2025.1.13 (月) デジタルの手紙とアナログの手紙
日本酒に特化した飲み会「本酒会」は、イチモトケンイチ会長のメモによれば設立は1992年。最初の会員は3名。会長に僕が誘われて加わったのは1995年。規約の第一は「お酌をしたら退会」という決まりで、僕はこのような、自由を確保するための規則は嫌いでない。この、月に1度の例会を続けてきた本酒会が、諸般の事情により今月の第369回で解散となる。僕は書記として、23日、24日、28日と例会の候補日を挙げ、都合の悪い日があれば知らせるよう、6時になるのを待って、同報メールを配信した。
2番目のメールは、15日と16日の社員研修による休業をお知らせするメールマガジン。こちらは【お休みの日のお知らせ】という表題で15時40分に作成し、16時30分の配信を設定した。
次は手書きの手紙。現在の僕の最も愉しみとしているのは、南の国で本を読むことだ。ドナルド・キーン著「昨日の戦地から」は昨年の6月3日にシサッチャナーライの食堂で読み始め、9月29日にチェンライの屋外フードコートで読み終えた。その「昨日の戦地から」に「キノシタ侍従次長」の文字を見たのは9月29日の朝の、コインランドリーでのことだった。「キノシタ侍従次長」とは、自由学園でひとつ先輩の、キノシタテルオ君のお祖父さんに違いない。
「このことはキノシタ君に知らせて上げるべきだろう」と、僕は当日の日記に書いた。しかしそれから3ヶ月以上も、何もしなかった。年明けから10日も経ってようよう検索エンジンに頼り、この本をメルカリへの出品者に注文した。届いたそれは新品同様だった。キノシタ君への手紙は15時45分から書き始めて10分ほどで書き終えた。そうして16時からは店に出て、閉店の17時30分まで店番をする。
朝飯 ウインナーソーセージと菠薐草のソテー、スクランブルドエッグ、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と玉葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 切り昆布と人参の炒り煮、「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」で漬けた松前漬け、里芋の煮ころがし、菠薐草とコンニャクの白和え、沢庵、白菜漬け、牛スジ煮、メシ、「柏露酒造」の「越の四季超特選大吟醸」(燗)