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お買い物かご

清閑 PERSONAL DIARY

2025.2.9 (日) 雪のその後

雪は止んだ。空は晴れた。家内を隠居に送る早朝の歩道は、きのうよりよほど明るかった。二十数時間ほども降り続いた雪は、上空の気温がよほど低かったのだろう、歩くたびキシキシと音を発した。地中の不凍栓を開くには、先ず地面と同じ高さのフタを開ける必要がある。そのフタが雪により凍りついて、鉄の棒でこじってもびくとしない。勝手口に戻って湯を沸かすよう家内に頼み、その熱湯でどうにか氷を溶かす。

8時の朝礼の後、配達係のイザワコーイチさんが道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ納品に出かける前に、ホンダフィットの窓に積もった雪を、給湯室の洗面器に溜めたお湯で溶かす。電気もガスも水道も、まったくもって有り難い。

開店の準備をしながら外に目を遣ると、事務係のカワタユキさんと研究開発係のマキシマアキコさんが雪かきを始めていた。社員全員で取りかかるかかるほどの雪の量ではないものの、これまた有り難い。

その雪かきのお陰と太陽の光により、9時になるころには、駐車場のあらかたには黒いアスファルトが見えてきた。スマートフォンの天気予報は、明日からの1週間の、ほとんどの日が晴れることを伝えている。台風一過と雪の後の快晴は、日本の天気のひとつの頂点のような気がする。

11時前に蔵見学をご希望になったお客様お二人には、外が寒いことから、先ずは店のお茶飲み場で上澤梅太郎商店の歴史についてお話しをさせていただく。次いで隠居、そして蔵の中にご案内をする。隠居でお食事をなさったお客様、また蔵見学をなさったお客様は、一般のお客様とは異なった商品をお買い求めになる傾向がある。それは「たまり漬」というものを、より深く知ることがおできになったためだろう。

日本橋高島屋S.C.で先週の水曜日から開かれている「冬の味覚市」に出張中の長男からは、初日から好成績が伝えられている。最終日が建国記念の祝日であれば、蔵から現場に送る商品の数量も、いつもとは異なってくるはずだ。できるだけ多くのお客様に、ご希望の品物を、お手渡ししたいと思う。


朝飯 しもつかり、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と人参とトマトと長葱とハムの味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、しもつかり、菠薐草の胡麻和え、揚げ春巻き、らっきょうのたまり漬、おでん、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(燗)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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