2017.7.20 (木) 実力制名人
「私は、碁は芸である、と考える。芸を磨くことがプロのつとめである、と思っている。勝ち負けは結果にしかすぎない。芸が未熟なら負ける。相手より芸がまさっていれば勝つ。ただ、それだけの話である」と、かつて藤沢秀行は、日本経済新聞の「私の履歴書」に書いた。
今や人間は、囲碁でも将棋でも、コンピュータに勝てない。ということは「人間よりコンピュータの方が、より芸を磨いた」ということなのだろうか。
「実力制名人」が文字通りの「実力制」なら、現在以降の名人は、人間ではなくコンピュータがその座に着く可能性が限りなく高い。「棋士とコンピュータとの闘いは、陸上選手とクルマとの競走と同じで、それを論じることに意味は無い」という意見がある。しかし僕の感覚からすると「頭脳」と「運動」を一緒にすることはできない。
ところでこんなことを書きながら、僕の将棋の力は非常に弱い。駒の動かし方を覚えたばかりの子供にも負けるかも知れない。囲碁に至っては石の置き方すら知らない。しかし囲碁将棋についての本を読むことはとても好きだ。そして今日もそれに関係する、しかし佐藤天彦名人が”DENSO”のロボットアーム「電王手さん」に「負けました」と頭を下げるなどは思いもよらなかった古き時代の本3冊を買う。
朝飯 たまり漬「栃木県壬生町産のしょうがです。」の玉子かけごはん、胡瓜のぬか漬け、豆腐と揚げ湯波と万能葱の味噌汁、キウィ、
昼飯 ラーメン
晩飯 ツナと長芋とルッコラのサラダ、トマトとマッシュルームと牛肉のスパゲティ、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”、メロン