2024.7.6(土) 夏葱
新型コロナウイルスの蔓延により、2020年の春を境として、全国的に移動がままならなくなった。そのようなときに考えたのが「味噌汁セット」だ。上澤梅太郎商店の味噌やたまり漬をはじめ、日光産のお米、野菜、湯波などにより「せめてご自宅で日光・鬼怒川を味わっていただければ…」という願いが、この詰め合わせには込められている。
新型コロナウイルスが5類感染症に移行した今でも、このセットはお承りを続けている。そして今日もひとつ出荷が控えていることは、おとといのうちに事務係のツブクユキさんから伝えられていた。
その野菜を道の駅「日光街道ニコニコ本陣」が開店した直後の9時に手に入れる。今朝は珍しくズッキーニの出品が無かった。よって朝どれの胡瓜、トマトに加えて夏の葱も買い物カゴに入れ、いちどキャッシュレジスターに通した後で、葱については自分でも一把を買う。
葱の泥は農家の人により落とされていたものの、自宅へ戻っていまいちど水洗いをする。そしてザルに上げ、しばしその青さを眺める。夏の葱は、油で炒めて食べるのが最上かも知れない。
朝飯 トマトサラダ、焼きおむすび、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、若布と大根の味噌汁
昼飯 夏葱のつゆによる素麺
晩飯 「魚登久」の胆焼き、鰻重、「片山酒造」の酒粕焼酎「粕華」(生)
2024.7.5(金) 夏の庭
午前、厨房で仕込み中の家内に伝えることがあって、隠居の柴折り戸を押す。そこから一歩を踏み出したとたん、夏の庭の心地よさに陶然となって、勝手口ではなく、玄関の方に回り込んで、しばし立ちつくす。「汁飯香の店 隠居うわさわ」は朝食の専門店。午前の日の当たる南東の側には、既にして葦簀が立てかけられていた。
きのうの日記に書いたように、これから10日ほどのあいだの釣銭を確保するため銀行へ行く。5千円札を140枚、千円札は800枚を必要とする旨の申込用紙を確かめた女子行員は、1,000札の新券は10枚しか用意できない旨を説明した。釣銭であれば、これを欠かすわけにはいかない。残りの790枚は並券でも構わないことを伝えて一旦、銀行を去る。
店内にはお客様がお休みになる場所、およびキャッシュレジスターの真上に空気調整器がある。2台は現在、冷房に設定をされている。キャッシュレジスターの前に出ると、頭上から吹き下ろす風の温度はいささか低すぎ、勢いは強すぎる。しかし店の全体を冷やすには、それくらいの設定が必要なのだろう。寒さを感じるたび僕は外へ出て、今年最高とテレビのニュースが朝から騒ぎ立てている気温の中でひと息をつく。
午後、銀行から引き取ってきた釣銭には、北里柴三郎の千円札10枚が含まれていた。新券の不足は、しばらく続くと思われる。並券はまともなもののみをより分け、それを釣銭として使おうと考えている。
朝飯 トマトサラダ、ピーマンのソテー、「なめこのたまり炊」のなめこおろし、納豆、ほぐし塩鮭、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「こつぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 きのうの天ぷらを具にした素麺
晩飯 じゃがいもと夏野菜とウインナーソーセージのソテー、パン、チーズ、Chablis Billaud Simon 2018
2024.7.4(木) 新しい紙幣
新しい紙幣が発行されるとのことで、テレビのニュースがかしましい。現在の紙幣にある肖像は、1万円札が福澤諭吉。これは1万円を「1ユキチ」などと書く例がインターネット上に散見されることもあって、忘れることはない。ところが5千円札になると、もう思い出せない。千円札は夏目漱石。
「さて、5千円札の肖像は誰だっただろう」と検索エンジンに当たると、1984年に発行されたものは新渡戸稲造、2004年に発行されたものは樋口一葉と出た。貧困と病苦の中で亡くなった樋口一葉が紙幣の肖像とは「皮肉もここに極まれり」で、僕としては気の毒でならない。そして現在の千円札は「新聞屋が商売ならば、大学屋も商売」の先生ではなく野口英世だった。
商売をし、毎日店に立っている僕の、紙幣を目にする、手にする頻度は、一般の人の数十倍だろう。その僕にしても、上記の通り、各々の紙幣の肖像は曖昧である。僕の注意力が散漫なのか、あるいは誰しも同じようなものなのかは知らない。
さて釣り銭用の金庫の中味がそろそろ減ってきた。明日には銀行へ、両替に行く必要がある。地方の銀行であれば、新しい紙幣は、いまだ届いていないのではないか。そして新しい紙幣にある肖像も、いずれは記憶の中で誰が誰やら分からなくなってしまうのだ、多分。
