2017.7.8 (土) 八坂祭(千貫みこし)
店の駐車場の南東の角に、紅葉の木がある。この足元の直径2メートルほどの土には、特に丹精をしているわけではないけれど、季節により様々な花が咲く。今は桔梗が盛りだ。誰かが植えたものか、あるいは鳥の運んだ種が育ったのか、については知らない。地味な花ではあるけれど、これを目にした人はいっときではあっても心を休ませられそうなその姿を、僕も日に何度かは眺める。
今月の1日、店の前にお祭の赤柱を出した。八坂祭のはじまる1週間も前から、ウチはその赤柱に提灯を提げ続けている。提灯に描かれた日の丸と「奉祝」の文字が、店の景色を賑やかにしてくれるからだ。
総鎮守・瀧尾神社の、いつもは18時の閉店を過ぎてから上がってくる千貫御輿が、今日は予定より早く17時30分には着いてしまうと、大集団の露払いをしているらしい「魚伸」のオーシマさんが走って知らせに来る。「日本で一番、重い」とタナカノリフミ宮司が豪語する御輿がウチの駐車場でひと休みをしてくれるなどは大変な名誉のため「どうぞ遠慮なく」と返事をする。
警笛とかけ声が、追分地蔵尊のある小倉町から春日町へと、徐々に近づいてくる。お客様には事情をご説明し、クルマは端の方に駐めていただく。
千貫御輿はしばし休憩の後、ふたたび日光街道へ出て、瀧尾神社を目指して去って行った。八坂祭は、まだまだ終わらない。
朝飯 「なめこのたまりだき」の玉子かけごはん、胡瓜のぬか漬け、生のトマト、豆腐と揚げ湯波と三つ葉の味噌汁
昼飯 「やぶ定」の夏蕎麦の盛り(大盛り)
晩飯 “TIO PEPE”、トマトとアボカドのサラダ、夏野菜のスパゲティ、鶏の塩レモン焼き、“Petit Chablis Billaud Simon 2015”