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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

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2025.4.15(火) 妙手妙案

2時台に目を覚まし、3時台に起床する。

町内会計の今年度の予算について、きのうの日記には「進退窮まって、取りあえずは赤字が必至の予算案を作り」と書いた。しかし今朝あれこれのよしなしごとをするうち、ひとつの考えが浮かんだ。即、それをウカジシンイチ自治会長へ宛ててLINEで送る。時刻は5時38分だった。ちなみに僕は、iPhoneの着信音は、電話を除いてはすべて鳴らないように設定をしている。

午前、早朝に浮かんだ妙手妙案を、きのう作った今期の予算案に落とし込んでみる。予想される出金を削りに削ったこともあって、今期の予算は一気に楽になった。もっとも、町内の会計は商売とおなじく一喜一憂の連続だから、今期は乗り越えることができたとしても、来期も再来期も安泰かどうかは分からない。

「入るを量りて出ずるを制す」という格言がある。今回、僕が思いついた方法の泣きどころは、過去の「入る」は見えても未来のそれは不明、という点にある。つまり世に起きるほとんどすべてのことと同じ、というわけである。


朝飯 揚げ湯波の甘辛煮、目玉焼き、菜花のおひたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と若布と万能葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、大根おろし、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、なめこのたまり炊、天ぷらあれやこれやそれや焼きおむすび、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、野根饅頭、Old Parr(生)


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2025.4.14(月) 春雷

町内会計の監査は、今週の土曜日の10時からと決められている。水曜日は月に一度の店休日。とはいえ休むのは店だけで、奧では社員たちとあれこれをする。木曜日から金曜日にかけては伊豆にカイロプラクティックによる治療を受けに行く。そういう次第にて9時を過ぎたところで銀行へ行き、前年度に集められた祭典準備金を専用の口座に入れる。また今月4日に前年度の出納を記入した通帳をいまいちどATMに入れて、以降の入金を確かめる。

会社に戻っていよいよ前年度の決算書を作り始める。毎度のことながら、そして当たり前のことながら、現金出納帳の現金残高と決算書の次期繰越金がおなじ数字になると、やはり軽く感動をする。決算書の作成に要する時間は僅々15分ほど。紙の帳面と電子卓上計算機で会計係を務めていた前任者はさぞかし大変だっただろうと、その苦労を偲ぶ。

さて次は次年度、つまり今年度の予算つくりだが、こちらは特に、街灯の電気料金が前年にくらべて1.89倍に高騰したことから、他の費用を削りに削っても、なお無理がある。進退窮まって、取りあえずは赤字が必至の予算案を作り、雷の鳴り始めた初更、ウカジチンイチ自治会長のお宅にこれを届ける。


朝飯 赤飯のおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、梅干、豆腐と若布と三つ葉の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 グリーンアスパラガスのソテーを添えた豚のクリーム煮パン、2種のチーズ、Chablis Billaud Simon 2018


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2025.4.13(日) 春雨

「総鎮守瀧尾神社の春季大祭にともなう当番町小倉町五丁目による屋台の巡行は雨により中止。よって本日15時に予定をしていた会所祭壇の片づけおよび日光街道に張り渡した注連縄の撤去は10時からに変更」との、ウカジシンイチ自治会長による連絡が、町内役員のLINEグループに入った。時刻は7時9分だった。

上澤梅太郎商店の店舗は、土曜日は平日の2倍、日曜日は3倍、忙しい。よって今日1日の流れを頭に浮かべ、あれこれの予定を組み替える。15時からの奉仕作業の10時への変更は、僕からすれば、有り難い。

上半身に防水性のある上着を羽織っていれば下半身は濡れない、それくらいの霧雨の中で、日光街道に沿った歩道の、頭上2メートルほどのところの注連縄を、オノグチショーイチ頭、タノベタカオ地区委員長との3人で外していく。A型の脚立は雨に濡れて滑りやすい。その最上段に立つときには、よほど足元に気をつける。

白いシャツを着て都会で働いている人も、腰ミノひとつで狩りをしている未開の地の人も、健常者がいきなり死の床に就くことになる一番の原因は転倒と聞いたことがある。雨の中での危ない作業を終えて後は各自が濡れた服を着替え、街の蕎麦屋へ集まって昼食を摂る。次に控えるのは町内の総会。それを乗り越えれば屋台庫の夏の草刈りまでは、しばらく楽ができそうだ。

午後、今月1日に注文し、9日に韓国から出荷されたと連絡のあったアメリカ製の上着が午後に届く。中味を傷つけないよう慎重に開封して取り出したそれは、古着とはいえ新品同様で、僕の上半身をちょうどよく覆った。日本の市場に払底していた色とサイズのものが、定価より2割安く手に入ったのは幸運だった。

