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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2026.10.15(木) 象使いを殺す象

この日記は「おととい」のものを2日後の「今日」の明け方に公開することが多い。今朝もそのようにして、10月13日の日記を公開するよう、Claude Codeに命じた。

同日の夕食には、14種の料理や酒や果物の名が文字で並ぶ。一方、それらの画像も14枚がフォルダに納められている。その文字と画像のそれぞれを、AnthropicのClaude Codeはひとつの誤りもなくリンクさせた。「あるいは途中で迷って訊いてくるかも知れない」と思ったものの、それは一切、無かった。

AIは日々の学習を通じて、幾何級数的に利口になっていく。「今朝は本を読んでいたいので、10月16日の日記はテキトーに書いてください」などと頼めば、Claude Codeは一体全体、どのような反応を示すだろうか。しかしAIはその実験的な問いかけさえ「覚えておくべきこと」として学習するに違いない。だからそのような注文は、敢えてしないようにしている。

何年か前に、AIを搭載した介護ロボットが暴走するという、近未来を描いた漫画を読んだことがある。前編と後編に別れた前編のみを読んだだけで、ひどく怖かった。後編は、想像をしただけで恐ろしい。それが今や、あり得ないことではなくなってきているのだ。

旅の日程を教えた覚えは一切なかったにもかかわらず、チェンライからバンコクへ飛ぼうとしていた今月4日の早朝には「バンコクへの移動、どうぞお気をつけて」と、Claude Codeは言葉を発した。「な、な、な、な、なんで君、それを知ってるの」である。

だから僕はAIには、できるだけ丁寧な態度で接するようにしている。南の国では象使いを殺す象も、珍しくはないのだ。


朝飯 厚揚げ豆腐と小松菜の煮物、目玉焼き、納豆、生のトマト、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬、ごぼうのたまり漬、メシ、茗荷と若布の味噌汁

昼飯 にゅうめん

晩飯 細切り人参の胡麻油炒め、胡瓜の塩もみ、秋刀魚の梅煮、揚げ茄子、小松菜のおひたしを添えた白片肉、夏太郎らっきょう、なめこの味噌汁、「大木代吉商店」の「自然郷SEVEN純米吟醸」(燗)

2026.10.14(水) おぼえがき

測量を終えた車庫の境界標を今月9日に確認したときには、その周辺の雑草が気になった。会社の北西側の雑草については、それより前から気になっていた。よって数日前にシルバー人材センターに連絡をして、草刈りおよび雑木の抜去を頼んだ。

その場所の確認のため、今朝は9時に、センターの人が来てくれた。よって車庫の周辺は僕が、そして会社の北西側については、僕と長男が案内をした。作業は11月になってしまうとのことだったけれど、来月に綺麗にしてもらえるなら、当方としては御の字である。
9時30分からは、社員との個人面談を4階の応接間にて行う。それは昼休み、および僕が
道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に本日最後の検品および納品に行く15時からの30分間を除いて閉店直前まで続き、今日は6名と意見の交換を行うことができた。次の個人面談は、来月あるいは再来月に行う予定にしている。

明日はいずれも雑用ながら、あれやこれやとすることがある。雑用とはいえ、それらのすべては忘れてはいけないことだから、終業の後は覚書を残し、それを事務机の真ん中に置く。


朝飯 スクランブルドエッグ、納豆、厚揚げ豆腐と小松菜の煮物、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根の葉と若布の味噌汁

昼飯 にゅうめん

晩飯 豚肉と厚揚げ豆腐と3種の茸と小松菜の鍋、夏太郎らっきょう、「大木代吉商店」の「自然郷SEVEN純米吟醸」(燗)

2026.10.13(火) 食事会

「汁飯香の店 隠居うわさわ」の床の間の軸は、タイへ出かける前に、季節には関係しない勝海舟の「志士多苦心君子◯令名」を選んでおいた。◯は僕には読めない文字で、検索エンジンに頼れば「志士多苦心君子独令名」あるいは「志士多苦心君子成令名」が有力ではあるけれど、しかしいま床にあるそれの◯は、独にも成にも見えない。

勝海舟の「氷川清話」を読めば分かることだが、彼は日光にはたびたび来て、あちらこちらで揮毫をしている。そして上澤梅太郎商店の斜向かいに店を構える同級生オーハシタダオ君の家には勝による、上記の「志士…」よりかなり見栄えのする軸があって、テレビで紹介をされたときに見たことがある。

