2024.2.12(月) セーター
きのうは21時前に寝に就いたにもかかわらず、今朝は6時直前まで眠ってしまった。実に9時間の睡眠である。もっともきのうの朝は朝とも言えない0時台に目を覚まし、以降はまったく眠らなかったから、そのツケが回ったのかも知れない。
日中、店にいながら暑さを感じてモンベルのU.L.サーマラップジャケットを脱ぐ。下に着ているのはパタゴニアのフリースのセーターだ。先週の金曜日に神田のパタゴニアで最新のセーターを試着しながら「これ、すごいでしょ」と、店のオネーサンに見せた代物である。
「その年に買ったうちの最上のひと品」というものがある。パタゴニアのフリースのセーターは、十数年前に手に入れた「その年に買ったうちの最上のひと品」だった。それが今では伸びきって、袖は折り返さなければならないほどになっている。
セーターは週に1度、着替える。来週の月曜日に最新型をおろせば、いま着ているこれはゴミ箱へ行くことになる。惜しい気もする。いまだ着ようと思えば着られる。しかしそれをすると服は増えるばかりだから、思い切りも必要なのだ。
東京では北風が南風に変わったという。セーターは僕にとっては「仕方なしに着るもの」だ。はやく半袖のシャツ1枚で過ごせる季節になって欲しいと思う。
朝飯 牛肉と椎茸のすき焼き風、大根おろしを添えた玉子焼き、人参とピーマンの炒りつけ、納豆、大根と胡瓜と白菜の浅漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、白菜と油揚げの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 かまぼこ、白菜と人参の浅漬け、鶏と豆腐の鍋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「久埜」の草餅、Old Parr(生)
2024.2.11(日) 居ても立っても
タイは「微笑みの国」などと呼ばれているものの、すべてに気楽なわけではない。実は厳密な階級社会だ。属する階級を端的に表すのは服装。「ニューヨークでは、できるだけ良い服を着るべし」と植草甚一は書いた。当てはまるのはニューヨーだけではないのだ。
昨年4月のタイ行きでは片山酒造の「初代久太郎」と「粕華」のそれぞれ四合瓶を1本ずつ持つ必要があった。これをリモアの軽さに特化したサルサエアーキャビンSに納めるため、生まれて初めて衣類圧縮袋というものを買った。
冒頭のことがあるからタイでは襟の付いたシャツを常用してきた。しかし手に入れた圧縮袋は上から見れば週刊誌ほどの大きさで、ここに9泊分の衣類を納めるには無理があった。よってシャツは仕方なくTシャツとした。しかし次のタイ行きでは、シャツは以前に戻って襟付きにしたい。
そういう次第にておなじ圧縮袋をもうひとつ購うべく、ウェブショップの購入履歴を検索してみた。するとそのいちばん上には昨年末にamazonに注文した本が現れた。それはよいとして、僕はその本を手に取った記憶がない。ウェブ上の記録は出荷済みになっている。
そうなると居ても立ってもいられない。本は棚に著者別に並べてあるからその場所へ行ってもそれは見あたらない。更に考えてみれば、その本の冒頭は案に反して固い内容だった、ということが思い出された。ということは、本は届いていた、ということになる。
以降は圧縮袋どころではなくなった。そうして1冊の本を探して自宅と事務室のあいだを行ったり来たりする。
朝飯 スクランブルドエッグとベーコンのソテーと生のトマトと茹でたブロッコリー、なめこのたまり炊、納豆、牛肉と椎茸のすき焼き風、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 SMIRNOFF VODKA(ソーダ割り)、人参とピーマンの炒りつけ、菠薐草の胡麻和え、2種のかまぼこ、豚ヒレ肉とシメジのソテー、のどぐろの干物、大根と胡瓜と白菜の浅漬け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2024.2.10(土) ご予約のうけたまわり
夜の明ける前にメーラーを回す。ぐるなびから「汁飯香の店 隠居うわさわ」への予約がいくつも入っている。予約は電話をはじめ様々なかたちでいただく。きのう僕は会社を留守にした。そのようなことからいくつかの鍵を外しつつ事務室まで降り、ホワイトボードに磁石で留めた予約表を外す。そしてそれを手に4階の食堂へ戻り、その表とつき合わせつつ、きのうの閉店後から今朝までにいただいた予約を確定させる。
ぐるなびなど、インターネットを経由したご予約にはかならず文字によるご返事をお送りする。庭の見える席をお望みになったお客様の来店日は来月31日。そこで「気象庁 2024年3月 予報」と検索エンジンに入れてみる。現れたページを一読すれば案の定、昨年よりも気温は高そうだ。当該のお客様には、朝食に加えて桜もお楽しみいただけるだろう。