長く続いた冬が過ぎれば季節はめまぐるしく変わる。この上着を着ることができるのは、せいぜい5月の半ばまでになるだろう。


朝飯 トマトサラダ、鯖の味噌煮ほか、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「こつぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツとズッキーニの味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー蕎麦
晩飯 カツ煮盛り蕎麦かもめの玉子ばなちょ、Old Parr(生)


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2025.4.12(土) 春季大祭

事務机の左手に提げたカレンダーには「四月大祭 8:45 神社」の忘備が書き込んである。その8時45分よりすこし前に会社を離れることは、8時の朝礼で社員に知らせた。

開店の準備は長男に任せて、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ、本日最初の納品におもむく。そこから帰れば即、4階へ上がって仕事着を脱ぐ。そして前腕の中ほどのボタンは朝のうちに留めておいた白いシャツを着てカフスボタンを留め、僕としては珍しい色のネクタイを締める。本来であれば、責任役員は羽織袴かスーツを身につけるところ、僕はいつも、紺色の換え上着と紺色のパンツにて失礼をさせていただいている。

今年の当番町である小倉町五丁目の、役員をはじめとする大人から金棒曳き、稚児まで、また各町内の自治会長、神社総代、神社世話人、責任役員のほとんどは、既にして境内に集まっていた。昇殿は9時。

新型コロナウイルスが蔓延し始めた2020年の春から2023年までは、瀧尾神社のお祭りは人数を最小限に絞って催されてきた。それが昨年は5年ぶりに、宮司一拝、開扉、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌、閉扉で完結する「コロナ前」の形に戻った。今から振り返れば「コロナ」による非常事態は、その当初には思いもよらないほど長く続いたのだ。

渡御の行列は10時に打ち上げられた花火と共に出発をした。コロナ前より簡略化の進められてきた直会の、現在の参加者は来賓と責任役員のみになった。僕は昨年に引き続いて責任役員を代表し、挨拶をさせていただいた。日光市長選挙も近ければ来賓の一部は忙しく、直会は早めにお開きとなった。

会社に帰ったのは11時すこし前。今度は朝の逆コマ送りのようにしてこれまでの服を脱ぎ、ふたたび仕事着を着る。

事務机に緩衝材の入った封筒が届いている。中味はきのう地方の小さな出版社に注文をした本だった。値段からして本はハードカバーとばかり考えていたものの、実際にはB6判で、写真が20ページ、本文は35ページの薄さだった。「えー、これであの値段かよ」と、何やら騙された気分で読み始める。20分ほどで読み終えて後の感想は「いや、この本は、実に安いわ」だった。そして先ずは長男に見せ、隠居の仕事から戻った家内に進呈をする。


朝飯 なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、納豆、鈍刀煮によるお茶漬け
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダカツレツドライマーティニ、TIO PEPE


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2025.4.11(金) 天気予報

来月のバンコクでは、少なくとも着いた月曜日の早朝から金曜日までの5日間は、昼はプールサイドで本を読み、夕刻より街で飲酒喫飯、夜は20時に寝て未明よりウェブログの作成と考えていた。しかしきのう今日のあれこれから、なにやら忙しくなりそうな気配が見えてきた。荷物も増える。スーツケースは1年ぶりに”PROTEX FP-32N”の出番になるだろう。

ところで昨年6月3日の日記を読み返してみれば、このスーツケースの総重量は18キログラムに達し、明けて6月4日の日記には、スワンナプーム空港の回転台からこれを引き上げる際に転んで、ちかくの人に助けられたとある。荷物嫌いの僕としては面白くないことながら、これまでスーツケースに収めてきた一部はバックパックに移さざるを得ないかも知れない。

一方、金曜日の午後にはスーツケースの中味は半減する。だったら社員への土産はいつもとは異なって、すこしは嵩の張るものが買えるだろうか。しかしまぁ、それをしないところが僕、という人間である。

夕食の前に手を洗うべく南東に面した廊下を歩いて行くと、やおら、お祭のお囃子が聞こえてきた。思わず洗面所に駆け込み、カーテンを巻き上げる。春日町の交差点には、瀧尾神社を目指して日光街道を遡っていく、当番町小倉町五丁目の方々の曳く屋台があった。雨の予報が外れて本当に良かった。明日は朝から晴れる。この予報は外れないに違いない。


朝飯 スペイン風目玉焼き、菜花のおひたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と椎茸と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「ぴょんぴょん舎」のチジミ同冷麺同大根と白菜のキムチ焼肉サンチュ、泡盛「久米島の久米仙」(生)、「小岩井農場」のチーズケーキ、Old Parr(生)