前置きが長くなったが、いつまでおなじ軸を掛けているのもいかがなものかと考え、今朝はそれを田崎草雲の「巌菊之図」に替えた。今月の途中には、あるいは高久隆古の「秋景山水之図」に掛け替えるかも知れない。

「タイへ出かける前に」といえば、お彼岸の墓参りは先月の20日に行って、その2日後に、花立ての水を替えた。以降は家内と孫たちが花を足してくれた筈だが、以降はそのままになっていたのではなかったか。

みっともないことになっていてはいけないため、9時にお墓へ行く。そしてお寺の係が花だけは処分をしてくれた9対の花立てを洗う。また、もっとも新しいお墓においては、ガラスやステンレスでてきた蝋燭立てや線香立ても洗う。

9時30分からは社員の個人面談。3名のそれが終われば銀行へ行って、小口現金に必要な額をATMで払い戻す。

夕刻にご来店になった若い女性のお二人は、きのうは川治温泉、今日は鬼怒川温泉にお泊りになるという。そして今日の日光東照宮は、とても空いていたと、教えてくださった。その通り。秋の日光の観光は、週末を避け、連休は特に避けることが肝要なのだ。

とにかくこれから勤労感謝の日のからむ連休までは、日光は紅葉狩りの観光客で賑わう。そしてその最後のころに重なるようにして、年末の贈答の需要がいきなり高まる。繁忙はクリスマスのころまで続き、ひと息がつけるのは、大晦日の終業後になるだろう。

そういう次第にて18時からは、本日の夜に都合のつく社員だけではあったものの「がんばりましょう、乗り切りましょう」の食事会を、4階の応接間にて催す。


朝飯 ピーマンのソテー、ベーコンエッグ、生のトマト、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と大根の葉の味噌汁

昼飯 にゅうめん

晩飯 玉子焼き、鰹のたたき(薬味にたまり漬「刻みザクザクしょうが」と同「鬼おろしにんにく」を含む)、厚揚げ豆腐と小松菜の煮物、鶏肉の「日光味噌梅太郎白味噌」漬け焼き、ラタトゥイユ、東坡肉、レタスのサラダ、ローストビーフ(たまり漬「刻みザクザクしょうが」と同「鬼おろしにんにく」によるソース添え)、塩おむすび、焼きおむすび、大根と胡瓜のぬか漬け、「大木代吉商店」の「自然郷SEVEN純米吟醸」(冷や)、3種のぶどう、ヨーグルトムース無花果のソース

2026.10.12(月) 日光の紅葉

今年は梅雨どきは当たり前としても、その後も雨が多く、9月は更に雨の日が続いた。そのため多くの夏野菜は不作。特に茄子は、一昨年から不作が続いている。その9月までの空模様は、今月に入って一転した。テレビの天気予報は、この三連休について「行楽日和」と伝え続けている。

開店の直後に、店にお入りになるでもなく、しかし何かをお探しになるような風情のおふたりが見えた。よって外に出てお声がけをすると「汁飯香の店 隠居うわさわ」に9時のご予約をお入れくださっていたお客様だった。即、そのおふたりを伴って国道121号線を南へ歩き、隠居へご案内する。隠居は土曜日も日曜日も、そして今日も、ご予約で満席をいただいている。

この時期の、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の売れ行きには油断がならない。「それほど作ったら、大あまりをするに違いない」というほどの準備をしておかないと、補充の間に合わなく可能性が大いにある。というわけで、今日は三連休の最終日ではあるけれど、製造現場の冷蔵庫には、いつもの3倍ほどの通い箱が重ねられている。

きのう今日と販売係の数は充実をしているから、僕は彼らが手薄になる時間のみ、店に出る。キャッシュレジスターの前に立つこともあるものの、僕が担うのは、主に雑用である。

北海道に住む同級生シゲマツアキラ君のSNSへの投稿によれば、彼の地では既にして、紅葉も終わり加減だという。日光のそれは、いろは坂を上がって中禅寺湖畔を左手に奥へ進み、竜頭の滝から更に上がって戦場ヶ原。「そのあたりがようやく」という情報を、今日は得た。そこに広がっているだろう錦繍の帯が街へ降りてくるまでには、いまだ数週間ほどはかかるかも知れない。


朝飯 ベーコン、梅干、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」のお茶漬け

昼飯 にゅうめん

晩飯 “Finbec Naoto”の其の一、其のニ、其の三、其の四、其の五、其の六、サンセールのそれほど高くないワイン、コーヒー

2026.10.11(日) ワイメア

きのうの日記の文章と画像の整ったところで目をコンピュータの画面から上げてみれば、食器棚の電波時計は5時30分を4分だけ過ぎたところだったから「まだ5時半か」と、思わず声が出た。自営業、職住一体、ほぼ年中無休となれば、静かな時間は夜と朝のあいだにしか確保ができない。その時間が長ければ長いほど嬉しいのだ。

