2017.8.2 (水) 緊急地震速報
周囲の人たちの持つ携帯電話が一斉に緊急地震速報を発しても、僕のそれはウンともスンとも言わない、それは僕の携帯電話がフィンランド製の”NOKIA NM706i”だからではないかと、そのころは考えていた。現在の携帯電話は”iPhone 6s Plus”で、しかしこの機種からもまた、地震の速報はそれほど聞いた覚えがない。それが今日に限っては枕元で「ギュイッ、ギュイッ、ギュイッ」と例の不気味な音を響かせたから、驚いてすぐに飛び起きた。時刻は02:03だった。
しばらくしてそのiPhoneでニュースのアイコンをタップすると、地震は福島県と茨城県の一部が震度4、そして栃木県は震度3とあった。当方には2011年3月11日の記憶があるから、地震はとにかく怖いのだ。以降、1時間を経ても眠気は訪れない。
3時20分に起床し、食堂に3枚ある窓のうちの2枚を開け放つ。標高400メートルの、朝の空気は涼しいよりも寒い。よって事務室に降り、椅子の背もたれにかけておいた長袖のTシャツを、半袖のポロシャツに重ねる。
そろそろ店に降りようとしている7時16分に、また小さくない地震がある。仏壇の、数時間前に供えた水とお茶はこぼれてしまった。よってそれらをお盆ごと食堂に持ち来て布巾で拭い、ふたたび仏壇へと戻す。
朝飯 切り昆布と豚三枚肉の炒め煮、納豆、緑茄子の油炒め、生のトマト、「なめこのたまりだき」のフワトロ玉子、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、浅蜊と三つ葉の味噌汁
昼飯 冷やしラーメン
晩飯 ラタトゥイユ、2種の茄子と肉団子の揚げだし、豚肉と牛蒡と人参の炊き合わせ、銀鱈の味醂漬け、胡瓜のぬか漬け、「松の司」の「生酛純米」(冷や)、釜蓋餅