2025.1.30 (木) 伊豆治療紀行(32回目の2日目)
目を覚ましたのは1時台。ぞれでもスマートフォンさえあれば、何とか凌げる。朝までに眠れたのか眠れなかったのかは、よく分からない。やがて海から朝日が昇る。
宇都宮から伊豆に移った「伊豆高原痛みの専門整体院」で治療を受ける際には、はじめは伊豆高原駅前でレンタカーを借り、多くは赤沢温泉の宿に泊まっていた。この宿の夕食と朝食は僕と家内の感覚からすればいささか高価だったため、2回目以降は素泊まりとし、夕食はやがて馴染みとなった焼鳥屋「和居」、朝食は「ガスト」で摂ることが常態となった。
ところが昨年、その「和居」が都合により長い休みに入った。一方、整体院のちかくにあって、外から見た限りではかなり高級そうな「亀の井ホテル伊豆高原」が、調べてみればそれほど高くないことが分かった。伊豆高原の駅前からは送迎バスが出ている。整体院までは歩いて行ける。つまりレンタカーの必要も無い。夕食およびブッフェの朝食は宿泊料に含まれている。それらを勘定に入れれば赤沢温泉のホテルを使うより対費用効果はよほど高い。その「亀の井ホテル伊豆高原」から8時50分にホンダフィットを発進させる。
2日間の荒療治の甲斐があって、人の肩を借りなければ歩けなかった家内は、杖さえ使えば歩けるところまで回復をした。僕の治療はきのうに引き続いて、電子ペンの先端は、小さなお灸ほどの熱さしか感じさせなかった。症状の重い家内は2週間後、2月末にタイ行きの迫っている僕は3週間後の予約を入れて治療院を去る。
11:09 「伊豆高原痛みの専門整体院」を出発。
12:40 「鈴廣かまぼこの里」に着。
13:54 昼食を摂り、自宅と社員へのお土産を買って「鈴廣かまぼこの里」を出発。
13:55 西湘バイパスから小田原厚木道路に入る。
14:23 圏央道に入る。
圏央道は、首都を経由することなく関東の東西や南北を行き来することができ、移動時間を短縮させるには非常に有り難い。しかし断続するトンネルの中を、密集するトラックに挟まれて走らなければならず、そのあいだの緊張感や重圧にはただならないものがある。たった一人の運転手が居眠りをしただけで、重大な事故が起きるだろう。できれば二度と走りたくない道である。
15:06 きのう昼食を摂った狭山S.A.で小休止。
15:17 狭山S.A.を出発。
ふたたび圏央道に戻り、自動販売機で買ったコーヒーを飲みつつ「たった11分間の休憩が人間にこれほどの開放感をもたらすとは」と大いに驚きつつ、以降は楽な気持ちで北上を続ける。
15:43 久喜白岡JCT.から東北道に入る。トンネルは二度と現れず、頭上には青い空が広がっている。「ここまで来くればオレのもの」という気分になる。
16:31 宇都宮I.C.から日光宇都宮道路に入る。
16:48 上澤梅太郎商店に帰着。距離計の数字は576.6km。
排気量の大きなクルマがあれば、今回の往復も、それほど苦にはならなかっただろう。しかし僕はそのようなクルマは好まず、更に個人のクルマは一生、持つつもりはない。
夜は、買ってきたばかりの蒲鉾にて燗酒を飲む。
朝飯 「亀の井ホテル伊豆高原」の朝のブッフェ其の一、其の二
昼飯 「美蔵」の玉子焼き、「かまぼこかき揚げの温そば」
晩飯 「鈴廣」の蒲鉾「古今」、豆腐と水菜と豚薄切り肉の鍋、「松瀬酒造」の「松の司特別純米」(燗)