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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2024.7.28(日) 盆カレー

きのうに引き続いて2時台の起床。

「汁飯香の店 隠居うわさわ」へのご予約が、ぐるなび経由で入っている。ご返事をお送りするに当たっては、重複予約を防ぐため、事務室の壁に貼った一覧表を参照する必要がある。問題がなければ当該のご予約をその表に記す。そのため1階へ降りる。

通路に置いた棚の資源ゴミが目につく。事務室の裏の段ボール箱から専用の袋を引き抜き、それにゴミをまとめて外へ出す。そうして4階へ戻り、きのうの夜には準備できなかった味噌汁の出汁を引くことを始める。昆布はいまだ在庫がある。しかし煮干しはきのう払底したことを忘れていた。よってふたたび1階へ降り、冷蔵庫からあらたな煮干しひと袋を取り出して4階へ戻る。

昆布のみ入れられているミルクパンに開けたばかりの袋から煮干し1匹をつまみ出して入れ、水も300ccを入れる。そして食卓へ戻ると、そもそも最初に必要とした隠居の予約表を、いまだ事務室から持って来ていなかったことに気づく。そして三たびエレベータに乗る。こういう二度足三度足を、僕は日に何度もやらかす。

毎週の土日月に営業する隠居は、きのう、今日、明日と満席。来月は3日の土曜日がほぼ満席。10日の土曜日もほぼ満席。お盆には季節のおかずのひとつとしてカレーも用意すると家内は言っている。そのお盆とは、いつからいつまでを想定しているのだろう。僕もひとりの客として食べてみたいところではあるけれど、お盆は本店も繁忙につき、実現不可能な妄想ではある。


朝飯 トマトのスクランブルドエッグ、納豆、茄子の揚げびたし、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 揚げだし茄子のつゆの素麺
晩飯 スパゲティナポリタンChateau Tour Haut-Caussan 1993


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2024.7.27(土) 驟雨

枕頭にiPhoneはなかったから、現在時刻は分からない。起きて服を着て顔を洗う。洗面所の電波時計は2時53分を差していた。極端な早寝早起きによる昼夜逆転は、僕のしばしばするところのものである。

仏壇のことを済ませてから食堂の卓上にコンピュータを開き、きのうの日記を書こうとすると、果たしてそれはきのうの朝に書き終えていた。その日の日記をその日の朝に書き終えてしまうと、当然のことながら、その後に起きたことは書けない。その、きのうの「その後に起きたこと」を以下に記す。

未知の人ではあるが、とても魅力的なポシェットを身につけていたたため、思わず呼び止めて、そのブランドの名を訊いたことある。場所は新大阪駅の、プラットフォームからコンコースに降りる階段の途中。時期はこの日記では遡れないところからして、2000年より前になるだろう。

きのうはそのとき以来の、おなじことをした。お客の履かれている靴が、あまりに僕の物欲をそそったのだ。甲の前方には”White’s”のセミドレスシューズとおなじ飾りが付いている。頑丈そうではあるものの、革にはシボがあって柔らかそうだ。底の脇には”Vibram”の黄色い浮き文字がある。しかしブランドは分からない。それをお訊きしようとしたところに来客があって、一旦、事務室に引き上げる。

戻った店にお客様の姿は既にして無かった。しかし同伴の方はいまだ買い物をしていらっしゃる。外へ出てあたりを見まわす。駐車場の北側に白いワゴン車が駐まっていて、その後席にお客様らしい姿が見えた。近づくとお客様はスライド式のドアを中から開けてくださった。

お客様はその靴について、親切に教えてくださった。事務室に戻り、そのブランドの実店舗を検索エンジンで探す。店は意外に多く存在していた。東京では東側に用事の多い僕に、新宿や渋谷は遠い。しかしその靴を扱う店は、銀座や日本橋にもあった。次の東京行きの際にはぜひ、訪ねて試し履きをしてみようと思う。

夕刻に驟雨があって、10分ほどで止む。


朝飯 穴子の佃煮、鮭の昆布巻、鮭の親子漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 若布の素麺
晩飯 南瓜の甘煮具だくさんの冷や素麺、「虎屋本店」の「七水山田錦40純米大吟醸」(冷や)、バニラアイスクリームを添えた桃のコンポート


