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清閑 PERSONAL DIARY

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2016.11.20(日) ただでさえ忙しい日曜日にすること多し

20161120g栃木県知事選挙の投票のため今市小学校へ行くと「オレ、一番乗りで、投票箱が空なことの確認なんてさせられちゃったよ」と、ユザワ歯科医院のユザワクニヒロさんが言う。ユザワ先生と僕のあいだにはオジサンひとりがいた。ということは、僕は三番乗りというとになる。時刻は7時10分だった。

出勤をしてくる社員のため、ただちに帰社して事務室のシャッターを上げる。9時前に販売係のパートタイマー2名が来たところで今度は如来寺のお墓に参る。2005年に亡くなったオヤジの、今日は祥月命日なのだ。

19時より春日町1丁目の公民館へ行く。向こう三軒両隣に回覧板を配ったり、あるいは町会費を集めたりするのが組長だ。その組長の1年の働きに対して慰労をする新年会の段取りほか、いくつかの決めごとをして20時すぎに散会する。

役員会の後は三々五々、連れだって飲み屋へ流れる面々もいるけれど、僕は決まって帰宅する。そして間に合わせの、しかし自分にとっては満足できる夕食を摂る。


朝飯 昆布の沖縄風炒め、油揚げと小松菜の淡味炊き、大根と人参のなます、ほうれん草と海苔のおひたし、納豆、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、けんちん汁にだしと味噌を足した味噌汁
昼飯 餃子、胡瓜のぬか漬け、メシ、フリーズドライ味噌汁(他社製。三つ葉は後から追加)
晩飯 トマトサラダリコッタチーズと生ハムのムースを塗ったトースト“TIO PEPE”“Chablis Billaud Simon 2014”

2016.11.19(土) 恵比須講

20161119d
目を覚ましたのは4時台の中ごろだった。いつもなら直ぐに起きてしまうところ、今朝はなぜかその気になれない。5時がちかづくころ胃が痛くなってくる。その痛みがいよいよ増してきたところで「このままではまずい」と、薬を飲むためパジャマのまま食堂に出る。

胃が疲れているなら新三共胃腸薬、胃酸過多ならガスター10。しかし現在の胃痛が何に因るものかは分からない。そうするうち上半身が冷や汗を発し始め、薬を選ぶどころではなくなった。洗面所で汗を拭き、寝室に戻ってふたたびベッドに横になる。

6時過ぎ、家内に持ってきてもらった新三共胃腸薬3粒を飲むと、胃の痛みは徐々に薄れていった。「きのうの夜は消化の悪いもの、食べてないよね」と、家内がいぶかしむ。「息抜きが足りねぇんじゃねぇかなぁ」と僕は答える。

ばらくして枕頭のiPhoneを見ると時刻は8時を過ぎている。よって服を着て1階まで降り、社内のあちらこちらであれこれの段取りをする。以降は特段の不調もなく、しかし朝に続いて昼もお粥を食べ、夕刻に至る。

恵比須講は、商家においては商売繁盛を祈るお祭である。これを旧暦で行うか新暦で行うかについては、ウチではその年の都合に従っている。今年は旧暦に従うこととし、家内は今朝からその準備に当たってきた。そして20時、今年も無事にそのお祭を終えて、ひと息をつく。


朝飯 お粥、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、塩鮭、梅干
昼飯 お粥、油揚げと小松菜の淡味炊き、鰯の梅煮、昆布の沖縄風炒め、らっきょうのたまり漬「黒太郎」
晩飯 ほうれん草のおひたし、大根と人参のなます、鮪の煮付け、けんちん汁、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(冷や)

2016.11.18(金) 山百合

20161118h店の、お稲荷さんのある坪庭に、いつのころからか山百合が咲くようになった。昨秋、その山百合から大量の種が取れたため、それを目と鼻の先の、紅葉の根元に撒いた。その播種は、土に穴を穿って丁寧に埋めるようなものではない、文字通りの「撒いた」に過ぎず、そこから芽が出るなどはいささかも考えていなかった。

その、地面にばらまき、上から靴で踏んだに過ぎなかった種が意外にも育ち、今夏は、紅葉の青葉の下に大輪の花をいくつも咲かせた。そして秋も暮れかかる今、薄茶色に枯れた鞘の中には、またまた大量の種ができた。

