2024.11.7 (木) 初冠雪
土井たか子と無名の男がリングの上に対峙し、今まさにボクシングを始めようとしている。僕には背を向けているため、男の顔は見えない。という夢を見ながら目を覚ます。素っ裸である。きのう風呂に入ったか否かの記憶も無い。
「飲んじゃ日本酒がいちばん美味いわな」と言う人がいる。僕は必ずしもそうは思わないけれど、きのうは日本酒が捗った。多分、いつのものか知れない朝鮮の徳利と、薄い織部釉の猪口の組み合わせが良かったのだ。
天気も上々であれば、朝食の準備をはじめる前に屋上へ上がる。雲間に男体山の初冠雪が望める。ひとつ下の4階へ戻ってテレビの電源を入れてみれば、何と富士山の初冠雪の観測も、今朝だという。11月7日の富士山の初冠雪は、130年間の観測史上もっとも遅いものとも、気象予報士は伝えていた。これから訪れる冬の気温は一体全体、どのような具合になるだろう。
日中、店のキャッシュレジスターの100円玉と10円玉と5,000円札が何度も少なくなって、事務室の金庫から忙しく補給をする。「人はときおり、目に見えない何者かからの指令により同じ行動に及ぶ、そう考えたくなることは結構、多い」と、先月23日の日記に書いた。今日もそのような指令が天から降ってきて、電子決済より現金、それも1万円札でお支払いになるお客様が増えた。まぁ、そんなこともないだろうけれど、明日は釣銭を得るため、銀行へ行くことになるだろう。
朝飯 茄子とパプリカの味噌炒り、納豆、牛蒡と人参のきんぴら、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 蒲鉾、鰤の蕪鮨、手巻き鮨、「小泉酒造」の「東魁盛ゆめかなえ純米吟醸」(燗)、“Chez Akabane”のチョコレートケーキ、Old Parr(生)