朝飯 トマトサラダ、春雨と木耳とキャベツの炒め、茄子と夏野菜の香辛料炒め、鶏挽き肉の餡かけ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 揚げ湯波のつゆの素麺
晩飯 「なめこのたまり炊」のなめこおろし、天ぷら其の一、天ぷら其の二、盛り蕎麦、「朝日酒造」の「久保田百壽」(冷や)、どら焼き、Old Parr(生)
2024.7.3(水) 御礼メール
早朝にすることのひとつは、きのうの閉店時から今朝までのメールの確認である。「汁飯香の店 隠居うわさわ」に、手書きでは処理したくない数のご予約が入っている。手違いがあってはいけないため、コンピュータを手提げに入れて事務室へ降りる。そして20分ほどのあいだに個々のご予約の紙への出力と、それぞれのお客様への御礼メールの送付を行う。
「ぐるなび」の予約システムには「リクエスト予約」と「即予約」のふたつの方法がある。「リクエスト予約」はお客様が空席の有無を問い、当方がそのご予約を「確定」させる。一方「即予約」は、お客様みずからが空席を押さえる形になる。
「リクエスト予約」をお受けして「確定」ボタンをクリックすれば、そのことはお客様に通知をされる。「即予約」に至っては、当方はなにもしなくても、お客様には席が確保できた旨が知らされる。しかし僕は加えて逐一、御礼メールをお送りする。それはなぜか。
列車の指定席は、スマートフォンのアプリケーションにより確保する。海外のLCCはコンピュータで席を確保し、その情報をスマートフォンに転送する他、スマートフォンに支障が生じたときに備えて搭乗券は紙に出力をしておく。相手が鉄道会社や航空会社の場合、当方の端末と列車や飛行機の席は確実に紐付けされている、という確信が「なぜか」自分の中には発生する。
料理屋の席もおなじく、スマートフォンやコンピュータで予約する。しかし相手が料理屋という個人店の場合には、先方の肉声や、先方がキーボードを打ってのメールが届かないことには、何とはなしの不安を覚えてしまう。それゆえ、僕は「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約にはかならず御礼メールをお送りするのだ。
7月7日の日曜日は、既にして満席をいただいている。次の14日の日曜日も、満席に近づいている。「汁飯香の店 隠居うわさわ」へいらっしゃろうとされているお客様は、お忘れなくご予約ください。どうぞよろしく、お願い申し上げます。
朝飯 グリーンアスパラガスのソテーと目玉焼き、揚げ湯波の煮付けを薬味にした納豆、揚げだし茄子、ミズの甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ズッキーニと若布の味噌汁
昼飯 納豆のつゆの素麺
晩飯 「ジョニーズカフェ」のお通しのフォカッチャ、おつまみの盛り合わせ、生ハムとブーダンノワールのクロスティーニ、スパゲティカルボナーラ、フォンダンショコラ、BEEFEATER(ソーダ割り)、カラフの赤ワイン
2024.7.2(火) インパチェンス
梅雨どきにもかかわらず、素晴らしい天気だ。しかし時刻は5時を過ぎてしまっている。晴れた日の夜と朝のあいだの空を愛でるには、早く寝るに限る。20時台の就寝を目指すこととしよう。
犬走りに飾る花が、きのうから変わった。昨年は真夏の強い日差しにも耐えるというサンパチェンスを置いたものの、その日の夕刻には萎れた。以降は2ヶ月ほどのあいだ毎日、閉店時には鉢をバケツの水に漬け込み、開店時にはバケツから引き上げて架台に載せることを繰り返した。大変な手間だった。よって今年はそのサンパチェンスの原種ともいえるニューギニアインパチェンスを花屋の花一さんは届けてくれた。
上澤梅太郎商店の店舗は南東に面して終日、日当たりが良く、更に石畳が日照による熱を溜め込んで、下から鉢を炙る。そういう次第にて、今回は鉢を庇の奥に引き込み、水は朝に加えて閉店時にも遣り、すると鉢の底からは溢れた水が垂れるため、鉢は店内に仕舞わず、夜も外へ出し放つこととした。さてその首尾は、どのようなものになるだろう。
今年の関東地方の梅雨明けは、7月中旬と予想されている。梅雨入りが遅かったせいか「そんなに早く上がるのか」というのが実感だ。とすれば、今年の夏は長くなるのだろうか。夏の好きな僕にとっては、嬉しい限りである。
朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、揚げだし茄子、納豆、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 レタスと万能葱のサラダ、韮のチジミと牛肉の鉄板焼き、モロッコインゲンのバター焼き、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)
2024.7.1(月) タネ時間
