2024.12.17(火) 4冊
夏と冬、年に二度の賞与を支給するときには、社員ひとりひとりと面談をする。以前は時間を決めずに行っていたため、時にはとても長くなって、業務に支障を来すこともあった。そのため数年前からは、ひとりあたりの時間を決めて行うこととした。日程表によれば、今日はもっとも多くの社員との面談が予定されていた。そしてそれは、ほぼ時間どおりに完了させることができた。
面談を終えて店へ行くと、キャッシュレジスターの裏の棚に、本が売れたことを示す注文カードが3枚も置いてあった。その3枚とは以下。
日高敏隆著「動物と人間の世界認識—イリュージョンなしに世界は見えない」ちくま学芸文庫
千葉雅也著「センスの哲学」文藝春秋
稲田俊輔著「現代調理道具論 おいしさ・美しさ・楽しさを最大化する」講談社
上澤梅太郎商店書籍部は世界一小さな書店、かどうかは不明ながら、3冊も買っていただける日は、なかなか無い。味噌、醤油、漬物を買っていただけることは勿論、嬉しい。そして本もまた、買っていただければ、とても嬉しい。
閉店の直前になって、女性ばかり7名のお客様に恵まれる。そのうちのおひとりは
白央篤司著「にっぽんのおにぎり」理論社
をお買い上げくださったから、今日は合計で4冊も本が売れた。共感してくださるお客様は、やはり、いらっしゃるのである。
朝飯 白菜のソテー、トマトのスクランブルドエッグ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 豚挽き肉と春雨の中華風炒め、白菜と海苔のおひたし、蕪戸胡瓜のぬか漬け、紅白なます、焼売、泡盛「久米島の久米仙」(生)
2024.12.16(月) もうすぐクリスマス
クリスマスソングのCDは過去にかなり聴き込んだ。そこから3枚を選び、勉強仲間のイワハシカズヒロさんからまとまった単位で仕入れた。普段より僕が感心しつつ口にしているあれこれに上澤梅太郎商店の商品を加え、クリスマスの直前にお届けする「クリスマスセット」に添えるためだ。その3枚とは以下。
“The Christmas Collection” The Supremes
“The Christmas Collection” Stevie Wonder
“Soul Christmas” Aaron Neville
この「クリスマスセット」は2008年と2009年にウェブショップ限定で販売をし、それなりの反響もいただいたものの、その直後に控える「年末セット」と共に続けることが手間の点から難しくなり、以降は終売とした。残ったのはCDの在庫である。
2008年や2009年には、長男はいまだ学生だった。しかしこのセットについては覚えていたらしく、あのCDはどこにあるかと先日、訊かれた。あるなら店に出そうではないか、というわけである。
数十枚のCDは、気温の変化の少ない2階の倉庫に保管をしておいた。その段ボール箱を店に降ろすと、長男はそこから数枚ずつを取り出し、書籍部の棚に置いた。モータウンサウンドやリズム&ブルースに目の無い人には必携と思われるけれど、どうだろう。ご来店を、お待ちしています。
朝飯 菠薐草のおひたし、カツ煮、油揚げと小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 “Finbec Naoto”の其の一、其の二、其の三、其の四、其の五、其の六、パン、マコンの安いワイン、コーヒー
2024.12.15(日) このあたりでようよう
タイの田舎のホテルに逗留して、気楽な日々を送っている。自分ではそう思い込んでいるものの、実際の場所は、茨城県の大きな温泉ホテルだ。その証拠に、家の近所の人が浴衣姿でロビーを歩いていたりする。やがて「いや、おかしい、タイへ行くのは来年の2月で、しかし今はまだ師走ではないか。これは夢に違いない。こんな夢なら早く覚めてしまおう」と、その夢を強制終了させる。
すると今度はどこかの百貨店の、社員や業者のための、いわゆるバックヤードにいる。とにかく今は、ここから抜け出さなければならない。お客を乗せるわけではないから古びた、整備も行き届いていない、不気味に揺れるエレベータで1階に降りる。僕の格好はパジャマに素足で、人に見つかるわけにはいかない。
社員用のトイレに入り、その個室の上の方の窓を開ける。すると駐車場に自社のハイエースが見えた。どうにか建物を出てそのハイエースに走り寄ると、茶色いメタリックのガソリンタンクにクロームメッキの”SUZUKI”の浮き文字を施され、とても特徴的な冷却フィンを持つ単気筒400ccのオートバイが並んで駐められている。そのオートバイに、いつの間にか現れた家内が跨がり「とても扱いやすいんだよ」と、すこし乗ってみせた。
このあたりでようよう、その入り組んだ夢から脱出して、今度こそ本当に目を覚ます。洗面所の電波時計は4時20分を指していたから「ちょっと寝過ごしちゃったな。今日も忙しくなるだろう」と考えつつ食堂へと向かう。