隠居係のタカハシリツコさんによれば、冬休み中の庭には鳥が増え、庭のそこここに繁る南天の実は食べ尽くされたという。その赤い実も3月2日を初日としてお客様がいらっしゃるようになれば、徐々に元に戻るのではないか。
休み明けの軸は河井寛次郎の「喜者開扉」と、今から決めている。床脇は昨年以来の文殊菩薩で、しばらくは行くつもりでいる。
朝飯 茹でたブロッコリーと生のトマト、筑前煮、納豆、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトのサラダ、鶏のクリーム煮、2種のパン、チーズ、Chablis Billaud Simon 2018
2024.2.9(金) 歩行
07:45 東武鉄道けごん10号が下今市を発車。
09:19 けごん10号が北千住に着。
10:12 西武池袋線練馬着
10:25 「ねりま漬物物産展」の会場にて自由学園の後輩かつ練馬漬物事業組合のオザワユーキ君と数十年ぶりに邂逅。初日の開場直後にもかかわらず大変な賑わいように驚く。中には長いままの沢庵を10本も買っている人がいる。
11:25 神田すずき皮膚科の受付に診察券と保険証を提出。待合室には10名の患者。
12:27 診察を完了
12:42 メトロファーマシー神田にて薬を受け取る。
13:15 昼食
14:22 パタゴニア東京神田にてR1エアクルーを試着し、灰色2着を購入の上、発送を頼む。届いたら即、着古している現在のセーターは捨てることとする。
14:40 靖国通り沿いの古書店でTERENCE CONRANの”KITCHEN”を立ち見する。コンラン卿のこの手の写真集では”small spaces”が興味深い。
15:05 徒歩にて竹橋に至る。
15:12 東京国立近代美術館で開催中の「中平卓馬 火―氾濫」を観る。中平の写真の周辺には言葉が多い。言葉など、評論家に任せておけばよいではないか。
17:16 神保町の石井スポーツ登山本店にてあれこれの調査。僕のような荷物ぎらいにとって、外へ出るときの道具は登山用具が一番、というところがある。
17:48 松翁にて飲酒活動を開始。
19:14 猿楽町の女坂を上って御茶ノ水に至る。
20:13 東武鉄道リバティけごん49号が北千住を発車。
21:43 リバティけごん49号が下今市に着。
21:52 帰宅
朝飯 茹でたブロッコリーと生のトマト、牛肉と椎茸のすき焼き風、筑前煮、炒り豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布と揚げ玉の味噌汁
昼飯 「ドトール」のミラノサンド カマンベール&海老グラタン、コーヒー
晩飯 「松翁」のお通しあれこれ、穴子の煮こごり、菜の花の辛子和え、ざる蕎麦、黒龍(冷や)
2024.2.8(木) そのころの桜
雪の翌日つまりきのうは晴れたももの、午後はどんよりと曇り、雪のちらつくこともあった。しかし今日からは、しばらく快晴が続くのではないか。雪は綺麗な地下水の元になるから、これを厭うわけではない。降るなら山にだけ降って欲しいと思うだけである。
いまだ午前の早いころ、大豆「里のほほえみ」が上都賀農業協同組合日光中央支店から届く。これに、日光の八木澤ファームの棚田のコシヒカリによる麹に塩を加えて仕込めば、すなわち「日光味噌梅太郎」になる。仕込んで後は常温に置き、お盆が過ぎればうたて返しができるだろう。
15時にふと事務机左手のカレンダーに目を遣ると「15:50 神社」と書き込みがある。「見過ごさなくて良かった」とばかりに4階へ上がる。素肌に白いシャツを着てネクタイを締める。その上にツイードの上着を重ねる。胸元はシャツ1枚だから、オフクロがエアフランスの機内からもらってきた毛布をマフラーにする。
総鎮守瀧尾神社の参道に、雪は跡形も無かった。1年のお祭りを取り仕切る当番町の、小倉一二丁目から東町への引継ぎ式は16時に始まった。責任役員の僕は、宮司に続いて挨拶をした。式は20分ほどで無事に完了した。2ヶ月もすれば、春の大祭が催行される。桜は散り始めているに違いない。
朝飯 菠薐草のおひたし、きのうの鯛の残り、筑前煮、目玉焼き、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、椎茸と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 菠薐草の胡麻和え、牛肉と椎茸のすき焼き風、大根おろしを添えた鰤の塩焼き、すぐき、大学芋、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)
2024.2.7(水) 冬の温泉
きのう火曜日は、日光や鬼怒川のホテルや物産店への配達日だった。しかし雪のため、配達が困難なお得意様には事務係が電話で在庫の状況を伺い、可能であれば配達を遅らせていただく旨をお願いした経緯があった。
