2024.8.20 (火) 仏陀を買う
南東に面した窓を先ずは開け、今度は北西に面した手洗いと風呂場の窓を開ける。その朝、風が家の中を吹き抜けるかどうかは、その手洗いの窓を開けた瞬間に分かる。今朝の風の通りは上々。しかも涼しい。からだは心地よいものの「まだ秋にはなってくれるなよ」とも思う。
仏様のお下がりには御利益があるとか何とか言われて、小さなころは仏壇に供え、やがて冷えたごはんをときおり食べていた。そのごはんは線香の匂いがした。ということは、そのころはごはんと線香を同時に供えていたものと思われる。仏壇のあれこれを僕がするようになってからは、線香は、お茶や水や花と共に、起きて20分以内には供えてしまう。今朝、それをし終えたのは4時20分だった。
仏壇には、オヤジが亡くなったとき、ある人の口利きで買った木彫りの仏像が置いてある。その座像を見て「ホトケサマも、座っていては仕事ができません。立像の方がよろしいですね」と言った人がいる。その人が開いて見せたカタログには、近藤紘一の「仏陀を買う」に書かれているベトナムの仏像ほどではないものの、ひどく俗っぽい何体かがあった。
植木等の、僧侶だった父は自分が管理する寺の仏像の頭を叩きながら「我々の拝むべきは、こんなものではない。この先にあるものを拝むのだ」と言ったという。
仏像は、ガンダーラのものと日本のものが最高と、個人としては感じている。
朝飯 刻みオクラの鰹節かけ、揚げだし茄子、揚げ湯波の甘辛煮を薬味にした納豆、目玉焼き、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、若布と万能葱の味噌汁
昼飯 揚げ湯波の甘辛煮と納豆のつゆの素麺
晩飯 南瓜のすり流し、麻婆豆腐、豆苗の油炒め、木須肉、焼きおむすび、胡瓜の中華風浅漬け、夏太郎らっきょう、「紅星」の「二鍋頭酒」(生)、“Patissier le son”のショートケーキ、Old Parr(生)