2025.4.13 (日) 春雨
「総鎮守瀧尾神社の春季大祭にともなう当番町小倉町五丁目による屋台の巡行は雨により中止。よって本日15時に予定をしていた会所祭壇の片づけおよび日光街道に張り渡した注連縄の撤去は10時からに変更」との、ウカジシンイチ自治会長による連絡が、町内役員のLINEグループに入った。時刻は7時9分だった。
上澤梅太郎商店の店舗は、土曜日は平日の2倍、日曜日は3倍、忙しい。よって今日1日の流れを頭に浮かべ、あれこれの予定を組み替える。15時からの奉仕作業の10時への変更は、僕からすれば、有り難い。
上半身に防水性のある上着を羽織っていれば下半身は濡れない、それくらいの霧雨の中で、日光街道に沿った歩道の、頭上2メートルほどのところの注連縄を、オノグチショーイチ頭、タノベタカオ地区委員長との3人で外していく。A型の脚立は雨に濡れて滑りやすい。その最上段に立つときには、よほど足元に気をつける。
白いシャツを着て都会で働いている人も、腰ミノひとつで狩りをしている未開の地の人も、健常者がいきなり死の床に就くことになる一番の原因は転倒と聞いたことがある。雨の中での危ない作業を終えて後は各自が濡れた服を着替え、街の蕎麦屋へ集まって昼食を摂る。次に控えるのは町内の総会。それを乗り越えれば屋台庫の夏の草刈りまでは、しばらく楽ができそうだ。
午後、今月1日に注文し、9日に韓国から出荷されたと連絡のあったアメリカ製の上着が午後に届く。中味を傷つけないよう慎重に開封して取り出したそれは、古着とはいえ新品同様で、僕の上半身をちょうどよく覆った。日本の市場に払底していた色とサイズのものが、定価より2割安く手に入ったのは幸運だった。
長く続いた冬が過ぎれば季節はめまぐるしく変わる。この上着を着ることができるのは、せいぜい5月の半ばまでになるだろう。
朝飯 トマトサラダ、鯖の味噌煮ほか、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「こつぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、揚げ湯波とキャベツとズッキーニの味噌汁
昼飯 「やぶ定」のカレー蕎麦
晩飯 カツ煮、盛り蕎麦、かもめの玉子ばなちょ、Old Parr(生)