今年もまた面白半分に、しかし今年の紅葉の根元は昨年よりすこし固い感じがしたのでスコップで耕した。そして山百合の枯れた鞘を手で開き、それを下に向けて、またまた盛大に大量の種をばらまいた。

密に種を散らしても、山百合は、その面積に応じた数しか育たないという。それが本当なのか否を確かめるには、来年の初夏を待たねばならない。今から楽しみである。


納豆、トマトのスクランブルドエッグ、油揚げと小松菜の淡味炊き、鳥レバの甘辛煮、昆布の沖縄風炒め、塩鮭、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、浅蜊と三つ葉の味噌汁
昼飯 「たきた」の煮込みハンバーグ定食
晩飯 春雨サラダアスパラ菜の振り分け味噌炒め焼き餃子「紅星」の「二鍋頭酒」(生)


2016.11.17(木) サービス

20161117e上澤梅太郎商店のウェブショップの歴史を、パソコン通信の時代のそれを除いて、且つ大まかに辿れば以下になる。

1998.1015 暫定オープン
1999.0329 オープン
2002.0626 ショッピングカートを導入
2009.0512 リニューアル
2013.0924 リニューアルと共にショッピングカートを一新(EC-CUBE)
2016.0902 リニューアルと共にショッピングカートを一新(FutureShop2)

メールマガジンは多分、2003年5月にその第1号を出している。以来、このときの配信システム”CombzMail”を使い続けると共に、2013年9月からは、おなじ文面のメールマガジンンを”EC-CUBE”からも配信しはじめた。その、ふたつのチャンネルを今後は”FutureShop2″に一本化する、そのお知らせのメールマガジンンを午後、”CombzMail”から配信する。

「ご注文いただいた商品を少しでも早くお届けするため、本日、Amazon.co.jp が一部の商品を発送いたしました」とのメールを受け取ったのは今未明のことだ。市川市塩浜から別々に出荷をされた商品は、しかし結局のところ同時に届いた。

客の要求が過剰なのか、はたまた先方のサービスが過剰なのか。僕などは子供のころから「サービスを提供する側への配慮」を、オフクロやおばあちゃんに教えられてきた。今回の荷物についても、その到着をそこまで急いでいるわけではない。

「過剰な仕事」と「注文以上の仕事」は明らかに違う。難しい問題である。


朝飯 厚焼き卵、蕪のぬか漬け、油揚げと小松菜の淡味炊き、鰯の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、茄子と若布と赤ピーマンの味噌汁
昼飯 「大貫屋」の味噌ラーメン
晩飯 芋煮鍋芋焼酎「はちまん」(お湯割り)

2016.11.16(水) 紅葉の帯

20161116g紅葉の帯がようやく、日光市の今市地区旧市街まで降りてきた。味噌蔵のある庭の広葉樹は、染井吉野が散り加減、その他は今が盛りである。

所用にて昼ごろ新橋に出る。目指す雑居ビルは、駅の地下と通じている。しかしどの通路を辿れば目的の場所へ行けるかが分からず、階段で地上に上がったり、また階段で地下に降りたりする。昼に入ろうとしていた洋食屋の前には10人ほどの行列ができていた。よっておなじビルの定食屋に転進をする。

いわゆる定食屋の漬物と味噌汁には、話にならないものが多い。しかし今日の店のそれは丁寧に拵えられていて、いささか驚いた。調理に当たっているのは外国人である。会計係の、これまた外国人のオネーサンに夜の営業時間を訊いて店を出る。

六本木で長男と落ち合い、ウェブショップの、今回は戦略的なことではない、戦術的な勉強を3時間ほどする。これから11月の末までは、いささか忙しい思いをしなくてはいけない。12月になれば勿論、更に忙しくなる。

勉強は予定より早く完了した。よって飲酒喫飯も予定より早くから始め、しかし最終の下り特急スペーシアで23時ちかくに帰宅する。


朝飯 白和え、揚げ湯波と蕪の葉の炒め煮、鶏レバの甘辛煮、ポテトサラダ、鰯の梅煮、たまり漬「おばあちゃんのホロホロふりかけ」、メシ、豆腐とトマトと万能葱の味噌汁
昼飯 「じゅらく」のアコウダイ定食
晩飯 「鮨よしき」のあれやこれやそれや「楯野川酒造」の「山川光男 2016 あき」(冷や)