当該のお得意様には本日午前、製造係のイトーカズナリ君が味噌を届けてくれた。訊けば国道の雪はほとんどど片付き、その先の狭い急坂も、雪かきが行き届いていたとのことだった。
雪は、先ず予報が出たところで人の行動意欲を削ぐ。雪の当日はもちろん、人は外出を避ける。翌日は晴れてもいまだ足元は良くないから、人は多く家の中にいる。つまり雪がそれほど日常的でないところに雪が降ると、その前後も含めて3日間は、街は静かになる。
本日最後のお客様は、中国からの旅の方だった。レンタカーでいらっしゃった3名様は、らっきょうのたまり漬をお選びになって後にフリーズドライ味噌汁”with LOVE”に目を留められた。そして2食をお買い上げの上、試食をお望みになった。
僕は即、その2袋を給茶器のちかくに運び、中味を紙コップで受け、そこに熱湯を注いだ。そのコップを彼らに手渡しつつ、コップはお椀よりはお湯の量が少ないから、すこし濃いめの味になるとご説明をした。
結局のところ、その3名様は20食をお買い上げになり、鬼怒川温泉へと向かわれた。温泉は冬に限るとまでは言わないものの、冬の温泉は特によろしいと、僕などは感じる。
朝飯 玉子焼き、牛蒡と人参のきんぴら、納豆、茹でたブロッコリー、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトとレタスの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 2種の蒲鉾、筑前煮、菜花のおひたし、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、鯛の煮付け、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、「紫野和久傳」の「果椒」、Old Parr(生)
2024.2.6(火) 雪かき
今朝の雪かきについてはきのうの夕刻に、会社の電子会議室に通達を上げておいた。そのせいかどうかは不明ながら、包装主任のヤマダカオリさんに続いて製造部長のマキシマトモカズ君も定時の30分以上前に出社をして、雪かきを始めた。
8時からの朝礼にて、目の前に仕事のある社員はそれをこなしてから雪かき、それ以外の社員はみな雪かき、ということを決める。登園や登校の時間を遅らせるよう幼稚園、保育園、小学校から沙汰のあった社員は遅れて出社をし、彼らもまた雪かきに加わった。その間、家内は電話番、僕は店番をした。
社員が精を出してくれたお陰で、お客様用の駐車場と周辺の歩道の雪かきは、10時15分にあらかた片付いた。以降、すこし遠いところの歩道は次男が、ヤマト運輸がトラックを着ける裏門の周辺は、嫁のモモ君が雪をかいてくれた。
今月1日から日本橋高島屋地下1階で催されている「老舗の人気店特集」の、今日は最終日。その現場へ向けてきのう出荷した商品は、羽田の中継所で止まったまま、遂に届かなかった。短期決戦の危機管理には、なかなか難しいものがある。
夕食はコロッケとのことだったため、白ワインを飲むつもりでいた。ところが食堂のテーブルには染付の皿にカマボコがある。「コロッケは洋食でしょ」と訊くと「コロッケは和食でしょ」と家内は言う。「日本のメシってのは面白れぇなぁ」と思う。
朝飯 鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、ベーコンとブロッコリーのソテーを添えたスクランブルドエッグ、小松菜のおひたし、炒り豆腐、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 2種の蒲鉾、牛蒡と人参のきんぴら、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、刻みキャベツとトマトとブロッコリーを添えたコロッケ、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、チョコレート
2024.2.5(月) 汁飯香
上澤梅太郎商店が運営する朝食の専門店「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様には、食後に感想を書いていただく。それをデータベースとしてコンピュータに入力するのは僕の仕事だ。昨年12月から冬休みを戴いていた同店は、来る3月から営業を再開する。そのお知らせのお送り先を先月、取りあえず抽出した。
ご家族4名でご来店になり、4名様すべてが感想を書いてくださった場合には、お知らせのお送り先は代表の1名様に絞る。それでも2020年3月の開業以来のお客様は数千名に及んだ。それを長男に伝えたところ、それだけの通信費は出せないと言う。よって今度は直近1年間のお客様に限って選んでみた。今度は長男も、その数字に納得をした。
「お知らせのお送り先を特定するなら、より良いと考えられる方法がある」と別の方面から意見をいただいたのは、それから数日を経たころだった。「なるほど」と僕は得心をして、もう一度コンピュータに向かった。そうして選び出したお客様へのハガキは今朝、郵便局に持参をして、料金別納にて預けた。