朝飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、ほぐし塩鮭、擂り胡麻、揚げ玉、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、なめこのたまり炊、梅干のお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 油揚げと小松菜の炊き合わせ、菠薐草のおひたし、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、明太子、カツ煮、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(燗)
2024.12.14(土) ご予約
開店の1時間ほど前から駐車場でお待ちの、また7、8キロ離れた日光市旧市街からのものと思われるタクシーで到着されたふた組のカップルは「汁飯香の店 隠居うわさわ」での朝食をご希望だった。しかしいずれもお断りせざるを得なかった。すべての席は、数日前より予約で埋まってしまっているのだ。
街の洋食屋でも焼肉屋でもかならず予約をしてから出かける僕は「どうして予約をしてくださらないかなぁ」と首をひねる。それに対して「予約など思いもよらないお客様は、どうしても一定数はいらっしゃる。だから、そのような方に、どうにかして食事を提供できる方途を考えるべき」と長男は言う。しかし僕は、その方法を思いつかない。隠居をファミリーレストランにしてしまえば問題は一気に解決しそうだ。しかしそれでは隠居が隠居でなくなってしまう。また、その規模の商売はしたくない。悩ましい限りだ。
日中は、ご贈答の申込みのお客様が多い。上澤梅太郎商店は、今月24日までの承りであれば、年内のお届けが可能だ。それ以降にご来店になって「どうにか年内に到着させよ」というお客様は、昨年はどれほどいらっしゃっただろう。そういう心配を、僕は常にしている。
今週の月曜日と木曜日に、おなじお客様から相次いでいただいた大量の地方発送は、それぞれの翌早朝に僕が受注処理をした。その月曜日の分の荷札は午後、事務係のカワタユキさんが一気に作成した。「速かったね、すごいね」と、僕は声に出して驚いた。
自社にコンピュータが置かれたのは1980年代の後半。運用が軌道に乗ったのは1992年。コンピュータを導入したのは僕でも、今や社内には、僕の使えないシステムが目白押しに存在している。”Old soldiers never die, they simply fade away”である。
朝飯 メシ、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ブテチゲ風味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティナポリタン、TIO PEPE、Chablis Billaud Simon 2018、シュークリーム、Old Parr(生)
2024.12.13(金) 松むかえ
起きて食堂に来て仏壇のことを済ませると、コンピュータを起動して、先ずは「ぐるなび」を介しての「汁飯香の店 隠居うわさわ」への予約の受付をする。明日は既にして満席、そして明後日も今朝の受付で満席になった。月曜日は時間により、いまだ2客のテーブルに空きがある。
隠居には、最も先の予約としては、5月のそれを電話でいただいている。ぐるなびで操作できるのは2ヶ月先の予定までのため、その会食のためのテーブルを「予約済み」にできるのは3月1日から。そのころ僕はチェンライにいる。よってそのことを、出発前に印刷し、旅行中は部屋の壁に貼る日程表に、今から打ち込んでおく。
ここまでを済ませてから、メールに添付する形できのうの夕刻に戴いた、大量の地方発送の受注処理にかかる。今週火曜日の日記にも書いた、好きな仕事の再来である。そしてつまりはまぁ、こういうことをこなすわけだから、僕には早寝早起きが必須なのだ。
早朝に仕事にくらべて日中のそれは社員の手伝い、手助けのようなもので、僕が先に立ってすることは、ほぼ、無い。
そういえば今日は「門松が届きました」と販売係に言われて外へ出て、それを立てる場所について、本職とすり合わせをした。「門松 いつまで」と検索エンジンに入れると「12月13日」と出る。「門松 いつまで」と語句を換えると「関東では1月7日、関西では1月15日まで」と出る。当方は関東でも、1月15日まで置くつもりでいる。早々に片づけては、勿体ないではないか。
朝飯 肉じゃが、目玉焼き、菠薐草のおひたし、油揚げと小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 豚肉と白菜と茸の鍋、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(燗)