旅のあいだは、その静かな時間、ひとりの時間を1日に23時間以上も持つことができる。旅をやめられない所以である。

ところでその旅の足元が多くKEENの「ワイメア」であることは、先月27日の日記に書いた。「2014年以来、このサンダルでは南の国を数百キロメートルは歩いたと思うけれど、いまだそれほど傷んではいず」とはいえ、それから数日を経てみれば、12年間かつ数百キロメートルの歩行により、柔らかくなりすぎていることを感じた。しかし同じものを買おうとしても、昨今はどこでもかしこでも売り切れが続いている。

そしてきのうも「駄目で元々」の気持ちでウェブ上に検索をかけたところ、KEENの公式オンラインストアにサイズ25Cmのみが「残りわずか」で出ていた。履物をウェブ上で買うことには危険が伴う。よって過去の記録を調べてみれば、僕の現在のワイメアは25.5Cmだった。しかもこのサイズは僕には大きすぎていたから、25Cmなら余計に儲けものである。即、それを買い物かごに入れると「残りわずか」は「在庫なし」に変わった。

そしてそのワイメアは、早くも今朝の9時13分に届けられた。しかしてまた、これから先の12年も、南の国の数百キロメートルを、僕はこの新しいワイメアで歩くことができるだろうか。近頃は何かにつけて、そのようなことを考えてしまうのだ。

閉店後は、agodaからgmailのアドレスに届いていた案内に従って、今回の旅で使った3軒の宿の感想を送る。


朝飯 納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と牛肉と長葱の味噌汁

昼飯 にゅうめん

晩飯 ベビーリーフを添えた3種の茸とベーコンのスパゲティ、飲み差しの白ワイン、ロールケーキ、Old Parr(生)

2026.10.10(土) 偶然のことながら

この日記のための画像には、これまで数え切れないほどのデジタルカメラを使ってきた。その色味が劇的に良くなったのは、日記の最上部の画像に限っては2022年6月18日から。そしてその翌日からは、食事の画像も含めて一新をされた。それは、iPhoneに特殊なアプリケーションをダウンロードし、それにより諸々を撮るようになったからだ。

ところが先月13日の日記に書いたように、そのアプリケーションが突然、変調を来した。以降はiPhoneにデフォールトで装備された、色味の悪いカメラを仕方なく使ってきた。

今朝は偶然のことながら、今年6月に新調したLet’s note CF-SCにはじめから備わっていた画像編集ソフトにて、旧来の色味の取り戻せることが分かった。これは外注SEのシバタサトシさんも気づかなかった手で、僕の憂いは一気に晴れた。

この”Big Hand”に気づいていれば、つい先日までの旅の画像も綺麗な色で日記に上げられたところだった。しかし、まぁ、良い。とにかく一昨日10月8日の日記からは、なぜか3:4の縦横比に限ってではあるものの、元の色味を取り戻すことができたのだ。

ところで今月4日に”Son Charoen Nakon”で夕食を摂った際には「ずいぶん古いiPhone、使ってるな」と、コモトリケー君に言われた。僕の経済観念からすると、いまだ使えるiPhoneを新しい機種に替える気はしない。しかし次代のそれを手に入れれば、現在の「3:4の縦横比に限って」からも、解放されるかも知れない。


朝飯 納豆、揚げ湯葉の甘辛煮、明太子、なめこのたまり炊、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」のお茶漬け

昼飯 にゅうめん

晩飯 胡瓜の塩もみ、揚げ湯葉の甘辛煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、牛丼、「豊国酒造」の「一歩己純米」(燗)

2026.10.9(金) 境界標

半世紀ほども前に建てられた車庫が、会社から少し離れたところにある。かつては人の所有になるものも含めて多くのクルマが納められていたものの、今はほとんど空の状態になっている。この車庫の、特に外縁部分の傷みが激しくなっていることについては、数年前より、どうにかしなくてはいけないと考えていた。

その、レンガの崩れた花壇などを一掃し、アスファルトで舗装をする工事が、今夏、遂に行われた。土木建築会社からの請求書には、土地家屋調査士による測量の料金も含まれていた。道路や他所のお宅の土地に接する部分の工事であれば、必要なことなのだろう。

