて欲しい。
終業後は先般「清楽亭寄席」の開かれた隠居に社員たちと移動をし、新入社員歓迎会を開く。庭の枝垂れ桜はいまだ盛りを保っている。料理は家内が今日1日をかけて作った、主にたまり漬を使ったあれこれである。3月21日に入社したカノーガユーキ君とタカクコータロー君には、急がず休まず人生を創っていって欲しい。当方の責任も重大である。
朝飯 納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、鰯の梅煮、蕨と筍とこんにゃくの煮つけ、五目白和え、らっきょうのたまり漬、たまり漬「超うす切りきゅうり」、メシ、揚げ湯波とキャベツとトマトの味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 蕗のおひたし、カキ菜のたまり浅漬け、胡瓜のたまり浅漬け、独活と人参のきんぴら、トマトとレタスとルッコラのサラダ、しいたけのたまり炊とニラの玉子焼き、しょうがのたまり漬とにんにくのたまり漬を薬味にした鰹のたたき、焼き鳥の日光味噌「ひしお」和え、牛肉のたまり漬焼き、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」のおむすび、フクダナオブミ製造部長の実験菜園で収穫されたらっきょうによるキムチ、アオキマチコさん差し入れの茹で玉子のたまり漬、大根の日光味噌漬け(試作品)、ごぼうのたまり漬(試作品)、「朝日酒造」の「洗心」(冷や)、いちごの杏仁豆腐
2017.4.26(水) 主義
先日、会社のホンダフィットのスタッドレスタイヤをノーマルタイヤに交換してもらった際に「このタイヤはもう限界ですね」と”EB-Engineering”のタシロジュンイチさんに言われた。本職の言うことは信じるタチだから即、これまでのノーマルタイヤを新しいそれに換えることを頼んだ。
それから改めて車検証や距離計を確かめると、このクルマの登録は平成22年10月29日、走行距離は38,645Kmだった。1年のうちスタッドレスタイヤを履く期間が4ヶ月はあるとしても、新車のときのタイヤを今に至るまで使い続ければ「もう限界」も当然である。
タイヤの交換は本日の午後に行われた。新しいタイヤは”Monsieur Bibendum”の浮き彫りも鮮やかなミシュランだった。クルマはできるだけ長く使う主義である。このミシュランにも、これから6年半ほどは、破れずに働き続けて欲しい。
朝飯 蕨と筍とこんにゃくの煮つけ、瓜の塩漬け、鰯の梅煮、五目白和え、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、切り昆布の炒り煮、メシ、揚げ湯波と椎茸と三つ葉の味噌汁
昼飯 たまり漬「超うす切りきゅうり」、らっきょうのたまり漬、めんたいこ、切り昆布の炒り煮、うめぼし、じゃこによるお茶漬け
晩飯 エノキダケと若布の酢の物、ムール貝の燻製、鰯の丸干し、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、スープかけごはん、「霧島酒造」の「茜霧島」(お湯割り)、チーズケーキ、”Hennessy XO”(生)
2017.4.25(火) 先ず何を疑うべきか
町内役員親睦旅行に参加できなかった4名の、昨年度の積立金を納めた封筒および土産を手に、町内各地区のうち日光街道に沿った「中央」を回る。「西」のひとりは電話をしても応答が無かったため、返金は明日以降とする。「東」のひとりは帰宅が遅いため、返金はその隣家に住む自治会長に任せることとして封筒を預ける。
閉店が近くなったころ、事務室に隣接する研究開発室に浸水が発生したらしく、長男が懸命に床を拭いている。この部屋は僕の考えにより10年ほども前に新設をしたもので、その構造は見えないところまで頭に入っている。水の浸み出す場所を訊いて即、裏手の排水ピットに向かう。
ピットの鉄のフタを開けると、廃水は床の高さまで迫っていた。時刻は18時を過ぎている。これ以上、水を使わなければ、ピットの水が溢れることはないだろう。出入りのカトー興業には、明日の早い時間に来てもらおう。そう考えたところ、カトーさんには今すぐに連絡をしてみると、長男は電話番号帳のある製造現場へと向かい、戻って僕に、20時くらいになってしまうけれど、カトーさんは今夜のうちに来てくれると告げた。
そのカトーさんは、約束より早い19時20分に来てくれた。深更に及ぶ仕事に備えて夕食を摂っていた長男に代わり、僕が通用口を開け応対をする。カトーさんが先ず疑ったのは配電盤だった。そしてその配電盤には、異常は見つからなかった。
次にカトーさんが向かったのは、排水ピットの周辺である。なぜか外されていた電源コードを発見し、コンセントに差し込むと、ピットの液面は見る間に下がり始めた。答えは簡単だった。ピットのすぐ脇にある冷蔵ケースを今日は長男が整理整頓の上、拭き清めた。その際、霜取りのため引き抜いた複数の電源コードに、排水ポンプのそれも含まれていた、ということだ。
