2017.8.8 (火) 立秋を過ぎて
早朝に目覚めて食堂に出ると、先ずはこの角部屋の、直角に位置するふたつの窓を開ける。そうして風を通すのだ。ところが今朝は、夜半から強くなった雨風がガラスを打ち、とてもではないけれど、窓を開けるどころではない。
太平洋上に発生した台風5号は自転車ほどの速さで2週間以上も迷走を重ね、しかし九州南部から列島に上陸してからは四国、そして関西へと真っ直ぐに進みつつあった。その台風は、今ごろは岐阜県か群馬県のあたりにいるのだろうかと想像しつつ、しかしテレビをつけることはしない。窓の向こうの漆黒を愛でていたい気持ちが強かったからだ。
やがて徐々に、外が明るくなってくる。風に飛ばされてくる雨粒は時に強く、時に弱く、しかし窓ガラスを叩き続けている。ここでようやくテレビをつけると、台風は案に相違して、福井県から石川県を経て日本海上へと去ろうとしていた。
一昨日の夕立は雷を伴っていた。「梅雨は雷に始まり、雷に終わる」というならば、この台風が去れば必ず、光輝燦然とした夏がやって来るはずだ。それにしても、立秋を過ぎて後の夏とは、どうにも釈然としない。
朝飯 切り昆布の炒りつけ、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、生のトマトを添えたベーコンエッグ、すぐき、たまり漬「栃木県壬生産のしょうがです。」を薬味にした納豆、メシ、豆腐と揚げ湯波とレタスの味噌汁
昼飯 「ふじや」の雷ラーメン
晩飯 モツ煮豆腐、鶏肉団子、大根おろしを添えた厚揚げ豆腐の淡味炊き、トマトとキウィのサラダ、ズッキーニの酢の物、麦焼酎「田苑シルバー」(ソーダ割り)、グレープフルーツのゼリー