2024.10.26 (土) 避けるか絞るか
「今しがた道の駅に立ち寄ろうとしたけど、駐車場が満杯で…。せっかく来たのに…。なにか方法はありますか」と日中、お客様に訊かれる。周辺に点在する別の駐車場をご案内しつつ「週末は、あそこはいつも一杯で」と言葉を添えると「その週末にしか来られない」と、お客様は苦く笑われた。
この日記にいくら書いても心に留める人はいないだろうけれど、日光に「せっかく」来るなら、観光シーズンの週末は避けるべきだ。観光シーズンの週末に来るなら「どこへ行きたい」とか「なにを見たい」などの希望をとことんまで絞るべきだ。この、僕からすればごく簡単なことのできない人のあまりに多いのはなぜだろう。
本日「汁飯香の店 隠居うわさわ」に12時30分にご予約をくださっていた13名の団体様は、渋滞に阻まれて、それでも30分の遅れでお着きになった。しかし先を急ぐとのことにて、いまだ食事を終えていない方がいらっしゃるにもかかわらず、気が急いて靴を履き、庭に出てしまわれた方もいらっしゃったと、後から聞いた。
僕の知る限り、中国、韓国、日本など東アジアの人たちは、短い日程の過密で忙しい旅行を好む。日常を忙しく働きながら、旅先でもなお忙しく動こうとする。その気持ちが僕には分からない。
夕刻、2週間の日程で日本を回っているという、アメリカ人の5人様に漬物を買っていただく。僕より20歳ほども若い現役世代であれば、2週間が旅行に割ける限度なのかも知れない。2019年3月10日にバンコクの屋台で僕に話しかけてきたドイツ人の爺様は、ラオスとカンボジアとタイを7週のあいだ旅してきたと語った。「オレもそのくらいは行きてぇよなー」とは思う。
朝飯 炒り豆腐、菠薐草のソテー、スクランブルドエッグ、炒り昆布、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、豆腐と得若布と長葱の味噌汁
昼飯 にゅうめん
晩飯 ごぼうのたまり漬、夏太郎らっきょう、茹でたブロッコリーを添えた蒸し鶏、「百徳食品公司」の豆板醤とコモトリケー君行きつけのムーサップ屋のナムチム、麦焼酎「こいむぎやわらか」(お湯割り)、シュークリーム、Old Parr(生)