2024.12.12(木) 押し合いへし合い
体育の日のからむ連休から勤労感謝の日のからむ連休までの、およそ6週間が過ぎれば紅葉見物の狂騒も収まり、日光はすっかり静かになる。道の駅「日光街道ニコニコ本陣」への納品も、平日に限っては、朝に充分の品出しをしておけば、夕刻まで商品の売り切れる心配は無くなった。
日光や鬼怒川で新年を迎えようとする人たちにより街の商業施設が賑わいを取り戻すのは、いつになるだろう。それについては道の駅の人に訊ねたり、あるいは自社の昨年の数字を見ながら準備をしていこう。
販売のパートタイマーが去った16時からは、今日はひとりで店に立つ。閉店後の掃除も、ひとりでする。そして事務室へ戻ると、今週月曜日の日記に書いたお客様から追加のご注文が、これまたメールに添付されて大量に入っていると、事務係のツブクユキさんに知らされる。即、御礼の返信をお送りする。
4階の自宅では、孫たちは夕食を終えて、早くも応接間で遊んでいた。遠慮などせずそうしてくれた方が、僕としては気が楽である。
彼らに遅れて食卓に着き、飲酒喫飯をはじめたところで4歳のシンが僕を仏壇に誘いに来る。線香を上げさせろ、というのだ。「1本だけだぞ」と念を押して仏壇の扉を開け、ロウソクに火を点す。「1本だけ」と釘を刺したにもかかわらず、7歳のリコは2本に火を着ける。すると4歳のシンは「それはずるい」とばかりに自分も新しい線香に手を伸ばし、そこで押し合いへし合いが始まる。1歳のカコは、リンを鳴らさせさえすれば満足をするから、いまだ扱いは楽だ。僕は、できるだけ早く風呂に入り、できるだけ早く寝たくてうずうずとしている。
朝飯 鮭の焼きほぐし、豆腐の玉子とじ、肉じゃが、油揚げと小松菜の炊き合わせ、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布とズッキーニの味噌汁
昼飯 2種のつゆによる素麺
晩飯 蕪と胡瓜とレモンのマリネ、焼き餃子、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、泡盛「久米島の久米仙」(生)、ロールケーキ、Old Parr(生)
2024.12.11(水) 汁麺
きのうの夜の面々に長男を加えて、朝9時すぎより隠居に籠もる。話し合うことは多々あるものの、僕はなかば引退の身にて「これだけは伝えておきたい」という2、3のこと以外は口を開かずにいる。大いに楽である。
会議の資料はZOOMで共有をされた。ZOOMはOSに関わらず、電力を多く消費する。僕のLet’s noteは午前中でバッテリーが枯渇した。よって午後は事務室へ戻り、電源コードを手に隠居へ引き返す。そしてそれを収めたケースを開くと電源コードよりも先に、10月にバンコクで泊まったホテルの封筒が小さく折りたたまれて出てきた。中味は10バーツ硬貨4枚と5バーツ硬貨1枚だった。
2019年9月19日、多分スワンナプーム空港でのことと思われるけれど、スーツケースの鍵を壊された。それに気づいたのはチェンライの空港から外へ出たところだった。そのときはただの破損と思い込み、また時間も惜しいため、先ずはタクシーに乗った。
ホテルの部屋で調べたところ、一部に乱れはあったものの、失うことを最も恐れた電源コードは無事で、他に盗まれているものもなかった。しかしそれ以来、コンピュータの電源コードは機内持込用のザックに入れることとした。
帰国の際にはそれを失っても大して困りはしないから、手荷物を軽くするため電源コードはスーツケースに入れる。5枚の硬貨は手荷物を更に軽くするため封筒にまとめ、更に電源コードのケースに収めて、そのまま忘れてしまったのだ。
45バーツは、首都のバンコクはさておき、田舎なら余裕で汁麺にありつける金額である。「出てきてくれて有り難う」である。
朝飯 牛薄切り肉とブロッコリーのソテー、オムレツ、納豆、揚げ湯波の甘辛煮、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と万能葱の味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー南蛮蕎麦
晩飯 肉じゃが、小松菜と油揚げの炊き合わせ、なめこのたまり炊、鮭の漬け焼き、うずら豆、「松瀬酒造」の「松の司生酛純米」(燗)
2024.12.10(火) 好きな仕事
目を覚まして枕の下を探るもiPhoneは無い。よって現在の時刻は分からない。起きて服を着て洗面所へ行くと、戸棚に置かれた電波時計は3時51分を指していた。「ラッキー」である。
仏壇に花と水とお茶を供えるなどを済ませてから、食堂の丸テーブルにそそくさとコンピュータを開く。きのうの夕刻に戴いた大量のご注文の、処理にかかるのだ。先ずはエクセルファイルの内容を、使い慣れたデータベースソフトに移す。
