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清閑 PERSONAL DIARY

2025.3.7 (金) タイ日記(11日目)

目を覚ましたのは2時10分。幸いにも二度寝ができて、次に気づくと5時をまわったところだった。外はいまだ暗い。「ホーイッ、ホーイッ」と、いつもの鳥が啼いている。チェンライの川沿いのホテルで毎朝感じた疲れは幸い、今朝は無い。起きて、きのうチェンライからの機内で秀丸に書いたおとといの日記の下書きをWordPressに写す。

朝食の会場には8時に降りた。部屋に戻っておとといの日記を9時40分まで書き継ぎ、外へ出る。トンローからプロンポンまではBTSでひと駅。駅前のワットポーマッサージは10時に開く。ここで足の角質削りと足マッサージを組み合わせた60分の施術を受けつつ「続百代の過客」の上巻を、落丁部分と森鴎外の「独逸日記」を除いて読み終える。即、タイのセブンイレブンのエコバッグから「続百代の過客」の下巻を取り出し、これを読み始める。施術の代金は460バーツ。オバサンには50バーツのチップ。

マッサージ屋からはプロンポンの駅を使ってスクムヴィット通りを横断し、向かい側の高級ショッピングモール「エンポリアム」で、あれやこれや見る。それからBTSでトンローに引き返し、なじみの食堂にて昼食を摂る

ホテルは安価だから、1泊しかしないにもかかわらず、午後にゆっくり過ごすべく、予約は2泊にしておいた。部屋に戻って先ずはシャワーを浴び、バスローブを着る。僕には家でも電車の中でも、いつまでもコンピュータにかじりついている悪癖がある。しかし今日は帰国日であり、そのあたりには重々、気をつける必要がある。よって先ずは荷作りをする。

土産の「日光味噌粒みそ」をコモトリ君に手渡し、同時に買いすぎた酒類を預けたため、社員への土産やホテルで飲むためセブンイレブンで買った紅茶のティーバッグなどが増えたにもかかわらず、スーツケースの空間には余裕ができた。その面倒な作業を終えた後にはふたたびコンピュータを開き、今日の日記のここまでを書く。

さて、きのうの朝は迎えのタクシーがホテルに来ず、気を揉んだ。そして、そのようなときの危機管理にはかなり熱心な、取引先の社長のことを思い出した。その社長を見習ってフロントに降り、南部の生まれなのか産毛による髭を鼻の下に伸ばしたままの、しっかりしたオネーサンに空港までのクルマを頼む。高速道路の通行料金を含んで500バーツは安くないものの、ここでも取引先の社長を思い出して、鷹揚に頷く。

午後の時間はいまだ、たっぷりとある。しかしプールサイドに降りれば泳がなくても汗で水着が濡れる。そう考えて、以降は部屋で本を読む。窓の外の、数百坪ほどの空き地には、すこし前までは南国の木々があった。しかし今は整地をされて、土がむき出しになっている。ここに大きな建物が建てば、このホテルには一切、日が差さなくなるだろう。

天気予報は朝から40パーセントの降水確率を伝えていた。その雨が実際に降りはじめたのは、18時もちかくなるころだった。ホテルの、外の通りにもっとも近いところにいる駐車場係に傘を借りて、トンローの大通りを目指す。酔いすぎることを避けるため、エコバッグにラオカーオは持たない。

食事を終えて19時43分にホテルに戻り、部屋の鍵を開けようとして、しかしカードキーをかざしても緑の灯りは点かない。取っ手を動かしてもビクともしない。多分、フロント係がカードキーの有効性を切ってしまったのだろう。

部屋のある4階からエレベータで1階まで降りる。そして雨の中をメイン棟のフロントまで歩き、事情を説明してカードキーを復活させてもらう。そして雨の中を引き返して、ふたたび4階へ上がる。

復活させたはずのカードキーでは、またもや部屋の鍵は解除されなかった。即、ロビーのフロントへきびすを返して「まだ開けられない。急いで欲しい。当方はこれから空港へ行かなくてはならない」と、口調を強くしてみる。フロントのオニーチャンはカードのマスターキーを、ちかくにいた何係か分からない男の人に手渡した。その男の人と共に、またまた部屋の前へ。しかしそのマスターキーを以てしても、なお、部屋の鍵は開かない。男の人はその場を慌てて去った。

5分ほどすると、腰に大量の、しかし今度はカードキーではなく金属製の鍵を提げた施設係が来た。係はドアの、カードをかざす部分の下の、丸いフタを専用の器具でずらした。そして現れた穴に金属製の鍵を差し込んで回した。ドアはようよう、開いた。時刻は19時52分。施設係は詫びることなく無言で去った。まぁ、タイでは良くあることだ。

大急ぎでシャワーを浴び、それまでのTシャツから機内用の、すこし分厚いシャツに着替える。そしてバックパックを背負い、スーツケースを曳いてロビーに降りる。20時15分に予約をしたクルマの運転手は、既にして待っていた。施設係を大急ぎで呼んできた男の人が、僕のスーツケースをトヨタのSUVのトランクルームに入れる。この人には40バーツのチップ。

20:08 安心を象徴するような、いかにも頑丈そうなトヨタ車がホテルを出る。
20:19 センセーブ運河を渡る橋の上で少々の渋滞
20:35 フワマークから高速道路”Si Rat Expressway”に上がる。
20:57 スワンナプーム国際空港に着。運転手には40バーツのチップ。

21:05 ボーディンバスとバゲージタグの双方が出力される機械でチェックインを完了。
21:12 バゲージタグを乗客みずからがハンドスキャナーで読み込ませて荷物預けを完了
21:21 保安検査場を通過。
21:24 顔認証システムにて出国審査場を通過

薬を飲むための水が欲しい。幸い、僕の持つプライオリティカードでも入れるミラクルラウンジがサテライトターミナルにもあったため、エスカレータを上がって受付にそのカードとボーディングパス、およびパスポートを出す。係のオニーチャンは会員資格を示すQRコードを見せてくれという。実は僕は、この会員登録にいつも失敗をして、スマートフォンにQRコードは出せないのだ。即、諦めてエスカレータを下る。

売店で売っているペットボトルの水は70バーツ。街のセブンイレブンなら15バーツで買えるミネラルウォーターに70バーツは出したくない。このあたりの経済観念については自分でも不思議に思いながら、どうにもならない。今回の旅で使ったチップの合計は1,365バーツ。しかし空港の、市中の数倍もする水は、意地でも買いたくないのだ。

22:12 S105番ゲートに達する
23:05 搭乗開始。
23:15 63Cの席の頭上にバックパックを格納する。
23:17 タイ製の睡眠導入剤”G nite”を、室乗務員にもらったコップの水で飲む。その足でギャレーの脇のトイレに入り、使い捨てカイロを腰に貼る。


朝飯 “La Petite Salil Sukhumvit Thonglor1″の朝のブッフェ其の一其の二
昼飯 「東明」のバミーヘン
晩飯 “55 Pochana”のクンオップウンセンカオパックンシンハビール


美味しいおうちごはんのウェブログ集はこちら。

  

上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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