2024.9.22 (日) 宇都宮餃子
3時台の起床。食堂にある3枚の窓のうち2枚を開けて日記を書く。また、インターネットを使ってあれやこれやする。5時を前にして素足に寒さを感じ、窓を閉める。食堂の隅には冬のあいだ使っていた足温器が片づけずにある。それを足元に引き寄せようとして、さすがにそれは止める。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだ。いまだ鳴いている虫を健気に思う。
店を開けていくらも経たない8時35分ころ、隠居の家内から電話がかかる。1週間前から満席の「汁飯香の店 隠居うわさわ」に「きのう確かに予約を入れた」とおっしゃるおふたりが見え、玄関で押し問答もできないからどうにか席を作ってお上がりいただいたけれど、どういうことかという。
電話を切って調べてみると、そのご予約の日付けは来週の29日になっていた。週を間違えての予約は頻繁に起きることではないものの、皆無でもない。
開店の直後こそ傘を必要としないほどだった雨は、午前の中ほどに激しくなった。傘があっても外へは出たくないほどの、それは勢いだった。しかしいつの間にか止んで、午後には日さえ差してきた。どうにも妙な天気である。
「宇都宮の餃子は、どこで食べても美味しいんですか」と、夕刻にお相手をさせていただいたお客様に訊かれる。長嶋茂雄ではないけれど「うーん、どうでしょう」と、僕は言葉を濁さざるを得なかった。「このちかくにも美味しい餃子はございます」というのは模範解答ではない。お客様は「宇都宮」で餃子をお召し上がりになりたいのだ。
僕が二十代のころは、現在の有名店でも小さな駐車場には難なくクルマが駐められ、すぐに食べることができた。連休中の待ち時間は多分、1時間を超えるだろう。
朝飯 茄子とパプリカとピー麺の味噌炒り、ほっけの塩焼き、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と長葱の味噌汁
昼飯 茄子の味噌炒りと胡麻のつゆの素麺
晩飯 トマトとベビーリーフのサラダ、ブロッコリーのソテーとたまり漬によるソースを添えたビーフステーキ、Bodega Contador PREDICADOR 2015、梨