2024.8.9 (金) 繁忙へ向かって
早朝、食堂のテーブルであれこれをしつつ、僕の座る位置からは右手になる東の空をときどき眺める。起きた時間がそれほど早くなかったせいか、漆黒から藍色、藍色から群青、青、そして水色への移り変わりは、今朝は望めなかった。虫は夜も鳴く。鳥は日が昇ると同時に啼き始める。季節は虫の鳴くころが花、という気もする。
朝礼を終えた8時5分から9時30分のあいだに、道の駅「日光街道ニコニコ本陣」へ3回の配達を行う。昨年は、お盆の繁忙は8月の第2金曜日から始まった。平時はそれほど動かなくても、お盆には格段の売れ行きを示す商品がある。今年も備えあれば憂い無し、である。
雲はひとときもそこに留まっていない。日光連山の上空に高々と立ちのぼった白く光る積乱雲を画像に収めたいと考えても、見る間にその手前に黒い雲が広がったりする。気温はせいぜい30℃くらいのところだろうか。
夕刻の弱い雨は、長くは続かなかった。濡れたアスファルトは、すぐに乾いた。食堂の窓を開け、夜へ向かいつつあるときの空気を感じつつワインの栓を抜く。荷風はいまごろの時刻をどう書いたか。「燈刻」ではなかったように思う。
朝飯 菠薐草のソテー、揚げ茄子、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、ごぼうのたまり漬、メシ、茗荷と若布の味噌汁
昼飯 茗荷のつゆの素麺
晩飯 ベビーリーフのサラダ、パン、鳥とオクラのソテートマトソース、Chablis Billaud Simon 2018