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2025.4.10(木) 室礼

事務机の左手に提げた今月のカレンダーの、明日の余白には「隠居今井ガーベラ」と記してある。先月から床に掛けている堂本印象の「更佳」を今井アレクサンドルの「ガーベラ」に換えよ、ということの忘備である。しかし現在の庭には名残の梅と桜が咲いて賑やかだ。その庭の望める座敷に敢えて花の絵は要らない。そう考えて「隠居今井ガーベラ」の文字は消し、改めて、来月2日の余白におなじ注意喚起を書き入れる。そのころになれば、庭は新緑に変わっているはずだ。

床脇には昨年、鉄筋コンクリートの母屋に置いては乾漆が剥げるばかりと考えて隠居に移した文殊菩薩があって、だからここに飾るものを月ごとに選ぶ愉しみは失われた。飾り戸棚のあれこれは更に長く、ここ数年は、その顔ぶれがほぼ変わっていない。とはいえ家の中を見まわしても、気の利いたものは見あたらないのが現状である。

見あたらないからといって、新たに手に入れることは避けたい。家の中にモノは増やしたくないのだ。だったら昨年、スコータイの林の中で拾った陶片などはどうか。緑の釉薬がガラス質の中に閉じ込められて、なかなか悪くないのだ。


朝飯 生のトマト、目玉焼き、揚げ湯波の甘辛煮、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 焼きおむすび、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、豆腐と若布と椎茸のスープ
晩飯 2種のパンらっきょうのたまり漬とツナのマヨネーズ和え3種のチーズ葱坊主とグリーンアスパラガスのソテーを添えた鶏のトマト煮Chablis Billaud Simon 2018農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023


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2025.4.9(水) サクラ三色

なんだか暖かい。スマートフォンの天気予報を開いてみる。今日の日光の最高気温は17℃。もはやパタゴニアのR1クルーなど着ている場合ではないのではないか。とすればいま素肌に着ているユニクロの化繊の長袖に重ねるべきは、季節をひとつ進めて”Good On”のロングスリーブクルーTなのではないか。しかしそれはいまだベッドの下の引き出しの、プラスティック製の衣装箱に納められていて、取り出すのは面倒だ。そう考えて、今日のところはきのうとおなじパタゴニアのセーターに袖を通す。

今朝の起床はおとといの日記に照らせば「朝の自由な時間がいくらも確保できないという損した感がつきまとう」5時台だった。しかしおとといの日記はおろかきのうの日記さえきのうの朝のうちに完成させてあるから気分の余裕は綽々である。

朝食を済ませて後は、起床のときの考えを改めて、パタゴニアのR1クルーを”Good On”の長袖のTシャツに着替える。黄金週間を迎えるころには、半袖のシャツ1枚で過ごせる日も増えてくるだろう。

隠居の桜は、山桜がほぼ満開。染井吉野は急に花を開いて五分咲き。もっとも遅く咲く枝垂れ桜も、紅いつぼみを随分と膨らませてきた。たまたまこの時期にいらっしゃった「汁飯香の店 隠居うわさわ」のお客様は、できたての朝食に加えて種々の桜もお楽しみいただけて幸運と思う。おとといはスイスからのお客様が、Googleに以下のご感想を上げてくださった。多いに有り難く、また嬉しい限りだ。

Ein rundum super Erlebnis! Das Essen, der Service und das Ambiente sind einzigartig. Mit dem Blick auf den schönen Garten ist die Mahlzeit gleich noch besser.


朝飯 鮭の昆布巻、ウインナーソーセージのソテーを添えたスクランブルドエッグ、トマトのサラダ、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、椎茸とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 葱坊主とトマトソースのスパゲティChablis Billaud Simon 2018


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2025.4.8(火) 目安は600文字

朝のよしなしごとをしながら洗面所に置いた塗り薬が必要になり、南東に面した廊下に出ると、カーテンの隙間から見える空は既にして薄明を帯びている。毎朝、食堂に来れば真っ先にカーテンを巻き上げるところ、今朝は「いまだ真っ暗だろう」と、それをしていなかったため、夜が明けようとしていることに気がつかなかったのだ。

空の写真を撮ろうとして屋上へ上がるときには、これまではユニクロの超極暖ヒートテックTにパタゴニアのR1クルー、それにモンベルのスペリオダウンラウンドネックベストを重ね、更に銘柄不明のダウンコートを羽織り、最後にマムートのビーニーをかぶっていた。それが今朝は、長袖のシャツにパタゴニアのR1クルーの2枚だけで凌げた。4月であれば当たり前なのかも知れないけれど、僕としては、感慨もひとしおである。