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2024.7.26(金) お楽しみ

間近に控えた小さな旅に、手持ちのカバンのうちどれを使おうかと悩んでいる、と奥さんに告げたところ「いろいろとお楽しみがおありでよろしゅうございますね」と返され、ムシャクシャしたから床屋へ行った、というくだりが高橋義孝の随筆のどこかにあった。旅を前にしてあれこれ悩むとは、僕にとっても大きな「お楽しみ」である。

ホテルのランドリーに頼む洗濯物は、次の日の午後に届けられることを想定している。しかし先月のタイ行きでは、どのホテルでも洗濯物は当日の夕刻に仕上がってきた。そのため持参したシャツのうち、使われることなく持ち戻ったものが数着に及んだ。必要の無いものはたとえ紙1枚でも持ちたくない僕にとっては由々しきことだ。

旅の日程はコンピュータの”TR”というフォルダに納めてある。その、今秋のそれを眺めつつ、持つべきシャツの枚数に、僕は高橋義孝と同様、悩んでいる。

チェンライの前半の宿は洗濯室を供えていないらしい。洗濯屋のオバサンに頼めばできあがりは翌日。しかしコインランドリーを使えば2時間で洗い上がる。後半のホテルは、予約サイトによればドライクリーニングもできる旨のアイコンがある。最後に1泊だけする首都のホテルは15時までのレイトチェックアウトが保証されているものの、前日に出した洗濯物がその時間までに仕上がる確約は無い。

昨春のハジャイでは、僕のスーツケースに2本の四合瓶のあることをエックス線により知ったオネーサンに「次からは決まりを守ってください」と注意をされた。タイに持ち込める酒類の上限は1リットルだという。オネーサンが見逃してくれたのは、僕が白い襟付きのシャツを着ていたからではなかったか。意味の分からない人は高城剛の「サバイバル時代の海外旅行術」を読んで欲しい。


朝飯 トマトのソテーを添えた目玉焼き、万願寺唐辛子の網焼き鰹節かけ、牛蒡と人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、オクラと若布の味噌汁
昼飯 梅干の素麺
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一其の二其の三其の四其の五其の六其の七其の八、安いマコン、コーヒー


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2024.7.25(木) 雷三日

きのうの日記を書き終えても時刻は5時20分。時間の余裕は早起きの醍醐味のひとつと思う。

今月16日の終業後に荷札を作成した海外への小包は、その後なにかと忙しさが続き、投函は19日にずれ込んだ。そしてそれはおとい23日に無事、相手方に届いた。郵便局が週末の配達をしなくなって以降、目と鼻の先へのハガキでも到着までに4日を要することもあるようになった。海外への小包がおなじ4日で届くとは、驚くべき速さである。数百円を足して書留にしたことも、その速さには関係しただろうか。とにかく良かった。

14時より、秋に復帰する社員との面談。その最中に盛大な雷が始まる。僕はこの齢まで知らずに来てしまったが「雷三日」ということばがあるという。雷は月曜、火曜と続いて、しかしきのうは無かった。1日の間が空いても今週の雷は「雷三日」のうちに入るのだろうか。

19時を前にして雨が降ってくる。僕が書記と酒の取り寄せ係を務める日本酒に特化した飲み会「本酒会」は19時30分の開会。今日の会場は家からごく近いところだから、雨でもそれほどの億劫さは感じない。19時20分に会社の通用口を出ると、しかし先ほどまでの強雨は止んで、街は一気に涼しくなっていた。


朝飯 刻みオクラの鰹節かけ、牛蒡と人参のきんぴら、玉子焼き、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、おとといの天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 揚げだし茄子の素麺
晩飯 “Johnny’s Cafe 638″の酒肴あれこれゴルゴンゾーラチーズのスパゲティ、5種の日本酒(冷や)


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2024.7.24(水) 挑戦

秋にシンガポールでの商談会に商品を出す。帰りはバンコクを経由するつもりでいる。楽しいところがあったら教えて欲しい。そういう相談を取引先の社長から受けたのは、冬の寒さが遠のきつつあったころのことだった。