「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお膳にはこれまで、もっとも簡素な「汁飯香」、一汁三菜の「上澤の朝食」、その上の「一汁七菜膳」と、いわば梅竹松の3種があった。それを3月からは「汁飯香」のみとし、必要とされるお客様には別途、定番のおかずや季節のおかずをご用意することとした。
3日後、4日後の反響が楽しみでならない。
朝飯 玉子の油揚げ包み、納豆、炒り豆腐、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 トマトとレタスとベビーリーフのサラダ、2種のパン、ビーフシチュー、チーズ、いちご、CLOS DU MAROUIS 1986
2024.2.4(日) 協力
大型バス2台、総勢56名のお客様が12時30分から13時のあいだにいらっしゃるご予約は、先月末に承っていた。本日の出勤は、製造現場と隠居を除けば販売係が2名に事務係が2名。店が混み合うときには最低でも3名は欲しい。しかし当該の時間帯には、販売係と事務係のうち各々1名は昼食のため不在になる。とすれば残る事務係ひとりに助けを求めても接客に当たれるのは僕も含めて3名。それは良いとして、無人の事務室に電話がかかったらどうするか。
「そのときはそのとき」と考えていたものの、昼食はバスのお客様を送り出してから摂ることと、全員が昼食の時間をずらしてくれた。
56名のお客様は、お話をうかがって初めて知ったことだが、以前もいらっしゃってくださった方々だった。とても有り難い。そして販売係に事務係も加わった人員にて、接客と販売は無事に完了した。
15時すぎに道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ検品に出かけると、一部に売り切れが発生していた。即、製造現場に電話を入れて、すぐにそれを作るよう頼む。日光への観光客は、1月にくらべて増えているのだろうか。
開店の直前になって、隠居係のタカハシリツコさんが店の駐車場に融雪剤を撒いてくれる。明日の午後から明後日の午前にかけては、首都圏をはじめ広い範囲に雪の予報が出ている。「不要不急の外出は控えよ」と呼びかけるウェブニュースもあって、驚きを隠せない。「不要不急」の四字熟語は新型コロナウイルスの出現以来、世間に広まったような気がするけれど、どうだろう。
「出かけたければ、出かけりゃ良いじゃねぇか」と思う。「ノーマルタイヤで華厳の滝まで行けますか」などとお訊き下さるお客様には、流石に思いとどまるよう助言はさせていただくけれど。
朝飯 鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、ベーコンとブロッコリーのソテーを添えた玉子焼き、菠薐草のおひたし、炒り豆腐、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、寿司其の一、寿司其の二、「渡邊佐平商店」の「日光譽雄町純米吟醸」(燗)、「紫野和久傳」の「西湖」
2024.2.3(土) 節分
朝、歩道を掃除しながら、ふと気づくと箒の先に赤く長い毛が絡みついていた。咄嗟に頭に浮かんだのは「赫い髪の女」だった。中上健次原作、神代辰巳監督、宮下順子主演のその映画を観たことはない。ただしポスターには、池袋だったか浅草だったかで、しげしげと見入った記憶がある。「赫」という文字が印象的だった。
「赫」の文字が思い出させるもうひとつは野坂昭如による「赫奕たる逆光」で、こちらは読んだ。僕は本の内容は読むそばから忘れるから、家の本棚に見つかれば、また読んでみたい気もする。
事務机の電子卓上計算機に「10:00 二宮神社」と赤いフェルトペンで記したポストイットを貼りつけておいたにもかかわらず、実際に出かけられたのは14時30分を過ぎてからだった。豆と神饌とお守りを受け取り、会社に戻ってそれらを神棚に上げる。豆まきはきのう孫がしてくれたため、今日の豆は初午のしもつかりに使うつもりである。
夜はあれこれにより飲みさしのワイン2本を干して、早々に寝室に入る。
朝飯 鮭の「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」漬け焼き、油揚げの玉子包みと小松菜の炊き合わせ、炒り豆腐、納豆、白菜漬け、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬。メシ、若布と椎茸と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ポテトサラダ、パン其の一、パン其の二、ビーフシチュー、Chablis Billaud Simon 2018、CLOS DU MAROUIS 1986