2025.1.31 (金) 菜の花
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」という言葉がある。正月から三月にかけてはなにかと行事が多く、それにかまけるうち、アッという間に過ぎてしまうことを言う慣用句だという。
「アッという間」といえば、子供のころの時の移り変わりはゆっくりだった。学生になっても、たとえば「25歳までは好きなことをしろ」と親に言われた先輩のことを同級生から聞き及び「ほとんど無限の遊び時間じゃねぇか」と驚いた記憶がある。しかしそのとき22歳だった先輩が25歳までなら持ち時間は3年間で、今ならそれほど長くも感じない。
とはいえ僕がこの齢から「3年間は好きなことをしろ」と言われれば、それは嬉しいに違いない。そして「その先は仕事に戻らなくて構わない」と言われれば、嬉しさも2倍、3倍になるだろう。
午前、ホンダフィットに給油を施す。きのうおとといにこなした距離に照らしてみると、1リットルあたり20.9キロメートルも走っていた。普段の半分の燃費とは、恐れ入るばかりだ。
昼は隠居に赴いて床の間の、河合寛次郎の「喜者開扉」を野村素軒の「筑後途上五絶」に掛けかえる。
行尽連山険
如看平野長
天鵯聲不絶
十里菜花黄
2月に菜の花は早すぎるだろうか。しかし3月では遅いような気がするのだ。
朝飯 納豆、切り昆布の炒り煮、ウインナーソーセージのソテーを添えた目玉焼き、白菜漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、水菜の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 「コスモス」のトマトとモッツァレラチーズのサラダ、カツレツ、サントリー「角」(お湯割り)