2017.7.22 (土) 冬景色
毎年この季節になると、自宅のベランダに朝顔を咲かせたり、あるいはゴーヤで日よけのカーテンを作ったりする報せがfacebookに目立ってくる。それらに貼付をされた画像はおしなべて、いかにも清々しい。しかるにウチの4階のベランダには、昨年の秋以降、どう短く見積もっても9ヶ月は経っているだろう、花も葉も枯れて失われ、乾いた土ばかりになったプランターが、あたりを埋めている。
5時50分、遂に意を決してベランダの掃除を始める。指折り数えてみれば、プラスティック製のプランター7個、おなじくプラスティック製の、それも大型の植木鉢12個、そして更にはジョウロやスコップなどの道具、また何年も置き放たれた空の植木鉢などを台車に載せ、少しずつ玄関に降ろす。
朝食の後は、玄関の前に出されたそれらを、これまた少しずつ台車に載せ、隠居とのあいだを往復しながら土を捨てる。その最中に、薔薇の枯れ枝のトゲを深く、右手の人差し指に刺す。汗の流れる顔は、土ぼこりにまみれている。正に、泣きっ面に蜂である。
玄関の前にふたたび集めたプランターや植木鉢は、何しろプラスティック製だから使おうと思えば使えるものの、90リットルのゴミ袋ふたつに納め、その口を固く縛る。針金に緑色のビニールをコーティングした添え木は、どのように分別して良いやら分からないため、取りあえずはまとめて邪魔にならないところに置く。
最後に大きなチリトリと箒を持ち、4階へと戻る。そしてベランダに散った枯れ葉や土を掃き集めるも、そこには人工芝が敷きつめてあるため、完全には取りきれない。それでもとにかく、ベランダの冬景色は綺麗サッパリ視界から消えた。
そうして本日2度目のシャワーを浴び、新しいシャツに着替えて店に降りる。
朝飯 「なすのたまり漬」の玉子かけごはん、胡瓜の古漬けと切り昆布の油炒め、生のトマト、茄子と茗荷の味噌汁
昼飯 冷やしラーメン
晩飯 “Finbec Naoto”の冷たい前菜、暖かい前菜、パン、あれこれによるリゾット、パン、鱸のカリカリ、小さなカレーライス、桃のコンポート、コーヒー、白のハウスワイン