会社、個人にかかわらず、経済活動をして利益を積み上げていくためには資本金、つまり種銭が必要になる。今朝は、時間を作るに際しても、先ずは種時間とでも呼ぶべきものの必要なことを実感した。時間に余裕が無いと、逆に無駄な時間を費やすことになり、すると更に時間のやりくりが苦しくなるのだ。当たり前といえば当たり前のことだが、面白い発見だった。
それはさておき今朝はまた、コンピュータの回線がルーターまでは繋がるものの、インターネットには到達できない、という事象が発生した。それを長男に告げると即、長男は外注SEのシバタサトシさんにメッセンジャーを飛ばした。
シバタさんは有り難いことに、開店前に駆けつけてくれた。疑うべきは光回線の不調、あるいは近隣での工事と考えてシバタさんは情報を集めるも、そのような事実は見つからない。そのうち今日が7月1日であるところから、インターネットに関する何かの契約が、6月30日で終了してしまったのではないか、というところに推理は落ち着いた。
取りあえずは応急処置として、僕のiPhoneで、事務室と店舗のすべてのコンピュータとエアレジをインターネットに繋ぐ。プロバイダのOCNが顧客との対応を始めるのは10時からとのことで、シバタさんは一旦、自社に戻った。
結論から言えば、インターネットの回線は昼ごろに復旧した。「汁飯香の店 隠居うわさわ」に繋がる別の回線は、明日以降に復旧させることとした。何かと忙しい1日だった。明日は落ち着いて仕事ができるだろうか。
朝飯 揚げだし茄子、生玉子、納豆、大根おろし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 素麺
晩飯 揚げだし茄子、ミズの甘辛煮、豆腐のステーキ、胡瓜のぬか漬け、「福禄寿酒造」の「一白水成」(冷や)
2024.6.30(日) 麺つゆの作成
美味いものを味わおうとすれば、手間ひまをかけることを避けては通れない。
たまり漬の「刻みザクザクしょうが」と同「おにおろしにんにく」を使ったステーキソースを作るときとおなじく、麺つゆを作るに際しても、その手間ひまを前にして、いささかひるむ気持ちが起きる。しかし冒頭に戻れば、それを乗り越えないと、美味いものにはありつけない。乗り越えさえすれば、それからしばらくは、のうのうと美味い味が楽しめるのだ。
1リットルの水に干し椎茸25グラムと昆布6グラムを沈めておくことは、きのうの夕刻にしておいた。以下は今朝の手順。
1.上記のだしから干し椎茸と昆布を引き上げる。ひと晩を置いて柔らかくなった椎茸は、石づきの下端を切り落としてザルに上げておく。
2.その鍋のだしを沸騰させ、保温の状態にして、血合いの入った厚削りの鰹節60グラムと宗田節20グラムを投入する。そして5分間を置く。
3.その鍋にフタをして1分間を置き、鰹節を引き上げる。昨夜の1リットルは、ここまでの行程で700ccになっている。
4.みりん100ccを投入。
5.かえし250ccを投入。
6.きび砂糖大さじ4杯を投入してよく混ぜる。
7.石づきの下端を切り落とした椎茸を鍋に戻す。
8.常温まで冷めたら専用の容器に入れて冷蔵庫に保管する。
今朝の1,050ccの麺つゆは、どれほどのあいだ保ってくれるだろう。ひと夏分の原材料は、確保済みである。
朝飯 茄子の揚げびたし、大根おろし、生玉子、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の冷やしたぬき蕎麦(大盛り)
晩飯 モロッコインゲンのバターソテーを添えた鶏のトマト煮、3種のパン、Chablis Billaud Simon 2018
2024.6.29(土) いつの間に
「よく眠れた」という気持ちの良さと共に目を覚ます。時刻は5時30分だった。しばらく横になったままでいたものの、ふと気になって、東武線の下り特急を調べてみる。浅草6時30分発の空席は残りわずか。以降は9時30分発まで満席になっている。一瞬、愕然とする。気を取り直して洗面を済ませ、服を着る。そして外へ飛び出す。
浅草6時30分の下り特急リバティには、残り数分のところで間に合った。最近の東武日光線はすぐに満席になるから油断がならない。8時13分に下今市に着くと、空は晴れて、気温はきのうの東京より高かった。「やっぱりこうでなくちゃな」と、せいせいとした気分で会社に戻る。
午前に個人の支払いが発生して、事務机の引き出しから財布を取り出す。紙幣はことごとく湿っている。きのうの雨は、それほどひどいものだった。
駐車場の紅葉の根本に桔梗がたくさん咲いている。「さて、いつの間に」と、すこし驚く。ほとんど手入れをしない場所には季節の移り変わりが、より強く反映されるのかも知れない。
夜は家内と外へ出て、焼酎のソーダ割りを心ゆくまで飲む。
朝飯 道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の「ニコニコむすび」
