2025.1.15 (水) 第45回日光MG(1日目)
マネジメントゲーム、通称MGのことをここに書いても興味を持って読む人は日本国中に100人もいないだろう。しかし書かなくては日記が成立しないから、とにかく書く。
MGは参加者ひとりひとりが自分の会社を持ち、2日間に5期分の経営を盤上に展開する研修である。5期分の決算も、マトリックス会計表を使って手書きでする。僕は1991年以来、これを続けているものの、ゲームは非常に下手で、初日の朝は常に、戦々恐々としている。第1期の自己資本は300円。ゲームの下手な人間はとにかく運頼みで、運に恵まれたときのみ自己資本を積み上げることができ、そうでないときには累積赤字が雪だるま式に増えていく。さて今回はどうなるか。
講師はマネジメントゲームの開発者である西順一郎先生。僕のMGの歴史の中では、ほとんど西先生のマネジメントゲームばかりを受けてきた。理由は「水は源流で飲むのが一番美味い」からだ。今回の日光MGには上澤梅太郎商店の全社員の他、全国津々浦々から19名もの方々が参加をしてくださった。MGは6名がひとつの卓に着いて市場を形成する。今回はそれが7卓。有り難いことだ。
MGの第1期には、いまだ勝負は始まらない。全員が決められた手順に従って採用、材料購入、製造、販売を行い、決算をする。この第1期は初心者にとっては練習、経験者には振り返り、あるいは「修正」の時間になるだろうか。
そうして迎えた第2期の僕の成績は損益分岐点比率130、利益は第1期のマイナス17円に更に35円の損を加えて52円の累積損。安定の出だしである。
マネジメントゲームは意思決定の連続であり、入札は声を出して行う。頭と体の双方に、普段はあり得ない負担がかかる。第2期を終えたときには、これから第3期のあることが信じがたいほど疲れていた。その第3期の僕の結果は損益分岐点比率が幾分マシになって104。しかし赤字は赤字だから累積損は61円に増えた。今日の勝負はここまで。
社外から参加の方々は会場に宿泊にて、第4期の経営計画を済ませた後は、遅くまで歓談をして過ごす。
朝飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の朝のお膳あれや、これや、それや
昼飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の昼のお膳
晩飯 「湯けむりまごころの宿・一心舘」の夜のお膳