2025.3.15 (土) 「観光」
明朝に雪の予報の出ていることを、朝礼のときの長男の発言によって知る。携帯電話のウェザーニュースは、最低気温の氷点下まで下がる日が日光では3日のあいだ続くと伝えている。よって営業後の不凍栓は必ず閉めるよう、隠居係の高橋リツコさんに頼む。
午前、「汁飯香の店 隠居うわさわ」でお客様にいただいた感想カードのうち、タイに行っているあいだに溜まった分をコンピュータに打ち込む。このような地道な作業は、楽器やスポーツの基礎練習に似ている。しかしてまたそれらとおなじく、途切らせることなく続けることが肝要である。
夕刻に店番をしながら雑貨部の品の増えていることに気づく。そのうちの小鹿田の飯茶碗を手にして、むかしのそれにくらべて随分と軽くなっていることに驚く。書籍部の棚にはラッタウット・ラープチャルーンサップの「観光」が加わっていた。長男はこれを、読んだ上で仕入れたのだろうか。小説に食指の伸びることは滅多にない僕からしても、このタイ系アメリカ人による短編集は、静かに、しかし強く、お勧めをしたい。
朝飯 鰯の梅煮、菠薐草のおひたし、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 パン其の一、パン其の二、グリーンアスパラガスのソテーを添えた鶏とマッシュルームのトマト煮、農民ロッソ COCO FIRM & WINERY 2023