昼飯 にゅうめん
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリのからし和え、ピータン、油淋鶏、あんかけ焼きそば、麦焼酎「二階堂」(ソーダ割り)、家に帰ってからのシュークリーム、Old Parr(生)
2024.6.28(金) きわめて満足をして
「雨が大変ですね」と販売係のカワカミナオさんに声をかけられたときには、ただの挨拶と解釈をして「そうだねー」と相槌を打った。ところが銀座線の構内から地上に出ると、雨は到底、梅雨のものとは思われず、まるで台風のときのそれのように、風を伴って地面に吹きつけていた。
より小さく軽い道具が現れれば、元の道具には戻れない。mont-bellの傘がその典型で、長く愛用したものから新しく出た最軽量のものに替えると、そればかりを持つようになった。最軽量だけあって骨は細く、広げた面積は小さく、生地も薄い。ウインドブレーカーは持っているものの、それは畳まれ、他の衣類と共にスタッフバッグに納められて、更にトートバッグの中にあるから、路上で取り出して羽織るわけにもいかない。6丁目までの数百メートルを歩くあいだにTシャツの肩から袖にかけて、またズボンの膝から下も濡れてしまった。
玉川奈々福の「浪花節で三十年記念の会」の会場はギンザシックス地下3階の観世能楽堂。開場の17時30分までは、きのうとおなじく6階のフードコートでアイスクリームを食べつつ本を読む。
「團十郎と亀甲縞」などの演目を聴いて、20時15分に会はお開き。現在の浪曲界の第一人者は玉川奈々福、二番手は弟弟子の玉川太福と僕は考えるけれど、どうだろう。
今度はぬかりなく、Tシャツにウインドブレーカーを重ねてギンザシックスの裏口から外へ出る。雨はいまだに降り続いている。ひとつ裏の通りに出て西へ歩く。予約が難しい店も、一順目の客の帰るころにフラリと顔を出せば、カウンターに席を作ってくれた。そうして2、3の肴で白ワイン1本を飲み、きわめて満足をして、ふたたび雨の街へと出て行く。
朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、コーンドビーフとズッキーニのソテー、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、ズッキーニの味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の新しょうが弁当
晩飯 “Bistro Le Nougat”のオリーブ、ウフ・マヨネーズ、パン、カーン風トリップのトマト煮込み、ムスカデ
2024.6.27(木) 伊豆治療紀行(26回目の2日目)
「伊豆高原痛みの専門整体院」から1,000メートルの下り坂と100メートルの上り坂をこなすと、そこが城ヶ崎海岸の駅である。最後の上り坂に差しかかったところで11:05発の上り列車の近づく音が聞こえてくる。そこから走ったとしても間に合うはずはない。次の上りは45分後の11:50発。とはいえその待ち時間は、それほど苦でもない。城ヶ崎海岸の駅は大きなログハウスで、待合室には小さな本棚がある。その棚を物色するうち時間は意外と早く過ぎるのだ。
本は、最初こそ伊豆高原鉄道が置いたものだろう。しかしその後は駅の利用者が借りたり、あるいは不要の本を持ち寄ったりしているらしく、その内容はすこしずつ変わる。数ヶ月ほども間を置くと、ほとんどの本が入れ代わっている。司馬遼太郎の「殉死」はこの本棚で知り、帰宅してから購入して読んだ。そして今日は、むかし買おうとして買わずにいた素樹文生の「上海の西、デリーの東」の「バンコク94年3月25日」、「パンガン島のオーストラリア人」、「雨の森の奥深く」の3部からなるタイ編の34ページを45分のあいだに読み、しかしすべてのページを読みたかったから、結局はそれをトートバッグに入れた。
午後より新橋の大衆床屋で散髪をし、日本橋の丸善で時計のベルトの交換を頼む。係によれば、ベルトを取り付けるラグの変形を修正しないと新しいベルトは入らないという。よって時計は預けて、後日、受け取りに来ることとする。
空いた時間を調整するため、ギンザシックス6階のフードコートへ行く。ここでは同級生ウエキコータ君の会社のアイスクリームが食べられる。それを口へ運びつつ本を読むのが好きなのだ。ついでに地下3階の観世能楽堂へ降り、明日の玉川奈々福の公演の、終わりの時間を窓口で訊く。
家内と落ち合って夕食の後は、浅草19:19発の下り特急に乗り、21時すぎに帰宅をする。
朝飯 「亀の井ホテル伊豆高原」の朝のブッフェ其の一、其の二
晩飯 「鳥ぎん本店」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「沢の鶴」の「本醸造生酒」(冷や)、サッポロ生ビール