先月のタイ行きでは、この社長のことをときおり思い出していた。僕の結論はズバリ、以下の3つに落ち着く。

1.チャオプラヤ川に面した料理屋での、夕刻いまだ明るいうちからの食事。
2.ナナやチョノンシーに点在する庶民的なルーフトップバーでの食事。
3.巨大なビール醸造所タワンデーンでの食事とショーの見物。

しかし社長はひとりでの行動だという。上記の3個所は、いずれもひとりでは楽しさが半減する。商社に社長の知り合いでもいれば幸いである。

さてその社長から夕刻にメッセージが届いた。宿泊はアトランタホテルを考えている。お勧めの部屋はどちらかと、ホテルのURLが添えてあった。僕は即、ちかくにいた長男にそのことを伝えた。「いやー」と、長男は懐疑的な声を発した。いかにもハードルが高い、ということだろう。

アトランタホテルの美点はひとえに、他においてはとうに失われてしまったクラシックさにある。しかしここに泊まるにはシャレを楽しむ気持ちと痩せ我慢が必要だ。僕は面白がって冷房の無い最上階の部屋を選び、汗まみれになっていた。1泊目の夜の明けるころ外の気温の方が低いことに気づき、以降は終日、ベランダの戸と部屋のドアを開けて風を通した。エレベータは無いから、日に何度も足腰の鍛錬ができたプールサイドの寝椅子は硬い

「よーし、チャンレンジだ」という気持ちが社長にあれば、もちろん、推薦すべき宿ではある


朝飯 牛蒡と人参のきんぴら、ピーマンの油炒め、茄子の揚げびたし、納豆、大根と胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、若布ときのうの天ぷらの味噌汁
昼飯 茄子の揚げ出しのつゆの素麺
晩飯 チーズ、TIO PEPE、ビーツとベビーリーフのサラダじゃがいもと人参とトウモロコシのソテーとたまり漬によるソースを添えたビーフステーキChateau Tour Haut-Caussan 1993ケーキ、Old Parr(生)


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2024.7.23(火) 本を読む環境

早朝、「汁飯香の店 隠居うわさわ」の先週のお客様の、書き残してくださった情報をコンピュータに入力する。それを終えて時間を計算したところ、入力にはおひとり様あたり1分と少々を費やしていた。

開店の8時30分より前にお客様に恵まれる。その後も客足は途切れず、9時を過ぎたところで外に置いたインパチェンスのひと鉢が萎れていると、女性のお客様よりご指摘を受ける。前述のように開店前からお客様がいらっしゃったため、今朝は水遣りができなかったのだ。

朝日をふんだんに浴びていた当該のインパチェンスには水を遣った後、冷房の効いた店内に長男が引き入れた。しばらくすると花も葉も見ちがえるほど生気を帯びてきた。このひと鉢に関しては当分のあいだ店の中に留めるべきと、長男は言った。

昼ごろ、その鉢の場所をすこし移そうとして持ち上げたところ、鉢の底の皿から水がこぼれた。そのままにしておけば床のワックスが白くなる。よって下に敷くべき古新聞を事務室の裏から取って戻る。一部を丸ごと敷いたのでは厚みが過ぎるから適当な枚数を選ぶうち、日本経済新聞の最新の書評欄に「パリの都市計画 権力と摩擦」という1冊を見つける。

床にこぼれた水の処置を終えてから、その「新凱旋門物語」の書評を読む。活字を追う目は更に「活字の海で」のコーナーへと降りていく。見出しには「お酒・食で広がる読書体験」とあった。

先般、日光市立今市図書館館長のワタナベトモアキさんと店頭で立ち話をさせていただいた。その際、活字を欠いてはひとりで飲酒喫飯ができない僕の性癖について述べ、銀座からは行きつけだった近藤書店、植草甚一の愛したイエナ、また旭屋書店や福家書店も失われてしまったと続けた。

「お酒・食で広がる読書体験」を提供している書店については「飲み食いをしている全員が机上に本を開いている風景とは、一体全体、どんなものだろう」とは思う。


朝飯 茄子の揚げびたし、大根おろしを添えた納豆、「らっきょうのたまり漬」とツナのマヨネーズ和え、大根と胡瓜のぬか漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 「ふじや」の冷やし味噌ラーメン
晩飯 天ぷら其の一天ぷら其の二、素麺、麦焼酎「こいむぎやわらか」(ソーダ割り)


