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清閑 PERSONAL DIARY

2024.10.22 (火) 密度

田中一村の名は知っていたものの、その絵の実物に触れたことはなかった。それを観るため上野駅の公園口を昼前に出る。公園の、人種年齢を問わない人の数は大変なもので「きのうの銀座より、よほど人の密度が高けぇじゃねぇか」と、大いに驚く。

東京都美術館には、しばらく前にも来た記憶がある。そのときには何を観たのだったか。食堂で何かを食べたような気もする。あるいは一昨年の夏におなじ上野の東京国立博物館平成館を訪ねた、そのときの記憶が曖昧な形で残っているのだろうか。

「田中一村展」は出品点数の多さに加えて観覧客の数も馬鹿にならず、すべての作品を観、またすべての解説のほとんどの文字を読みつつ出口に到ると、2時間40分が経っていた。

午後、おなじ台東区内で「あなたの血管年齢を測定します」というブースの人に声をかけられ、言われるまま右手の中指を差し出す。ディスプレイには何やら分からない波形と僕の1分間あたりの心拍数が現れ、やがて僕の血管年齢は41歳と出た。何年か前に日光市内の病院で薦められて計ったそれは「年齢相応」というものだった。「41歳」は、いささかできすぎだろう。

早めの晩酌は御徒町にて。そこから地下鉄で浅草に移動をすると、17時ちょうど発の下り特急には5分だけ遅かった。よって駅ビルの上の本屋で時間を調整し、17:59発のそれに乗って20時前に帰宅を果たす。


朝飯 「ドトール」のチーズインミラノサンド、コーヒー
晩飯 「もつ焼でんアメ横店」のあれやこれやそれや、他あれこれ、梅割り焼酎


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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