2024.12.23 (月) 贅沢でなくても美味いもの
目を覚ましてひと息をつき、枕頭のiPhoneを引き寄せると時刻は3時46分だった。それを奇貨としてすぐに起き、洗面所を経由して食堂に出る。仏壇のことを済ませても、食器棚の電波時計は3時59分。最上部の画像が決まらなかったため公開できなかった20日の日記を完成させて公開し、引き続いて21日と22日の日記を完成させる。
以降は、おととい京橋のモンベルで忘備のためカメラに納めたクリフハーフシェルパンツ、クリフパンツサーモ、アルパインイージーフィットパンツサーモの3点をウェブ上で比較し、そのうちのクリフパンツサーモを27日に買うことを決める。
朝食のおかずは湯豆腐。もっとも好きな湯豆腐のたれは、刻んだ長葱に鰹節を加え、そこに「日光味噌のたまり浅漬けの素・朝露」を充分にかけまわしたものだ。今朝のこれがうっとりするほど美味いのは、それぞれの材料の相和もさることながら、昆布を惜しまず使ったことが効いているような気がした。
日中は繁忙にて、家内に頼まれた、街うちの2個所にお歳暮をお持ちすることはできなかった。その仕事は「汁飯香の店 隠居うわさわ」の、ことし最後の営業を終えた家内が午後に担ってくれた。
終業後は事務室に長く留まることはせず自宅に引き上げる。そして早々に入浴を済ませる。
1982年の1月だったか2月だったか、とにかく泊まっていたヴァラナシのバンガローで、シーク教徒が宴会をしていた。その食堂棟に近づくと声をかけられ、髭にターバンの男たちからウィスキーを振る舞われた。当時の僕はウィスキーは好まず、ようよう1杯を干して彼らに礼を述べた。やはり二十代のころ、銀座のカレー屋「ナイルレストラン」でムルギーランチを注文したところ、ウェイターにウィスキーを勧められた。「昼に、それもカレーを肴にウィスキーですか」と驚いて、僕はその提案を断った。
しかし今では、夕食にカレーの出るときには、それにウィスキーを添えることが多い。夏ならハイボール、冬にはお湯割りである。そのカレーの前のポテトサラダとウィスキーのお湯割りの相性は異常に良かった。そしていまだ20時になる前に寝室へと向かう。
朝飯 湯豆腐、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ
昼飯 素麺(あつもり)
晩飯 “neu frank”のコーンビーフを添えたポテトサラダ、カレーライス、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」