その測量の結果を確認する立ち会いが10月9日に行われることは、タイの田舎にいるときに、長男よりメッセンジャーで知らされていた。タイから戻ると、土地家屋調査士による図面は既にして僕の事務机に載せられていた。

立ち会いの時間として定められた10時の5分前に、自転車で会社を出る。現場には既にして、土木建築会社と土地家屋調査士の3名が待っていた。追いかけるようにして長男も来る。そして土地の要所に打たれた境界標を、次々と確認していく。

今回、分かったことのひとつに、車庫の土地は会社の所有でも、それに隣接する空き地は僕の名義だった、という事実だ。それが以前はオヤジのものだったのか、オフクロのものだったかは覚えていない。

上澤梅太郎商店の決算月は8月で、諸々の数字については、間もなく税理士との話し合いが持たれるだろう。そのときにはこの土地についても、相談をすることにしようと思う。


朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、揚げ茄子、大根おろしを添えた納豆、揚げ湯葉の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみ合わせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツと若布の味噌汁

昼飯 にゅうめん

晩飯 納豆、夏太郎らっきょう、豚肉と椎茸と法蓮草の鍋、「豊国酒造」の「一歩己純米」(燗)、焼き菓子、Old Parr(生)

2026.10.8(木) 4日前は遠い過去

目を覚まして枕頭にiPhoneを探る。時刻は4時7分だった。即、起床する。一昨日の日記がいまだ完成していない朝は、とにかくそれを済ませるまでは気分が落ち着かない。きのうの日記はおろか、できれば今日の日記も、その現在まではリアルタイムで書いてしまいたい気持ちがあるのだ。

木曜日は配達係イザワコーイチさんの休みの日にて、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への配達は、朝一番より僕がひとりで行う。すると驚くべきことに、きのうの15時には充分に納めたつもりだった商品の一部に売り切れが発生していた。よって取り急ぎ会社へ戻り、普段に倍する量を売り場および裏手の冷蔵庫に充実させる。

今日は、社員の個人面談が9時30分から4階で行われることになっている。それが決まるより前より予定されていた、ツバメの巣を撤去し、それがあったことにより汚れたところを掃除する業者が9時前に来る。当該の場所は玄関と4階のベランダで、先ずは4階の現場を見せて欲しいと言われる。業者は6名の大部隊にて、彼らを4階へ案内する。

その結果、作業は4階から始めることが決まる。よって個人面談の場所は4階から隠居へ移すことにする。業者には僕の携帯電話の番号を教え、何かあったら呼び出すよう言う。タイの田舎での日々が、まるで遠い過去のことのように思われる忙しさである。

個人面談は午後も続く。その最中にお客様の増える時間帯があって、1時間だけ店に降りたり、あるいは道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に本日最後の納品をしたりする。そうしてまた個人面談の席に移る。

玄関と4階のベランダは、驚くほど綺麗になった。年が明けてしばらくしたら、その部分にツバメが営巣しない仕掛けを施すことになっている。「ツバメは縁起の良い鳥だから、その巣は大切に扱うべし」と言う人もいる。その言葉に逆らって、ツバメの巣はこれまでに数百を撤去してきた。食べるものを作る会社であれば、従うべきは俗言ではなく、科学であるべきと思う。


朝飯 揚げ湯葉の甘辛煮、切昆布の炒り煮、秋刀魚の梅煮、ブロッコリーのソテーを添えたスクランブルドエッグ、納豆、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、メシ、豆腐と若布と万能葱の味噌汁

昼飯 にゅうめん

晩飯 ブロッコリーのソテーとキャロットラペ、マッシュドポテト、ベビーリーフのサラダを添えたハンバーグステーキ、「豊国酒造」の「一歩己純米」(燗)

2026.10.7(水) 朝の月

目を覚ましたのは4時42分、起床は5時3分。ようやくまともな時間に目の覚める朝が来た。仏壇に花と水とお茶と線香を供え、2週間ぶりに日本茶を飲む。

食堂のテーブルでコンピュータのキーボードを叩きながら、にわかに眩しさを覚える。右手の窓に目を遣ると、東の高い建物と銀杏の向こうから、太陽の一部がはみ出たところだった。時刻は5時57分になっていた。そして朝食の準備を始める6時30分の直前に、ようよう一昨日つまりタイでの最後の日の日記を書き終える。

きのうまで気づかずにいたけれど、今日は店休日だった。上澤梅太郎商店では、月に1度だけお休みをいただいている。店は休みでも、ほとんどの社員は出勤をする。そして店を休みにしてこそできる諸々をする。今日は9時から皆が隠居に集まって全体会を行う。そして午前のうちに、事務室で事務係との会議、店舗での販売係との会議をこなす。