完璧な名簿というものは、ほぼ、無い。たとえば機種依存文字の(株)と、略さず「株式会社」と表記しているものが混在しているとか、社名と部署名と役職名と氏名のあいだのスペースが統一されていないとか、姓と名がスペースも含めて五文字で統一されていない等々。それらを逐一、修正していく。更には…と、まぁ、いろいろとあるわけだけれど、すべては書かない。とにかく未明から好きな仕事にあたり、以降は日記に取りかかる。
9時に事務係のサイトーハヅキさんが出社したところで、きのうの夕刻に送られてきたエクセルファイルの中味と、僕が早朝に処理した中味を読み合わせ、いわゆる突合を行う。有り難いことにその送り先名簿は長大で、読み上げの途中、大げさに言えば、僕は酸素欠乏を起こしそうになった。
夜は、明朝からの仕事に備えて先乗りしたデザイナーやSEと飲酒喫飯をしつつ、情報の交換を行う。
朝飯 目玉焼き、納豆、菠薐草の胡麻和え、蓮根のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「やまだ宴楽」のあれや、これや、他あれこれ、芋焼酎「三岳」(お湯割り)
2024.12.9(月) 始まりの前と終わりの後
きのうまでは、ユニクロのソフトタッチタートルTにユナイテッドアスレの4.7オンスドライシルキータッチロングスリーブTシャツを重ねていた。それを、気温の低下を伝える天気予報に触れて、今日からはユニクロの極暖ヒートテックタートルネックTにパタゴニアのR1エアクルーを重ねるという、二階級特進のような衣替えをする。
ソフトタッチタートルTは昨年に買ったばかりながら、縮みが激しい。来春に着るだけ着たら、そのまま捨ててしまおうと思う。
昔の人はものを大切にした。糞掃衣まではいかなくても、古びた布は雑巾に縫い直して、それがすり切れるまで使った。しかし今は、残念ながら、そんな時代ではない。ユニクロのシャツは、四角く切れば格好の靴磨きになるだろうけれど、僕は多分、それもしないだろう。
昼の休みが今日は30分間に制限をされたため、昼食は弁当。
閉店の17時30分がちかくなるころ「すこし遅れるけれど、閉めずに待っていて欲しい」という電話が相次いで入る。「はい、喜んで」である。開店前のお客様に商品をお売りすることができるとは、すなわち「ヨーイドン」の前から走り出せる徒競走のようなもので、有り難い。閉店後のお客様は「はい、そこまで」の声がかかってもなお答案用紙に鉛筆を走らせることのできるテストのようなもので、これまた有り難い。
掃除が完了した店を18時に閉めて事務室へ戻ると、メールで一度に沢山のご注文をいただいたので、それに返信をして欲しいと、事務係のカワタユキさんに言われる。そのメールには大量のお送り先を収めたエクセルファイルが添付されていた。差出人は、初見の法人の経理担当だった。即、お礼の返信をお送りすると共に、このご注文の処理は僕がすることをカワタさんに告げて、今日の仕事を締める。
朝飯 隠元の胡麻和え、焼売、ムツの煮物、ほぐし塩鮭、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、キャベツとレタスの味噌汁
昼飯 「カルフールキッチン」の弁当
晩飯 「食堂ニジコ」のキュウリの辛子和え、ピータン、海老春雨炒め、鶏もも肉の唐揚げ、あんかけ焼きそば、麦焼酎「二階堂」(お湯割り)、家に帰ってからのシュークリーム、Old Parr(生)
2024.12.8(日) 運
日本経済新聞の、今月の「私の履歴書」は政治学者のジェラルド・カーティス。「代議士の誕生」と題された今朝の文章は「成功とは能力、努力と運のたまものだという。多くの人は自らの成功を誇り、運が果たした役割を軽視しがちだ」という下りから始められている。
自らの来し方を振り返ってみれば、大した能力もなく、努力については特に不得手という僕が致命的な失敗をおかすことなく今日まで来られたのは、まったくもって運のみ、という気がする。その運の良さは、たとえば顧問税理士から指摘をされたこともあるから、自分でそう思い込んでいるだけのものでもないのだ。
仕事のことだけではない。子供のころ、自転車に乗りながらバスにはねられるも無傷とか、南の辺境では「ただではすまない」という虎口からの脱出など、ずいぶんとまぁ、いろいろとくぐり抜けてこられたものと、自分でも驚かないわけにはいかない。これからは、あまり無茶はしないようにしよう。もっとも、自分では無茶と感じなくても、人から見れば無茶ということは、これからもあるかも知れない。
朝飯 焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、若布と菠薐草の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「やまだ宴楽」のあれや、これや、それや、他あれこれ、「アサヒ」の麦焼酎「一番札特撰」(お湯割り)