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清閑 PERSONAL DIARY

2017.7.29 (土) 熱風

関東地方に梅雨明け宣言が出されて何日が経つだろう。しかし天気は優れない。これが戻り梅雨というものだろうか。7月の末とはいえ特に朝などは、窓を開け放っておけば冷房の必要はまったく無い。

ところで今年は、梅雨の明ける前からひぐらしの声に気づいた。

「ひぐらしが鳴き始め、山百合が咲き始めると、乳茸の季節だ。」という一節が、この日記の2000年9月6日の冒頭にある。ひぐらしは秋になって初めて鳴くように読めるけれど、実際には、ひぐらしは隨分と早くから鳴き始めていたのだ。

ひぐらしの声にはなぜか秋の風情がある。よって僕としては、あまり好きでない。

天気予報によれば、来週の後半あたりから晴れて気温の上がる日がすこしは続くという。夏休みに入ってこのかた雨続きでは、子供や学生はさぞかし、空を見上げて恨めしさを募らせていることだろう。子供や学生ではない僕でさえ、融けるほど熱せられたアスファルトの上を、夏の熱風の吹きわたる日を待ち望んでいるのだ。


朝飯 切り昆布と豚三枚肉の炒め煮、揚げ湯波と小松菜の炊き合わせ、ラタトィユ、納豆、鮭の昆布巻き、胡瓜のぬか漬け、メシ、トマトと揚げ湯波とツルムラサキの味噌汁
昼飯 「麺屋ききょう」の塩つけ麺
晩飯 トマトとキウィのサラダパントマトと牛挽き肉のラザニア“DE FONBEL Saint-Emilion 1995”桃のクリームソースかけ

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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