2024.12.3 (火) 遂に分からないまま
長男と嫁のモモ君が来年の予定を立て始めている。そのうち「健康診断は3月4日」という声が聞こえてきたから、今は事務机に平置きしている来年のカレンダーの3月のページを開いて「オレはその日は無理だわ」と、口を挟んだ。当日は、僕はタイの最北部にいる。しかし健康診断の日程を変えてもらおうとは思わない。それを請け負う医療機関をひとりで訪ねれば済む話である。
瀧尾神社の春季小祭は多分、2月25日。その日もまた、僕はタイの最北部にいる。町内の会計係として月末に町会費の受け取りをする仕事もできない。各地区委員長には、それを3月の上旬に延ばしてもらうことになるだろう。
会社や地域の組織に属す、そういう義務や義理から離れられるのは、生老病死のうちの「老病死」のいずれかに見舞われたとき、ということになるだろうか。生きたまま、あるいは元気なまま義務や義理から解放されるには出家しかないのだろうか。しかし出家には出家の苦労もあるだろう。山頭火や放哉のような生き方は、とてもではないけれど、僕にはできない。
夜が明けて、するといくらもしないうちに空は美しい群青色を失い、白んでくる。「白んでくる」といえば聞こえは良いものの、要は白茶けてくる。その白けた空が別の美しい青を取り戻すには、太陽の出現を待つ必要がある。それがいつなのかはしかし、朝日の直射を避けるためカーテンを降ろしているから、遂に分からないままなのだ。
朝飯 蓮根のきんぴら、玉子焼き、菠薐草の胡麻和え、揚げ湯波の甘辛煮、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、けんちん汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 めかぶの酢の物、蛸ぶつ、明太子、なめこのたまり炊、すき焼き、「原酒造」の「越の誉JUNMAI ROCK無濾過生原酒」(冷や)