食堂に戻って日記のためのWordPressを開く。すると先週の土曜日からきのうまでの、既にして完成させた3日分の日記が「下書き保存」のままズラリと並んでいたから、いささか驚いた。この日記は毎朝「おととい」の分を公開することにしている。しかし先週の土曜日は今日からすれば「さきおととい」で、つまりこれは、きのうの公開をし忘れていたのだ。粗忽、といえば粗忽である。

ところで今日は家内が盛岡へ出張をする。列車の時間は6時7分。よって5時48分に食堂を去って、JR今市駅まで家内をホンダフィットで送る。と、ここで文字数は573に達したから、今日の日記はこれにて終わる。


朝飯 ねぎ坊主の天ぷら、鮭の昆布巻、甘海老の塩辛、胡瓜と蕪のぬか漬け、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、メシ、揚げ湯波とズッキーニの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「魚登久」の胆焼き鰻重、お新香、肝吸い、片山酒造の酒粕焼酎「粕華」(生)


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2025.4.7(月) 好み

居心地の良さそうなコーヒーショップでくつろぐ男に “Happy 80th Birthday Eric Clapton”と添え書きのある静止画像を今朝はTikTokで見た。80歳とはとても思えないエリック・クラプトンは、霜降りの長袖Tシャツに洗いざらした青いダンガリーシャツを重ね、紺色のコーチジャケットを羽織っている。実は僕も、そういう格好が好きだ。

今月のはじめ、日本の市場には払底していたから、韓国のフリーマーケットサイトでアメリカのメーカーによる上着を買った。上着とはいえ見た目はただの作業着である。食べものや酒の好みは変わっても、服の好みは半世紀を経てなお変わらない。

先月の7日、プロンポンのショッピングモール「エンポリアム」で、日本には売っていないコンバースのオールスターを目にしたときには「やっぱ、かっこいいなー」の声が自然に漏れた。来月は、サイアムにある旗艦店を訪ねてみることにしよう。

半世紀を経ても変わらない好みは他にもあるけれど、日記が長くなるから今日は書かない。そして考えてみれば、食べものや酒の好みが変わったとはいえ、その変化の差は、それほど大きなものでもなかった。何だか面白い。


朝飯 鮭の昆布巻、生玉子、甘海老の塩辛、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、菠薐草とパプリカの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 カキ菜のおひたし、牛肉と「しょうがのたまり漬」のそぼろ煮、胡瓜と蕪のぬか漬け、葱坊主と椎茸の天ぷら浅蜊と長葱のかき揚げ、「山本合名」の「天杉山廃純米」(燗)、ミルクプリンのいちごソースかけ


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2025.4.6(日) 早起き

2時台の起床には「こんなにはやく起きて、夜まで保つだろうか」という不安がつきまとう。4時台の起床は当たり前で、なにも感じない。5時台の起床には「朝の自由な時間がいくらも確保できない」という損した感がつきまとう。僕の理想の起床時間は3時台。しかし今朝、起きて洗面を済ませて食堂に来ると、食器棚の電波時計は10秒だけだが4時を過ぎていた。僕の基準からすると、これは3時台の起床にはならない。

所用にて、未明のうちに2度も事務室に降りる。僕は、必要がないかぎり、靴下は履きたくない。今朝はその2度とも裸足で行き来をして、随分と暖かくなってきたことに気づく。

経年劣化なのか、1月21日に膝の痛みを訴えた家内は、その後、伊豆のカイロプラクティックでの荒療治が効いて、ひと月の後には普通に歩けるところまで回復をした。しかし不凍栓の開閉が必要な先週までは「汁飯香の店 隠居うわさわ」の営業日には毎朝、僕が隠居まで付き添っていた。今朝は4キログラムの日光味噌「梅太郎白味噌」を運ぶため、やはり家内に付き添って、5日ぶりに隠居の敷地に入る。

勝手口に味噌を置くとすぐに、裏手から庭にまわる。白梅はそろそろ花びらを地面に落としつつある。紅梅の息の長さには驚くばかりだ。そしてその紅梅の背後に高く立つ山桜は、鑑賞に堪えるところまで花を開いていた。

ひとりで整える朝食のおかずは焼き魚。味噌汁の具は葱坊主の天ぷらと若布。食後に魚焼きグリルの汚れが気になって、できる範囲内で、ではあるものの、徹底的に洗う。ここまでしても時刻は7時。早起きとはまこと尊ぶべきものと思う。


朝飯 めぬけの粕漬け、甘海老の塩辛、ごぼうのたまり漬、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、メシ、葱坊主の天ぷらと若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 スパゲティナポリタンChablis Billaud Simon 2018


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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