2016.11.15(火) それを好む理由

20161115hいちばん好きな酒はワイン、2番目は焼酎、3番目は無い。そしてビールはほとんど飲まない。

ワインを好む理由は分からない。2番目に焼酎を好む理由は更に分からない。焼酎より日本酒の方が、僕の舌の審美眼からすれば明らかに美味い。しかし飲むのは焼酎で、このあたりがどうにも分からない。

「それほどワインが好きなら、鮨屋でもワインですか」と問われれば、それはとんでもないことで、鮨は日本酒で決まり、である。

昨月は2度も鮨屋へ行きながら、小遣い帳は黒字だった。それはひとえに、月はじめの1週間をタイで過ごしていたからだ。航空券もホテルも、決済は何ヶ月も前に済んでいる。それらを除けば、タイでは日本にいるときよりよほどお金は使わない。

そうして夜はちょっとしたものを肴に白ワインを飲み、早々に寝る。


朝飯 「上島珈琲店」のクロックムッシュ、コーヒー
昼飯 「おむすび権米衛」の日替わり弁当
晩飯 生ハムのムース、トマトとレタスとマカロニのサラダ、パンパンに付けるためのあれこれ2種のチーズ“Chablis Billaud Simon 2014”

2016.11.14(月) 冬の暖かい夜の雨

20161114f妙にケチなところがあって、高い服を着ることができない。それを買う、あるいは仕立てるところまではできる。しかし、いざ着る段になると、汚れたりすり減ったりすることを恐れて着られなくなるのだ。長男の結婚式用のタキシードを別とすれば、2011年6月以降、僕は服を仕立てていない。

最も好きなアンコンジャケットは、ユニクロのそれだ。理由はズバリ、安いからだ。その、2着あるうちの1着を着て初更、乃木坂から外苑東通りを、青山通りを目指して歩いて行く。

雨が降っている。冬の暖かい夜に降る雨が好きだ。というよりも、その雨の中を歩くことが好きだ。空気は湿り気を帯び、あたりのすべてはキラキラと輝いて見える。

仲間うちの勉強会に出席をし、それが散じて後は、今度は外苑東通りを、六本木を目指して歩いて行く。

東京で好きな景色は、東は寛永寺陸橋、西は乃木坂のそれである。外苑東通りから乃木坂への階段を降り、今度は赤坂を目指して、そのダラダラ坂、というほどは傾斜のない道を、真っ直ぐに歩いて行く。


朝飯 4種のおむすびシジミと玉葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の海老天蕎麦とライスのセット
晩飯 「三政」のあれやこれや。紅茶ハイ。

2016.11.13(日) 楽しみ方はそれぞれ

20161113g今月の18、19、20日、つまり来週の金、土、日曜日に開かれる「日光そばまつり」のちらしが下野新聞にはさまれて届く。それに「第15回」という数字を見て「行政は隨分と頑張ってきたなぁ」と、ある種の感慨を覚える。この催しは、今年も多くの蕎麦好きを集めるだろう。

ところでこの「日光そばまつり」に市外、県外から来ようとする人には、入念な計画と準備が必要である。「蕎麦屋へ行くこと」と「日光そばまつりへ行くこと」は全然、違う。昼ごろ押っ取り刀で日光に来て「そばまつりの会場、どこですか」などと訊く人はまず、蕎麦にはありつけない。渋滞に阻まれて会場にたどり着けないのだ。

「日光そばまつり」で安楽に蕎麦を食べようとするなら、先ずは家で弁当を作るなり、コンビニエンスストアで求めるなりして朝食を用意する。そして早朝のうちにクルマを駐める場所を確保する。登山用のストーブなど暖を取る道具があれば更に良い。

会場は美しい赤松林の中にあり、あたりは冷涼な空気に満ちている。そういう環境の中で散策などしながら10時の開場を待つ。そして目指すブースをふたつみつと回って蕎麦を食べ、後は尻に帆かけて来た道を戻る。夕刻には自宅ちかくのスーパー銭湯でゆったり。これがベストのシナリオである。