溢水に際して先ず排水ポンプの電源を疑ったカトーさんには「やっぱり本職は違うな」と、僕は大いに感心をした。カトーさんに手渡すための缶コーヒーを手に長男が自宅から降りてきたときには、カトーさんは既にして駐車場から去っていた。
一件落着の後は、月に1度の日本酒の会「本酒会」の会場「やぶ定」に向かう。10分の遅刻で済んだのは、まったくもって、カトーさんのお陰である。
朝飯 めんたいこ、塩豆と三つ葉の卵とじ、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、切り昆布の炒り煮、らっきょうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツと長葱の味噌汁
昼飯 「食堂ニジコ」の塩焼きそば
晩飯 「やぶ定」の酒肴あれこれ、盛り蕎麦、6種の日本酒(冷や)
2017.4.24(月) データベースの勉強会
今日は近隣の希望者を募り、データベースソフト「マイツール」の、ごく初歩の教室を開く。それに備えて長男は自前のテキストを用意していた。会場はウチの4階。そしてこの教室には先月21日に入社した新入社員ふたりも参加をする。
この教室に僕も加わるかと長男に訊かれたため、自分は事務室にて通常の業務に当たると答えた。船頭は少ない方が教育の効果は上がる。また、僕には電話や不意の来客が多い。そのたび館内電話で呼び出されては、参加者の気も散ると考えてのことだ。
夏と年末の、それぞれギフトの時期に先駆けお客様にお送りするDMの形を、今回から大幅に合理化した。具体的には、バーコードおよび宛先を印刷したタックシールを封筒に貼らないことにした。それにより事務係がこの仕事に要する日数は、これまでより6日ほど短くなる。そしてその、はじめから3分の1ほどの行程を、午後から夕刻にかけて事務係とこなす。
夜は教室の参加者の一部と共に楽しく夕食を摂る。
朝飯 らっきょうのたまり漬、納豆、切り昆布の炒り煮、トマトのスクランブルドエッグ、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、めんたいこ、メシ、揚げ湯波と椎茸と長葱の味噌汁
昼飯 「大貫屋」のタンメン
晩飯 生ハムとパセリのサンドイッチ、トマトとレタスとセロリのサラダ、マカロニとマッシュルームのグラタン、キャベツと豚肉のスープ煮、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、イチゴのババロア
2017.4.23(日) 町内役員親睦旅行(2日目)
目を覚まして枕の下のiPhoneを取り出し見ると、時刻は4時30分だった。この時間なら、長い夜をやり過ごすべく本を手に館内の明るい場所を探して歩く必要はない。同室のウカジシンイチさんとクロスカオルさんも間もなく起きて、大浴場へと向かった。
老人は、早く目を覚ました分だけ早く腹を減らす。大きな温泉ホテルに宿泊をすると、オープンの15分も前から朝食会場に押しかけ行列する老人たちの姿を、いとも簡単に目にすることができる。
きのう仲居さんさんに教えられたところによれば、朝食は7時からとのことだった。我々10名の中にも早まった者が複数いて、彼らは「ご用意ができましたらお呼びします」と言われ、すごすごと引き返してきた。
「泣いてたまるか泣くのはしゃくだ、泣けば喜ぶ奴ばかり、意地が男のつっかい棒だ、ぐっとこらえて持ち上げろ」とは、水前寺清子が歌う「艶歌」の、星野哲郎による歌詞である。温泉ホテルの朝食に臨んでは、いくら腹を減らしていても、この「ぐっとこらえて」が肝要である。
08:20 下田ビューホテルを出発
08:28 宝福寺着。山内容堂と勝海舟の会談の様子、唐人お吉の生涯について聴く。
09:50 旧澤村邸前着
10:00 ペリーロードを散策
10:10 了仙寺着
10:18 下田を出発
11:23 「いろり海産」でショッピング
12:03 伊豆シャボテン動物公園着
12:15 「ギボン亭」で昼食
13:35 伊豆シャボテン動物公園を出発
14:22 萬城の滝を見学
14:42 「石庭わさび園」を散策
14:50 隣接の「わさびの大見屋」でショッピング
15:20 修善寺駅前を通過
16:06 「伊豆フルーツパーク」でショッピング
16:58 東名高速道路足柄付近で渋滞に阻まれつつビンゴゲームを開始
17:30 激闘の末「関東バス旅行社」の旅行割引券1,000円分を獲得
17:50 都夫良野トンネル付近で渋滞を脱する。
18:02 東名高速道路中井P.A.着
20:05 東北自動車道佐野S.A.のスマートI.C.から一般道に降りる。
20:10 関東自動車佐野営業所着
20:45 東武日光線栃木駅前着
21:27 JR日光線鹿沼駅前着
21:50 関東自動車下金井駐車場着
22:15 帰宅
