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清閑 PERSONAL DIARY

2024.7.29 (月) ところのもの

「しばしばするところのもの」という、これは文節なのか、それより長い単位なのかは分かりかねるが、とにかく一昨日の日記には、その文字の連なりがある。僕が中学生のころ、関係代名詞を含む英文の和訳には上記の「ところの」という、聞き覚えのない表現がかならず用いられた。今はどうなのだろう。

試みに”the pen which I use everyday.”とGoogle翻訳に入れてみる。「私が毎日使っているペン。」と、たちどころにその和訳が現れる。「私が毎日使っているところのペン」とはならない。ということは、英語の教師が使っていた「ところの」とは、そのころの教育に限られたものだったのだろうか。

自分の旅の最中の英語を思い出してみれば、関係代名詞は見事に使わない。本来であればそれを入れるべきところでも、面倒だから飛ばして話す。それで通じてしまうのだから、仕方が無い。

神保町の岩波ビルの上階にあった英会話学校に通っていた20歳のころのこと。エレベータに乗ると、英国人の講師ふたりが”eny”を使うべきところに”some”を用いていて、いささか驚いた。驚いたとはいえ僕は楽な道へとは進まず、その後も”some”と”any”は使い分けている。あるいは上記のふたりは英語を母語とする人にのみ共通する感覚で、自然と”some”を選んだのかも知れない。

数年前までは、英語やタイ語の教則本を買うこともあった。しかしいずれも8、9ページから先へは進めないまま本棚の肥やしになっている。

脳の中に、英語の単語や表現は、もはや増えない。タイ語はいまだ、すこしは入る。入れないことには、特に田舎においては、行きたいところへ行けない、食べたいものを食べられない、ということが起きるのだ。


朝飯 茄子の揚げびたし、隠元豆の鰹節かけ、納豆、なめこのたまり炊、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん」、らっきょうのたまり漬「小つぶちゃん」、ごぼうのたまり漬、メシ、大根と若布の味噌汁
昼飯 揚げだし茄子のつゆの素麺
晩飯 隠元豆の胡麻和え、南瓜の甘煮、茄子の揚げびたし、牛蒡と人参のきんぴら、ミートローフとピーマンのソテー、メシ、梅干、たまり漬「七種きざみあわせ・だんらん}、「小林酒造」の「鳳凰美田剱」(冷や)


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上澤卓哉

上澤梅太郎商店・上澤卓哉

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