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2024.7.22(月) ようよう

目を覚まし、しかしすぐに起きることはせず、闇の中で静かにしている。しばらくして枕頭のiPhoneを手元に引き寄せると時刻は3時57分だった。即、起きて洗面所を経由して食堂に出る。食器棚の電波時計は4時を20秒だけ過ぎていた。

こうして書き出した日記は、朝食までに起きたことのみを記して終わることが多い。つまり僕には朝にすることが多い、ということだ。それを苦にすることはまったく無い。むしろ、このひとりの時間を過ごすために一日がある、と言っても過言ではないような気がする。

2020年3月、ウドンタニーでマッサージ屋のおばちゃんに「夜は遊びに行くのか」と訊かれた。「興味が無い」と答えると「夜の街は金のことばかり」と、おばちゃんは”money”という言葉を繰り返した。僕にとって夜に使う時間は価値が低く、朝に使うそれは、何をしているというわけでなくても、とても高く感じられるのだ。

日中、秋のタイ行きに際してのホテルを予約する。チェンライでの前半4日間は街の真ん中、後半の3日間はコック川沿い、それも「川向こう」に取った。川向こうでも予約サイトによれば貸し自転車があるというから、昼食を摂るため街へ出るにも苦労は無いだろう。バンコクでの1泊は空港までの道のりを考えて、中心部でもやや空港寄りに決めた。8泊の総額は日本円で43,732円だった。

夕刻、航空券を頼んであった旅行社からメールが入る。羽田、バンコク、チェンライのタイ航空機による往復は燃油サーチャージ、外国諸税、空港施設使用料、手配手数料を含めて109,200円だった。昨年のハジャイ行きのほぼ半額、6月のスコータイ行きにくらべても2割ほど安くなっている。

テレビや新聞は、起きていることを、より大げさに伝える傾向がある。4人でハワイへ1週間の旅行をして200万円を費やした、という家族をテレビのニュースで観たことがある。「ドルに対する円の相場が低いときに、なぜそんなところへ行くのか」と、僕などは驚くばかりである。

初更、夕立があって、雷が鳴る。ようよう、本当の夏が来たらしい。


朝飯 生玉子、茄子の揚げびたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと若布の味噌汁
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 “THE FLYING-GARDEN”のひらひらマッシュルームサラダこだわりビーフシチューハンバーグカラフの赤ワイン


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2024.7.21(日) 自動翻訳機

貸し出し式の携帯電話の夢を見ながら目を覚ます。なぜそのような夢を見たかといえば、7月13日の日本経済新聞で紹介された、AIのディープラーニングを利用した自動翻訳機のことが頭に残っていたためと思われる。「携帯電話と自動翻訳機のどこが関係しているのか」と問われれば、海外で通じる携帯電話をはじめて使ったのが2002年11月のシンガポールであり、それと、手に入れれば海外で使うことになるだろう翻訳機が、多分、頭の中で結びついたのだ。

6月のシーサッチャナーライでは、ホテルのオネーサンと僕との会話はほとんど、オネーサンのスマートフォンを介して行われた。オネーサンがスマートフォンにタイ語でなにやら呟く。そのスマートフォンには翻訳された英文が浮かぶ。それを僕は読んで、オネーサンが僕の口元に向けたスマートフォンに英語で答える。スマートフォンには翻訳されたタイ語が示される。それを読んだオネーサンが… ということを繰り返した。僕はタイの草深い田舎にいながら未来を生きているような気分になった。そして「なるほど、こういうホテルも、それはそれでありだ」と感じた。

自動翻訳機にはとても興味がある。なぜそれを手に入れないかといえば、ひとつは紙1枚でも余分には携帯したくないという性格。もうひとつは「口でしゃべっちまった方が早えぇじゃねぇか」という考えによる。

「口でしゃべっちまった方が早えぇ」とはいえ、僕の場合、英語で込み入った会話はできない。タイ語に至っては、メシ屋で注文を通すとか、道を間違えそうになっているタクシーの運転手に修正を促すくらいのことしかできない。しかし自動翻訳機は「ありがとうございます。でも結構です」というあやふやな日本語まで正確に訳してくれるという。