バスの車内で18時に配られた夕食は家まで持ち帰った。そして予想外に美味いこの弁当を肴に焼酎のお湯割りを飲む。
春日町1丁目の役員による親睦旅行においては「どこへ行くか」とか「何をするか」については、大した問題ではない。皆で朝からバスに乗り、酔って寝入らない限り歓談を続ける。夜は勝手なことを言い合いつつ宴会をし、飲んで歌う。翌日はまたバスに揺られて終日、気楽な話題で盛り上がる。それがとても良い感じなのだ。来年は14名中の、今年は来られなかった4名も参加できれば幸いである。
朝飯 「下田ビューホテル」の朝のお膳
昼飯 「伊豆シャボテン公園ギボン亭」の昼のお膳
晩飯 「関東バス旅行社」支給の「駿河湾しらす弁当」、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)
2017.4.22(土) 町内役員親睦旅行(1日目)
3時台に目の覚めることが、このところは続いている。今日も気づいて枕の下からiPhoneを取り出し見ると、時刻は3時ちょうどだった。起きて食堂へ行き、お湯を沸かそうとして「仏壇のお茶はどうしようか」と考える。今朝から明日の夜にかけて、僕は町内役員の親睦旅行で留守にする。家内は明日の朝まで留守だ。「だったら仏壇は閉じたままにしておこう」となかば決めつつ、やはりいつも通り、お茶と水と花は供えることにする。家にいる限り、仏壇にお茶を上げないことには、お茶を飲む気になれないのだ。
いつもより1時間はやく製造現場に降り、早朝の仕事をこなす。そして”IKEA”の、きのうのうちに中身を詰めたおいたトートバッグを提げて外に出る。春日町1丁目の役員14名のうち10名が参加しての、年に1度の親睦旅行に出かけるのだ。
05:20 「市縁ひろば」集合
05:24 3台の自家用車に分乗して出発
05:41 関東自動車下金井駐車場着
06:05 横付けされた大型バスの指定席に着いて出発
07:39 関東自動車佐野営業所着
07:55 佐野S.A.のスマートI.C.から東北自動車道に乗る。
08:20 首都圏中央連絡自動車道に入る。
09:21 首都圏中央連絡自動車道厚木S.A.着
10:24 東名高速道路足柄S.A.着
10:56 沼津I.C.から一般道に降りる。
11:25 「魚河岸丸天」着
12:15 「魚河岸丸天」発
12:42 柿田川公園を見学
14:30 中伊豆ワイナリーを見学
16:08 河津七滝ループ橋を通過
16:45 下田ビューホテル着
18:30 宴会開始
19:00 カラオケ開始
20:30 二次会開始
22:15 就寝(自分以外の参加者については不明)
朝飯 「関東バス旅行社」支給のおむすび、差し入れの漬物と天ぷら
昼飯 「魚河岸丸天」の刺身定食
晩飯 「下田ビューホテル」の宴会膳、ビール、日本酒(燗)、芋焼酎(お湯割り)
2017.4.21(金) 準備
つい先日まで元気だった人がいきなり死ぬ、そのようなことを、子供のころから繰り返し目や耳にしてきた。そして僕のオフクロもまた、その例に漏れなかった。
葬儀のための着物や写真を、亡くなる10年も前からオフクロは家内に言づけていた、それを僕は、オフクロが亡くなって初めて知った。着物は兎に角として、遺影の準備をしておく人は少なくない。いきなり死ぬことが珍しくないならば、それも当然だろう。なぜか僕も、自分は突然、死にそうな予感がする。それも「駅の階段でつまづいて」というような、つまらない事故により、である。
葬儀などはしてもらわなくても構わないけれど、それでは遺された者の、世間への格好が付かない。そうであれば、やはりその準備はしておくべきだ。
遺影は今のところ、4年前にカトマンドゥの料理屋「ムスタンタカリチュロ」でハママイさんが撮ってくれた、facebookやLINEで使っているモノクロ画像で良いだろう。葬儀場に流してもらう音楽は、エイミー・ワインハウスの”HIDDEN TREASURES”が洒落ている。服は、上は分厚い木綿による長袖Tシャツ、下はユニクロの「ヴィンテージレギュラーフィットチノ」で結構だけれど「それでは世間体が…」と、遺族はためらうかも知れない。スカーフはリトアニア製の麻のタオル。靴は履き慣れたトリッペンで決まりだ。
取りあえずは、遺影用の画像だけでも長男に保管しておいてもらおうと思う。”HIDDEN TREASURES”は、渡してしまっては聴くことができないから、目立つところに置いておく。服は、チェストから適当なものを引っ張り出してくれれば、それでことは済むだろう。
朝飯 らっきょうのたまり漬、茄子の揚げだし、塩豆と三つ葉の卵とじ、生のトマトと茹でたハム、納豆、冷や奴、メシ、トマトと長葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の広東麺
晩飯 蕪の甘酢漬け、揚げ湯波とほうれん草の淡味炊き、鯵の干物、田芹の天ぷら、胡麻焼酎「紅乙女」(お湯割り)