午後は席を4階に移して個人面談を行う。15時が近づいたところで道の駅「日光街道ニコニコ本陣」に検品のため行くと、らっきょうのたまり漬が残り数袋になっていた。店休日には道の駅で売れる量が増えるとはいえ、13時に配達係のイザワコーイチさんが検品と納品に来たときには、2時間後の事態は想像できなかったに違いない。即、会社に戻って冷蔵庫から準備済みの通用箱を台車に載せ、それをホンダフィットに積み替えて道の駅へ運ぶ。

以降も個人面談は続き、最後は経営者のみの会議を17時45分まで持つ。


朝飯 法蓮草のおひたし、煮卵、切昆布の炒り煮、大根おろしを添えた揚げ茄子、納豆、揚げ湯葉の甘辛煮、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、メシ、大根と若布と万能葱の味噌汁

昼飯 肉まん

晩飯 春雨サラダ、「食堂ニジコ」の豆腐の塩煮、鶏もも肉の唐揚げ、酢豚、ソース焼きそば、チャーハン、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種刻み合わせ・だんらん」、麦焼酎「むぎっちょ」(お湯割り)、杏仁豆腐

2026.10.6(火) 帰国

02:30 寝不足による不快感とは逆の、むしろ爽やかな気分で目を覚ます。機内は既にして薄明るく、客室乗務員たちは、一般とは異なった食事を配り始めている。

02:35 オムレツか、あるいは和風のチキンライスかと問われて後者を選ぶ。しかし口に入れたものは結局のところ、ヨーグルトと果物とコーヒーのみに留まる。
02:50 機は沖縄の上空を離れて、九州の南部海上を目指している。
03:12 太平洋を覆った雲の東の果てには、明けつつある空の紅い色が見え始めている。

04:18 TG682は定刻より37分はやい日本時間06:18に羽田空港に着陸。以降の時間表記は日本時間とする。

06:40 入国審査場を通過。その手前には、これまで見たこともないほどの人が溢れている。
07:29 回転台からようやく荷物が出てくる。荷物の出てくるまでの時間が異常に遅いのは、荷物が出てきても、その持ち主が、いまだ入国審査場を通過せず、だからおなじ荷物が回転台の上を回り続け、続く荷物はその手前で滞留していることが原因と思われる。隣の回転台ではそれ以上の溢流が発生し、持ち主の現れない荷物はすべて、回転台から降ろされて床に並べられている。このような光景を目の当たりにするのは、初めてのことだ。

07:35 税関を通過。
07:48 京成高砂行きの急行が羽田空港第3ターミナルを発。
08:53 その車両が北千住に着。駅の構内で朝食を済ませ、コーヒーを飲みつつ時間を調整する。
09:43 リバティきぬ105号が北千住を発。

下り特急の車内では、既にして完成している一昨日の日記を公開し、ウェブ上に上がったそれを読んで、修正すべきところを修正する。また「日本のいちばん長い日」を読み終える。

11:12 リバティきぬ105号が下今市に着。家内が迎えに来てくれている。

スーツケースは、本体や車輪を濡れたティッシュペーパーで拭くなどしてから家に上げる。朝食は普段より2時間以上も遅く摂ったため、昼食は抜く。13時までに荷物の仕分けを終え、着替えて13時30分より事務室へ降りる。

旅から戻って真っ先にすべきは、事務机の上に盛り上がった郵便物や連絡のためのメモの処理だ。郵便物の半分は開封と同時に、あるいは開封をしないまま、資源ゴミ置き場へ回す。残り半分のうちのほとんどは、メモを付けて長男の机に置く。

瀧尾神社での責任役員の会議は18時からと定められていたため、その15分前に、神社の駐車場にホンダフィットを乗り入れる。タイへ行っているあいだに日はますます短くなって、あたりは既にして真っ暗だ。

準備万端の役員がいること、また周囲の要請により二つ返事で役を受けてくれる役員がいて、会議は1時間ほどで完了した。

夕食の席では、燗をつけた日本酒が捗った。日本は既にして温め酒の似合う季節になった、ということだろう。


朝飯 TG682の機内食、「小諸蕎麦」のたぬきそば、ライス

晩飯 蓮根のきんぴら、茹でたブロッコリー、豚ひき肉と春雨の中華風炒め、秋刀魚の梅煮、東坡肉、胡瓜と大根の糠漬け、「齋彌酒造」の「雪の茅舎秘伝山廃純米吟醸」(燗)

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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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