そういう次第にて、自動翻訳機には大いに興味がある。しかしそれを手に入れて携帯するということは、かなり高い確率で無いような気がしている。


朝飯 穴子の蒲焼き、鮭の昆布巻、鮭とイクラの麹漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、トマトと大根と若布の味噌汁
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 白茄子とトマトのオリーブオイル焼きを添えたプレーンオムレツパン其の一パン其の二チーズChablis Billaud Simon 2018


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2024.7.20(土) 風鈴ふたたび

起きて服を着て洗面所に移動をしたら、カーテンに隙間を作って空を見る。快晴ではないものの、晴れている。空は一時もじっとしていない、などと書けば何やら高村光太郎のようではあるけれど、食堂の湯沸かしに電源を入れて即、屋上へ上る。そうしてiPhoneのアプリケーションのフィルターのうち、どれを選べば実際の色にちかくなるを確かめつつ、あちらこちらにレンズを向ける。

今週は火曜日、水曜日と、早朝に足温器を使った。土曜日の今朝は一転して、食堂の空気調整器を冷房にして動かす。「関東の梅雨はおとといの木曜日に上がったのではなかったか」と検索エンジンに当たると確かに「関東甲信地方と東海地方が梅雨明けしたとみられる」との、気象庁による18日の発表があった。

6時より、きのうの夜から仕込んでおいた麺つゆの仕上げにかかる。それと平行して朝食の準備を整える。午前、重い長脚立を隠居に運び、軒先に風鈴を提げる。苦労をして取り付けたものであれば、できるたけ頻繁に鳴って欲しい。


朝飯 トマトサラダ、生玉子、麺つゆから引き上げた椎茸、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と玉葱と若布の味噌汁
昼飯 胡麻のつゆの素麺
晩飯 トマトサラダ白茄子のオリーブオイル焼きパンチーズChablis Billaud Simon 2018


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2024.7.19(金) 風鈴

13日にお墓に供えた花は、翌日に水を換え、以降は雨が続いたため、そのまま置き放っていた。晴れたきのうは仕事と東京行きで、手入れはできなかった。今朝はようようお墓を訪ね、いまだ保ちそうではあるものの、花は処分し、花立ては入念に洗う。

Tik Tokのアカウント「梅太郎」に寄せられたコメントにはほとんど返事をしている。今日は、いくつかに混じって「納豆は匂いが苦手で、生まれてこのかた一度も口にしたことがない。克服の方法はあるだろうか」という質問が上がっていた。

僕は、20代のはじめまではパクチーとホヤが苦手だった。それを年長の友人ヨコタヒロシさんに話したところ「食いが足りねぇ」と言われた。「なるほど」と得心して、パクチーは台湾料理の台南担仔麺へ行くたび単品で注文して食べに食べた。ホヤも居酒屋の品書きに見つければかならず頼んで食べた。

パクチーは、タイでは日本の長葱くらいの頻度で料理に使われる。今や僕は、タイで何かを食べても、そこにパクチーの風味をいちいち感じることはない。というか、それではまるで味盲のようだから言い換えれば、特に意識はしない。ホヤは、生でも莫久来でも好む。いわゆるスパルタ式による克服であり、それを質問者への答えとした。

午前、秋の航空券を、馴染みの旅行社にメールで発注する。「確認でき次第ご案内させていただきます」との返信が夕刻に届く。最北部から戻ったバンコクの滞在は、結局のところ1泊に留めた。

夕刻になってはじめて、犬走りの梁に風鈴の提げられていることに気づく。これまで風鈴は僕が取り付けていた。今年はそれを、長男がしてくれたのだろう。風鈴は隠居の軒先にも、できるだけはやく提げるべきだろう。


朝飯 キャベツとピーマンのソテー、トマトのスクランブルドエッグ、納豆。南瓜の甘煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と大根の味噌汁
昼飯 納豆のつゆの素麺
晩飯 蛸のサラダパンブロッコリーのソテーを添えた鶏のトマト煮チーズChablis Billaud Simon 2018ロールケーキ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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