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清閑 PERSONAL DIARY

2025.1.1 (水) お雑煮

「ベロ藍」の濃さは薄れているものの、6時10分の空はいまだ美しさを保っている。

元旦には家内との墓参りを欠かさない。数年前は水場が凍りつき、コンビニエンスストアでミネラルウォーター2リットルを買ってお墓に引き返したことがあった。その記憶が強烈なため、翌年からはかならず家から水を持参することにしている。しかし水場が凍てついたのは一度きりで、今日もまた、お寺の水道栓からは問題なく水が出た。

とはいえ元旦のお墓の寒いことに変わりはない。素手で水を扱うとアカギレが切れて業務に支障を来すためゴム手袋を使ったものの、それでも指先は凍えた。来年は毛糸の手袋も忘れずに持とうと思う。

帰宅の途中、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」の通用口をクルマから確かめたところ、早くも施設長の働く姿があった。よって会社に戻るなり冷蔵庫に入り、今日のために準備した福袋を台車に載せる。そしてそれをホンダフィットに移し替えて、道の駅に納める。時刻は7時35分だった。その配達にて一般の商品にも補充の必要を感じ、本日2度目の配達を直後に行う。

8時を前にして、4階の食堂には既にして長男、嫁のモモ君、3人の孫が揃っていた。その5人を伴ってお雑煮を載せた盆を持ち、仏壇、神棚、稲荷社、水神、地神と、それぞれ供えていく。人間がお雑煮にありつくのは、その後だ。箸袋に家族の名を筆ペンで書く仕事は、今年は孫のリコが担ってくれた。

食後は10時30分まで寝室で横になって休む。総鎮守瀧尾神社には、長男の家族と共に7人で出かけ、昇殿の上、11時からの祈祷を受ける。そこから今度は追分地蔵尊へまわり、こちらでも初詣をする。帰宅の途中に道の駅へ寄ると、らっきょうのたまり漬「ピリ太郎」が売り切れていた。よって即、バックヤードの冷蔵庫から補充すると共に、会社から新たなそれを道の駅の冷蔵庫に運び入れる。

昼食の後は15時までふたたび寝室で休む。正月には普段はできないこと、すなわち昼寝がしたいのだ。

15時を過ぎてから、本日4回目の配達を道の駅に行う。これにて閉店までの在庫は充分と思われたものの、バックヤードの冷蔵庫から一部の商品を売り場に出すと、当然のことながら、冷蔵庫には隙ができた。念のため会社に戻り、その隙に収められるだけの品をカゴに入れて、本日の配達を完了する。これにて今日の道の駅への配達は、昨年の元日とおなじく5回になった。

夕刻は早めに入浴をし、早めに夕食を摂り、早めに寝室に入る。


朝飯 お雑煮田作り「久埜」の栗きんとん黒豆おせちあれこれ
昼飯 お雑煮いちご
晩飯 おせちあれやこれや、「柏露酒造」の「越の四季超特選大吟醸」(燗)、「明治の館」のチーズケーキ、Old Parr(生)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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