とはいえこれは僕の考えることで、中には「渋滞に閉じ込められたクルマの中で同乗者と親密にしていたい」とか「行列に並ばないと遊んだ気がしない」という人もいる。楽しみ方はそれぞれだろう。「目的地にたどり着けない行楽が好き」という人がいるかどうかは知らない。


朝飯 納豆、ほうれん草のソテー、ベーコンエッグ、揚げ湯波と蕪の葉の炒め煮、じゃこ、たまり漬「刻みザクザクしょうが」、メシ、豆腐と若布と長葱の味噌汁
昼飯 朝飯のおかずを流用した弁当
晩飯 蕪のサラダトマトとベーコンとエリンギのスパゲティバームクーヘン“Chablis Billaud Simon 2014”

2016.11.12(土) 来年のカレンダー

20161112gふと気になって4階の、ここ3年ほどはあまり近づかない北西側の窓を開けてみる。きのう里に降った雨は、山では雪になったらしい。と、ここまで書いて「らしい」ということばは憶測に使うことがほとんどだけれど、今回のように、明確な事実を伝える際に用いてもおかしくないことを改めて知る

快晴の天気に誘われたか、今朝はお客様の出足が早い。ウチは始業前でも、お客様がお望みになれば商売をさせていただく。紅葉の時期は特に、道の混む前に山へ上がりたくなるのだ。

この季節にはまた、どういうわけか、1万円札でのお支払が増える。釣り銭の準備は、閑散期であれば、ほとんどひと月ほどもせずに済む。しかし今は両替のため、多いときは週に2度も銀行へ行く。それも多分、23日の勤労感謝の日を境に落ち着くだろう。そこから師走まの時間的距離は、僅々1週間である。

事務机左手のカレンダーに目を遣る。それからこれをおもむろに外し、来年のカレンダーを掛けてみる。そしてまた、今年のカレンダーに掛けかえる。大晦日までにすべきことは、数え切れないほど多い。


朝飯 スペイン風目玉焼き、油揚げの網焼き、ほうれん草のソテー、じゃこ、大根のぬか漬け、メシ、若布と揚げ湯波と玉葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の味噌ラーメン
晩飯 蕪のサラダ、揚げ湯波と蕪の葉の炒め煮、大根と胡瓜のぬか漬け、ブロッコリーのソテー、たまり漬「刻みザクザクしょうが」による豚の生姜焼き赤飯、芋焼酎「八幡」(お湯割り)、「久埜」の薯蕷饅頭、お茶

2016.11.11(金) 雨

20161111g「美しい夕焼けは好天の兆し、美しい朝焼けは雨の兆し」とはよく耳にすることだ。そしてきのうの朝から今朝にかけても、そのとおりになった。

2011年3月11日の大地震にともなう原子力発電所の事故直後から、ウチでは節電が一気に進んだ。というか、それまで電気を無定見に使いすぎていたのだ。開店の5分前まで、店の灯りはその一部しか点けない。しかし雨や雪の日は例外にて、早くから全灯のスイッチを入れてしまう。暗く寒々しい景色を、いくらかでも明るくしたいからだ。

その雨は、昼ごろに一度やみ、そして夕刻が近づくと、また降り始めた。いずれにしても、この週末は晴れるらしい。

このところ宇都宮のファミリーレストランで夕食を摂ることが続いたのは、5日前に初産をした嫁を病院に見舞い、初孫の顔を眺めるなどしていたことによる。その嫁と赤ん坊は本日、無事に退院をし、嫁の実家に移った。先ずはひと安心である。

そうして夜は家にいて、水餃子を肴に透明の酒を生で飲む。


朝飯 茄子の「辛ひしお」炒め、細切り人参の炒め煮、牛蒡のたまり漬(試作品)、三つ葉の卵とじ、納豆、揚げ湯波と小松菜の淡味炊き、じゃこ、メシ、若布と揚げ湯波と長葱の味噌汁
昼飯 カレーライス、らっきょうのたまり漬
晩飯 春雨サラダ水餃子「紅星」の「二鍋頭酒」(生)

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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